鄭銀淑(チョン・ウンスク)著、池田書店刊
韓国旅行に備えて読んだ書籍です。著者は、1967年、韓国ソウル生まれで、韓国の大学の修士課程を修了した後日本に留学し、1998年に帰国の後、執筆と翻訳を行っていると紹介されています。また、下記URLで見ると、著作以外に、コーディネイトや企画に活躍されているようです。
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URL => http://www.k-word.co.jp/
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さて、本書は、戦後の朝鮮半島の政治・経済の情勢を時代毎に、様々な面から紹介しています。読んでいて耳(?)の痛い記事があるものの、著述は冷静で偏っておらず、事実を事実として記述しています。最後に靖国問題についてコメントしていますが、それさえも、韓国人にとって靖国問題がどう感じているかを、短い文章で的確に書かれています。日本人からする「恨」に凝り固まっていて、もう勘弁してくれ、という感情を持ちがちですが、かつては、文明の受け手であった日本に、植民地として統治されたという経験と日本人の尊大さが、韓国の人々に歴史に残る恥辱の念を刻み込んだのではないかと感じました。
韓国人が見たニュートラルな記事にあふれており、関心がある方には、一読をお勧めしたい著作です。
評価は4です。
韓国旅行に備えて読んだ書籍です。著者は、1967年、韓国ソウル生まれで、韓国の大学の修士課程を修了した後日本に留学し、1998年に帰国の後、執筆と翻訳を行っていると紹介されています。また、下記URLで見ると、著作以外に、コーディネイトや企画に活躍されているようです。
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URL => http://www.k-word.co.jp/
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さて、本書は、戦後の朝鮮半島の政治・経済の情勢を時代毎に、様々な面から紹介しています。読んでいて耳(?)の痛い記事があるものの、著述は冷静で偏っておらず、事実を事実として記述しています。最後に靖国問題についてコメントしていますが、それさえも、韓国人にとって靖国問題がどう感じているかを、短い文章で的確に書かれています。日本人からする「恨」に凝り固まっていて、もう勘弁してくれ、という感情を持ちがちですが、かつては、文明の受け手であった日本に、植民地として統治されたという経験と日本人の尊大さが、韓国の人々に歴史に残る恥辱の念を刻み込んだのではないかと感じました。
韓国人が見たニュートラルな記事にあふれており、関心がある方には、一読をお勧めしたい著作です。
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