読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

影絵の騎士

2009年06月24日 20時18分33秒 | ■読む
大沢在昌著、集英社刊。
大好きな大沢さんの新作をほぼ10時間で読了しました。大沢さんの作品に登場する主人公は、何れも陰がある人物で、読み始めるとすっかり惚れ込んでしまします。そして、言葉で勝負してゆくことが主でアクションは従です。実は、私の仕事でもやばいタイプの人たちがたまに登場するのですが、大沢さんの作品などで仮想的に慣れているので、先方の脅しの意図が読めることがあり実益があります。安全に相手を脅すには、共通の工夫があるようです。また、脅しの口上も驚く程似ています。
-----------------------------------------------
URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/大沢在昌
     http://www.osawa-office.co.jp/index.shtml
-----------------------------------------------
さて、本作はシリーズ2作目のようです。一作目も既に買い求めてありますが、まだ読んでいません。楽しみが増えました。小さな綻びから巨悪の構図を暴いて行く様が見事です。正直、読み終えてジーンと心に残る余韻はありませんが、主人公の生きる姿勢が、何となく私の生き方の指針として心に残るように思います。脇役の魅力も相変わらずです。大沢ファンには是非お読みいただきたいです。少しオマケして、
評価は5です。
追伸
大沢さんが、福井晴敏さんを評価したのもGoodだと思います。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 盲導犬クイールの一生 | トップ | クライマーズ・ハイ:DVD »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

■読む」カテゴリの最新記事