小泉武夫著、東京堂出版刊
著者が成長過程で味わった食べ物を、その時々の世相や食糧事情を交えて時系列で振り返っています。
著者の写真が表紙になっていますが、その他にも著者や家族などの写真が何枚も掲載されて、当時の雰囲気が伝わってきます。
好奇心と食欲が旺盛な著者が、好物に武者振り付いている様が目に浮かぶ様な記述で楽しめました。
小泉さんは私より九歳年長ですが、食の事情の変遷は大まかに同じなので、共感と郷愁の念が湧きました。
もっとも、著者は非常にワイルドで、蛙やザリガニを捕まえて食したとありましたが、私には到底出来ないことでした。
最後の「激変する日本の食文化への提言」は、コンパクトな記述で説得力のある主張で、「ごもっとも」という感じです。
----------------------------------------
○小泉武夫 ○小泉武夫食マガジン
----------------------------------------
評価は5です。
※壁紙専用の別ブログを公開しています。
〇カメラまかせ 成り行きまかせ 〇カメラまかせ 成り行きまかせその2
最新の画像[もっと見る]
- THE KILLER/暗殺者 1日前
- 写実絵画の魅力 世界初写実絵画専門美術館「ホキ美術館」に見る 3日前
- マッドマックス 怒りのデス・ロード 5日前
- アジア発酵紀行 1週間前
- シュリ 1週間前
- アマゾンに鉄道を作る 大成建設広く 電気がないから幸せだった。 2週間前
- シタデル ディアナ 2週間前
- 韓国人の作法 2週間前
- THE AGE OF TURBULENCE 3週間前
- 恋愛ワードを入力してください~Search WWW~ 3週間前
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます