読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

食でたどるニッポンの記憶

2023年07月02日 08時17分51秒 | ■読む

小泉武夫著、東京堂出版刊
著者が成長過程で味わった食べ物を、その時々の世相や食糧事情を交えて時系列で振り返っています。
著者の写真が表紙になっていますが、その他にも著者や家族などの写真が何枚も掲載されて、当時の雰囲気が伝わってきます。
好奇心と食欲が旺盛な著者が、好物に武者振り付いている様が目に浮かぶ様な記述で楽しめました。
小泉さんは私より九歳年長ですが、食の事情の変遷は大まかに同じなので、共感と郷愁の念が湧きました。
もっとも、著者は非常にワイルドで、蛙やザリガニを捕まえて食したとありましたが、私には到底出来ないことでした。
最後の「激変する日本の食文化への提言」は、コンパクトな記述で説得力のある主張で、「ごもっとも」という感じです。
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小泉武夫  ○小泉武夫食マガジン
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評価は5です。

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カメラまかせ 成り行きまかせ  〇カメラまかせ 成り行きまかせその2


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