スティーブン・ジョンソン著、朝日新聞出版刊
ガラス、冷たさ、音、清潔、時間、光の6つテーマそれぞれについて、人類との関わり、それにまつわり発見、発明のいきさつを取り上げ、それが社会、経済、文化に及ぼした影響を俯瞰して示しています。その成り行きに驚き感動しました。
本書の謝辞によれば、テレビシリーズのために、世界中の何十人という人々がメールとスカイで交わした議論を要約しているとのことです。いわば集合知とでもいうべきものでしょう。著者がその中心的な役割を果たしたのでしょうが、本書の完成には多くの専門家の協力があったようです。
取り上げられている素材自身が素晴らしい。例えば、全く平坦なシカゴが急速に発展したために、下水道を整備する必要に迫られ、排水源の建物を多くの人力でジャッキアップしてしまった話など、まったく「驚愕」です。その規模の大きさと持ち上げた建物の数と重さが半端ではない。
そして、それらが思い掛けない連鎖反応を引き起こして行く。その因果関係の発端と結果だけを見れば「風が吹けば桶屋が儲かる」のような様相を呈していますが、本書で示される因果関係を見て納得できました。
素晴らしい書籍です。
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URL => https://www.youtube.com/watch?v=mHdouERJUh8
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評価は5です。
※壁紙専用の別ブログを公開しています。
=> カメラまかせ 成り行きまかせ
=> カメラまかせ 成り行きまかせ その2
ガラス、冷たさ、音、清潔、時間、光の6つテーマそれぞれについて、人類との関わり、それにまつわり発見、発明のいきさつを取り上げ、それが社会、経済、文化に及ぼした影響を俯瞰して示しています。その成り行きに驚き感動しました。
本書の謝辞によれば、テレビシリーズのために、世界中の何十人という人々がメールとスカイで交わした議論を要約しているとのことです。いわば集合知とでもいうべきものでしょう。著者がその中心的な役割を果たしたのでしょうが、本書の完成には多くの専門家の協力があったようです。
取り上げられている素材自身が素晴らしい。例えば、全く平坦なシカゴが急速に発展したために、下水道を整備する必要に迫られ、排水源の建物を多くの人力でジャッキアップしてしまった話など、まったく「驚愕」です。その規模の大きさと持ち上げた建物の数と重さが半端ではない。
そして、それらが思い掛けない連鎖反応を引き起こして行く。その因果関係の発端と結果だけを見れば「風が吹けば桶屋が儲かる」のような様相を呈していますが、本書で示される因果関係を見て納得できました。
素晴らしい書籍です。
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