中村うさぎ著、文春文庫刊
いつもながらの痛快な中村うさぎさんの毒舌エッセイです。本書は夕刊フジに42回に亘り掲載されたものを書籍化したものだそうです。取り上げているのはデヴィ夫人に始まり、水前寺清子さん、和田アキ子さんを経て華原朋美さんで集結します。面白いのは、必ずしも罵詈雑言だけでなく、応援しているものもあることです。例えば、三田佳子さんが息子さんの保釈金500万円をさっと払ったことをバッシングすることが変だということを理路整然と言い立てています。これに限らず、取り上げる芸能人達に対する分析が的確です。悪口というよりも、取り上げた人の立場、役割、人柄、容姿などの要因に比し、本人の「らしくない」振る舞いや態度を取ることに違和感や苛立ちを感じる私達の心情を代表して述べている、といった感じです。まぁ、最大公約数の感じ方を開陳しているということでしょう。相変わらず軽い内容ながら、中村さんの鋭い感性ときっぱりした生き方が、マンマ表現されている著書でした。
評価は4です。
いつもながらの痛快な中村うさぎさんの毒舌エッセイです。本書は夕刊フジに42回に亘り掲載されたものを書籍化したものだそうです。取り上げているのはデヴィ夫人に始まり、水前寺清子さん、和田アキ子さんを経て華原朋美さんで集結します。面白いのは、必ずしも罵詈雑言だけでなく、応援しているものもあることです。例えば、三田佳子さんが息子さんの保釈金500万円をさっと払ったことをバッシングすることが変だということを理路整然と言い立てています。これに限らず、取り上げる芸能人達に対する分析が的確です。悪口というよりも、取り上げた人の立場、役割、人柄、容姿などの要因に比し、本人の「らしくない」振る舞いや態度を取ることに違和感や苛立ちを感じる私達の心情を代表して述べている、といった感じです。まぁ、最大公約数の感じ方を開陳しているということでしょう。相変わらず軽い内容ながら、中村さんの鋭い感性ときっぱりした生き方が、マンマ表現されている著書でした。
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