岩井志麻子著、角川ホラー文庫刊。
岩井さんの作品を読むのは初めてです。本作は第6回日本ホラー小説大賞と第13回山本周五郎賞を受賞しており、ホラー小説としての価値があり、同時に人間存在の根源を垣間見せています。因みに表題の「ぼっけえ、きょうてえ」は「チョー、コェー」てな意味の岡山弁だそうです。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/岩井志麻子
http://www.shimakoteikoku.com/blog/index.html
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作品は、「ぼっけえ、きょうてえ」「密告函」「あまぞわい」「依って件のごとし」という四編の短編集です。いずれも、男女の性の深淵を覗かせる恐ろしい空間が紡ぎ出されています。心の闇こそは人が作り出すものであることが実感できる作品です。
ネットで見る限り、岩井志麻子さんは、かなり露悪的なお人柄のようにお見受けしますが、これだけ心の闇を表現できる方なので、常人には窺い知れない感性をお持ちなのだと思います。定めし”熱い”心の方なのでしょう。
評価は5です。
岩井さんの作品を読むのは初めてです。本作は第6回日本ホラー小説大賞と第13回山本周五郎賞を受賞しており、ホラー小説としての価値があり、同時に人間存在の根源を垣間見せています。因みに表題の「ぼっけえ、きょうてえ」は「チョー、コェー」てな意味の岡山弁だそうです。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/岩井志麻子
http://www.shimakoteikoku.com/blog/index.html
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作品は、「ぼっけえ、きょうてえ」「密告函」「あまぞわい」「依って件のごとし」という四編の短編集です。いずれも、男女の性の深淵を覗かせる恐ろしい空間が紡ぎ出されています。心の闇こそは人が作り出すものであることが実感できる作品です。
ネットで見る限り、岩井志麻子さんは、かなり露悪的なお人柄のようにお見受けしますが、これだけ心の闇を表現できる方なので、常人には窺い知れない感性をお持ちなのだと思います。定めし”熱い”心の方なのでしょう。
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