夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

秋の足音    いすみ市岬町

2007年09月06日 14時33分35秒 |  岬な日々

もう、秋の訪れをお届けする季節になりました。
  今回は一連のレンズテストを兼ねて、お送りします。
  特段に断りのないものはタムロン SPAFDi200-500のものです。
  (トップはニッコール70-300AF)



いすみ市岬町。
この町の自然の中にも、少しづつ秋の色が染みこんできています。



夏の深緑が、少しづつ黄色を加えてきています。



まだ、本格的な秋の色にはもう少し間がある。



でも、あと数ヶ月で厳しい冬、そして新しい生命へとのバトンタッチの時期ですね。

         (ニッコール70-300AF)

それにしても、この時期の秋の色はなんとなく暖かい。



もちろんまだ夏の名残が残っています、
まだ、これから子孫を増やすものもたくさんあります。



そして目を楽しませ、


        (ニッコール70-300AF)

味覚までも楽しませてくれるものも



自分の生涯に満足し、使命を終えた安堵感なのでしょうか?



私は自分の生涯をこれほど満足し、安堵して終えることができるのでしょうか?
身の回りの草や木々が羨ましくさえ思えます。





呼ばれているのかな~  いすみ市椎木堰

2007年09月06日 12時19分38秒 |  岬な日々


そもそもの発端はなんだったんだろう。
一月くらい前の、洞庭湖にネズミが異常発生したというニュースだったのかもしれない。
洞庭湖ということで、中国の大詩人、屈原が入水自殺したところ。彼を探しにでた船が後々、私の郷里の竜船レース、ペーロンの始まりといったことや、ネズミを食べる地方に売った方がいいという部分で、私の最初の上司がネズミの料理の話をしていたことを思い出して、なんとなく心に引っかかっていた。
その数日後に岬へ行っていて、ふと洞庭湖入り口の看板を見つけ、あれっ、まさかここから中国へワープしていくんじゃないだろうな~って、、、
この辺から話がオカルト的になって行った。でも普段の私なら、その偶然を笑うことはあっても、こんな風には思わないよなって、今は考えています。

さらに数日して、気になっていた洞庭湖へ行って見た。その話は8月29日の日記「懸案 一つ解決」に書いていますね。
洞庭湖自体は、人の手が入りすぎて私の好みとは程遠いものだったけど、その直前にずっと気になっていた人の家を発見して、積年の懸案が解決したんだって喜んでいた。

その洞庭湖に手前に、椎木堰と中原堰というのがあり、特にこの椎木堰はとても雰囲がよく、妙に懐かしさを覚えるのです。



いいな、いいな~って思いながら帰宅して、また数日後、ふと見たHPにここの家が売りに出ている。
HPで見ると、とても小さな家だし、レストアが必要とのことですけど、前庭に桟橋がありカヌーかディンギーがあれば椎木堰にそのまま船を出せる。
岬の海の見える家って欲しいんですけど、海風で家がすぐにぼろぼろになる。それにくらべれば、こちらは海側には丘を抱えているので直接の海風はないし、湖に直結しているので、水の風景は満点。
欲しい~って悲鳴が上がってしまったけど、岬の家から車で10分もかからないところ。こんなところにもう一軒家を買っても仕方がない。岬から移転するには岬が気に入りすぎている、、、、って、諦めました。

その椎木堰になんどかレンズのテストを兼ねて行ってみて、湖の反対側に鳥の影が多く、あちらに行ってみようと、車幅ぎりぎりの道を車を走らせました。
トップの写真の一番奥の左側なのです。



その道の突き当たり、湖に張り出した小さな岬のようになっているところに、ありました。あの家が、、、
確かに家は小さいけど、東から南向きで、湖まで10メートル、それも自分の庭です。目の前は一番広い形で椎木堰が広がっています。
うぅう~、また物欲が目覚めてきた。。。



さて、ここから話がもっとオカルト的になります。
もう少し奥まで行ってみようと、この家をでて少し広い道路にでると、そこは私がいつも梨や栗を買っているお店があります。
そこを左折して、また湖の方へ左折しようとしてふと気がつきました。
なんとここはコノハナサクヤヒメを祭る祠の足元になるんです。
岬に来て来て以来、とても気にしている祠。何度か訪ねています。
ここから見る東浪見の海岸もなんとなく懐かしい。心嬉しい風景なのです。
私の背後霊は木花咲耶姫だって、訳の判らない日記をたくさん書いている私としては、無視できないですね。

因縁を感じながらも、ずんずんと車を進めますと、いますよいます鷺や鴨などの水鳥が群れをなしている。
それに近くのとんぼ沼には白鳥が来るのだそうで(去年は20羽来たそうです)、白鳥ならむしろこちらの方が生息しやすいだろうから、絶対にこちらにもいるはず。

おまけに岬に来るといつも立ち寄るシーソングはここからすぐ傍。東浪見の海岸にも5分もかからない。下の写真は木花咲耶姫の祠ではなくてシーソングへの途中にある祠です。



花も自然も、鳥も、、、、、
被写体には困らない場所。
家の中にカメラを据えれば、よりどりみどりで撮れるのがいいですね。

なんとなく自分としては強引に鳥用のレンズを買い。
岬に来て見れば、この調子。
主なことだけを思いつくままに書きましたけど、ちょっとした違和感? みたいな誰かに踊らされているような感じがするできごとってもっともっとあるのです。
なんだか全てが木花咲耶姫のお呼びを受けているような感じ。

でもな~
あっちに行くのは、招待券で簡単に行けそうですけど、片道切符だって噂だし、、



紫陽花 再々

2007年09月06日 10時36分15秒 |  あなたの鼓動、華


8月20日の「夏の終わりに」にも登場していますこの紫陽花。
考えてみれば8月の16日に切って水に挿したのです。
その後も、あの異常ともいえる夏の暑さ(特に岬はいなくて閉めていると極端に暑くなるのです)に耐えて、よくもっています。

9月5日に撮影

台風直前の太東漁港

2007年09月06日 10時11分12秒 | 日記


5日のいすみ市岬町太東漁港の様子。
なんとなくぼけているのは、波しぶきの性。
とはいってもこの撮影場所からほんの数十メートルおりれば海岸、砂浜にそってさらに数百メートル歩いていけばもっと迫力のある波しぶきをとることができるのだろうけど、私の写真としてはこれが限度。
機材は別に惜しくない。
それがほんとうに素晴らしい波しぶきであれば、別に死ぬことが恐ろしいわけじゃない。
でも単に自分の楽しみのために、もし遭難して他人を命の危険に巻き込む危険を冒したくないだけ。

この辺にはサーファーがたくさんいる。
海外のサーフポイントを巡ったり、コンテストに出場したりしているサーファーもたくさんいる。
彼らにとってはこのくらいの波は全く問題にならないレベルのものかもしれない。
この防波堤の外側にもたくさん泳いでいるけど、写真を撮っていたときには周りが全体にぼんやりしてて、サーファーが泳いでいたことすら気がつかなかった。
もしかしたら顔見知りもそのなかにいたのかもしれない。
そらに消防団が待機しており、ヘリも警戒していたのでなんだろうと思っていたくらい。



私は原則として、国や法律で個人の自由を縛るのは好きではないし、最小限にして欲しいと思っている人間だけど、彼らがもし遭難したら、この辺の無関係な人たちまで救助に借り出されることもあるのだと思うと、法律でどうこうする以前に、もう少し良識を持った行動をして欲しいなと思ったりする。



サーフィン男性死亡=台風の高波にのまれる-福島 (時事通信) - goo ニュース

トビ  いすみ市椎木堰

2007年09月06日 01時54分15秒 |  岬な日々


京都の加茂川では数百羽のトビが観光客の弁当を盗んだりして問題になっているようですけど、東京ではトビを見ることが少なくなりました。

「とんびがくるりと輪を書いた」
高い空をゆったりと輪を描きながら回っている鳥ですね。
逆に言うと、写真を撮ろうとすると殆どがこんな風にシルエットでつぶれてしまいます。



実際にカメラを構えると結構難しいな~って思います。

トビはあの高い空から地上の小さな動物を見つけて、急降下して、餌をとると急上昇します。
羽をゆっくりと動かしながら、くるりくるりと回っているときとは大違いですね。




あっ、こっちを見た。
カメラは餌じゃないってば。