夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

ニリンソウ     た~ぃへん、遅れちゃった!

2008年04月18日 17時51分55秒 |  気になる詩、言葉
二輪草の 一輪すこし おくれけり
          岡林英子

東京の植物園ではニリンソウが咲いたというと結構大騒ぎでカメラマンがずらっとカメラを並べるようなことがあるのですけど、ところかわれば、、、
いすみ市岬町、、、こちらではありふれた雑草です。
岬に生まれた子達は脚光を浴びるチャンスがなくて可哀相。

家の近くで群落を見つけました。
注意してみたら、あちらにも、こちらにも、、
でも、ちょっと半日陰のような場所、特に今日などの春の雨の日、ニリンソウの真っ白な花は緑に映えてとても綺麗。



(でもすぐ傍には木苺の花、こちらにも同じセリフを伝えましょう。ボクちゃん多情多恨だからして、、、)
ところで、これはカジイチゴ?





図鑑などでみると二輪が一緒に咲いているの写真が多いですけど、群落を見ていると、二輪ともに咲いているのはむしろ少数派。一輪は遅れて咲いているのがおおいですね。でも寄り添って咲いているのはとても可愛い、、、


こちらは完全な付録;
オドリコソウ
いつもヒメオドリコソウやホトケノザをアップしていますけど、ご本家をアップしていなかったですよね。
華やかなっていうより、むしろしっとりとしてなんだか伊豆の踊り子ではない、岬の踊り子のような、、、どうみても浅草の踊り子ではないですよね。





故郷やどちらを見ても山笑う

2008年04月18日 00時54分12秒 |  気になる詩、言葉
故郷やどちらを見ても山笑う
          子規


本来はもうちょっと早い時期の季語なのでしょうか。
でも、何気ない山の風景がとても生気に溢れ、軽やか。
今日は雨の日でしたけど、それでも山は笑ってくれました。

山笑うは

春山淡治而如笑
    郭熙
(春山は淡治にして笑うが如く)

から来た言葉ですが、ほんとうに新芽から花の時期の山の華やかな移り変わりをいい得て妙という感じがしますね。