夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

地デジ

2010年12月07日 14時06分17秒 |  これがまあつひのすみかか我が日本
いすみ市には3っつの地デジの中継局があります。
昨日、その最後の中継局、岬局が試験放送を開始しました。
でも、岬町鴨根、、、私のいるところでは結局全部だめでした。

設計段階から、総務庁のデータでは鴨根一帯はサービスエリアから外れているのですから、想像通りなんですけど。

先日デジサポに連絡を入れていたのが今朝、回答がありました。
本放送が年末になるので、それが始まってから、電波状況の調査を行う。
その結果を踏まえて、協議会の方で難視聴地帯の線引きを協議するとのこと。
調査が来年初め。協議会に出され結果が出るのは不明とのこと。

でも、同じ鴨根でも、一部は中継局がまだ工事中だったころに「新たな難視聴地帯」としてホワイトリストに載せられているのです。これは変ですね。

ホワイトリストに載ると、衛星を通じた難視聴地帯向けの放送の受信申請ができるようになるし、衛星アンテナがなければそれも貸与するということになります。
また衛星放送は2015年までの暫定処置なので、その間に、共同アンテナを立てるとか、、地元と協議するという話でした。
共同アンテナを立てる場合は、その一部をデジサポで負担してくれるのですけど、箱根の友人のところでは個人負担が初期分で20万位、その後月々の支払いが1-2000円くらいといっていました。

現在、家には光回線が入っていますので、これなら光テレビを契約する方がお得になると思われます。
光テレビは、近所の電気店では2月の初めにサービス開始という張り紙がしてありました。



地デジの工事が始まったころの総務庁のデータには、NHK調べとして、いすみ市全体で難視聴所帯は1と出ていました。
こういうデータが欲しいということで、数字を甘く見積もった典型みたいな数字ですね。
その後も、難視聴所帯は年を追って増え続け、今やいすみ市だけで3千所帯位の難視聴地域があります。人口が4万規模の町で、やや1万位の人が難視聴地帯に住んでいる、、、、
でも、これっていすみ市だけの問題じゃない。
日本は起伏の多い国ですから、いすみと同じような問題を抱えた所って想像以上に多いのじゃないでしょうか。


不確かな、都合のよいデータで物事をスタートする、、、
日本の行政のいつものことですけどね。


それに振り回される自治体もかわいそう。
いすみ市では巨額な投資をして、難視聴地帯の解消のために動いています。

初しぐれ猿も小蓑をほしげ也  山茶花

2010年12月07日 11時11分30秒 |  気になる詩、言葉


初しぐれ猿も小蓑をほしげ也

       芭蕉


師走に入って東京は暖かい日々が続いています。
記録的な暑い日、10度近くも低い翌日には、天気予報が「これで平年並みです」って伝えていました。

こんなに暖かいと、初しぐれ、、、、
今年はいったいいつ初しぐれだったんでしょうね、、、
お猿さんも、蓑を貰い損ねたでしょうか。

夜来、霧のような雨が降っておりました。
でも、寒くはない。
遅い外房海岸の紅葉が余計に華やかさを加えて、
なんだか、春雨じゃ、、、ってセリフが聞こえそう。

山茶花も今を盛りと咲き誇っています。



いえ、山茶花は来年まで周りを花びらのじゅうたんにして咲き続けるのですけど、
まもなく、椿が咲きだすと、みんなの関心がそちらに移ってしまう。
可哀想な花なのです。




まもなく、水仙も咲きだしますね。
冬の花には、芯に秘めたなにかがあるようで
好きです。