夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

山を渡り また山を渡る  千葉県の原爆医療

2012年06月06日 09時28分58秒 |  岬な日々


鴨川へ通院したのは、この月曜日のことでしたが、今日もまた、おいちゃんは検診。もっとも今日は鴨川の手前の勝浦と言うところの保健所まで行くのだそうです。

野を越え、山を越え、木々の間を踏み分けて、、、



なんてことはありませんですよ。

岬から勝浦までは国道を走って30分。
それほどの距離ではありません。
窓の外の景色を楽しんで



足元の花に今日はなんて言っていれば



気がつかないうちに、勝浦に着いちゃう。



なんて、行政の人は、思うのででしょうね。



でもね~ おいちゃんは思います。
今日の検診は、原爆検診。
たぶんおいちゃんが一番若いんです。
被爆者の方々は、ほとんどが80歳、90歳なんです。
それで、病気を併発していたりして、、、、
そのための検診なんですから。

それに、原爆手帳を持っていれば、治療費の補助が出るんですけど、手帳の住所変更とか、その他の変更手続きや、医療費の補助の申請、なにかあれば毎回、勝浦まで出かけなければならないんです。
体の悪いお年寄りには難しいのですね。
それに、医療費の補助を自動的に受けられる病院(原爆被爆者指定医療機関)なんていうのがあって、千葉県のHPにも原則指定医療機関で診療を受けなさいって書かれているんですけど、保健所の担当者だってどの病院がそうなのかリストすら持っていない。千葉県のHPにもリストがありませんね。(住所変更の時に担当者に指定医療機関のリストを貰えるかってきいたらもってませんでしたもんね)

早い話、おいちゃんはいすみ市に住所を移してから、住所を届けるのを諦めていたんです。車がなければ、駅まで歩いて行って、勝浦往復なんて無理。諦めてしまいますね。わずかな補助の為に、勝浦まで往復する手間とお金が無駄だからってね。
でも去年心臓発作を起こして、鴨川まで定期的に通院しなければならなくなって、やっとその途中にある勝浦で住所変更の手続きをしたんです。

検診なんかももっと一般の病院で見られるところを増やして欲しいし、神奈川県のように、行政と医師会が話しあって、域内のどの病院でも、手帳を提示すれば医療費の補助が病院の窓口で済むようなシステムがあれば、毎月勝浦まで補助の申請に行かなくってもいいのに。
横浜のように窓口の区役所が申請すれば健康手当てが受けられるけどとかアドバイスしてくれ、(もっとも当時は、仕事をしていて収入もあったし、特に健康に際立った不安はなかったので、お断りしたんですけど) マッサージの補助だとか、交通機関の無料パスなんてもらえるような贅沢は言わないけど、、、、

今日のお目覚  Today's wake-up sweet  スイカズラ Japanese Honeysuckle

2012年06月06日 08時46分00秒 |  あなたの鼓動、華


スイカズラ(吸蔓、 忍冬)
先日までのアプローチの蜜柑の花の匂いが薄れていくと、この吸蔓の匂いが、特に夜に家に帰って来た時に玄関に満ちています。とても甘い、いい匂いですね。
英名のHoneysuckleもそれを言ったのだと思います。
日本を含む東南アジア原産なのだそうです。英名にも、学名(Lonicera japonica)にもJapanが入っているのは日本経由でヨーロッパへ紹介されたのかな?
今や、ヨーロッパの樹木に絡みついて、大問題になっているのだそうです。

Honeysuckle、、、蜜を吸う
吸蔓の名前の由来も、子供たちが花の蜜を吸うと言うところから来たと言う説があるそうです。