夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

今日のお目覚 ユウゲショウ

2016年06月11日 08時01分13秒 |  あなたの鼓動、華


昨日は素晴らしい晴れ。
厚手の衣類、大物を含め、なんと、洗濯機を5回も回しちゃいました。
普段は、コインランドリーで済ませちゃいますので、洗濯機さんびっくりしたでしょうね。。。。。
腰痛になってなきゃいいけど。

でも、私の小さなころって、洗濯機なんてなかったのですよ。
これらを手で洗っていた母親の時代って、ほんと大変だったんですよね。

てなことを言いながら、写真は何の関係もない、赤花のユウゲショウ。
だって、梅雨の晴れ間って、主夫は家事で忙しいんだもん。

今日のお目覚

2016年06月10日 09時25分26秒 |  岬な日々


ここんとこ梅雨の話題ばかりです。
前にも書いたことがあったと思いましたけど、パーティで「天気とネクタイの話ばかり」するっていうのはいかに話題に乏しい人であるかってことを言っているのですね。
梅雨になると、雨が降っただの、曇っただの、蒸し暑いだの、、、、それしか書くことのないおいちゃんは、話題に乏しい人の典型なのでしょうね。。。。
だって、他に思いつかないもん。

ってことで、今日はその辺の詰草。
話が詰まっちゃったからね~


さらにさらに、、ってことで、今日は薄日で陽が射しております。蒸し暑い。え~~っと、その他、、、
やっぱり思いつかないや。

おあとがよろしいようで。

今日は「本格的な雨」なんだそうです。梅雨だもん、没法子

2016年06月09日 01時49分27秒 |  岬な日々


日付が変わりました。昨日までは梅雨入りしたとはいえ、曇りの空、小雨が時折ぱらつく程度、薄日が射したり、青空になったりの日々でしたが、今日は「本格的な雨」なんだそうで。チビ太様の散歩に付き合わされる身としては雨はあまり歓迎しないのですけど、梅雨には雨が降らないと、あとあと困りますもんね。仕方なし。没法子。



あらら、、
これをアップして、Yahooの天気予報を見てみましたら、0時、6時、9時のところに「弱雨」の予報。後は曇りでした。ということは、今までと大して差がないじゃありませんか。
お江戸と、キョンぞ住む都の巽とは違うのでした。。。。ごめんなさい。
そして、お休みなさい。

今日のお目覚 梅雨時の朝は

2016年06月08日 07時50分03秒 |  あなたの鼓動、華


今朝の空も雲が厚くかかっています。
梅雨ですね。
でも、少しの雨は降ったみたいですけど、梅雨らしい雨はまだないですね。

でも雨時のじめじめした湿気ではなく、どっかさらっとしているのは、とても気分がいい。
どちらかというと、ウエットな人間なもので、、、

言問はぬ木すら紫陽花

2016年06月07日 09時40分27秒 | 日記



言問はぬ木すら紫陽花 諸茅等(もろちら)が
     練の村戸にあざむかえけり
       大伴家持
       万葉集 4-773

なんだか知らないけど、雨っぽくなったら、途端に万葉集だの、和歌の歌人の話ばかり出してきますね。
浅茅原 つばらつばらにもの思へばとか
道の辺の荊の末に延ほ豆のとか、
玉の緒よ絶えなば絶えねは式子内親王のお詩で、藤原定家を頭に置いたものでしたよね。

今日もまたまた、万葉集。
大伴家持って、勅撰集のあの尊厳なる歌集の中に、恋の戯れ詩をいくつも載せているんですよね。
有名なのは合歓の花を巡って
紀郎女が 
昼は咲き夜は恋ひ寝る合歓木の花 
    君のみ見めや戯奴さへに見よ

って贈って、家持が
吾妹子が形見の合歓木は花のみに
  咲きてけだしく実にならじかも
って返して、、、
これ以前にも書いてますので、リンクを張っておきますね。

紀郎女との戯れ詩の応酬はこのほかにもいくつかありますよね。先日茅の写真を載せましたけど、私が採ってあげた茅、ちゃんと食べてね、、、って紀郎女が贈ると、あんたの茅、食べてみたけどちっとも太らないよ、、、なんて返事していたり、、、
もっと熱情的なものもいくつもありますよ。
まぁ、お暑いことで。。。




でも、坂上大嬢との間にも同じような戯れ詩の応答があるんですよね。
その一つがこれ、言問はぬ木すら紫陽花の詩なんですね。
凄くわかりにくい詩ですけど、
物を言わない木でも 紫陽花のように心変わりする。だから私が諸茅等の(ものを言える)人に騙されちゃったのは(当たり前だね)ってことなんでしょうかね。



紫陽花って花の色が変わっていくので、嫌われちゃったってのが通説みたいですけど、寛容になってきている今の人の目から見ても、もっとおおらかだったあの時代の人が、「心変わり、、駄目」って、それが通念であるってのがちょっと驚きです。なんせ、三日も相手の女の子のところに通っちゃったら、相手の親が「家の婿」ってお披露目してくれる。別れたきゃ、通わなきゃそれで終わりって世でしたからね。私は生まれてくるのがだいぶ遅すぎた。この辺のこと書いていたはずだけど、三日夜餅で検索かけてもヒットしなかった。見つかったらリンクを貼っておきますね。(見つけました。リンクは上に貼っておきます)




     

関東の梅雨入り

2016年06月06日 23時37分35秒 |  岬な日々


関東も梅雨に入りました。
これからしばらくの間はこんな景色も見ることが少なくなりますね。
明日は、雨がちの、蒸し暑い一日との予報。

ただでさえ湿気の多い我が家、冷蔵庫のジャムもあっというまに黴てしまいます。
私の脳もだいぶ黴に食べられているような気がしますが、全部食べられてしまうまでにはもうちょっとありそう。
そうなったら、食べられてしまったことにも気がつかないのですね。
それまではブログも頑張らなきゃ。。。


今日のお目覚  浅茅原 つばらつばらにもの思へば

2016年06月06日 09時28分35秒 |  気になる詩、言葉


今朝、読者登録していただいた方が万葉集を引用していることに言及されていて、、、、
おいちゃん、すぐに天に昇っちゃった。。。。
あ~ぁ、ほんと、馬鹿と煙は、、、、あんな高さに昇っちゃったのを引き戻すの大変なんだから、
だってチビ太、肩の高さ40センチしかないんだし。



なんてことは言わないで、万葉集、万葉集。

茅(チガヤ)って結構万葉集にはポピュラーな題材だったんですね。
だって、どこにでもあるんだし。生えてくると、道路のアスファルトまで壊したりして、、、
だから、極悪非道トップ100選に選ばれちゃったくらい。(世界の侵略的外来種ワースト100 (IUCN, 2000) 選定種)なら、品種改良して砂漠に植えて温暖化防止に協力させればいいのにね~って思うのはチビ太くらいかな。

とにかく、万葉集のチガヤは(アサジ(浅茅)、チとか、チバナとか、ツバナとも呼ばれているそうですよ)どっちかというと物寂しいイメージを持っているんですね。これが一面に生えている状況ってのが物悲しい場所なんですかね。人手があるところなら、それでも刈り取られているけど、これが一面に生えているということは人でもない場所ってことなんでしょうね。

浅茅原 つばらつばらにもの思(も)へば
   故(ふ)りにし郷し思はゆるかも
       大伴旅人
       万葉集 3-333


チビ太の話はこれで終わってっと、おいちゃんにバトンタッチ。

ちなみに、時代はずっと下がるけど、雨月物語の浅茅が宿はやっぱり千葉県なんですよ。

さりともと思ふ心にはかられて
     世にもけふまでいける命か

妻の宮木が死に際に書き残した詩ですね。
それに対して勝四郎が詠んだ詩が

いにしへの真間の手児奈をかくばかり
     恋てしあらん真間のてごなを

真間の手児奈ねぇ~
知人の紹介で茶道具のコレクターのところに行ったのですけど、お師匠さんに同道をお願いしたら、お茶碗の一つを見て、これはどっかで見たことがあるって言いだして、家に帰って調べてみて、20年近く前に真間のお寺でコレクターの方の道具を使ったどこかのお流の御家元のお茶会があって、その時に出されたお茶碗だったって、、、
遠州さんの展覧会では、後ろを歩いていたもう80は優に超えたようなちょっとお年を召された婦人が二人、「このお茶碗、御家元が7年前の初釜で使われたものかしら」「よく似ているけど、ちょっと違う感じがする」なんて話されていて。。。 
私も、もう何十年も前の話だけど、すれ違った人から、胸に挿していた袱紗(2~3センチしか出てないはずなのに)「友湖さんのものですか?」って聞かれて腰を抜かしたことがあるんですよ。先先代のものだったんですけどね。
道を究めるって凄いことだって書いてましたかね~
  

この前の日記の 

道の辺の荊の末に延ほ豆の
  からまる君をはがれか行かむ
      丈部鳥
      万葉集 2-4352

も千葉県でしたよね。
千葉は東海道の終点だから、かってはもっと栄えていたんですよ、、、、かってはねぇ。

野茨 からまる君を はがれか行かむ 

2016年06月05日 07時55分18秒 |  気になる詩、言葉


道の辺の荊(宇万良=うまら)の末(うれ)に 延(は)ほ豆の
  からまる君を はがれか行かむ
      丈部鳥(はせつかべのとり)
      万葉集 2-4352


道の傍の荊(茨)の先に這う野豆のようにまつわりつくあなたを引きはがすように別れて行かなければ

使役人として徴用されて家族と別れて遠くへ行かなければならない気持ちが込められた詩ですね。
うまら、、、いばら(棘、茨、荊)
この詩の作者は、天羽部の上丁(かみつよほろ)と出ていますが、天羽は千葉の君津当たりの古い地名。(今でも千葉県立天羽高等学校なんてのがあります) お近くの町の方だったんですね。ちなみに丁(よほろ)は使役に駆り出される人のことです。



チビ太の散歩道

2016年06月04日 08時31分28秒 |   ボクとおいちゃんと ときどきおねえ


今日はチビ太の散歩道の一つをご紹介。
もちろん、いつもは家の周りを歩くだけ。
それでも散歩ではあるし、それだって悪くないコースですけど、毎日ここばかりじゃね~
って訳で、海岸を歩いたり、山道を歩いたり、その時の気分で、チビ太にはいくつもコースがあるんです。
海岸だって、この写真の大原の海岸だけじゃなく、三軒家海岸、和泉海岸、太東や一宮の海岸、、、お望みのままね。

どんなに美味しいくても、ご飯ばかりじゃつまらないでしょ。ご飯を美味しく食べるためにも洋食にも、中華にも手をださなきゃ、、、っていうのはおいちゃんが常に言っていることですしね。
チビ太も習わなきゃ。

でも、その割に、おいちゃん、ご飯だって満足に食べられないってのは、、、、
チビ太、ちょっと心配になってきた。。。。

この執着心   玉の緒よ絶えなば絶えね

2016年06月03日 09時36分53秒 |  気になる詩、言葉


とにかく好きな女性のお墓まで押しかけて、そこに根を下ろしちゃったって言うのですからもの凄い執着心ですね。
今なら、ストーカー防止条例あたりで引っ張られるかもしれませんけど。昔はそれもありか、、、

でも、そのお相手、
   玉の緒よ絶えなば絶えね 
     ながらへば 忍ぶることのよわりもぞする
            小倉百人一首 (新古今集 恋一 1034)
なんて、思う人への気持ちを詠っておりますけど、、、、
その(お相手の)お相手、この葛さんじゃなくって、別の方じゃなかったかなんてゴシップが最近ちらほら、、、
   (石丸晶子 式子内親王伝 面影びとは法然 (朝日文庫)
お墓は小さな五輪塔で般舟院陵(上京区今出川通千本東入ル北側)にあります。


我が家の玄関口でも、刈っても刈っても木を覆い、隣の電信柱を覆い、あげく電線まで長く伸びていくのがいます。嫌われ者のクズと同じくらいに旺盛ですよね。なんせ、下の方の幹を何十センチも切り取られても、相手から養分を吸い上げてすくすくと育っているんですから。ストーカーというより、紐ですな~ 動かないだけましですけど。



でも、スイカズラほど強くはないけど、これもいい匂いがします。予期してないときにふっとその香りが風に乗ってきたりすると、、、なかなかいいものですよ。