旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

LCCで2泊5日 帰国

2019-02-25 08:00:00 | 台湾日記

頭端式のプラットフォーム!(1Bと2Aの車止め)

基隆駅の南口より入場し、暫し構内をうろつく。構内は2面4線。頭端式のプラットフォームの先には北口の改札がある。日本なら1番線から4番線が並んでいるところだが、台湾では乗り場の附番方法が異なる。



1A、1B、2A、2Bの順で並んでいる。


1Aの車止め


第2月台の片側、2Bだけが少し長い!

2Bはプッシュプルの自強號(客車の前後を機関車で挟んだ編成)の長さに対応しているそう。ただし、1日6往復程しか基隆発着の自強號は無い。ところで、以前は日本から輸出した鉄道車両は、基隆港で陸揚げされていたそうだが、線路は全て行き止まりで、港へ伸びる線路は見当たらない。駅の半地下化に伴い、港への基隆臨港線は廃止。今は日本から輸入する車両は台中港で陸揚げされている。


臺灣鐵路縱貫線起點

清光緒17年(1891)10月20日、雞籠(基隆)から開業した鐵路は、明治41年に打狗(高雄)まで全通した。基隆は臺鐵最北端の駅である。なお台湾最北端の駅は台北捷運の淡水站となる。かつては淡水線は臺鐵の路線だった。


高雄方を望む!


基隆車站周邊導覽圖

今度はゆっくり基隆を訪れたい。




臺灣鐵路管理局 EMU500型 (基隆)

EMU500型の座席はロングシート(ベンチシート)。一部、クロスシートに改造した編成もあり。


臺灣鐵路管理局 縱貫線 區間車 1237次 [EMU700型] (八堵)


EMU700型の座席!

EMU700型・EMU800型にはクロスシートも設けられている。向かい合わせのボックスシートではなく、背中合わせに配置してある。


台灣車輛公司 2007製造

EMU700型には日本車輛製造で製造され、日本から輸出された編成もあるが、こちらは台湾で製造された編成。それではEMU700型のクロスシートに腰掛けて基隆を立つ。


metro 縱貫線で基隆を出発symbol6

窓側の席で車窓を見るにも薄暗く、風邪薬を服用している事もあってウトウトする。しかし体調はすぐれず、吐き気がしてきたので、次の停車駅で下車する。南港であった。

縱貫線 區間車 1237次 基隆(17:41)→南港(18:20) 45EP727 電子票證票價25元



吐き気はすれども吐くものもなし。駅構内の全家 FamilyMart で水を買ってきて、候車室(待合室)の椅子に腰掛けて休む。台湾の多くの駅に待合室があるので助かる。昨夜は雨の中、傘もささずに歩いたのが悪かったのか。泊まったホテルに暖房がなく(たぶん)、起きた時にはちょっと風邪気味ではあったのだ。少し落ち着いたので、再び移動する。今回、台湾に来たら訪れたい店がある。捷運の駅が最寄りなので、南港からは捷運を利用する。

南港線 南港(18:46)→善導寺(19:02) 1133 電子票證票價24元

善導寺の近くにある中古CD店を訪れる。欲しいのだが廃盤となっている台湾のCDがある。ここに来るのが今回の旅行の目的と言っていい程だったが、お店の女性に筆談を交えながら探してもらったが、在庫はなかった。せっかく台北までCDを買いに来たので、他の欲しい曲の入ったCDも探してもらうが、こちらもなかった。空振りに終わってしまったが、お礼を言い、店を後にする。ちなみに欲しかったCDは日本で大手ECサイトで購入出来た。前に見た時は高額な商品しかなかったが、帰国後に見てみるとお手頃な価格で販売しているところがあった。時々見てみるものである。これで今回、台湾でする事はもう何もない。本当は凍頂烏龍茶を買ってゆくつもりだったのに、体調不良とCDが買えなかった事で、すっかり忘れている。台北駅まで歩いて向かう。台北駅の中にお店があったのに。


臺灣鐵路管理局 LDK50型蒸汽機車 LDK58

台北駅前には蒸気機関車が展示してあった。大正12年、日本車輛製造で製造され、花東線(臺東線)で運用されていたそう。軌間762mmの軽便で建設されており、この機関車も軽便の機関車で小振りである。現在、臺東線は狭軌1067mmに改軌されており、軽便時代の事は宮脇先生の文章でしか知らない。更に電化も完成しており、臺北から電車の自強號が運転されている。乗りに行かなければと思っていたが、宜蘭線で例の脱線事故が起きてしまった。


臺灣鐵路管理局 縱貫線 臺北車站 (臺北市中正區黎明里北平西路)

駅に戻り、コインロッカーから手荷物を取り出す。追加料金が必要となる。最初に30元を入れたが、追加料金は90元だった。初めの30元は3時間までで、以後3時間ごとに30元が加算されるらしい。短時間ならお安く利用出来るが、朝から晩まで使うと日本より料金が高くなってしまった。数十円程度の差ですが。預けてあった荷物から着るものを出して少し厚着する。これで台北でする事は無い。お茶を買うのは忘れているが、桃園機場(空港)へ向かう。これまでは高速バスで向かうか、途中まで高鐵(新幹線)で行き、バスに乗り換えるかしていたが、台北駅と桃園空港とを直接結ぶ鉄道が開業している。桃園捷運 桃園メトロ Taoyuan Metro である。台北車站の駅名だが、高鐵(新幹線)、臺鐵(在来線)、台北捷運(地下鉄)の駅より西に位置しており、乗り換えには少し時間が掛かる。東京駅の京葉線くらいあるかな。


桃園捷運 機場線 台北車站 (臺北市中正區鄭州路)

桃園捷運は民國106年(2017)3月2日に正式開業している。空港から先にも路線は伸びており、高鐵(新幹線)の桃園站と接続。終点では縱貫線(在来線)の中壢車站に接続する予定だが、現在は二つ手前の環北站までの開通である。台北捷運とは別の組織。ここでも悠遊卡が利用出来る。但し現金と同額である。票價表(運賃表)を見ると、下車する機場第一航廈まで160元となっている。悠遊卡の残額が150元だったので、10元足りない。降車駅では10元だけ清算出来るのか、100元チャージしなければいけないのか、詢問處(案内所)で尋ねると、150元で大丈夫だという。運賃表を見間違えたか、やっぱりカードだと値引きされるのかと思っていたが、後日調べてみると「2018.10.1起、全線區間票價優惠10元」とあり、10元引きの運賃が適用されていたのだった。








車両は川崎重工業が製造!


禁止飲食

テーブルがあるのに、飲食禁止。飲み食い出来ないのは台北捷運と同じ。空港までのひととき、何か飲みたいところだが仕方がない。テーブルはPCを使う用なのか。開業してまだ新しい路線だが、空港に向かう人だけでなく、通勤で使っているらしい人も乗って来て、車内に人が増えてきたが満員電車という程でもない。地下駅の台北車站を出発。淡水河をトンネルのまま通過して、臺北市より新北市三重區に入る。トンネルから出て、線路は地上の高架を走る。夜なので景色は楽しめないが、昼間に乗ったら車窓も楽しみたい。直達車は次の三重は通過だが、各駅停車の普通車に乗れば台北捷運の新莊線と接続する。新莊線は臺北の定宿の最寄り駅の大橋頭を通る。空港から乗り換え1回と便利になっていたのだ。

新莊區に入り新北產業園區に停車。泰山區に入るが、区内の駅は通過する。新北市より桃園市龜山區に入り、長庚醫院に停車。台北車站から21分。ここで通勤客が下車して車内は閑散とする。成田空港に向かう時の京成成田空港線(成田スカイアクセス)の千葉ニュータウン中央駅を思わせる。アクセス特急はニュータウンから空港までまだ停車駅があるが、桃園捷運の直達車は長庚醫院を出ると空港まで停まらない。空港連絡バスが走る國道1號(中山高速公路)と交差し、桃園市より新北市林口區に入る。高速バスから開業前の桃園捷運の高架を見た区間である。線路は桃園市蘆竹區、大園區と進む。


直達車[2000型]の車内の様子!

空いたので車内を撮影する。車内はクロスシートの座席が並ぶ。空港連絡列車らしく、大型行李架(大きな手荷物置場)が確保されている。網棚は無い。


直達車[2000型]の車内の座席!

座席の向きは変えられない。桃園捷運を特急〔スカイライナー〕の走る京成成田空港線(成田スカイアクセス)のような路線と考えていた。しかし列車はアクセス特急のように猛スピードで走っている風でもなく、それでも35分で機場第一航廈(空港第1ターミナル)に到着した。台北から35kmほどである。そんなに近かったのかと思う。東京から成田空港に行くよりはるかに近く、広島から広島空港に行くより近い。


metro 桃園捷運で機場第一航廈站到了symbol6

高速バスで55分掛かり、渋滞で大幅に遅延して1時間半以上掛かった事もある空港連絡が、鉄道の開業で僅か35分。便利になったものである。この先、高鐵(新幹線)の桃園站にも接続している。早くて時間が読めるだけではない。


行李車廂(荷物車)

航空会社によっては台北車站で搭乗手続きをして、手荷物を預けてしまえるそう。直達車5両編成のうち、客車が4両で、荷物車が1両となっている。


桃園捷運 機場線 直達車 [2000型] (機場第一航廈)

機場線 直達車 台北車站(20:15)→機場第一大廈(20:50) 2404 票價150元


桃園捷運 機場線 機場第一大廈站 (桃園市大園區航站南路)

改札機の手前の黄色の線から奥では飲食は禁止されている。捷運(地下鉄など)はそうゆう決まりらしい。バスでもそんな話を聞いた事がある。高鐵(新幹線)や臺鐵(在来線)では便當(弁当)も売っているし、啤酒(麦酒)を飲む事も出来る。





さて、もうする事もないので早々と空港に来たが、搭乗手続きする前にする事がある。往路はリュックひとつの身軽なフライトだったが(料金を抑える為)、復路はお土産もあるし手荷物を預ける。その為、郵便局で小包の箱を買ったのだが、封をするのにガムテープが欲しい。7-ELEVENに行くが置いていない。ここは第1ターミナルだが、第2ターミナルにも7-ELEVENがある。ターミナル間を移動するのに捷運を使えば運賃が必要。成田空港駅(成田第1ターミナル)-空港第2ビル駅(成田第2・第3ターミナル)を鉄道で移動するようなものである。鉄道に乗らなくても成田には無料の連絡バスがある。ここ桃園空港にも無料の移動手段がある。表示に従い、ターミナル内の通路を歩いて乗り場に到着した。


機場電車 Skytrain (第一航廈)

この時の利用者は数名。一般の人より、航空会社の人が利用しているようだ。


車内の様子!

座席は少ないので立っている。横に動くエレベーターのよう。2両編成だが、隣の車両には移れない。1両は空港に来ただけで乗れるが、もう1両は保安検査後の旅客が、ターミナル間の移動で利用する。車両ごとに乗り場は分かれており、互いに混じる事は無い。機場電車はもう1本あり、恐らくそちらと思うが、台湾に到着して航空会社の係の誘導で第一航廈より第二航廈まで利用した。


臺灣桃園國際機場 第二航廈 台湾桃園国際空港 第2ターミナル
(桃園市大園區)

今回、初めて第一航廈で搭乗手続きをする便だったが、いつも使っているのは第二航廈である。最近、搭乗口だけは第一の事が多いが。さて、勝手知ったる第二航廈(第2ターミナル)と言いたいところだが、2年来ない間にいろいろ変わっている。地下に7-ELEVENを見つけるが、ここもガムテープは置いてないという。万事休す。空港には荷物を梱包してくれるサービスがあり、もう何年も前に利用したが500元もした。勿体ないので箱を用意したのに、封が出来ないのでは仕方がない。体調は悪いし、疲れたので、椅子に腰掛ける。近くのエスカレーターの注意を促す自動音声の英語の部分が耳について煩わしい。少し休んだ後、意を決してあまり関係なさそうなお店の女性にテープは無いかと尋ねると、これを使うようにテープを出してくれる。必要分だけ切って、お礼を言って後にする。再び7-ELEVENへ。黒松沙士を2本買う。空港の7-ELEVENでは主に食品を置いているようである。沙士を小包の箱に入れ、封をしようとするが、テープが変にくっつき使えなくなってしまった。見かねた7-ELEVENの店員がこれを使うようにテープを出してくれる。お礼を言い、ありがたく使わせてもらう。初めから買い物をして「テープを貸して下さい」でよかった気がする。お店には商品の入っていた空の段ボールもたくさんある。機場電車で第一航廈に戻る。臺灣銀行で両替。台湾に来た日に25,000円を両替して、今日は1000元を日本円に戻す。ホテル代金はクレジットカードで払ったが、今回は旅ではあまりお金を使っていない。さて、食欲は無いが、風邪薬を服用するのに何か食べたい。最初の7-ELEVENに戻る。何かあっさりしたものを。


台湾最後の食事はあんパン…

台湾にもあんパンがあるのか。沙士は風邪の時にも飲むというからちょうどいい。台湾での最後の食事を終え、薬を飲む。日本の高校生の団体が到着したようで、ターミナル内を長い列になって歩いている。昔の感覚で修学旅行が海外旅行とは贅沢だと思ってしまうが、今は台湾旅行だと国内より安く済むかも知れない。若い人たちに日台友好を深める事を期待する。高校生はバスでホテルへ向かうようだが、空港の清掃や諸々のスタッフらしき一団が出てきて、やはりバスで帰途につくようである。夜も更けてきた。


臺灣桃園國際機場 第一航廈 台湾桃園国際空港 第1ターミナル
(桃園市大園區) ここまで民國107年11月27日撮影

23時になり、ようやく搭乗手続きが始まる。封をするのに苦労した小包の箱を預ける。座席は前との間隔の広い非常口の列の席を勧められる。非常時に脱出の手伝いをする役割があるが、日本人の方が乗務員との意思疎通がしやすいのかなと思う。深夜便で景色も見られないし、具合が悪いので広い方がありがたい。快諾する。日付の変わる前に出境(出国)する。。空港内の店舗の多くは閉まっているが、まだ空いている飲食店もある。具合が悪くなければ台湾で最後の一盞といきたいが。自動販売機で水を買っておく。搭乗口前の待合室の座席に腰を下ろす。まだ飛行機は来ていない。日付が変わって、民國107年11月28日星期三。空港の待合室で迎える。風邪薬の影響でウトウトする。目を覚ましても飛行機はまだいない。少し遅れているそう。再びウトウトする。海外の空港なのに居眠りとは物騒だが、台湾だから大丈夫かなとも思う。待合室の人達を見ると、ほとんどが台湾の若い人である。〔ムーンライト〕や〔ドリーム号〕を思わせる。この便は手荷物を預けなければ1万円しなかった。割と気軽に日本に出掛けているのかも知れない。ようやく成田から飛行機が到着した。


ジェットスター・ジャパン GK012便 A320 JA23JJ (臺灣桃園國際機場)
民國107年11月28日撮影

こんな深夜に大変だと思うが、深夜離発着しない成田に駐機させたままにするより、夜のうちに成田を出発し、台湾往復して、朝に成田に戻った方がいいのだろう。利用者もいるし、運賃も安くてありがたい。少し遅くなったが搭乗が始まる。日本国籍の航空機に乗ったので、これより平成30年11月28日水曜日。腕時計の時差1時間は帰国後直すとして、カメラの方だけ日本に戻しておく。日本の飛行機なので乗務員が日本語で話す。実に新鮮である。これまで日本の航空会社の国際線を利用した事が無かった。深夜の台湾を後にする。機内食は有料で注文していないが、とても食事を出来る体調ではない。注文した人にカレーが運ばれてゆくが、具合が悪いので匂いがしても辛い。時折、水を飲んで過ごす。深夜便で寝るには最適なはずだが、気圧の関係か、吐き気がする。ついに座席の前の袋を使う時が来るのか。取り敢えずトイレに行くが、吐く事もなくすんだ。座席に戻りウトウトするが、時折また気持ちが悪くなり、ウーウー唸ってやり過ごす。近くの席の台湾のお客さんには、変な客が側にいて申し訳ない。これまで旅行していて最も具合が悪いので仕方がない。そろそろ成田に到着するという。夜も明けてきた。霧の成田に着陸した。


ジェットスター・ジャパン GK012便 A320 JA23JJ (成田国際空港)
ここから平成30年11月28日撮影

ジエットスター・ジャパン GK012便 臺灣桃園 TPE(2:00)→東京成田 NRT(6:10) JA23JJ
◆東京成田-臺灣桃園間の往復分の運賃・手数料等27,460円

タラップを降りて外に出る。台湾より寒い。しかし冷房が寒いという事はないだろう。バスで到着ロビーへ向かう。別の航空会社だったが、国際線の旅客を乗せたバスが国内線のロビーに誤って着いて、入国審査をしないで入国させてしまった事がある。再発防止のためか、バスは国際線とはっきり判るようにしてある。第3ターミナルの国際線到着は初めて。外国人が入国審査の列に並ぶ中、日本人はこちらと端のゲートに案内される。また自動化ゲートである。旅券を機械に読ませて、顔認証するのだろう。これで審査は終了。まことなあっけない。スタンプは押印されないので、近くの入国審査官にハンコを押して貰う。次にターンテーブルを回る手荷物を取り上げる。国内線で飛行機に乗っても、最近は預ける事は無いので、自分の荷物が出てくるのを待つのが煩わしい。バーンクーバーでは出てこなかったし(別便に乗せて送って来た)。小包の箱を取り上げて、税関検査へ。荷物の重さを確認している様子。金の密輸が多いという新聞記事を見たので、それを警戒しているのだろうか。お菓子は重いが、金とは比重が違う。税関が済んで扉を抜けると、後は国内線の到着と同じ経路となる。


ターミナル連絡バス (第3ターミナル)

第3ターミナルは鉄道駅のある第2ターミナルから少し離れているが、歩いて移動していたのは開業直後だけだった。無料のバスが待っているのだから、乗らない手はない。

ターミナル連絡バス 第3ターミナル(7:49頃)→第2ターミナル(7:50頃) 513 運賃無料




E217系のグリーン車の座席

空港第2ビル駅からは、少し待ってアクセス特急で帰るのが早いのだが、出発の速い成田線を利用する。しかもグリーン車を利用する。自動販売機でコーラ(160円)を買って乗り込む。2階の座席に腰掛ける。荷物があるので、網棚のある平屋の車端部の方が便利だが、端は揺れが大きい。座っていると乗務員の女性がやって来た。草臥れていて、グリーン券情報の入ったSuicaを読取部にタッチするのを忘れていた。


霧の車窓! (成田-空港第2ビル)

航空機の着陸に支障はなかったようだが、鉄道は霧の為に遅れている。


成田に停車中!

成田で我孫子行に乗り換える事が多いが、今日はこのまま乗り続ける。グリーン車内は空いていたが、ウトウトして起きると席は埋まっている。もう千葉も過ぎている。船橋で下車して、混雑する総武緩行線に乗り換える。次の西船橋で下車して、武蔵野線に乗り換える。こちらは空席があり座れた。無事に新松戸に到着。2泊5日の旅だったが、初日と最終日が異様に長い2泊3日という感じだった。初日、2日目は平気だったが、体調を崩しての4日目後半からはきつかった。 (おわり)

成田線 快速 3746F 空港第2ビル(8:02)→船橋(9:02) サロE217-29 グリーン料金980円(事前)
※東京-千葉間は快速746F列車。東京-佐倉間は総武本線。
総武本線 普通 847C 船橋(9:08)→西船橋(9:12) サハE231-21
武蔵野線 普通 918E 西船橋(9:15)→新松戸(9:31) クハ204-149
◆空港第2ビル-新松戸間のIC運賃972円(※参考 普通運賃970円)

台湾日記の各旅の最初の記事へのリンクですkirakira2

LCCで2泊5日 [平成30年・民國107年(2018)11月]

台湾3泊4日 [平成28年・民國105年(2016)11月]

十年目の台湾 [平成27年・民國104年(2015)7月]

乗りつぶし台湾 [平成25年・民國102年(2013)11月]

台湾ローカル線の旅 [平成24年・民國101年(2012)6月]

ぐるり台湾 [平成22年・民國99年(2010)7月・8月]

台湾のりもの紀行 [平成19年・民國96年(2007)11月]

続台湾日記 [平成18年・民國95年(2006)11月]

台湾日記 [平成17年・民國94年(2005)7月]

LCCで2泊5日 基隆へ

2019-02-17 10:00:00 | 台湾日記

臺灣鐵路管理局 縱貫線 基隆車站(北)
(臺灣省基隆市仁愛區文昌里港西街)

駅に北口と南口があって、利用客が少ない方の北口に出た。風邪をひいて寒気がしていたので、冷房の車内から出て外気に触れると暖かく感じる。


駅頭の様子!

フェリーターミナルが見える。かつて神戸・門司からの船はこの辺りの岸壁に着いていたものと思われる。今も航路があればと思うが、10年程前まであった那覇航路は廃止されている。


經濟部標準檢驗局基隆分局 (臺灣省基隆市仁愛區港西街)

駅を出て、郵便局の隣に古いお役所の建物が見える。後日、検索してみるが、建築年とか判らなかった。隣の建物と同時期なのだろうか。




海港大樓 (臺灣省基隆市仁愛區港西街)



こちらは複数のお役所がはいる合同庁舎。銘板があるので来歴が判る。


歴史建築 海港大樓

歴史建築登録年度:2002年 興建年代:1934年(昭和9年)

舊稱:基隆港合同廳舎 設計者:鈴置良一
建築特色:海港大樓是基隆港市近代化的重要里程碑、也是臺灣近代建築史上具代表性的辦公廳舎範例、其建築特色包括:強調使用機能的建築計劃、鋼筋混凝土框架結構系統及耐震壁、簡潔明快的表現主義外觀、種類繁多且拼貼多様的面磚、表現豐富的金属装飾、應用廣泛的近代化設備等。



昭和9年竣工の基隆港合同庁舎。今も昔も合同庁舎なのだ。歴史建築として登録されている建物だが、これを見るために基隆に来たのではない。




陽明海洋文化藝術館 (臺灣省基隆市仁愛區港西街)

見たかったのはこちらの建物。基隆の地図を見ていて、日本郵船の基隆支店の建物が今もある事に気付いたのだ。事前に調べてみて、この建物で間違いないと思うのだが、合同庁舎にあったような銘板が見当たらないので心許ない。


基隆舊火車站 (臺灣省基隆市仁愛區港西街)

民國56年(1967)建築の旧駅舎。民國94年(2005)、初めて台湾に来て、臺北から初めて臺灣鐵路管理局の列車に乗ってやって来たのが、基隆のこの駅舎だった。民國99年(2010)、野柳に行く時に基隆を訪れた時もこの駅舎だった。駅の機能は新駅舎に移ってしまったが、テナントのヤマザキが営業している。




駅の背後の山には、KEELUNG SIGN が見えるkirakira2


麗星郵輪寶瓶星號スタークルーズスーパースター アクエリアス〕 (基隆)

港にクルーズ客船が停泊している。この船が配船されるのか知らないが、基隆から石垣島へ往復するクルーズがあるそうで、民放の世界の不思議を発見するクイズ番組で紹介されていた。クルーズ船だが、料金はあまり高くないという話であった。基隆発着で日本から台湾への片道では利用出来ないが、基隆経由で石垣島を観光するのも面白そう。捷運の車内でもクルーズ船の広告を見掛けた。


基隆の新駅舎が見える!

こちらは南口にあたる。


臺灣鐵路管理局> 縱貫線 基隆車站(南)
(臺灣省基隆市仁愛區文昌里港西街)




旧駅舎の駅頭の様子!

南口の新駅舎から通り渡った北側に旧駅舎配置する。


旧駅舎の中を垣間見る!

もぬけの殻である。旧駅舎の並びに基隆市旅遊服務中心があったので入ってみる。郵船の建物を確認するためである。日本語で尋ねると、高齢の男性が応対してくれる。日本語世代の方なのだろう。話はよく判るが、じいさまは海港大樓も郵船の建物だという。そんな筈はないと思う。日本語は解るが、戦前の基隆をご存知ないのかも知れない。何か腑に落ちない感じだが、じいさまによくお礼を言って服務中心を後にした。


駅頭を一回りして再び陽明海洋文化藝術館へ戻ってきたが…

もうこの建物の人に聞くしかない。



正面の入口はテナントの飲食店の入口のようだ。通用口が芸術館の入口になっている。意を決して受付の人に、元の郵船の建物なのか尋ねる。日本語で尋ねるものだから、内線で担当者を呼んでくれることに。芸術館の学芸員の方だろう、若い女性が階段を降りて来た。何かお手数を掛けて申し訳ない。やはりこの建物が日本郵船基隆支店だったそうだ。現在は陽明海運という海運会社の建物になっており、海洋関係の展示がされている。そろそろ閉館の時間だそうだが、女性が見て行かれますかと尋ねる。日本の旅券を提示すれば、何か優待があるそうだが、時間もないし、風邪をひいて体調は悪いし、今日は中は見て行かない事にする。基隆には一度ゆっくり観光に時間を取らなければと思う。

基隆のこの建物を訪れたのは、内田百先生が台湾旅行で訪れているからである。臺南の安平城址にも行かれたそうだが、旅行中に結滞の発作が起きたそうで(不整脈?)、基隆に来た日が一番苦しかったそうである。日本郵船の基隆支店の階上で講演をされるのだが、苦しい中を二階へ上がったのはこの階段であったろうかと、昭和14年の事に思いを巡らせてみる。79年前の事である。先生の曾遊の地を訪れて満足である。階段を上がって展示を見るのは次の機会にしよう。応対して下さった陽明海洋文化藝術館の方々にお礼を言い、大正4年5月4日竣工の建物を後にした。ちなみに郵船の隣には大阪商船の基隆支店があったそうだが、その建物は現存していない。


建物の一階にはイタリア料理店が!



リノベーションだか、改修だか知らないが、洒落た感じである。




新駅舎(南口)の駅頭の様子!

旧郵船ビルから基隆駅に戻る。利用客の多い南口から列車に乗る。


開放感ある駅舎

さて、急いで臺北に戻っても仕方がないし、コーヒーでも飲んで休んでいこうと思うが、新しい駅舎に飲食店が見当たらない。旧駅舎の並びにはパン屋や寿司屋を見掛けだが。コンコースのある2階から1階に下りてみると、7-ELEVENがあった。店内飲食が出来る席がある。ここで一休みする。


拿鐵 Cafe' Latte(55元)

日本のセブン‐イレブンでは、コーヒーはレジでカップを受け取り、自分で機械のボタンを押して淹れているが、台湾の7-ELEVENではレジで注文した商品が出てくる。日本語で「ブレンド下さい」では通じないだろうから、「一杯咖啡」と言ってみる。しかし出てきたのはカフェラテであった。「咖啡(カーフェイ)」と言ったつもりなのだが。後でメニューを確認すると、美式咖啡 Americano、北海道風味特調咖啡 Blended Coffee がある。日本語で「ブレンド」とか「アメリカン」とか言った方がよかったかも知れない。カフェラテで暫し温まってゆく。(つづく)


cat2 駅構内で見掛けた猫

LCCで2泊5日 十分老街 

2019-02-12 05:00:00 | 台湾日記

臺灣鐵路管理局 深澳線 區間車 4724次 [DR1000型] (八斗子)

乗りつぶしの旅らしく、乗って来た列車で折り返す。




DR1000型の座席

瑞芳から乗って来たのはベンチシート(ロングシート)だったが、クロスシートの車両もある。


DR1000型の車内の様子

自分の乗る車両の座席を進行方向に向け直した。スッキリして出発。


metro 深澳線で八斗子を出発symbol6


海に別れを告げる! (海科館-八斗子)




瑞芳に停車中!

瑞芳に戻って来た。向こうに貨車が見える。いじわる貨車・いたずら貨車ではあるまいな。さて、列車は平溪線に直通する。宜蘭線に乗り換え、福隆の便當を食べる事も考えたが、このまま乗って十分に行こうと思う。深澳線ではガラガラだったが、瑞芳からの乗客で通路に多くの人が立つくらいの混雑となった。今日は平日なのに観光客が多い。瑞芳を出ると列車は宜蘭線を走り、次の猴硐に停車。地名は猿の洞窟の意だが、近年は猫で有名になっているそう。次の三貂嶺で宜蘭線と分れて平溪線に入る。三貂嶺に下車した当時、若い駅員が何故か日本語堪能だった事を思い出す。


基隆河に沿って走る! (三貂嶺-大華)

先程まで海沿いにいたのに、こんな渓流沿いを走っている。今は山中 今は浜♪の歌の如し。順序が逆で、浜でなく磯だったが。




十分瀑布付近の吊橋には多くの観光客が! (大華-十分)

十分から歩いて行くのだろうけど、十分瀑布にはまだ行った事が無い。滝の近くを列車は走っており、駅があればいいなと思う。


以前来た時にはなかった道路が!

暫く来ぬうちに変化が。


十分老街を列車が行く!

ここは街の真ん中を列車が走っている。いくつもの天燈が上がっている。


metro 平溪線で十分站到了symbol6

十分で下車する。十分は8年前に平溪線の乗りつぶしで訪れている。

深澳線 區間車 4724次 八斗子(12:40)→十分(13:26) 45DR1035 電子票證票價27元
※瑞芳-三貂嶺間は宜蘭線。三貂嶺-菁桐間は平溪線。

平溪線も単線非電化で、十分で交換するのだが、以前とダイヤが変わっていて、交換する列車がほぼ同時に発着するのではなく、対向列車の到着まで少し時間がある。駅から十分老街まで歩いて行って、列車の通過が見られそうである。


天燈の上がる十分老街!

天燈は竹ひごと紙とで作られ、燃料を燃やして熱気球のように空へと上がって行く。三国時代、蜀漢の丞相諸葛亮孔明の考案と伝わる。平溪では農暦(日本の旧暦に相当)正月15日、元宵節の夜空に一度に何百もの天燈を上げる平溪天燈節が開催される。一度見てみたいものである。ちなみに民國108年(2019)の元宵節はグレゴリオ暦の2月19日である。


臺灣鐵路管理局 平溪線 區間車 4723次 [DR1000型] (大華-十分)



列車に乗って十分老街は何度か通過したが、老街から走っている列車を見るのは初めて。満足した。それにしても平日なのに観光客が多いが、日本人観光客が多くみられる。天燈には願い事を書いて飛ばすのだが、中国語ばかりではなく、日本語や英語、朝鮮語で書かれたものも見られる。外国人観光客が訪れるから平日でも人が多いのかと思う。


fork 十分で昼食symbol6

8年前に利用した店を訪れる。8年前に食べられなかったものを注文する。店のおかみさんの顔に何となく見覚えがあるが、おかみさんもお客の方も、それぞれ年を取っている。


經典台灣啤酒

麦酒は8年間にも注文していた。大正8年に台湾で醸造が始まった高砂麥酒が前身という經典台灣啤酒。台湾に来て18天台灣生啤酒以外の麦酒を飲む。


牛腩乾拌麵+滷蛋

こうゆう汁なしの麵が食べたかったのだが、8年前は勝手が分からなくて汁あり(薄味)の注文している。今回は食べたいものを食べられる。ショーケースを見て煮卵を追加。思った通りの味で旨い。ごちそうさまでした。値段は失念したが200元もしなかったと思う。煮卵は10元。楽しい台湾での食事だが、これが最後のまともな食事になろうとは、この時知る由もなかった。


十分切仔麵 (新北市平溪區十分里十分街)




こんなところに、くまモンが!


cat3 駅の近くで猫を見掛ける!




臺灣鐵路管理局 平溪線 十分車站 (新北市平溪區十分街)


剪票口(改札口)と售票窗口(出札口)


他の駅でもこの図は見掛ける!

さて、十分では隣のプラットフォームへは構内踏切を渡って行くのだが、大胆にも踏切から大きく離れて線路内で記念撮影している若い女性二人を見掛ける。いくら平溪線がローカル線で運転本数が少ないからといっても、台湾でもそれはご法度である。流石に警備員が注意してプラットフォームに上がるよう促している。


基隆河に架かる吊橋


三貂嶺方を望む!

駅の方は片付いたけど、十分老街の線路内はこんな感じ。




もうすぐ列車が通るのだが…


臺灣鐵路管理局 平溪線 區間車 4726次 [DR1000型] (大華-十分)



列車は急には停まれない。事故がない事を願う。


八斗子行の列車が入って来た!


臺灣鐵路管理局 平溪線 區間車 4725次 [DR1000型] (十分)



月台は混雑していたけど、最後尾の車両に座る事が出来た。停車中に乗客が前の方の車両から移ってきて、通路に立つ人のいるくらいの混雑に。乗った車両は瑞芳から八斗子で利用したのと同じ箱だった。今日は深澳線・平溪線ではこの編成にしか乗っていない。十分老街でお昼を食べている間に、終点の菁桐へ行って戻って来たのだ。十分を出てから寒気を感じる。どうも風邪をひいたようである。列車の車内には11月でも軽く冷房が入っている。厚着をしようにも、臺北のコインロッカーに預けてしまっていて、手元に重ね着するものが無い。手持ちの風邪薬を服用する。平溪線から宜蘭線に入るとダイヤが乱れているようで列車が遅れる。思っていた列車に乗り換えれらない。

平溪線 區間車 4725次 十分(14:40)→瑞芳(15:06) 45DR1029
※瑞芳-三貂嶺間は宜蘭線。


臺灣鐵路管理局 宜蘭線 區間車 4183次 [EMU800型] (瑞芳)

瑞芳の乗り換えで、出場は出来ないのだろうが、改札掛に声を掛けて出場して厠を借りる。「謝謝」といって再入場して月台に戻る。次の列車は自強號で、降りたい八堵に停車しない。日本なら七堵-八堵間は分岐駅を通過する列車に乗車する場合の特例にありそうだが、台湾ではどうなるのか知らないので、分岐駅の八堵に停車する列車に乗車する。やはり宜蘭線の列車は遅れている。

宜蘭線 區間車 4183次 瑞芳(15:40)→八堵(15:52) 50EP802


metro 八堵で宜蘭線から縱貫線に乗り換えsymbol6

乗り換え列車が入って来ている。隣のプラットフォームで走れば乗れそうだが、体調が悪くて急げない。次の列車を待つのも辛い。普悠瑪の自強號が来た。まだ先月の10月21日に宜蘭線新馬車站で普悠瑪の自強號が脱線事故が発生。多数の死傷者が出ている。改めて犠牲となった方々のご冥福をお祈りするとともに、怪我をされた方々に御見舞い申し上げます。宜蘭線から縱貫線への曲線でかなり速度を落としている。事故が関係あるのかと思ったが、通過駅の八堵に停車したので、ダイヤ乱れによるものと思われる。とにかく再発防止を願う。


臺灣鐵路管理局 縱貫線 區間車 1208次 [EMU800型] (八堵)

動物のデザインの車両がやって来た。八堵を出発して隧道を抜け、三坑に停まり、基隆の街に入って行く。平地の少ない港町らしい地形である。列車は高雄へと続く縱貫線の起点、基隆に到着した。


臺灣鐵路管理局 縱貫線 區間車 1208次 [EMU800型] (基隆)

先頭車両のデザインはフクロウだった。基隆に来るのも8年振りだが、半地下の駅に変わっている。臺中といい、高雄といい、変貌している。


metro 縱貫線で基隆站到了symbol6

縱貫線 區間車 1208次 八堵(16:07)→基隆(16:15) 50EMA836
◆十分-基隆間の電子票證票價34元


剪票口と售票處 いずれも民國107年11月27日撮影

北口と南口があるようで、こちらの北口の利用者は少ないようだ。元の駅舎から離れているのだろう。とりあえず、こちらの出口から地上に出てみる。 (つづく)



LCCで2泊5日 八斗子車站

2019-02-03 12:00:00 | 台湾日記

東呉大飯店 (臺北市大同區延平北路二段)



台北で高鐵(新幹線)を降り、捷運(おおよそ地下鉄)に乗り換え、台北の定宿に向かう。家路に向かう人たちで車内は混雑している。車内では台北在住と思われる日本人の会話が聞こえてくる。車内の自動放送でも中山站のところで、「なかやま」と日本語の案内が入る。1回乗り換えて、大橋頭站に到着。見慣れた風景の中を歩き、ホテルにチェックインする。

淡水線 台北車站(18:00)→民權西路(18:05) 3511
新莊線 民權西路(18:12)→大橋頭(18:14) 2418
◆台北車站-大橋頭間の電子票證16元

少ししたら再び捷運に乗って夕食に出掛ける。面倒なのでホテル近くで済ませるとか、コンビニエンスストアで便當を買ってくるとか、安易な事を考えてしまうが、台北に来たら食べたいものがいろいろある。


metro 捷運で南京三民站到了symbol6

新莊線 大橋頭(18:57)→松江南京(19:04) 1434
松山線 松江南京(19:05)→南京三民(19:11) 2316
◆大橋頭-南京三民間の電子票證20元

台北の捷運の路線が充実してきたから、比較的楽に移動出来る。さて、今回の旅行でカメラのSDカードの容量がほとんど無くなっている。過去の画像を消しては撮影してきたが、近くの電気屋に入ってカードを買う。日本語は通じないが問題ない。カメラとカードを見せて、「SDカードが欲しいんですが」というと商品を出してくれた。今まで4GBだったが、出してくれたのは16GBで、数百枚撮れていたのが、数千枚撮れる。店員がテストしたらというので撮ってみる。


camera 試し撮りkirakira2

問題なし。代金は138元だった。さて、南京三民の駅から出た頃から小雨が降っている。傘を差して歩いている人もいるが、このまま少し濡れながら、お目当ての店に到着する。


伝票①

人気の店だそうだが、月曜日の晩だからか、お天気のせいか知らないが、待つ事なく席に案内される。店内の席は大方埋まっている。近くの席には大学生か判らないが、20代くらいのグループが賑やかにやっている。台湾の人も飲むところでは飲むのだと安心する。お店の人から伝票をふたつ渡される。それぞれ食べたいものにチェックを入れて注文する。


伝票②


18天台灣生啤酒

麦酒は冷蔵ショーケースから自分で取ってくる。栓抜で開けてグラスについで飲もうとすると、もう料理が運ばれてきた。冷盤は早い。


四川怪味雞(小)(130元)

鶏肉に謎の緑のソースのこの料理。これを食べる為、捷運を乗り継いて来たのだ。


いただきます♪

ソースはネギ、ニンニク、生姜や辣油からなるらしい。旨くて麦酒に合うのだが、骨が多いので食べるのに一寸面倒である。


炒空芯菜

空芯菜は旨いので頼んでしまう。


小龍麵(小)(80元)


よくかき混ぜて…

これも旨い。こうゆう汁なしの麺が食べたいのだ。混雑するお店と聞いていたが、待つ事なくサッと食べられてよかった。他に試したい料理もあるし、また来ますか。代金は420元だった。ごちそうさまでした。


小龍飲食 (臺北市松山區光復南路)



捷運を乗り継ぎ、ホテルに戻る。

松山線 南京三民(20:31)→松江南京(20:38) 1304
新莊線 松江南京(20:42)→大橋頭(20:49) 1466
◆南京三民-大橋頭間の電子票證20元


小美冰淇淋とUCC BLACK(合わせて45元)
ここまで民國107年11月26日撮影

全家FamilyMartでおやつを買ってきた。明治エッセルスーパーカップ超バニラも置いてあったが、日本で買うより少し高い。冷蔵で輸送するからか。今日も台湾のアイスにした。缶コーヒーは日本産だが、日本で買うより安いくらいである。おやつを食べて就寝。


sun 早安~ ここから民國107年11月27日撮影

中華民國107年(2018)11月27日星期二(火曜日)。台北の定宿で目覚める。


cloud 暫く見ぬうちにお天気の人は変わってしまったか…



このチャンネルの他、台湾のいくつかのニュースチャンネルが動画サイトでライブで見られる。


ホテルの廊下

エレベーターで1階に下り、フロント前を通り、「早」と挨拶を交わし、階段で地下の食堂に下りてゆく。食堂の人にも「早」と挨拶。それ位しか話せない。


自助早餐 朝食バイキング

料理を取り、ご飯をよそい、即席の味噌湯(味噌汁)を作る。いただきます。


デザートにチーズケーキ

いつも取らなかったデザートを今日は取ってみる。


coffee 食後にコーヒーsymbol6

朝からお菓子まで食べて満足。ごちそうさまでした。今日は食堂で他に日本人を見掛けなかったが、出ようとする西洋人が入ってきた。


Merry Christmaskirakira2

フロントの側にはツリーが飾られている。


1階のエレベータ-前


快適な台北の定宿をチェックアウトする!



部屋数もあまり多くなく、静かで大変居心地のいいホテル。台北の隠れ家と言ったところ。たった1泊でチェックアウトするのが名残惜しい。




ホテルの通りの向こうの元病院の建物

ホテルから駅へは活気ある商店街を抜けてゆく。朝市のようでもある。台湾にいるのだなと感じる。食品を扱う店が多い。ふと思い、郵便局に立ち寄る。郵便小包の箱だけ購入。大きな箱を抱えて、捷運で台北駅へ向かう。到着前に自動放送で「タイペイえき」と日本語の案内が入る。中国語各種、英語の案内の中、ボソッと「なかやま」とか言われても、わかりづらい。「次は〇〇です」くらいの日本語にして欲しいものである。

新莊線 大橋頭(10:27)→民權西路(10:29) 1453
淡水線 民權西路(10:34)→台北車站(10:38) 2526
◆大橋頭-台北車站間の電子票證16元


置物櫃 コインロッカー

小包の箱など、当面要らない手荷物はコインロッカーに預けて身軽となる。さて、對號列車自動售票機(指定席自動券売機)で切符を買おうと思う。改札近くに2台あったが、2台とも使用中である。女性二人が使い方がよく判らないらしく、隣の男性が自分の手を止めて教えている。親切なのはいいが、乗りたい列車の出発時刻が迫っているので、どちらか1台を早く空けて欲しい。2台ともほぼ同時に空いた。しかし出発時刻まで何分もないからか、乗りたい列車が候補に出てこない。結局、その列車には乗れなかった。

時刻表を見て、もう一度行程を考えるが、やはり對號列車(自強號など)と非對號列車(區間車など)が別になった時刻表ではパッと見て計画が立てにくい。目的地まで行かないが、次の自強號に乗ろうか。次の自強號は悠遊卡で乗車出来る。わざわざ切符は買わなくてよい。月台(プラットフォーム)に行くと列車が入ってきた。臺北で下車する人がほとんどで、閑散とした車内に入る。窓側でも何でも座り放題である。自強號は對號列車で全車指定席という事だが、座席の指定された切符を持っていなくても、空席があれば着席出来る。もしその席の切符を持った人が現れれば移動すればよい。


metro 自強號で臺北を出発symbol6

臺北を出ると隣の松山に停車。駅間は長く、6.4kmもある。次の南港は通過で、臺北付近の地下区間から地上の区間に出る。汐止に停まると、次は終着の七堵である。


コインロッカーの控え ※画像の番号部分は加工しています。

コインロッカーは鍵ではなく、密嗎(暗証番号)の印字された控えが出てくる。これを無くしても大丈夫なように撮影しておく。


臺灣鐵路管理局 縱貫線 自強 108次 (七堵)

七堵に到着。下車する。


metro 自強號で七堵站到了symbol6

縱貫線 自強 108次 臺北(11:03)→七堵(11:32) 35PPT1019 電子票證票價30元

自強號の臺北-七堵間の票價は51元だが、悠遊卡の利用で、區間車の票價33元から1割引の料金が適用されて、30元だった。座席指定のない立席扱いとはいえ、特急に相当する自強號に22.3km、29分間乗車して約111円程とは安い。


臺灣鐵路管理局 縱貫線 七堵車站 (臺灣省基隆市七堵區東新街)


駅頭の様子!



駅は大きいが、大きな街ではなさそう。機関区とか操車場とか鉄道の重要な施設のある場所である。縱貫線、臺中線、屛東線からなる西部幹線の自強號の北側の起点に七堵はなっている。七堵-臺北間は回送に近いのか、空いていたのだろう。ついでに港湾都市の基隆まで行けばと思うが、基隆発着の西部幹線の自強號の本数は少ない。


駅構内を抜けて、反対側の出口へ…


臺灣鐵路管理局 縱貫線 七堵車站《東出口》 (臺灣省基隆市七堵區東新街)


駅頭の様子!



七堵からは宜蘭線の區間車に乗る。車内に空席はあり、腰掛ける。樹林始発の各駅停車で、臺北からも乗車出来た。七堵乗り換えとなったが、自強號で30分弱寛げたし、七堵の駅頭を見る時間もあった。區間車は七堵を出発。次の八堵まで縱貫線を走り、基隆方面と分かれて宜蘭線に入って行く。

宜蘭線 區間車 4178次 七堵(11:48)→瑞芳(12:04) 50EMA803
※八堵-七堵間は縱貫線。

瑞芳で下車する。九份への玄関口だが、今日は九份へは行かない。咖啡店にも行かない。隣の月台に急いで移動。深澳線の気動車(ディーゼルカー)が停まっている。駅員に「八斗子?」と尋ねると頷くので乗車する。車内は空いている。瑞芳を出ると、少しの間、八堵方面の宜蘭線の側を走っていたが、大きく右に曲がって分かれていく。深澳線は単線非電化の路線。かつては火力発電所への貨物列車が走り、旅客営業もしていたが、民國96年(2007)に廃線となった。それが民國103年(2014)に一部区間で旅客営業を再開。翌年、台湾を訪れた時に瑞芳-海科館間の深澳線に乗車。これで臺灣鐵路管理局の旅客線の全路線に乗車としていたが、民國104年(2015)に海科館-八斗子が延伸開業。臺鐵完乗の為、再び深澳線に乗りに来たのだ。ゆるゆると列車は走り、海科館に到着。この先が初めて乗る区間である。隧道を抜けると車窓は一変する。


海が見える! (海科館-八斗子)

この海を見るために再開区間を伸ばしたのだ。海科館から500m、2分で終着の八斗子に到着した。これで深澳線の乗りつぶし完了。同時に臺鐵も完乗。しかし臺東線の電化、高雄付近の地下化等で線路の付け替えもされている。もう一度台湾を一周してきた方がいいかも。


臺灣鐵路管理局 深澳線 區間車 4717次 [DR1000型] (八斗子)


metro 深澳線で八斗子站到了symbol6

深澳線 區間車 4717次 瑞芳(12:08)→八斗子(12:20) 45DR1029
◆七堵-八斗子間の電子票證票價20元




まだ先に線路はつづいているが…


海沿いの無人駅!



IC乗車券の簡易改札機は全駅に設置されている。


崖の祠に祀られているのは…

日本の神仏とはまた趣が異なる。


少し先で線路が遮られている!

もうこれ以上、廃線を復活する予定はないのか。後日、鐵道自行車(レールバイク)が営業することを知る。軌道上を自転車のように足でこぐ乗り物である。


臺灣鐵路管理局 深澳線 八斗子車站 (新北市瑞芳區深澳里)


駅前の通りは、国道2号 省道臺2線!

おむすびの標識が日本の国道に似ているが、台湾では省道の標識である。台湾の國道は高速公路、高速道路を指す。八斗子の駅付近には何のお店もないが、この先には飲食店もあるようで、そこへ向かうのか知らないが、列車で来た客が歩いていった。


国道 省道を渡り、海沿いの公園に来た!



他に写真を撮っている人がいたので、列車で来た人かと思ったが、駐車場のある公園で、車で来た人だった。海は鉛色で日本海を思わせる。






あんなところに釣り人が!剣呑


そろそろ駅に戻る…


来た列車で引き返さねば!

後で調べると、この先の深澳がなかなか良さそうなのだが、来た列車で引き返し、特に観光もしないのが乗りつぶしの常である。


歡迎蒞臨 基隆市 Welcome To Keelung

臺灣省基隆市と新北市との境。八斗子の駅は新北市側にある。海科館の駅は基隆市側。


もう一度、海を振り返る!


出入口は2箇所、プラットフォームの両端にあります!


海洋教育與觀光休園區

海洋と分かれ、この後は山間に向かう。 (つづく)



LCCで2泊5日 八田與一紀念區

2019-01-23 15:00:00 | 台湾日記

八田路 Hatta Road

延々と烏山頭水庫の敷地を歩き、一旦外の通りに出る。通りの名前は八田路。


八田與一紀念區 八田與一記念公園 (臺南市官田區嘉南里)



烏山頭水庫(ダム)の工事中に建設された宿舎の4棟を再現したそう。


田中及市川宅 田中・市川宅

こちらは棟続きで2世帯が入る。




八田宅

こちらが八田さんのお宅。




本日開放 八田宅

建物内に入れるようである。


玄関を入るとスリッパがずらり…

靴下を履いている人はそのままで、履いていない人はスリッパを履くよう書いてあったと思う。スリッパで畳を歩くのはと如何なものかと思うが、素足で上がって欲しくないのかな。


洋間

ここはスリッパにふさわしいが、自分は靴下のままである。


書斎




縁側より庭を望む!


和室


お部屋から庭を眺める!


手洗い鉢や蛇口が新しいが…

復元建築ですから。


湯沸し器がついとる…

復元ですから。


コンセントも新しいな…




家紋は木瓜紋(もっこうもん)

台湾で木瓜と言うとパパイヤを思ってしまう。






それでは八田さんのお宅をお暇する…


八田外代樹夫人雕像 八田外代樹夫人銅像

外には夫人の銅像が建てられている。




庭に回ってみる!


池は台湾本島をかたどっているそう…






表に回らず、木戸から隣のお宅へ…


隣の庭は…


赤堀宅



赤堀さんのお宅では和菓子屋さんが営業中だった。勝手に庭をウロウロしなくてよかった。






阿部宅







これで4棟の建物を見てきた。他の人はほとんど見掛けず、八田さん宅では貸切であったが、帰ろうとすると何組か訪れる人があった。




絆の桜

揮毫は石川県出身の森喜朗元首相である。この記念公園が出来た時の式典に森さんが出席していたニュースをテレビで見たが、どういうつもりか八田さんの名前は言わなかった。日本であまり知られていない訳である。台湾では著名な方なのだが。




再び烏山頭水庫の敷地に戻り、延々と戻る…

実に広大な公園である。記念公園とダム入口では、バス停一つ隣である。






烏山頭水庫 (臺南市官田區烏山頭里嘉南)

これで台湾で行っておきたいところの一つを訪問出来た。実に有意義な時間だった。バスに乗り遅れてしまったが、タクシーに乗ってまで来て正解だった。


bus 観光バスが入って行くsymbol6


烏山頭水庫停靠站(停留所)

帰りはローカル路線バスで帰る。往きのタクシーの運ちゃんから名刺を貰っているが、そもそも電話を持っていない。さて、この後はなるべく早く、台北の宿に向かいたい。どう行くのが正解なのか。お金に余裕があればタクシーで高鐵(新幹線)の駅に行けばよいが。



ここから善化、隆田、新營へのバス路線があるが、新營行の便が次に来る。途中の停留所を見ると、林鳳營火車站とあり、終点の新營站まで行かなくても列車に乗れる。林鳳營から區間車(各駅停車)に乗り、新營で自強號(特急)に乗り換え、台北へ向かうのがよさそう。




停留所には 4G Free Wi-Fi が!


免費 FREE USB 充電座

バス停でUSBの充電が出来る。一寸、蓋を開けてみる。



誰もいないバス停で、何十分もバスを待つ。昼食はしてないし、少し空腹を覚える。日本へのお土産のお菓子、「千味Q餅」を一つ食べる。実に旨い。滋養もありそうである。


mask 今日空氣品質不良、請減少戸外活動、出門配戴口罩防護!

今日は空気の品質が不良なのに、戸外を散策し、マスクもしていなかった。どうしよう。


bus あと6分で新營行が来るsymbol6


大台南公車 新營客運 黄1 新營-六甲 (烏山頭水庫)

マイクロバスがやって来た。乗車すると悠遊卡を運転士側の読取部にをタッチして席に着く。先客はいなかったが、途中からボツボツ乗ってくる。しかし乗客は5人を超える事はなかった。バスの運ちゃん、なかなかアグレッシブな運転をする。これなら終点の新營まで案外早く着くのではないか。途中でスーツケースを引いたおばさんが乗って来たら、少し運転が丁寧になったような気がする。六甲という街を細かく回り、林鳳營の街に向かう。途中で高鐵(新幹線)の高架を潜る。この辺に駅があればと思う。最寄りは嘉義か。跨線橋で縱貫線の線路を超え、林鳳營の駅に着いた。やはりここで降りる事にする。またしてもICカードで運賃無料だった。


大台南公車 新營客運 黄1 新營-六甲 (林鳳營火車站)

黄1 新營-六甲 烏山頭水庫(14:06)→林鳳營火車站 電子票證(IC)免費(無料)
※新營客運のサイトによると、烏山頭水庫-林鳳營間は現金29元、ICカード3元となっている。


臺灣鐵路管理局 縱貫線 林鳳營車站 (臺南市六甲區中社里林鳳營)


駅頭の様子!





思いがけず雰囲気の良い木造駅舎に出会う。ここに戦前の駅舎があるとは知らなかった。佇まいが何ともいい。




售票窗口(出札口)と剪票口(改札口)


候車室(待合室)


月台(プラットフォーム)より駅舎を望む!

昭和8年竣工の木造駅舎。大切に使われている。ところで、林鳳營から區間車に乗り、新營で自強號に乗り換えられると思ったのは勘違いで、時刻表をよく見ると接続していない。台湾の時刻表には對號列車(自強號・莒光號などの全車指定席列車、特急・急行等に相当)と非對號列車(區間車などの全車自由席列車、普通列車に相当)が別々の頁に記載されているので、見誤ったのである。乗るつもりだった自強號が目の前を通過してゆく。先程のバスで自強號の停車する新營まで行くのが正解だったのか。スーツケースの御婦人は林鳳營で降りなかった。自強號に乗れないのは残念だが、この雰囲気のいい木造駅舎に出会えたのでよしとしよう。暫くして區間車が入ってきた。


臺灣鐵路管理局 縱貫線 區間車 3198次 [EMU500型] (林鳳營)


metro 縱貫線で林鳳營を出発symbol6

急いで台北の宿に向かうはずが、思いもよらず各駅停車の旅となる。座席は窓を背にしたベンチシート(ロングシート)である。どこかで高鐵(新幹線)に乗り換えようと思うが、嘉義、雲林、彰化といった駅は縱貫線(在来線)と高鐵(新幹線)の駅が離れていて、バスに乗って移動しなければならない。岩国と新岩国のような感じである。ならば先の在来線と新幹線が直接接続している駅まで行った方が乗り換えが楽である。そうすると高鐵の台中と接続する新烏日まで行く事になる。途中で自強號に乗り換えられないかと調べてみるが、今乗っている列車が一番早く新烏日に着く。観念して各駅停車の旅を続ける。今まで見逃してきた北回帰線のモニュメントを車窓に見る事が出来た。ここは一度訪れたい。濁水溪を渡り、集集線の線路を見て、田中も過ぎ、彰化を出て烏溪(大肚溪)を渡り、成功を過ぎると、ようやく新烏日に到着した。台湾でこんなに長い距離を各駅停車で移動した事はなかった。あたかも18きっぷの旅であった。


臺灣鐵路管理局 縱貫線 區間車 3198次 [EMU500型] (新烏日)


metro 縱貫線で新烏日站到了symbol6

縱貫線 區間車 3198次 林鳳營(14:45)→新烏日(16:50) 45ET571 電子票證票價158元



台湾では新幹線と在来線は別組織。改札を出て高鐵(新幹線)の駅に向かう。在来線の臺中車站には新幹線は来ない。開業したばかりの頃はがらんどうだった在来線の新烏日の駅構内にも店舗がたくさん出来ている。




周氏蝦捲 (臺中市烏日區高鐵東一路 在来線駅構内)

臺南・安平で行列の出来ていた蝦捲屋さんが出店している。行列は無い。


丸亀製麺 台中高鐵店 (臺中市烏日區三和里站區二路 新幹線駅構内)

新幹線の駅構内に入ると、うどん屋さんが。お昼を食べていないので、うどんくらい食べたいが、台湾に来て食べている場合じゃないと先を急ぐ。隣には寿司屋も見える。自動券売機で次に出る列車の切符を買いたいが、購入出来ない。出発時刻が迫っているからだろうか。出札口に回り、列に並ぶ。じりじりする。ようやく自分の番が回ってくる。どうやら指定席は売り切れのようで、自由席となる。窓口氏はこれが早いからと、30分くらい後の速達列車に乗るよう案内するが、自由席ならどの列車に乗ろうが勝手である。改札を入って階段を駆け上がると、ちょうど列車が停車している。最寄りの車両から乗り込む。はて自由席は何号車だったか。


單程票(自由座) 台中→台北(675元)

切符に書いてある。自由座(自由席)は10~12号車の3両である。自由席の車両に向かって歩く。デッキにも人が立っている。そこで座って駅弁を食べているニイチャンもいる。万事休す。自由席に空席なぞない。通路にも人が立っている。日本の混み合う新幹線そのものである。車内販売でコーヒーを買って、臺南・安平で買ったお菓子、千味Q餅を食べようとしていた目論見は崩れた。「我要買一杯咖啡」と覚えた中国語を話す機会もなくなった。列車は台中を出ると、苗栗を通過、新竹も通過、桃園も通過する。窓口氏の案内したのより30分程前の速達列車だったらしい。座れないのは残念だが、列車は速い。地下に入って板橋に到着。空席が出たので腰掛ける。降りる台北は次の駅で、列車はもう速度を上げない。品川から東京まで座って行くようなもので、わずか7分で到着した。通路に立っている時間の方が長かったが、台中から台北まで46分というのは実に早い。 (つづく)


台灣高鐵 242次列車 [700T型TR29] (台北)


metro 高鐵で台北站到了symbol5
ここまで民國107年11月26日撮影(切符の画像を除く)

高鐵 242次 台中(17:08)→台北(17:54) 129-10 票價675元(自由座)