旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

鴎が鼻・寺泊

2022-07-20 12:00:00 | ドライブ

佐渡弥彦 米山国定公園 鴎が鼻 (新潟県柏崎市青海川)

糸魚川市より上越市を経て柏崎市まで戻ってきた。青海川駅の駅前まで行ったが、車が一杯で警察車両も停まっていたので(問題はないが)降りずに鴎が鼻にやって来た。恋人岬とも言うそうだが一人で来ても問題あるまい。


海を挟んで国道8号米山大橋が見える!


海岸近くにはJR東日本信越本線青海川駅が!










恋人岬無料休憩所シーガル (新潟県柏崎市青海川)

こちらで休憩していきます。


ソフトクリーム(380円) アイスコーヒー(200円)

冷房の効いた室内で冷たいものをいただく。このソフトクリームが濃厚で旨い。アイスコーヒーとよく合う。景色も最高。ごちそうさまでした。



休憩を終えて出発する。国道8号を柏崎市街地まで戻ってきた。ガソリンを入れておきたい。セルフ店で給油。1L164円だった。国道8号より国道118号に入る。国道8号は往復2車線だったが、国道118号は往復4車線ある。柏崎市より刈羽郡刈羽村に入る。二つの市と村に跨って東京電力柏崎刈羽原子力発電所がある。見える送電線は関東へと続いているが、現在発電所の1号機から7号機まで全て停止中となっている。越後線に沿うようになり刈羽村から再び柏崎市に入る。かつての刈羽郡西山町。北陸自動車道西山ICの手前で往復4車線より2車線となったが線形は良くて走りやすい。柏崎市より三島郡出雲崎町に入る。国道118号が走りやすいので忘れていたが、次の目的地は日本海沿いにある。出雲崎駅の手前で国道352号に入り海沿いを目指す。良寛さん関連の場所がいくつもある。出雲崎は良寛さん生誕の地である。海に面した出雲崎で国道402号に入る。越後線は内陸を通るので駅と港町とは少し距離がある。本当は柏崎から海沿いを来るつもりだった。この辺りの多くの建物の外壁が板で見ていて実に美しい。


国道402号を行く


佐渡島が見える

写真ではよく見えないが、薄っすらと佐渡が見える。フェリーで海上から見たような見えなかったような曖昧な記憶だが、陸上より見るのは初めてである。出雲崎町より長岡市に入る。かつての三島郡和島村。そして寺泊町へ。和島村と寺泊町は平成18年に他2市町とともに長岡市と合併している。寺泊町は無くなったが、今回の旅の目的地のひとつ寺泊に到着した。


寺泊魚の市場通り(新潟県長岡市寺泊下荒町・荒町)



午後5時過ぎ、どのお店も閉店している。おそらく昼食時に合わせて開店し、夕方には閉まってしまう気はしたが、開いている店もあるだろうやって来た。しかし開いている店は見当たらない。西暦1996年に初めて海外に行き、米国カリフォルニア州サンフランシスコで交通公社の現地ツアーを利用したところ、添乗員さんがフィッシャーマンズワーフを寺泊に例えていたのが記憶に残っている。ちなみにフィシャーマンズワーフでは初日はフィッシュアンドチップス、翌日はクラブサンド(蟹のサンド)を食べている。屋台で麦などを原料とした飲み物も買ったが、何故か缶を紙袋で包んで供された。後年知ったところでは屋外で御法度の飲み物があるそう。そんな想い出のサンフランシスコ・フィッシャーマンズワーフ(京阪じゃないよ)から26年越しに念願の寺泊にやって来たがお魚が食べられないとは。



失意のうちに駐車場を出たが、路肩に車を停めて思案していたところ、海側にある施設の「お食事だけのご利用もできます」の看板が目に入る。日帰り入浴出来る宿泊施設らしい。せっかくなので寺泊でお魚を食べたいし、お風呂に入らず食堂だけ利用させてもらおう。


寺泊 きんぱちの湯 (新潟県長岡市寺泊松沢町)

下駄箱に靴を入れ、下足札をもって受付へ。食事のみの旨を伝え、お食事処に案内される。イス席のテーブルには固形燃料を使う小さな鍋が見えるので、宿泊客の夕食の席なのだろう。イス席ではなく座布団の席に案内される。こちらは日帰り入浴のお客さんだろう、湯上りに一杯やっている。温泉ではなく佐渡海洋深層水だそう。海の見えるお風呂に入ってもよかったが、湯上りにお酒が飲みたくても飲めないからやめておく。入浴料金も高額という訳ではない。しかし湯上りの人が麦酒を飲んでいるのがうらやましい。


ノンアルコールビール(440円)

ノンアルコールです。乗るなら飲むな。お茶とお水はセルフです。


鯛の炙り丼(1,320円)

ノドグロもあったが飲めないので鯛にした。鯛でも飲みたいが。


いただきます♪

ちょっと炙った鯛が旨い。絶対お酒に合うはず。きんぱちさんは市場通りにもお店があるけど、今回は座敷でゆったり寛いで食事が出来たのでこれはこれでよかった。しかし市場通りで浜焼きも食べてみたい。ごちそうさまでした。



国道17号新三国トンネルで関東に戻るのなら寺泊から長岡市街地へ向かうのだが、別の道で関東に戻ろう。国道402号を新潟へ向かう。大河津分水路を渡る。長野県では千曲川、新潟県では信濃川となり新潟市で日本海に注ぐ日本一長い川だが、途中から日本海に流してしまう分水路がある。これの完成で越後平野の水害は減少したそう。長岡市より新潟市に入る。新潟市も合併でかなり大きくなっている。



絶景の越後七浦シーサイドライン。駐車場があり車を停める。


夕日と佐渡島を望む







海岸沿いの道が終わると環状交差点(ラウンドアバウト)があった。糸満、安心院に続いて三箇所目の経験となる角田浜交差点。だいぶ慣れてきた。ロータリー交差点とはまた違う。


環状交差点(ラウンドアバウト)の標識
※内閣府のウェブサイトより

新潟市街地に向かう。明らかに道路は砂丘を走っている。タモさんの番組で新潟に砂丘がある事を知ったが思ったより規模が大きい。「飛砂注意」の標識も見える。砂丘で沿道に住宅や店舗などがあまりないせいか交通量は多いが車の流れは良い。さてお手洗いに行きたくなった。右折して南側へ砂丘を降りればギッシリと家屋の建ち並ぶ住宅地でガラリと変わる風景に変わり不思議な思いがする。セブン-イレブンでお手洗いを借り、車内で飲むお茶の他に新潟のお酒を買ってゆく。再び砂丘の国道に戻る。沿道にファミリーマートがあったけど、砂丘と住宅地が隣り合う様子が見られてよかった。新潟へは内陸を鉄道などで入るのでこんな地形だったとは気付かなかった。関屋分水路を渡る。ここも信濃川の水を短絡して日本海に流す。砂丘から市街地に入る。国道402号は右に曲がってしまったがそのまま直進する。最後は一方通行となった。護国神社の側で丁字路に突き当たり、また海沿いに道に出る。都市高速のように立派な新潟みなとトンネルで信濃川の河口部を渡る。信濃川右岸の市街地も帰宅時間か交通量は多い。取りあえず目的地にしていた新潟空港に到着する。


新潟空港 KIJ RJSN (新潟県新潟市東区松浜町)

写真では明るく見えるが、午後7時25分でもう暗くなってきている。駐車場は最初の30分間は無料なのでちょっとお手洗いを借りてくる。




屑物入を見ると…


キリル文字の注意書きが!

キリル文字を使う国は複数あるがこれは露文。新潟から浦塩などへの航路があった。英文の注意書きもあったが、要は「吸殻を入れないで」という事であった。





哈爾浜、上海、仁川、桃園へも航路があるが、このご時世で国際線は運休となっている。


佐渡のたらい舟


国内線出発

この時間、あとは福岡と小牧便が出発するのみ。





無事に空港の駐車場を無料で出庫する。さて空港の近くで寄っておきたいところがある。


新日本海フェリー 〔ゆうかり〕 (新潟港山の下埠頭)

北海道航路のある新潟港。この船は新潟から秋田に寄港して苫小牧東港に行く。週に一度は敦賀-新潟-秋田-苫小牧東となる。以前、新潟から苫小牧東の航路を利用したが、夜に新潟を出港し、一夜明けて秋田に寄港中にレストランで朝食をとった。津軽海峡通過では駒ケ岳も見えた。夕方苫小牧東にト到着。また船で北海道に行きたい。


これまで令和4年6月23日撮影



北海道どころか明日の朝には成田にレンタカーを返却しなければならない。今夜は宿には泊まらない。国道49号を会津若松方面へ。大変立派なバイパスを進む。交通量も多い。阿賀野市の市街地を抜けると交通量は減ってきた。線形は良く走りやすい。平成8年に若松まで昼間に走った事があるが交通量もあったせいか快走した記憶はない。新潟県より福島県に入る。会津盆地の灯りが見えて、日付の変わる前に若松に着いた。国道49号を離れる。市街地に入り3月に泊まったホテルの前を通る。しかし今日は宿泊出来ない。市内で休憩するつもりだったが道の駅まで行く事にして国道121号を南下。通行止め区間があり迂回して南会津郡下郷町へ。国道289号を白河へ抜けるつもりだったが警備員の方がいて夜間通行止めと知る。トンネルで作業しているか何かだったと思う。会津より中通りに抜けなければならないが、若松からそのまま国道49号で郡山に抜ければよかったか。栃木県に入り今市から宇都宮に出る手もある。若松まで戻らずとも湯野上温泉駅付近から国道118号で須賀川に抜けられる。国道289号甲子道路が走りやすいのは判っているが通行止めでは仕方がない。通った事のない山道を深夜に通るのは不安である。



少し若松方面に戻り国道118号に入る。特に走りにくい事もなく下郷町より岩瀬郡天栄村に入る。今日まで名前を知らなかった村だが集落の家屋のある所を走ると安心する。しかしダム湖を過ぎたあたりで線形が悪くなった。霧も出て視界が悪くなった。ゆっくりと進む。日本海と太平洋との分水嶺を悪天候の深夜の山道で抜ける事になるとは。ここ鳳坂峠は鳳坂トンネルを含むバイパスが建設中である。日付は変わり令和4年6月24日金曜日となっていた。霧も晴れ峠を抜けると走りやすい道になった。天栄村より須賀川市に入る。国道4号と立体交差。このまま行けば福島空港に至る。途中で国道118号は南に折れて水戸方面へ。何度か利用しているが線形は良い。大型トラックとも頻繁にすれ違う。東白川郡棚倉町で当初通る予定だった国道289号と合流。重複区間だった国道289号と分かれ塙町の道の駅に到着する。


国道118号 道の駅はなわ (福島県東白川郡塙町大字塙字桜木町)
これより令和4年6月24日撮影

深夜、店舗は営業していない。



さっそくお手洗いへ。途中でコンビニエンスストアで借りてもよかったが、道の駅まで我慢してしまう。新潟から5時間、休憩もせず夜道を走ってきたが、ここで50分くらい休憩する。道の駅ではお休み中の方もおられるからエンジンは止める。午前2時頃に出発。



福島県最南端の矢祭町に入り、会津より走っていた国道118号より国道349号に入る。どちらでも水戸に行けるが国道349号の方が早いようだ。峠を越えて福島県より茨城県に入る。線形は良くやはり大型トラックと頻繁にすれ違う。去年まで知らなかったが茨城県と福島県を結ぶ主要な国道らしい。道の駅もある。さっそくトイレ休憩。


国道349号 道の駅さとみ (茨城県常陸太田市小菅町)



常陸太田市より日立市に入り再び常陸太田市に入る。バイパスに入ると往復4車線となった。那珂市に入り水戸市中心部を避けるべく県道を経由してひたちなか市で国道6号に移る。夜も明けてきた。水戸市に入る。大都市である。どこかで給油したい。道路左側でセルフでと思うが早朝で閉まっているスタンドもある。入らないうちにどんどん東京方面に行ってしまう。東茨城郡茨城町、小美玉市、石岡市、かすみがうら市まで来てしまった。道路右側のセルフに入る。2,000円だけ給油。1L168円で柏崎より高い。これから成田に向かってもまだ時間が早い。常磐自動車道から茨城空港へ至る道路が開通したと聞いていたので国道6号から入る。茨城空港アクセス道路は常磐道石岡小美玉SICより茨城空港に至る県道で自動車専用道路ではないが、無料で通行出来る線形の良い道路である。茨城空港に着いたが門が閉まっている。駐車場は午前5時30分からだそう。最寄りの道の駅へ。最寄りと言っても10km以上ある。


国道354号 道の駅たまつくり (茨城県行方市玉造甲)




霞ヶ浦に架かる霞ヶ浦大橋

道の駅の側の霞ケ浦を見てくる。







道の駅は橋のたもと、かすみがうら市より行方市に入ったところにある。 


霞ケ浦を望む




道の駅の地図で現在位置を確認



土浦方面より鹿行地域に向かう経路に橋が架かっている。再び茨城空港へ。駐車場もターミナルビル(午前6時より)も開いている。


茨城空港(百里飛行場) IBR RJAH (茨城県小美玉市与沢・百里)


スカイマーク(BC) [B737-800] JA73NK (百里飛行場)

スカイマークの機体が3機駐機している。


スカイマーク(BC) [B737-800] JA73NC (百里飛行場)

成田だと金網に撮影用に隙間が大きな部分があるのだが、ここは全面ガラス張りである。柵の隙間から撮ろうとするが難しい。柵の上からの撮影は禁止。基地と民間の共用だからだろうか。丸見えでは保安上問題があるか。岩国飛行場では空港ビルから駐機場しか見えない。




来港記念 WELCOME! 茨城空港 IBARAKI AIRPORT






国際線は運休中

桃園、上海、西安に便がある。


国内線


国内線出発

スカイマークさんのみなのか。




空港内のコンビニエンスストアはセイコーマート

午前6時30分から営業。まだ開いていない。


航空自衛隊 F-4EJ改 要撃戦闘機

百里基地で実際に使用されていた機体を空自より借受して展示している。


航空自衛隊 RF-4EJ 戦術偵察機


駐機場を望む


スカイマーク(BC) [B737-800] JA73NL (百里飛行場)



茨城空港は駐車料金無料。駐車場を出て空港の外にあるセイコーマートに入る。こちらは午前6時からの営業。本社札幌市のコンビニエンスストアで北海道に多数店舗があるが、道外では埼玉県と茨城県に店舗がある。


ガラナ(100円)

リテールブランド(プライベートブランド)のガラナ。北海道で何故ガラナなのか知らないが、何となく買ってしまう。全国でガラナを発売してほしい。


ホットシェフ 大きなおにぎり 鮭(210円) 昆布(190円)

店内のキッチンでご飯を炊いて手作りしているホットシェフのおにぎり。炊き立て熱々で実に旨い。ちょっと塩っ辛いところも含めて旨い。ガラナに合うかと言えば緑茶の方がいいでしょうな。セイコーマートが近くにあればと思う。ごちそうさまでした。



茨城まで帰ればもう帰ったような気になったが、茨城空港と成田は結構離れている。通勤時間になって交通量も増えてきた。利根川を渡り茨城県より千葉県に入る。佐原の道の駅で時間調整するつもりでいたが渋滞もあるので成田に直行する。国道51号が往復2車線となり起伏のある地形なのでより渋滞するのかと思う。道の駅ではなくセブン-イレブンでお手洗いを借りてアイスコーヒーを飲んでひと息つく。レンタカー店は目の前なので返却時間は問題ない。ガソリンスタンドで満タンにする。セルフではない。価格は1L168円でかすみがうら市のセルフと同額。それなら途中で給油しなくてもよかった。レンタカーを返却。走行距離は1,111kmとなっていた。ガソリンは3箇所で計50.44L給油した。夜中に山道を走ったので車体は虫だらけで汚くなって申し訳ない。さすがに疲れた。空港まで送迎で他の人が運転してくれる車に乗るのが何と楽な事かと思う。
(おわり)

cat2 おしらせ

旅の記録」が容量一杯となったので、平成30年4月以降の記事はこちらに書いてゆきます。これまでの記事は「旅の記録」でご覧ください。
https://blue.ap.teacup.com/tabinokiroku2004/

動画も公開しています。
YouTube - iwakuni2008

(無題)

2022-07-18 12:00:00 | ノンジャンル
安倍晋三元総理のご冥福を心よりお祈りいたします。

前回の記事投稿した後に大変恐ろしい事件が発生してしまい、続きを書く気になりませんでしたが、一応最後まで書いていきます。安倍さんはお相撲の表彰式でお見掛けした事があります。現在の日本でこのような事件が起きるとは思いもよらない事です。 合掌


大相撲平成二十五年一月場所千秋楽 内閣総理大臣賞授与式
平成25年1月27日撮影

親不知

2022-07-08 00:00:00 | ドライブ

国道17号鯉沢バイパス 道の駅こもち (群馬県渋川市白井)

令和4年6月22日水曜日。新潟県に出掛けてきた。成田でレンタカーを借りて首都圏中央連絡自動車道(圏央道)に入るつもりだったが、道を間違えて常総大橋で利根川を渡り千葉県より茨城県に入る。茨城県に入って最初の稲敷東ICから流入しようと思ったが、道路が全く渋滞しておらず暫く一般道を走る。牛久大仏を背後より拝む。ひたち野うしくを通ればよかったのだが、荒川沖の方へ行ってしまい、国道6号牛久土浦BPを経てつくば牛久ICに向かう。沿道に大きな商業施設が見える。バイパスは起点・終点とも国道6号現道に直接つながっていない。圏央道のインター付近が先に整備されたのだろう。以前、常磐線龍ケ崎市-牛久間の車窓から建設中のバイパスを見た。つくば牛久ICより圏央道に流入し、常磐自動車道と接続するつくばJCTを通過。この先は暫定2車線区間となる。交通量は多い。4車線化工事をしているのが見える。境古河ICで流出。通行料金はETCで1,280円。



県道などを経て国道354号を西へ向かうが往復2車線の道路は渋滞している。国道4号春日部古河BPと立体交差。埼玉県越谷市より栃木県宇都宮市に至る新4号国道の一部を構成する高規格なバイパスである。E5系が走る東北新幹線と立体交差する。茨城県に新幹線駅はないが線路は通っている。国道4号日光街道と交差すると車の流れは良くなった。東北本線を跨線橋で越え、新三国橋で渡良瀬川を渡り茨城県より埼玉県に入る。利根川の左岸、北側にも埼玉県の県域がある。北埼玉郡北川辺町だったが平成の大合併で加須市となっている。近くに埼玉県・栃木県・群馬県の3県が接する県境があるが今日は行かない。埼玉県を通るのは加須市(旧北川辺町)だけですぐに群馬県に入る。東北自動車道館林ICを過ぎ、伊勢崎線を跨線橋で越えて館林市内を抜ける。小泉線と二度立体交差し大泉町・太田市と抜けてゆく。伊勢崎線と再び立体交差し、国道17号上武道路に入る。両毛線と立体交差。北関東自動車道伊勢崎ICを過ぎ、国道50号や上毛線と立体交差。道路脇には山の名前が書かれた看板があるが、空気中の水分が多くて赤城山も榛名山も見えない。快適なバイパス群を走ってきて関越自動車道渋川伊香保ICを過ぎ、上越線と立体交差。道の駅に入り休憩する。





道の駅こもちは北群馬郡子持村に開業したが平成の大合併で渋川市になっている。道の駅を出発。沿道に繁盛している食堂を見掛ける。もつ煮が有名だそうで何かの記事で見た気がする。国道17号は山間に入ってきた。利根川の幅も狭まり上流域に来た気がする。上越線の線路が見えるが列車の姿は見掛けなかった。関越道月夜野ICを過ぎ、千葉県、茨城県から付かず離れずでいた利根川と分かれる。上越新幹線の高架を潜り、上越国境へ向かう。途中にダム湖あり。なかなか山道である。新潟方面から一度通った事があるがちょっと印象が違う。単独の自転車旅の人が坂に挑んでいる。走っていてハッと気づくと三國隧道ではなく新しい新三国トンネルが現れた。車を止める間もなくトンネルに進入。国境の長いトンネルを抜けると群馬県より新潟県に入った。旧分国で言うと上野国より越後国に至る。トンネルを出たところで車を止める。


新旧の三国トンネルが並ぶ


国道17号 新三国トンネル(1,284m)

令和4年3月19日に開通。新トンネルは今回の新潟県の旅の目的の一つ。


国道17号 三國隧道(1,218m)

閉鎖された旧トンネル。すでに銘板は外されているが、ストリートビューで確認すると「三國隧道 建設省関東地方建設局 昭和三十二年十二月竣工 建設大臣橋本龍太郎書」とある。橋本さんの初当選は昭和38年であり、昭和32年の開通時は別の方が大臣なので、後になって橋本さんの時に新しく揮毫されたのだろう。知らんけど。昭和63年開通の青函隧道の揮毫(北海道側)は橋本さんで運輸大臣をされていた時と記憶する。なお本州側の揮毫は中曽根内閣総理大臣。旧トンネルは酸性の湧水対策で補修していった結果、トンネル断面が小さくなり大型車のすれ違いに支障があり、またトンネルの壁を擦る事もあったそう。過去に一度通っただけとなった。



苗場といったスキー場を見て湯沢へ坂を下ってゆく。上越線と立体交差。上越新幹線は大清水トンネルの区間の上を通るので気付かない。関越道の湯沢IC入口交差点では新潟方の直進が1車線、インターへの右折が2車線あり、冬季の苗場から湯沢ICへ向かう車の多さを想像させる。スキーブームの頃程ではないかも知れぬが。越後湯沢駅付近をを過ぎガーラ湯沢駅が見える。上越線とは何度か立体交差する。六日町駅付近を過ぎて関越道六日町IC方面へ。関越に入る訳ではなく、近くにある上沼道野田ICより流入する。国道253号、無料の自動車専用道路で暫定2車線ではなく完成2車線だそう。十日町まで行くのかと思ったが途中の八箇ICまでの開通で現道に戻る。十日町の市街で飯山線と立体交差。ほくほく線は地下区間なので気付かない。信濃川を渡り、国道253号と分かれ県道49号を経て国道252号へ。こちらは自動車専用道路はないが長いトンネルもあって線形は良く走りやすい。山間を抜けて信越本線と立体交差。今日の目的地は近い。北陸自動車道柏崎ICを過ぎる。市内でちょっと迷ったが駅近くのデイリーヤマザキに立ち寄り買い物をして今日の宿に無事到着した。




ホテル・アルファ-ワン柏崎 (新潟県柏崎市駅前)


客室の様子


鱒すし(165円)

お昼を食べていないので、買ってきたものを軽く食べる。おむすびでもと思ったら鱒すしがあった。旨い。麦酒が欲しくなる。


大塚食品 CRYSTAL GEYSER 700ml(108円)
サッポロビール 新潟限定ビイル 風味爽快ニシテ 350ml(218円)
道南冷蔵 焼めざし(163円)

麦酒も買っているがこの後夕食時に一杯やるだろうから今は飲まない。


tv 東京でも大阪でもやっていない全国ニュース

東京では首都圏向けの放送しているので平日午後6時のニュースは見られない。


そして新潟県のニュースが

さて、ホテルのテレビ画面では動画サイトを見る事が出来る。いくつか動画を見ていたが、運転の疲れもありウトウトする。そろそろ夕食に出掛ける。昨年このホテルに泊まった時は近くのお店で鯛を食べたが、今日は国道沿いにあるファミリーレストランを利用する。ホテルは柏崎駅の南側。国道は北側にあり地下道で反対側へ向かう。


beer 生ビール(220円) ※クーポン使用

ようやく麦酒を口にする。実に旨い。


若鶏のグリル 大葉おろし(3枚)(659円)
ご飯・味噌汁・ 小鉢・漬物セット(330円)

近頃、ガストやバーミヤンを利用するとネコちゃんロボットなる機械が料理を運んでくる店舗がある。この店舗でもネコちゃんロボットが運んできたが、店員さんが取り出してテーブルに載せてくれた。自分で受け取る場合は料理を落とすといけないので席を立って受け取っているがちと面倒くさい。今日は座りしままに食う。お冷やとおしぼりはセルフなので席は立つけどね。鶏を食べ麦酒を飲んで美味しかった。ごちそうさまでした。


ガスト 柏崎店 (新潟県柏崎市柳橋町) これまで令和4年6月22日撮影



ホテルに帰り、めざしを食べて麦酒を飲み就寝した。


cloud 客室からの眺め これより令和4年6月23日撮影

令和4年6月23日木曜日。柏崎のホテルで起床する。


和洋バイキング

今回も朝食付きプランとしているが、素泊まりに追加すると前売券850円、当日950円となっている。少しずつ料理を取ってもお皿一杯になる。郷土料理のっぺやお蕎麦もあり美味しい。また食べ過ぎになりそうだがご飯の量に気を付ける。


coffee 食後にコーヒーsymbol6

ごちそうさまでした。



快適なホテルをチェックアウトする。いや朝食後に部屋に戻ると冷房が切れていて少し暑くなっていたが。アメニティ・プラスの朝食付きで6,350円だった。駐車場は無料。




市役所が見える

柏崎のホテルを出発。駅の近くには市役所もある。鉄道で来て駅前だけ見ると寂しい感じだったが、車で訪れるとそんな印象はない。



国道8号を西の京都方へ。市街地を抜けると日本海が見える。交通量は多い訳ではないが往復2車線で前方に遅い車がいれば法定速度・制限速度で走る事も出来ない。北陸自動車道のインターがあるが高速は利用しない。直江津が近づくと交通量も増えるが車線も増えて流れは良い。信越本線の列車と比べて思いの外時間が掛かる。直江津を過ぎると往復2車線に戻り北陸本線の車窓から見た海沿いの区間を走る。この辺の北陸本線は第三セクターのえちごトキめき鉄道に移管されている。筒石の地名が見える。山間のトンネル駅の印象だが、漁港のある海沿いの街が本来の筒石だろう。長大なトンネルに線路が付け替える前の旧線跡が自転車道になっており、旧線のトンネルが見られる。北陸本線から移管された日本海ひすいラインと並走する区間を走る。架線柱に「直流」の標識、そして「交流」の標識が見える。直流電化と交流電化(60Hz)の死電区間(デッドセクション)である。せっかくの電化路線だが一部の列車を除き気動車(ディーゼルカー)が走っているそう。糸魚川市街地も往復4車線区間がある。北陸新幹線の高架と交差する。柏崎から2時間余り、正午を回り道の駅で休憩する。


国道8号 道の駅 親不知ピアパーク (新潟県糸魚川市大字外波)





飲食店が複数ある道の駅。昼時だがまだ空腹ではない。トイレ休憩のみ。


投げ岩 これまで令和4年6月23日撮影



日本海ひすいライン(旧北陸本線)親不知駅に近いが、道の駅にある案内によると親不知の観光場所はもう少し西にある。かつての難所らしく国道8号も洞門に曲線、勾配と険しくなってきた。大型トラックが走り交通量は多い。片側交互通行の箇所がいくつかある。あれが親不知の入口かなと思ったがそのまま天嶮トンネルに入る。どこかで向きを変えたいが親不知の先まで足を伸ばすつもりでいたので、帰りに立ち寄るとしよう。市振駅が見える。新潟県最西端の駅である。直江津から当駅までがえちごトキめき鉄道日本海ひすいラインである。県毎に第三セクターの鉄道会社に移管されているので直江津から金沢まで3社に分割されてしまった。鹿児島本線から移管された肥薩おれんじ鉄道は二県に跨っている。境川を渡り新潟県より富山県、旧分国で越後国より越中国に入る。富山県に入るのはいつ以来か。黒部ダムが富山県だった。


黒部ダム (富山県中新川郡立山町芦峅寺) 平成30年9月9日撮影

富山県に入ると食堂の「たら汁」の文字が目に入る。残念ながら空腹ではない。以前、北陸本線の車窓から松林とキャンプ場が見えて気になっていた場所がある。ヒスイ海岸とあるので行ってみる。漁港の方へ行き迷ってしまったが、駅近くに海岸への駐車場があり車を停める。


あいの風とやま鉄道 あいの風とやま鉄道線 越中宮崎駅
(富山県下新川郡朝日町宮崎字横田) これより令和4年6月23日撮影

新潟県内の北陸新幹線並行在来線の北陸本線は信越本線とともにえちごトキめき鉄道に移管されたが、富山県内はあいの風とやま鉄道に移管された。何処も仮名文字を使って名前が長い。





三セク化されてまだ乗った事がないので北陸本線にしか思えないが、駅名標を見ればJR線ではないのだなと思う。ちなみにあいの風とやま鉄道ではICOCAなど交通系ICカードが利用出来る。えちごトキめき鉄道では導入していないので新潟県方面へは利用出来ないが、西は石川県の北陸本線大聖寺まで、七尾線和倉温泉まで、富山県の城端線新高岡まで利用出来る。




ヒスイ海岸 (富山県下新川郡朝日町宮崎・境)

駅から海岸はすぐ。






親不知を遠望する

親不知を通って富山県まで来てみれば実に穏やかな海岸に思える。






ヒスイ海岸を後にする


JR貨物 貨物列車 [EF510形牽引] (越中宮崎)

貨物列車が通過する。



第三セクターの路線となったが、今も日本海縦貫線で貨物列車が走っている。貨物は他にも列車を見掛けたが、旅客列車はあいの風とやま鉄道、えちごトキめき鉄道ともに見掛けなかった。さて短い時間だったが境川を渡り富山県より新潟県に戻る。天嶮トンネルを抜けて今度は親不知の駐車場に入る。





「親しらず」は、100万年くらい前に東西の方向(海岸に沿うよう)に隆起し、崩れやすい部分が波に侵食されてできた約15kmにも及ぶ「親不知子不知」とよばれる断崖の一部で、古くから交通の難所として知られています。北国街道を南下した松尾芭蕉の一行は、1kmにもわたる約100mもの断崖絶壁の壮大な海岸について、紀行文『おくのほそ道』に「北国一の難所」と記しています。その風光明媚で不変な景観は。陸奥・北陸の名勝の1つとして、平成26年3月18日に国の名勝に指定されました。時代が移り変わっても、人々の心を捉え続ける「親しらず」は、現在も多くの文学作品や絵画等に描かれています。(案内板より)


親不知 (新潟県糸魚川市大字市振)




手前に国道8号、海上に北陸自動車道が通る






糸魚川ジオパークのマスコットキャラクター ぬーな

奴奈川姫(ぬながわひめ)をモチーフにしたキャラクターだそう。




大懐

今は立派な道路や鉄道があるが、古の旅人はこんなところを歩いていたのか。


旧道はコミュニティロードは(遊歩道)となっている

波打ち際の古の北陸道が一世代目、明治に開通したこの旧道が二世代目、昭和41年に天嶮トンネルの開通した国道8号が三世代目、昭和63年開通の北陸自動車道が四世代目という。


青い日本海が何とも言われない…









ここを下ると海岸付近まで行け、また途中には鉄道の旧トンネルもあるそうだが、坂を上ってくることを考えると行かない。駐車場に戻る。




JR西日本 北陸新幹線 (上越妙高-糸魚川)

柏崎からちょっと親不知に立ち寄るつもりが思いの外、時間が掛かった。新潟県は大きい。国道8号を柏崎へ戻る。行きと帰りに糸魚川で新幹線の高架を見たが列車が走っているところを見掛ける事はなかった。 (つづく)