函館本線 大沼駅 (北海道亀田郡七飯町字大沼町)
函館本線 普通 5881D列車 [キハ40形車両] (大沼)
再び入場すると駅員が「鹿部へ行くの?」と問う。鹿部へは行かないけど、鹿部経由の列車に乗る。プラットフォームに戻ると列車が入って来た。乗客は地元の女性が一人いるばかりである。大沼を出発する。ほとんどの特急が走る大沼公園経由の線路と分かれて、鹿部経由の線路を行く。駒ヶ岳の東麓を行く線路である。北海道旅客鉄道の路線は乗りつぶしているが、鹿部経由の路線は夜行列車で通った時に寝ていたため車窓を見られなかったところもある。今日は明るいうちに居眠りもせず、車窓を楽しむつもりである。
森-大沼のサボ (大沼)
函館本線 普通 大沼(9:16)→森(10:04) キハ40-1809
大沼の次の池田園で地元の客が降りた。今回の旅行で初めての貸切となる。自分がこの列車に乗らなかったら、乗客はいなかった訳だ。ちなみに次の列車は6時間近く無い。以前、乗り遅れたら歩いた方が早いんじゃないかという話をナイトスクープでやっていた。次は平成14年(2002)開業と比較的新しい流山温泉駅。流山温泉には一度入浴した事がある。露天風呂から駒ヶ岳が見えるはずだが、曇っており見えなかった。プラットフォームの向こう側に新幹線200系車両が置かれているのだが、風雨にさらされて、かなり痛んできている。次は銚子口。随分昔にここで降りて、大沼湖畔を歩いて大沼駅まで戻った記憶がある。この先は夜行列車でしか通った事がない区間である。夏の北海道は日の出が早いので、快速〔ミッドナイト〕(函館-札幌間、現在は廃止)に乗った時には充分に車窓を楽しめたはずだが、睡魔には勝てずに起きたり眠ったりしていた。
鹿部はこっちだ! (鹿部)
列車は下り勾配をかなりの速度で走っている気がする。キハ40はこんなに早く走れるのかと感心するほどである。上りの貨物列車はこちらを経由する訳で、線形も悪くはないのだろう。先程の銚子口では貨物列車と交換した。鹿部に到着しても誰も乗ってこない。普通列車だけの路線だったら、とっくに廃止だろう。日中に6時間近く列車がないのでは利用するのも大変だが。しかし旧砂原町域に入ると、年配の方がぽつぽつ乗ってきた。森まで行くのだろう。旧砂原町と旧森町は合併している。終着のひとつ前の東森まで乗車があったが、10人にもならずに着いてしまった。
終着の森に到着! (森)
隣の線路には大沼で見送ったはずの長万部行が待っている。遠回りをしても、ここで追いつくダイヤになっているのだ。跨線橋を渡って改札口へ。これまで姿を見せなかった駒ヶ岳が、少しだけ姿を見せている。ところで森駅といえば駅弁のいかめし。長万部行の待つプラットフォームでは駅弁の立ち売りをしている。今日は朝から帆立を食べて満腹なので買わない。なお、いかめしいオジサンはいなかった。旅の歯磨きエルパック♪(CM覚えてる?)
跨線橋から駒ヶ岳が見える! (森)
※画像をクリックすると大きなサイズで表示します。
函館本線 森駅 (北海道茅部郡森町字本町)
とりあえず改札を出てみる。キヨスクでもいかめしを販売。以前、ここで買って食べた事がある。駅舎を出てもいかめしの幟のある商店が。駅舎に戻り、キヨスクでいかめしでなく、ペットボトルのお茶を買ってから入場すると、約1時間ぶりとなる長万部行に乗り込んだ。 (つづく)
キヨスクのほか駅前の柴田商店でもいかめしが買える!
(北海道茅部郡森町字本町)
いずれも平成20年7月22日撮影