JR西日本 新幹線〔こだま847号〕 847A列車 [700系E14編成] (新下関)
令和4年10月12日水曜日。LCCを利用するべく九州へ向かう。
新下関駅の博多方には新関門トンネル(18,713 m)が口を開ける!
新幹線は関門海峡を新関門トンネルで抜けて山口県より福岡県に入る。
JR西日本 新幹線〔こだま847号〕 847A列車 [700系E14編成] (博多)
新幹線〔こだま〕で博多に到着
〔ひかりレールスター〕ならぬ〔こだまレールスター?〕で博多に到着。同列車はこのまま博多南線の特急列車として博多南へ直通する。博多南線は新幹線の設備を新幹線車両が走るが在来線扱いであり、博多-博多南間の特急料金は僅か100円。同区間の運賃は200円で、運賃・料金併せて300円で新幹線の車両に乗る事が出来る。さて博多に到着したが今日は空港に向かわず、鹿児島本線に乗り換えて南下する。
JR九州 鹿児島本線 区間快速 3231M列車 [813系R2213編成] (田代)
車内は混んでいたが席に腰掛ける事が出来た。二日市までは快速運転だったが、その先は各駅に停車する。福岡県より佐賀県に入る。鳥栖の一つ前の駅、田代で下車する。
鹿児島本線で田代に到着
山陽本線 普通 3327M 岩国(12:44)→徳山(13:51) クハ115-3011
新幹線〔こだま847号〕 847A 徳山(13:59)→博多(15:11) 723-7014
◆新幹線自由席特急料金2,530円
鹿児島本線 区間快速 3231M 博多(15:27)→田代(16:06) クモハ813-2213
JR九州 鹿児島本線
田代駅 (佐賀県鳥栖市桜町)
田代は無人駅だった。切符を回収箱に入れるでもなく、交通系ICカードを簡易改札機にタッチするでもなく、改札を通り抜ける。有効な乗車券を所持していて途中下車するのだから何ら問題ないのだが、他人が見ていたら誤解を受けそうである。
駅頭の様子
駅前にコンビニエンスストアもない。お酒屋さんがあるので自動販売機で飲み物を買ってゆく。寂しい駅前だが専門学校があり、生徒さんらしき人らが駅を利用している。
HOTEL AZ 佐賀鳥栖店 (佐賀県鳥栖市原町)
無人駅で降りたのはこちらのホテルの最寄り駅だったから。ホテルは国道3号沿いにある。
客室の様子
冷蔵庫内は
nothing
よく見る動画の影響でチェックしてしまう。
客室からの眺め
長崎自動車道 (鳥栖JCT-鳥栖IC)
写真左に行くと鳥栖IC、右へ行くと鳥栖JCTがある。鳥栖JCTでは九州自動車道、長崎自動車道、大分自動車道が接続。九州の高速道路の要である。
国道3号の先には鳥栖IC
ホテルは鳥栖IC近くにあり大変便利な場所にある。しかし今日は鉄道でやって来た。
福岡のニュース
東京でも大阪でもやっていない全国ニュースの後、福岡のニュースになった。福岡県内でも北九州のホテルで見た時はこれとは別番組だった。福岡では全国でお馴染みだった方が担当されている。タモさんの番組に出ている人も福岡という事で見てみたかったが今日は担当ではないようだ。福岡局ではホークスのニュースをやっているが、広島局ではカープの新井新監督就任会見の話題一色だろう。
佐賀のニュース
鳥栖は佐賀県である。佐賀局にしてみる。
こちらの方々は存知上げない。広島局から山口局にチャンネルを変えた時のような印象。
お天気を見て…
天気はよさそう。
気温も高そうである。この時には東京の天候、気温差に気付いていなかった。さて、しゅと犬くんは出ないので、もう夕食に出掛ける。と言ってもホテルの近くに適当な飲食店がなかったので、今日はホテル内のレストランを利用すべく、一泊二食付きのプランにしてある。ホテルのウェブサイトからの予約で5,910円だった。夕食なしのプラン(朝食は無料)が4,950円なので差額は960円。
夕食バイキング(宿泊料金に含まれる)
キリン一番搾り生ビール(中ジョッキ)(418円)
夕食なしプランから利用すると料金は968円。初めから夕食付にした方が8円安い。このホテルは岩国にもあって、ずいぶん前に食事だけ利用したが、料理の数はもっと多かった。バラ寿司や麵類もあった。ホテルや時季によって料理は変わるのかも知れないし、料金も違ったかも知れない。千円以下でこれだけ食べられれば充分である。なおアルコール類は別料金となる。
二階堂(大分/麦焼酎)(220円)
せっかく九州に来ているので焼酎も飲む。海老と茄子をお代わり。麦焼酎のロックが旨い。
食後にコーヒー
とデザート
これまで令和4年10月12日撮影
デザートを食べるのに匙がない。コーヒー用にはマドラー、カレー用には大きな匙はある。小匙がない。結局箸で食べる。翌日の朝食ではヨーグルトの所に小匙が用意されていたから夕食時は忘れていたのかなと思う。バイキングでも食べ過ぎる事無く、お酒も含めて程よい量で美味しかった。ごちそうさまでした。ホテル内で食事をとると楽である。客室に戻る。このホテルではテレビ画面で動画は見られないので通常のテレビ放送を見ていたが、お酒のせいでウトウトしてしまう。そして枕が合うのか寝台が合うのか寝心地がよい。テレビを消して本式に就寝する。
客室からの眺め
これより令和4年10月13日撮影
令和4年10月13日木曜日。鳥栖のホテルで起床する。
朝食バイキング(無料)
朝食が軽食でもいいが、出来ればこのくらいしっかりと食べたい。納豆と生卵で締める。
食後にコーヒー
とデザート
美味しかった。ごちそうさまでした。
快適なホテルをチェックアウトする
HOTEL AZさんは若松で利用して以来だったがよかった。九州に来たらまた利用したい。
改札口と出札口
田代駅に戻ってきた。無人駅となったが立派な窓口がある。改札には簡易改札機。近距離の券売機、交通系ICカードのチャージ機も設置されている。待合室に椅子もある。さて、無人駅なので切符をポケットから取り出す事無く入場する。
門司港方を望む
鹿児島方を望む
田代駅の東側に隣接して
JR貨物鳥栖貨物ターミナル駅がある。
JR九州 特急〔ゆふいんの森1号〕 8001D列車 [キハ71系] (田代)
特急〔ゆふいんの森〕が通過してゆく。博多-由布院・別府間を、鹿児島本線・久大本線・日豊本線経由で結ぶ。久大本線は久留米-夜明間には乗車しているが、夜明-大分間はまだである。由布院(湯布院)にもまだ行った事がない。
JR九州 鹿児島本線 普通 135M列車 [813系R2205編成] (田代)
普通列車の鳥栖行がやって来た。LCCは今日の夜の便を利用する。まだ空港には向かわない。
鹿児島本線で田代を出発
サッカー場が見えてきて終着の鳥栖に到着。一旦、自動改札から途中下車して、
ファミリーマートでジャスミン茶(100円)を買って再入場する。
JR西日本の駅のコンビニエンスストアは
セブン-イレブンだが、
JR九州ではファミリーマートである。
JR九州 特急〔ハウステンボス15号〕 6015H列車 [783系CM25編成]
JR九州 特急〔みどり15号〕 4015M列車 [783系](鳥栖)
鹿児島本線より長崎本線の列車に乗り換える。博多発ハウステンボス行特急〔ハウステンボス15号〕が佐世保行特急〔みどり15号〕を併結して入ってきた。ハウステンボス行の特急〔ハウステンボス〕に乗車する。
特急〔ハウステンボス〕で鳥栖を出発
自由席に乗車。窓側の空席に腰掛ける事が出来たが、全てのカーテンがひかれており辛気臭い。進行方向左側の席で列車は鳥栖を過ぎると西へ方向を変えて日が差すから、自分の席のカーテンも開けられない。通路側の隣の席にも乗客が座ったので席の移動も困難である。通路側に座ったという事は進行方向右側を含め窓側の席は空いていないだろう。カーテンの隙間から時折外を眺める。新鳥栖、吉野ヶ里公園と停車し、佐賀に到着。数組の乗客を残してほとんどの客が下車した。進行方向右側の窓側の席に移動する。自分の席と他の客のいない自分の周りの席も含めてカーテンを開けてゆく。有田で降りた外国人のご夫婦らしき乗客は時折カーテンの隙間から車窓を見ている。ほとんど他の客はいないのだから気にせずに日本の車窓を楽しめばいいのに。
肥前山口改め江北には、キハ47形のリニューアル車が
これまで令和4年10月13日撮影
佐賀を出ると江北に停車する。西九州新幹線開業に合わせて駅名が
肥前山口より
江北に改称された。所在地は佐賀県杵島郡江北町大字山口。町名に合わせたのだろう。
周防富田を
新南陽に改称した感じか。新南陽市は平成の大合併で周南市となったから、駅名に旧市名が残る事になった。ちなみに旧駅名の
肥前山口は山口線
山口駅(山口県)との重複を避けるため旧国名の肥前が付けられていた。
寝台特急〔さくら〕 43列車 (肥前山口)
平成16年11月21日撮影
肥前山口は寝台特急〔さくら〕で長崎に行った帰り、特急〔かもめ〕で来て下車している。そして次の特急で博多に向かった。
分かれ行く長崎本線
これより令和4年10月13日撮影
特急〔ハウステンボス〕は肥前山口改め江北より佐世保線に入る。長崎本線は博多-長崎間を結ぶ特急〔かもめ〕が走り、以前は東京-長崎間直通の列車も走っていたが、西九州新幹線の開業でメインルートは変わり、特急列車は肥前鹿島までとなった。また長崎本線は喜々津-長与-浦上間の長与支線を除いて電化されていたが、西九州新幹線開業後に肥前浜-長崎間は非電化となった。長崎本線鳥栖-江北間は複線だったが、佐世保線は大町-高橋間を除いて単線である。
高架線を登ってゆく (高橋-武雄温泉)
新幹線の駅舎が! (武雄温泉)
在来線プラットフォームより新幹線車両を望む
新幹線に合わせて在来線も高架となっている。新幹線と接続する在来線特急〔リレーかもめ〕は同一プラットフォームで乗り換えられる(対面乗り換え)。今乗っている特急〔ハウステンボス〕は新幹線と接続せず、新幹線との同一プラットフォームに発着しない。
分かれ行く西九州新幹線
武雄温泉を出発すると高架から地上に線路は降りる。鳥栖-江北間と比べて線形も悪く、列車はあまり速度を出さない。単線なので対向列車との交換待ちで運転停車もある。
区間変更券 岩国 ➡ 長崎(7,480円)
切符は長崎まで買ってあるが、西九州新幹線経由ではなく、まだ乗った事のない大村線経由にしてある。券面に表示はないけど。ところで岩国駅で乗車券を買おうと思ったら出札口(みどりの窓口)に日中閉鎖時間が設けられていて閉まっている。
みどりの券売機プラスが設置されていて、そちらで長距離の切符を買う事が出来るが、先客が一人いてオペレータと繋がるまで10人以上待ちとなっている。列車の出発20分前に駅に来たが、出発3分前になっても自分の番は回って来ず、仕方なく短距離の券売機で隣の駅までの乗車券を買って入場した。車掌から切符を買うつもりだったが車内を回って来ず、徳山に到着後に変更して事なきを得た。今回はこれで済んだが、ネット予約して20分前に駅に来ても切符を受け取れず指定の新幹線に乗れないという事もあるのではないか。
みどりの券売機プラス1台だけではなく、日中も出札口を開けるか、普通の
みどりの券売機も設置して欲しい。まったく切符を売る気があるのかと思う。ひとつも順番の回って来ない
みどりの券売機プラスなぞなく(
みどりの券売機はある)、出札口が日中閉鎖されない新岩国から出発すればよかった。
B自由席特急券 鳥栖 ➡ ハウステンボス(1,200円)
そこで今日の特急券は昨日のうち
JR九州の博多駅で買っておいた。出札口も指定席券売機もたくさんあって、切符を売る気はあるように思える。
有田焼の窯元の煙突が見える (上有田-有田)
有田駅では松浦鉄道西九州線が分岐する
西九州線は旧松浦線(国鉄→
JR九州)。佐世保に行った時、また車で平戸に行った時に線路は見掛けたが、乗った事はない。佐賀県内では唐津線、筑肥線にも未乗区間がある。近くを通る国道35号の標識を見て佐賀県より長崎県に入った事を知る。国道を通った時も思ったが、峠があるふうでもない。
長崎県に入って最初の駅 (三河内)
またしても交換待ちの運転停車…
複線でも列車の少ないところもあるのに、ここの単線はよく使われているというべきか。
佐世保方の佐世保線が現れる
佐世保線は早岐でスイッチバックする配線となっている。佐世保線のうち江北(肥前山口)-早岐間と大村線が元の長崎本線で、早岐から佐世保へ分岐する形で佐世保線が開業。江北(肥前山口)-肥前鹿島-諫早間の経路が長崎本線となり、江北(肥前山口)-早岐間も佐世保線となった。
JR九州 特急〔ハウステンボス15号〕 6015H列車 [783系CM25編成] (早岐)
停車時間にプラットフォームに降りてみる。
特急〔みどり〕と特急〔ハウステンボス〕が切り離される
特急〔みどり〕は進行方向を変えて佐世保へ。特急〔ハウステンボス〕は進行方向はそのまま大村線に入る。かつての長崎本線のルートである。
車内に戻る
早岐から乗ってきた乗客がいる。特急〔みどり〕から移ってきたのかと思ったが、車内放送で「ハウステンボス行です」とアナウンスがあったら慌てて出て行った。佐世保行の特急〔みどり〕と乗り間違えたようである。ちなみに早岐-佐世保間は特急料金不要の特例がある。
783系普通車の座席
悪くはないけど885系の方が好き。
大村線を行く(早岐-ハウステンボス)
分割した特急〔みどり〕が出発したのち、特急〔ハウステンボス〕が出発。初めての大村線である。
お城が見えてきた
JR九州 特急〔ハウステンボス15号〕 6015H列車 [783系CM25編成] (ハウステンボス)
早岐を出て次の駅、ハウステンボスに到着した。
特急〔ハウステンボス〕でハウステンボスに到着
鹿児島本線 普通 135M 田代(9:44)→鳥栖(9:46) クモハ813-2205
特急〔ハウステンボス15号〕 6015H 鳥栖(9:56)→ハウステンボス(11:23) モハ783-211
◆B自由席特急料金1,200円
※博多-早岐は特急〔みどり15号〕4015Mに併結。
構内は1面2線。大村線で電化区間は早岐-ハウステンボス間のみ。電車の特急列車をハウステンボスまで入れるためである。
1番線側には車止め
特急列車はここで折り返す。早岐・佐世保方面と諫早・長崎方面とを直通する列車は2番線に発着する。次の列車に乗り換えの間にちょっと途中下車して駅前を見てみる。 (つづく)