臺鐵 台中線(山線) 台中車站 (台灣省台中市中區)
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潭子15時40分発の區間車5922B次に乗る。これに乗れないと次の発車は16時43分だった。車内は空いていた。5分で次の太原という駅に停まり、また5分して15時50分に台中に到着した。改札から出て、駅舎を見てみる。そこには何とも立派な駅舎が建っていた。赤レンガの駅舎が実にいい。大正6年(1917)の落成という。
さて、歩いて小腹が空いてきた。日本ならば駅うどん・そばの類を食べるのだが、ここ台中駅にはない。駅弁やお土産物などは売っているが、うどん・そばはない。別にうどんでなくてもいい。台湾らしい麵や飯を立ち食い出来ればいいのに。構内にはモスバーガーが営業しているが、ハンバーガーを食べる気分ではない。駅の周りを歩いてみる。タクシー運転手が客引きに寄ってくるが、今は要らない。球場にいれば乗っただろうに。店の前に魯肉飯と書いてある食堂があったので入ってみる。日本語は通じないが、「ルーローハンのダイ(魯肉飯の大)」と言って注文した。注文は通ったが、持ち帰りの容器に入れられていた。その辺は通じなかったが、店内で食べる。
魯肉飯(大) (50元)
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御飯に煮込んだ肉そぼろがかかった料理である。黄色い沢庵がいい。しつこくなく、美味しく食べられる。駅に立ち食いがないのは、駅周辺にいくらでも飲食店があるからか。店内のテレビは、何年か前の大河ドラマをやっている。字幕だから日本語が聞こえてくる。お店の人には日本語が通じない。不思議なところである。お腹も膨れて店を出る。
これから台北に戻るが、切符は買っていない。再び臺鐵に乗ってもいいが、せっかくなので高鐵に乗ろうと思う。高鐵の台中駅は臺鐵と接続していて、高雄方に3駅目の新烏日で乗り換えとなる。券売機で切符(15元)を買う。売店で缶コーヒー(25元)も買って飲む。入場して月台へ。台中始発なので、ここで折り返しかなと思っていると果たしてそうだった。駅員か車掌が「新烏日云々」と乗客に言っている。新烏日へはこの列車に乗るよう言っているのだろう。さっそく自分も乗り込む。夕方で多少混雑してきたが、席には座れた。區間車5911次は16時34分発車。大慶、烏日と停まり、高鐵連絡の新駅、新烏日に16時43分到着した。
臺鐵 台中線(山線) 新烏日車站(台灣省台中縣烏日鄉)
月台から階段を上がり、改札口へ。駅舎は仮設で、まだ出来上がっていなかった。臺鐵としては客を奪われ、新駅も開業せねばならず、大変である。連絡通路を歩き、高鐵の台中車站へ。こちらは仮設ではない。
高鐵 台中車站 (台灣省台中縣烏日鄉)
高鐵の左營も立派だったが、台中も立派である。空港の建物を思わせる。構内には日本でも御馴染みの飲食店が営業している。某パン屋の喫茶店には客はいなかったけど。
Royal Host も出店 (台中)
17時の列車に乗る! (台中)
切符売場には列が出来ていたが、すぐに番となった。台北のひとつ手前の板橋までの切符を買う。「いたばし」と言いたいところだが、「バンチャオまで自由席」と言ってみる。結局は日本語。しかし自由席が通じない。筆談するのも、紙とペンを取り出すのが面倒くさい。「Non-reserved Seat」と言うと通じた。台中-板橋間、530元。現金で購入。自由座(自由席)は11月に登場したばかりで、特別価格となっている。入場して月台に上がると、ちょうど列車が入線して来た。
高鐵 422車次 (台中)
停車時間は新幹線よりは長いので焦る事はない。〔のぞみ〕の自由席は1~3号車だが、高鐵の自由座は10~12節の3両である。高鐵は12両編成なので、1/4が自由座である。10節から車内に入る。混んでいる。空席はない。11節、空席はない。對號座(指定席)は空いていたのに。わかりやすいな。空席を求めて客室、デッキ、客席と移動する感じが、新幹線そのままである。先頭の12節も混んでいたが、三人掛けのB席に空席があった。C席にはガタイのいいニイチャンが座っているから空いていたのだろう。寝ているニイチャンに「すいません」「EXECUSE ME」「對不起」と言って起こし、B席に腰掛ける。夕方なので混んでいるのだろうか。ピンポン、ピンポン♪といって扉が閉まる。700系だなあ。定刻の17時に発車。加速する音もおんなじだ。自由座には博愛座(優先席)が設けられていた。
自由座(自由席)の表示
422車次は各駅に停車する。窓側には座れなかったが、車窓は昨日見ている。臺鐵で車窓を楽しみ、便當を楽しむのが列車の旅の醍醐味だろうが、速い高鐵もいいね。板橋17時51分到着。「對不起」と言って、ガタイのいいニイチャンの前をすり抜けて列車降りた。
到着しました!(板橋)
台北でなく板橋で降りたのは、乗り降りした駅の数を増やしたいのと、高鐵の運賃を節約しようと思ったから。板橋から捷運の板南線で台北車站まで5駅。そこで淡水線に乗り換えるが、捷運は運賃は通しで設定されているので、台北で高鐵から乗り換えるより安いはずである。板橋から民權西路までは30元だった。台北車站から民權西路まででも20元だから割安である。
台北捷運 板南線 板橋(18:06)→台北車站(18:18)
同 淡水線 台北車站(18:25)→民權西路(18:29)
※正式ダイヤ不明のため、実際の時刻を記す。
ホテルに戻る。午後7時前だが、ニュース7は終わっている。今日はずっと食べていたので、夕食は軽く済ます。ホテルの隣の食堂へ行く。麵線を食べようと思っていたが、担仔麵の文字を見て、それを注文する。ここのはあっさりとして旨い。勘定を済ませ、店のおばさんに「好吃」と言うと、発音を直される。「ハオチー」じゃなくて「ハオツー」なのか。
担仔麵 (45元)
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いずれも民國96年11月27日撮影
7-ELEVENで缶コーヒー(20元)、アーモンド(65元)、そして台湾の袋麺(15元)を3種類買ってホテルに戻る。袋は有料(1元)なので、手に持ったまま。それを見たフロントの女性に笑われた気がする。部屋でビールを飲みながら、アーモンドをつまむが、味付けが口に合わない。サワー・クリーム・アンド・オニオンのような味がする。アーモンドはシンプルに塩味でいいのに。高かったので全部食べた。昨夜も観たバラエティー番組を観てからもう寝た。 (つづく)
【動画】 台灣高鐵 422車次 (板橋)
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