朝食バイキング (〔さんふらわあ さっぽろ〕レストラン)
平成18年6月18日日曜日。煙突に近い船室で、振動、騒音ともに大きいはずなのに良く眠れた。風邪薬を服用していたのがよかったのだろうか。往路復路ともに船上で夜空を見る事なく眠た。
朝食を含めて代金は昨夜に支払済なので、必ずレストランに行かなければならない。12時間以上食事をしていないので、お腹は空いている。7時30分の営業開始を待ってレストランへ。2食セットの食券が回収され、盆を持って料理を皿に盛る。御飯はスタッフによそってもらう。量は適量であった。牛乳に始まり、納豆で締め、後でコーヒーを飲んでレストランをあとにする。
2等寝台 (さんふらわあ さっぽろ)
天気は悪く、景色も見えないので、寝台に戻り横になる。起きてはサイダー(120円)を飲んだり、アイスクリーム(315円)を食べてみたり。寝るか食うかして過ごす。レストコーナーというソファーやテーブルが置かれた場所がある。前回乗船した時も喫煙、禁煙に分けられていたが、今では喫煙ブースは透明な板で囲まれている。TVではワールドカップ(再放送)が映っている。今夜はクロアチア戦なので、急いで家に帰らなければならない。
レストランは昼食の営業もしているが、上陸して食べるつもりである。陸が見えてきて、大洗に入港した。手荷物を持って下船口に向かう。レストコーナーが無人だったので、TVのチャンネルを変えてみると、BSデジタル放送を受信している。BSアナログかと思っていた。2等寝台の利用では、レストコーナーのTVを見るしかないが、1等以上の個室なら各船室でDVDを含めて楽しめるのだ。食うか寝るだけの船旅にはならなかっただろう。
大洗港に到着 (茨城県東茨城郡大洗町港中央)
下船を待つ客の中に、あの母娘がいる。4日間見かけたが、これで最後である。2等寝台では見かけなかったから、1等以上の利用だったのだろうか。いよいよ下船。エスカレーターで下のデッキに下りる。ターミナルへの橋は使わず、港の車で移動する。大して距離もないので乗らない人もいる。港から駅へ歩き、大洗鹿島線で水戸へ。水戸からは特急。往路と逆の行程で戻る。3泊(うち船中2泊)4日ながら、北海道上陸は28時間強の慌しい旅が終わった。 (おわり)
大洗港に碇をおろす〔さんふらわあ さっぽろ〕