旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

烏山線・宇都宮線

2021-01-31 02:00:00 | 鉄道

JR東日本 東北本線 普通 646M列車 [205系Y12編成] (黒磯)

宇都宮行に乗り込む。


205系の車内の様子!


乗車券 黒磯→烏山(1,170円)

黒磯以南の東北本線はSuica首都圏エリアだが、途中からエリア外の路線(烏山線)を利用するので、紙の切符を買っておいた。


metro 東北本線で黒磯を出発symbol6


JR東日本 東北本線 普通 646M列車 [205系Y12編成] (宝積寺)

終着の宇都宮まで行かず、手前の駅で降りる。


metro 東北本線で宝積寺に到着symbol6


烏山線には七福神の画が!

東北本線から烏山線に乗り換える。「宝積寺」、「大金」と縁起の良い駅名がある事から、烏山線の七駅に七福神が割り当てられているそう。東北本線との分岐駅「宝積寺」には割り当てられていない。


乗車位置にはACCUMの文字!


JR東日本 烏山線 普通 331M列車 [EV-E301系V3編成] (宝積寺)

宇都宮始発の列車が入ってきた。2両編成の電車である。


パンタグラフで架線から集電している!

東北本線は電化しているから電車が走れるが、非電化の烏山線をどうやって電車が走るのか。気動車(ディーゼルカー)を電車と誤用する人は何ら疑問に思わないのだろう。それはさておき、やって来たのは普通の電車ではないのである。


クモハでもキハでもなくEV(表示はないがクモハに相当するそう)

この電車は、電化区間では架線からの電力で走り、非電化区間では充電された蓄電池の電力で走る。電化区間では充電も行う。EV-E301系、蓄電池駆動電車(ACCUM)である。


metro 烏山線で宝積寺を出発symbol6

架線のない烏山線に入って行く。列車の走りは電車そのものである。ディーゼルエンジンで発電して、その電力で電気モーターを回して走るハイブリッド車両に乗った事があるけど、電車のような走りをするが、発電するエンジンの音が大きかった。しかしこの電車は静かなものである。


架線のない非電化路線を電車は走る! (小塙-滝)

実は電化してました、という訳ではない。


長閑な車窓!

もっと乗っていたいが、列車は終点の烏山に到着した。蓄電池で走るから、あまり長い路線には向かないのだろう。


EV-E301系の車内の様子!


JR東日本 烏山線 普通 331M列車 [EV-E301系V3編成] (烏山)


metro 烏山線で烏山に到着symbol6

蓄電池駆動電車、いいな。JR西日本も岩徳線や芸備線に入らんかな。ないな。草津線から関西本線に入るのはどうだ。知らんけど。

東北本線 普通 646M 黒磯(11:47)→宝積寺(12:27) クハ204-612
烏山線 普通 331M 宝積寺(12:48)→烏山(13:22) EV-301-3
◆黒磯-烏山間の運賃1,170円


車止め


烏山駅の充電設備でパンタグラフを上げて急速充電!

折り返しの間に充電を行う。


JR東日本 烏山線 烏山駅 (栃木県那須烏山市南)


駅頭の様子!

烏山線は烏山駅までの盲腸線だが、かつては馬頭を経て水郡線常陸大子駅に至る国鉄バスの常野線があった。以前、烏山線の乗りつぶしで来た時には、馬頭までJRバス関東の路線はあったが、乗り換える事もなく、烏山線の乗って来た気動車で引き返した。今ではJRバス関東の路線は廃止されている。




今日も乗って来た列車で引き返す…




改札口と券売機

出札口はない。指定席券売機はある。


急速充電中の電車


ACCUM ENERGY ACCUMULATING VEHICLE


EV-E301-3(烏山方)


EV-E300-3(宇都宮方)


パンタのある車両の上だけ充電用の架線が設けられている!


JR東日本 烏山線 普通 334M列車 [EV-E301系V3編成] (烏山)


ワンマン 宇都宮 Utsunomiya


EV-E301系の車内の様子!




蓄電池で空調・照明を動かしています。

電気の流れを表示する車内モニタ。充電を止めてパンタを下したのだろうか。


metro 烏山線で烏山を出発symbol6


蓄電池の電力で走行しています。


トイレではなく機械室


乗車券 烏山→宇都宮(590円)

烏山線はSuicaのエリア外につき紙の切符を利用する。


冬の田園地帯を行く! (仁井田-鴻野山)

東北本線が近づき、宝積寺に帰ってきた。


架線からの電力を充電しています。


パンダを上げて架線から集電!


metro 東北本線に乗り入れて宝積寺を出発symbol6


架線からの電力で走行しています。

もう普通の電車である。東北本線に入ると線形がいいからか、烏山線内よりも速度を出して運転する。終着の宇都宮に到着する。


JR東日本 烏山線 普通 334M列車 [EV-E301系V3編成] (宇都宮)
※宇都宮-宝積寺間は東北本線。


metro ACCUMで宇都宮に到着symbol6

烏山線 普通 334M 烏山(13:39)→宇都宮(14:26) EV-E300-3 運賃590円
※宇都宮-宝積寺間は東北本線。



切符を見ても車両の種類は書いてないが、記念に持ち帰る。さて、遅くなったがお昼ごはんにしよう。駅の商業施設の飲食店で紙クーポンが使える事を確認して入店する。


beer 生ビール♪

生ビールセット(1,100円)を注文する。


キムチとメンマ ※セットに含まれます。

麦酒とこれらで1,100円ではないが、先に別の料理が運ばれてきた。


佐野ラーメン(858円)

栃木県なので、佐野ラーメンが食べたかった。ここは宇都宮だが、まあいいか。


麵はこんな感じ♪

あっさりしたラーメンが旨い。ここで真打ち登場。


餃子6個 ※セットに含まれます。

宇都宮なので、餃子が食べたかった。麦酒によく合い旨い。宇都宮の餃子と佐野ラーメンの両方が食べられてよかった。ごちそうさまでした。


宇都宮餃子 宇味家 JR宇都宮駅構内店
宇都宮パセオ2F GRANDMARCHE内 (栃木県宇都宮市川向町)




JR東日本 東北本線 宇都宮駅《西口》 (栃木県宇都宮市川向町)

このままJR線で帰れば早いが、ちょっと別の経路で帰る事にする。


駅から伸びる大通りを西へ!


オリオン通りを通る!

沖縄で飲んだオリオンビールを思い出す。


オリオン通りで見る紅葉!


START 2022 LRT

LRTと路面電車の違いが判らないが、いよいよ開業するのだろうか。


東武鉄道 宇都宮線 東武宇都宮駅 (栃木県宇都宮市宮園町)

宇都宮線の東武宇都宮駅に到着。東北本線の一部区間に同じ名称を愛称として使っているらしいが、東武鉄道の方は正式に宇都宮線である。愛称の方は平成になって新しく付けられたが、当時の理由のひとつに「東北の名前が嫌だ」というような報道を見た。本当にそうなら怪しからんので、愛称は使わない事にしている。宇都宮線に乗る前に見ておきたい所がある。




カトリック松が峰教会 (栃木県宇都宮市松が峰)

タモさんの番組で紹介していた教会を見る。



聖堂は昭和7年11月20日竣工。大谷石で造られた荘厳な教会建築である。





このご時世で内部の見学は出来ないようだが、敷地内の散策は出来たのかも知れない。信仰の場であるし、今回は遠慮して、敷地外から撮影するにとどめた。駅に戻りSuicaで入場する。


車止め

東武宇都宮駅は宇都宮線の終点。駅は東武百貨店と一緒になっている。


東武鉄道 宇都宮線 普通 456列車 [20400型] (東武宇都宮)

前に乗った時より新しい車両になっている。出札口で日光線系統の時刻表を貰い、特急に乗る事も考えたが、接続の関係で到着時刻があまり変わらないので、特急を使わずに帰る。


metro 宇都宮線で東武宇都宮を出発symbol6
いずれも令和2年12月7日撮影

夕方なので車内は帰宅する生徒さんが多い。列車は各駅に停まり、新栃木から日光線に入る。東北本線宇都宮より日光に至る路線も日光線だが、これは愛称ではない。以前、東武宇都宮から列車に乗った時は栃木止まりで、そこで南栗橋行に乗り換えた記憶があるが、今乗っている列車は栃木県から、群馬県を経て、埼玉県の南栗橋までゆく。ここで急行中央林間行に乗り換える。学生時分、渋谷から乗っていた東急電車に、埼玉県東部で乗り換える事は、未だに不思議な感じを覚える。東武動物公園から伊勢崎線に入り、新越谷で下車。武蔵野線の南越谷に乗り換えて帰宅した。 (おわり)

宇都宮線 普通 456レ 東武宇都宮(16:07)→南栗橋(17:26) 22433
※南栗橋-新栃木間は日光線。
日光線 急行 1721K 南栗橋(17:33)→新越谷(18:03) 東急8852
※押上-東武動物公園間は伊勢崎線。
◆東武宇都宮-新越谷間のIC運賃1,079円
武蔵野線 普通 1733E 南越谷(18:11)→新松戸(18:29) クハ209-512 IC運賃220円

東北本線・塩原本線

2021-01-26 23:00:00 | 鉄道

崎陽軒 シウマイ弁当(860円) 麒麟麦酒 一番搾り(234円)

令和2年12月6日日曜日。栃木県に出掛けてきた。上野駅で深川めしのお弁当を買ってゆくつもりだったが、2店舗回ってどちらも売り切れ。いつものお弁当と麦酒を買って列車に乗り込む。


乗車券 新松戸→西那須野(2,640円)

近郊区間の選択乗車と、特定の分岐区間に対する区間外乗車で、上野を経由してゆく。


普通列車用 グリーン券 上野→宇都宮(800円)


利根川を渡る! (栗橋-古河)


JR東日本 東北本線 普通 3522E列車 [E231系] (宇都宮)

上野から宇都宮まではグリーン車の旅。


metro 東北本線で宇都宮に到着symbol6

ロングシートの普通車に乗り換え、さらに北へ向かう。


JR東日本 東北本線 普通 657M列車 [205系Y12編成] (西那須野)


metro 東北本線で西那須野に到着symbol6

常磐線 普通 1022S 新松戸(11:00)→松戸(11:08) 東京地下鉄16037
常磐線 快速 1082H 松戸(11:10)→上野(11:30) サハE231-155
※上野-日暮里間は東北本線。
東北本線 普通 3522E 上野(11:55)→宇都宮(13:38) サロE230-1016 グリーン料金800円
東北本線 普通 657M 宇都宮(13:45)→西那須野(14:26) クハ205-612
◆新松戸-西那須野間の運賃2,640円


JRバス関東 塩原本線 (西那須野)

駅を出るとバスが待っていた。Suica等の交通系ICカードは使えない。整理券を取って乗車する。




流石に紅葉は終わったか…

駅からは市街地、牧場などある平地を走っていたが、途中からは山間へと差し掛かる。


連珠の滝?




箒川の渓谷を行く!


JRバス関東 塩原本線 (塩原温泉バスターミナル)

終点の塩原温泉バスターミナルに到着。バスターミナルの手前から温泉街に入っており、途中で降りるお客も多かった。

塩原本線 西那須野(14:33)→塩原温泉バスターミナル(15:18) L534-02514 運賃940円


JRバス関東 塩原本線 塩原温泉バスターミナル (栃木県那須塩原市塩原)


塩原温泉 時刻表

時刻表を確認。1時間に1本程度の運転。






箒川沿いの温泉地yu


塩原温泉 ホテルおおるり (栃木県那須塩原市塩原)

バスターミナルから遠回りとなったが、今日の宿に到着。



チェックインして客室へ。


客室の様子!

十畳の座敷を一人で使う。ひろびろ。


窓からは箒川が望める!


床の間にはテレビ!


懐かしい電話機も!


お茶とお茶菓子をいただく!

ホテルで自分で湯沸かしポットに水を入れて、お湯を沸かしてまでお茶は淹れないが、ここは予め湯沸かしポットにお湯が入っている。ありがたく何杯もいただいた。


クーポンは栃木県、福島県、茨城県、群馬県、埼玉県で使える!

千葉県では使えない。どこかで使って帰らないと。温泉旅館なので早速お風呂へ。露天もあるそうだが、屋内の方に入る。あまり混雑しておらず、ゆっくり出来る。温泉は24時間入れるそう。


夕食はバイキング+ワンドリンク付き

指定された夕食の時間はかなり早かったが、まあ仕方がない。指定された席には、すき焼き、うな重、お刺身が用意されていた。他はバイキングで自分で取ってくる。


すき焼き

高級なお肉ではないが、温かいすき焼きは嬉しい。


うな重

初めから用意されているうな重は温かくないのが残念。しかし久しぶりに鰻を食べたので実に旨い。鰻は昨年、津で食べて以来か。


お刺身

お刺身というか、握りずしにのせるタネだけのような感じ。


適当に欲しいものを見繕ってきた!


アツアツのもつ煮もsymbol6

白飯やお味噌汁もあるようだが、うな重があるので取ってこなかった。


beer アルコールは2杯目から110円!

湯上りに一杯やるのは実に旨い。もう一杯もらってくる。随分安いなと思ったら、麦酒ではなくてクリアアサヒだった。他には日本酒や葡萄酒もあった。お酒コーナーに自分で取りにいかなければならないので、年配の方もジョッキやワイングラスを持ってゆっくり歩いて席に戻っている。足腰が元気でないとバイキングは大変だなと思う。大御馳走ではないかも知れないが、御馳走を食べて、お酒も飲んで実によかった。ごちそうさまでした。


夕食会場から部屋に戻るとお布団が敷かれていた!
これまで令和2年12月6日撮影

部屋に敷きに入られるので、荷物や服を散らかしておけない。十畳間でひろびろと就寝。


客室からの眺め! これより令和2年12月7日撮影

令和2年12月7日月曜日。塩原温泉の宿で起床する。上の写真で湯気が上がる露天風呂に入ってくる。外気は寒かったが、朝の岩風呂は実によかった。


朝食もバイキング!


果物、デザートもいただく!

近くの席のお客さんが意外に旨いと言っていた、杏仁のような、ナタデココのような、ヨーグルトのようなのが旨い。


coffee 食後にコーヒーsymbol6

ごちそうさまでした。


塩原温泉 ホテルおおるり (栃木県那須塩原市塩原)

宿をチェックアウトする。支払いは4,500円だった。Go To トラベルもあり、2食付き、クリアアサヒを2杯飲んで(1杯目は夕食に付いている)、温泉に入って、十畳間に泊まって、1,000円のクーポンも貰える。朝から入る露天風呂はよかった。温泉に来て本当に良かったと思う。内田百先生の読者が温泉云々いうのもどうかと思うが、勘弁してください。




JRバス関東 塩原本線 塩原温泉バスターミナル (栃木県那須塩原市塩原)

バスターミナルに戻ってきた。途中で廃業した大きなホテルを見掛けた。


JRバス関東 塩原本線 (塩原温泉バスターミナル)

那須塩原駅行のバスは止まっていたが、運転士さんはまだ車内にいない。扉は開いているので車内に入らせてもらう。


車内の様子!

他に乗客はいないので、車内を撮影。焦点が合っていない。運転士さんが戻ってきて、他の乗客も乗ってきて出発。塩原温泉の他の停留所からも乗客あり。


吊り橋が見える!

自家用車を自分が運転していれば、思い立って観光地にフラッと立ち寄れるが、路線バスだと躊躇する。塩原本線は1時間に1本あるから、途中で降りて観光もありだろう。那須塩原駅-塩原温泉バスターミナルの往復と千本松-塩原バスターミナル間が二日間乗り降り自由となる「塩原渓谷フリーきっぷ」(2,050円)が発売されている。


JRバス関東 塩原本線 (西那須野)

西那須野に戻ってきた。

塩原本線 塩原温泉バスターミナル(9:30)→西那須野(10:15) L534-02514 運賃940円


JR東日本 東北本線 西那須野駅《西口》 (栃木県那須塩原市永田町)

東北本線に沿って東北新幹線の高架が伸びる。


山の方を望む!

次の目的地に行く列車の接続が悪い。時間潰しに下り列車に乗って黒磯まで行ってみる。改札機にSuicaをタッチして入場する。


JR東日本 東北本線 普通 641M列車 [205系Y9編成] (西那須野)


metro 東北本線で西那須野を出発symbol6

西那須野を出ると、次は那須塩原に停車する。旧駅名は東那須野で、昭和57年6月23日に東北新幹線が開業して新幹線停車駅になり、現役名に改称された。昭和50年3月10日の山陽新幹線全線開業での玉島→新倉敷、長門一ノ宮→新下関と同様だろう。那須塩原を出ると終着の黒磯に到着する。


metro 東北本線で黒磯に到着symbol6

東北本線 普通 641M 西那須野(10:30)→黒磯(10:40) クハ204-609 IC運賃242円

改札機にSuicaをタッチして出場する。Suicaの首都圏エリアの東北本線の北限はここ黒磯まで。紙の切符を買えば西那須野-黒磯間の運賃は240円なので、Suica利用で2円高くついた。


JR東日本 東北本線 黒磯駅 (栃木県那須塩原市本町)

黒磯駅も東北本線に沿って東北新幹線の高架が伸びている。


車寄せ

黒磯駅には貴賓室が設けられている。東北新幹線開業後は那須塩原駅があるので、今ではほとんど利用されてないのだそう。


駅頭の様子!


metro 東北本線は更に北へsymbol6

白河の関を超え、みちのくに足を延ばしたいが、今日は行かない。せめて、福島県に向かう列車を見てみる。


JR東日本 東北本線 普通 4133M列車 [E531系K551編成] (黒磯)



常磐線で見掛ける車両である。東北本線の交流・直流電化の死電区間が黒磯駅の北に設けられている。仙台・福島方面からの交流の電車は黒磯まで入れない。上野・宇都宮方面からの直流の電車は黒磯から北へは行けない。交流・直流の両方に対応したE531系が走る。


水カツ

水戸支社勝田車両センター(茨城県ひたちなか市)の電車が走る。







以前は交流・直流に関係ない気動車(ディーゼルカー)も走っていたが、電車に統一されていた。


構内の様子!



新白河行を見送り、宇都宮行に乗車する。 (つづく)



房総の旅 成田線・成田空港

2021-01-16 02:00:00 | 鉄道

伊能忠敬記念館 (千葉県香取市佐原イ)

佐原に来たからには伊能忠敬記念館を訪れる。入館料金は500円。伊能忠敬は50歳を過ぎて江戸へ行き、日本各地を測量して大日本沿海輿地全図(伊能図)を作成。文政4年(1821)の完成前、文政元年(1818)に亡くなられている。もちろん館内の展示物は撮影出来ないが、地図を見るのは好きなので、じっくりと展示を見てゆく。本人の書かれたものを見ると、几帳面な細かい字が書き込まれている。伊能図の岩国の箇所に見慣れた地名が書かれているのを見て、200年以上前に岩国付近も測量して行かれたのかと思う。八郎潟、巨椋池(大池)、桜島を見て、現在との違いも確認する。大変興味深い展示で来てよかった。記念館を出ると、もう雨は上がっている。




樋橋(じゃあじゃあ橋)

伊能忠敬旧宅にいた時に水の音が聞こえてきたので、雨が激しくなったのかと思ったら、観光用に橋から30分毎に落水させているのだそう。


旧宅の前に小野川観光船が着く


金清 (千葉県香取市佐原イ)

こちらは大正13年築の建物。


小野川沿いの他にも古い町並みが!


東薫酒造 (千葉県香取市佐原イ)




馬場本店酒造 (千葉県香取市佐原イ)

また一軒、造り酒屋がある。



ホテルでもらった味醂は、こちらの最上白味醂か。






虎屋菓子舗 (千葉県香取市佐原イ)


旧千葉合同銀行佐原支店 (千葉県香取市佐原イ)

昭和4年の建築。昭和18年、千葉合同銀行、小見川農商銀行及び第九十八銀行が合併し、千葉銀行設立された。現在のちばぎんの店舗は、もう少し駅の方にある。




小野川沿いに戻ってきた!


中村屋商店 (千葉県香取市佐原イ)

こちらは安政2年(1855)の建築だそう。







実に楽しい佐原散策だった。駅に向かう途中、鰻屋さんからいい匂いが漂う。


佐原駅の近くまで戻ってきた!

駅と線路そばの泊まったホテルも見える。


JR東日本 成田線 佐原駅 (千葉県香取市佐原イ)

佐原駅にもJRバス関東 の路線がある。


国鉄の駅名標風symbol6

さて、この後は鼻眼鏡の枠を完成させるために佐倉に行くのだが、途中で寄り道するかも知れない。コインロッカーで使う小銭が欲しかったので、とりあえず成田まで切符は買ってある。予定は曖昧だが、この切符で入場する。




JR東日本 鹿島線 普通 533M列車 [209系C439編成] (佐原)
※佐原-香取間は成田線。

鹿島神宮行の列車が入っている。まだ出発しないので、空調の効いた車内に入り、座席に腰掛け待合室代わりに。成田行の列車を待つ。


JR東日本 成田線 普通 2446M列車 [209系C433編成] (佐原)

成田行が来た。クロスシート(ボックスシート)に腰掛ける。


乗車券 佐原→成田(510円)


長閑な車窓… (下総神崎-大戸)

ホテルで貰った朝刊を読んでいるうちに終着の成田に到着。


JR東日本 成田線 普通 2446M列車 [209系C433編成] (成田)

成田線 普通 2446M 佐原(11:53)→成田(12:28) クハ209-2007


metro 成田で成田空港行に乗り換えsymbol6

このまま佐倉へ行くか、空港に立ち寄るか思案していたが、すぐに成田空港行の列車があるそう。飛行機には乗らないが空港に立ち寄るとしよう。ちなみに成田を発着する4方面全て路線名が成田線である。


※令和2年3月14日、常磐線佐貫駅龍ケ崎市駅に改称されました。


JR東日本 成田線 快速 4091F列車 [E217系Y-14編成] (成田)


metro 成田線で空港第2ビルに到着symbol6

成田線 快速 4091F 成田(12:32)→空港第2ビル(12:41) クハE217-14
◆佐原-空港第2ビル間の運賃680円。


JRから京成の構内への改札は廃止された!

以前は京成側にあった検問所に向かうため、JR利用客は京成構内を経由して出場していた。駅から出るのに2箇所の改札を通る必要があった。初めての人には解りにくかったと思う。


今はJRの改札から出場出来る!

検問所でのチェックがなくなり、京成構内を経由する必要もなくなった。成田までの切符を清算(不足額170円)して出場する。




牛すき鍋膳(688円) 冷酒(315円) +税(100円)

空港で昼食をとる。


いただきます♪

お昼から牛すき鍋にお酒で実に旨い。お手軽なすき焼きでいいメニューである。以前、台湾に行く前にここで食事をした時、外国人旅行者が牛すき鍋を食べていたのを思い出す。日本旅行の最後の食事になかなかよさそう。今の店内はお昼時で賑わっているけど、外国人旅行者の姿は見られない。なお、この空港の店舗では市中の店舗と価格が異なる。


吉野家 成田国際空港第2本館店 (千葉県成田市古込)

第2旅客ターミナル2階にある。ごちそうさまでした。


到着便の案内

便数は少なく、欠航の文字もみられる。


閑散とした出発ロビー




多くのお店が閉まっている!

出発する外国人の姿も僅かに見られる。日本在住の外国人が日本を去るのだろう。自由に往来出来るようになるのは、いつの事だろうか。


特急は夕方までない!

空港第2ビル駅へ戻る。飛行機で成田に到着した時には、早く帰宅する事しか考えないから、遠回りとなる特急〔成田エクスプレス〕は利用した事がない。今日は空港へは昼飯を食べただけで、早く帰宅する事もない。それでは、特急〔成田エクスプレス〕に乗ってみようと思ったが、このご時世で日中の列車は運休。快速しか走っていない。しかも出発まで時間がある。


ターミル連絡バス (第1ターミナル)

それならと、始発駅の成田空港駅のある第1旅客ターミナルに移動する。ターミナル間の移動は無料のバスが利用出来る。切符を買って鉄道で移動しなくてもいい。今日は北ウイング♪には行かない。地下の空港駅に移動。

ターミル連絡バス 第2ターミナル(13:30頃)→第1ターミナル(13:36頃) 525 運賃無料




JR東日本 成田線 快速 4336F列車 [E217系] (成田空港)

特急はないので、せめてグリーン車を利用する。外国人旅行者で列の出来ていた出札口も今は空いている。切符を買うと手拭いを頂戴した。


昇降ロープ式ホーム柵(支柱伸縮型)を設置!

大阪駅でも見掛けたホーム柵。特急でも快速・普通列車でも、異なる扉の数・位置にも対応出来る。プラットフォームの向かい側にはE259系車両が回送で入ってきた。


普通列車用 グリーン券 成田空港→船橋(1,000円)


乗車券 成田空港→新松戸(990円)

乗車券の経路は、成田空港(成田線)成田(成田線)我孫子(常磐線)新松戸で発券されているが、実際は成田空港(成田線)成田(成田線)佐倉(総武本線)西船橋(武蔵野線)新松戸で乗車する。東京近郊区間内相互発着では重複しない限り乗車経路は自由に選べる。


E217系グリーン車(2階部分)の車内の様子!

誰も乗っていないので、E217系のグリーン車内を撮影する。


E217系グリーン車(1階部分)の車内の様子!


E217系グリーン車(車端部)の車内の様子!

車端部は二階建てではなく、平屋である。二階建て部分にはない網棚が車端部にはあるので、荷物が多い時は車端部がいい。但し車両の端なので揺れは大きい。


E217系グリーン車(2階部分)の座席!

結局、2階の席に腰掛ける。内田百先生の『房総鼻眼鏡』では両国駅から二等を利用されているが、自分もようやく最後に三等から二等(特別車両・グリーン車)の乗客となる。


アイスコーヒーM(180円)

ファミリーマートでアイスコーヒーを買っておいた。


metro 成田線で成田空港を出発symbol6


並走していた京成成田空港線と分かれる! (成田-空港第2ビル)


成田線(松岸方)が近づく!

後方に見える高架線は京成成田空港線。


成田線(我孫子方)が近づく!

普段は我孫子経由か、京成成田空港線(スカイアクセス)経由を利用する。船橋経由は台湾帰りで草臥れていた時にグリーン車に乗って以来。


総武本線(銚子方)が近づく! (佐倉-酒々井)

佐倉から列車は総武本線に入る。百先生と順序は異なるが、これで鼻眼鏡が完成した。


JR東日本 総武本線 快速 1336F列車 [E217系] (船橋)
※佐倉-成田空港間は成田線。千葉-成田空港間は快速4336F列車で運転。
いずれも令和2年11月20日撮影


快速列車が千葉に停車中、E259系車両が通過してゆく。日中の特急〔成田エクスプレス〕は運休だから回送だろうが、走っているのなら乗れればいいのにと思う。百先生は旅の最後に泊まった千葉の宿がひどいので、途中で逃げ出して電車で帰京してしまう。『房総鼻眼鏡』ではそこまでしか書かれていないので、てっきり帰宅されたのかと思っていたが、平山さんの本を読むと、東京ステーションホテルに泊まってお酒を飲まれたそうである。自分の旅では両国にも東京にも行くことなく、船橋、西船橋と乗り換えて帰宅した。 (おわり)

成田線 快速 4336F 成田空港(13:58)→船橋(15:06) サロE216-35 グリーン料金1,000円
※東京-佐倉間は総武本線。東京-千葉間は快速1336F列車で運転。
総武本線 普通 1443B 船橋(15:13)→西船橋(15:16) モハE231-516
武蔵野線 普通 1546E 西船橋(15:26)→新松戸(15:42) クハE231-40
◆成田空港-新松戸間の運賃990円。

房総の旅 成田線・佐原

2021-01-10 10:00:00 | 

JR東日本 成田線 佐原駅 (千葉県香取市佐原イ)

佐原駅の駅舎は以前訪れた時とは異なる。随分と和風な外観に建て替えられている。佐原市も平成の大合併で、香取市となっていた。


上空には旅客機がsymbol5

成田に着陸するのだろう。


駅頭の様子!


伊能忠敬翁像


今日の宿は駅のすぐ側!

元は鉄道用地と思われる。


ホテルルートイン香取佐原駅前 (千葉県香取市佐原イ)

チェックインすると、予約した客室はアップグレードされていた。そして1,000円分の紙クーポンの他に、香取市の特産品も頂戴する。ありがたい。


客室の様子!


客室からの眺め!


こんな机と椅子が!


椅子に腰掛けてお相撲を見る!


そして、ぬれ煎餅を食べる!


十一月場所だが九州ではなく東京で開催!

今場所は十両の土俵に上がる松鳳山関。九州であればご当所だが、このご時世で両国の国技館での開催である。今場所は連敗している。


錦富士に松鳳山は、小手投げで松鳳山の勝ち!

今日は白星だった。


cloud 市村さんのお天気を見て…

夕食に出掛ける。紙クーポンの使えるお店を確認して入店。


お通し(396円) 大瓶ビール(658円)


サーモン刺し(548円)

メニューに秋刀魚の塩焼きがあったが、今日はないそう。お刺身を注文する。お昼と被らないよう鮭にする。ここもお醤油はヤマサ醤油だった。


鶏岩塩焼(438円) ご飯セット(306円)


つぶ貝焼(438円)


魚民 佐原駅前店 (千葉県香取市佐原イ)

久しぶりの居酒屋で美味しかった。ごちそうさまでした。




明治 エッセル スーパーカップ ストロベリーチーズ(151円)
セブンカフェ ホットコーヒーL(150円)
これまで令和2年11月19日撮影

セブン‐イレブンでアイスとコーヒーを買って帰る。おやつを食べて就寝。


バイキング朝食 これより令和2年11月20日撮影

令和2年11月20日金曜日。佐原のホテルで起床。早速朝ごはんを食べてくる。ルートインさんは割と品数が多いので嬉しい。


coffee 食後にコーヒーsymbol6

ごちそうさまでした。


cloud 今日の天気は…

窓外を見ると曇り空である。ここで、チェックインの時に頂戴した香取市の特産品を紹介する。


味醂


落花生

千葉県の落花生とは嬉しい。



ホテルをチェックアウトして、駅のコインロッカーに手荷物を預けて、初めての佐原の街並みの散策に出掛ける。地図を貰いに観光案内所に立ち寄るが、20円だったか有料で配布。




地名は佐原イ

地名の佐原の後に続くのは「イ」。イロハのイである。だから、佐原イの他に、佐原ロとか、佐原ハという地名もあるそう。


小野川に架かる成田線の橋梁 (佐原-香取)

列車の車窓から眺めた小野川沿いを歩いて散策する。









ちょっと雨が降ってきたけど傘はない。




正上醤油店 (千葉県香取市佐原イ)


小野川観光船

江戸時代は大いに栄えていて、小野川にも舟が行き交ったのだろう。その街の中にあの方の旧宅があった。入場料金は要らない。


国指定史跡 伊能忠敬旧宅 (千葉県香取市佐原イ)



遠足?の小学生達が訪れているので、先に屋外から撮影する。犬吠埼でも遠足らしき小学生達を見掛けたけど、遠足の時季なのかな。






伊能忠敬先生之像



それでは屋内へ。






上空を飛行機が!



延享2年(1745)、上総国山辺郡小関村(現千葉県山武郡九十九里町)の生まれ。宝暦12年(1762)、下総国香取郡佐原村(現千葉県香取市)の商家伊能家に婿入りした。ここはその店舗。





寛政6年(1794)、50歳(数え年)で家督を長男に譲り、翌年に江戸深川黒江町(現東京都江東区門前仲町)に移る。




宮定 (千葉県香取市佐原イ)

隣のお店の建物もいい。









この後は記念館を訪れる。 (つづく)