崎陽軒 シウマイ弁当(860円) 横濱月餅 栗(130円)
サッポロビール サッポロクラシック350ml缶(234円)
令和3年10月16日土曜日。今回は1泊2日ではなく、2泊3日の予定で出掛けてきた。上野でお弁当と麦酒とお菓子とお茶を買って、高崎行に乗り込んだ。
いただきます♪
安定の美味しさ。ごちそうさまでした。列車は荒川を渡り、東京都より埼玉県に入る。
特別企画乗車券「秋の乗り放題パス」(7,850円)
我が国初の鉄道の開業日は明治5年9月12日(グレゴリオ暦10月14日)。実は4箇月前に品川以南が仮開業しているが、それはさておき、大正11年に10月14日が「鉄道記念日」と定められる。「鉄道記念日は」平成6年より「鉄道の日」となり今に至る。以前に特別企画乗車券「鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ」(9,180円)で旅行をした事がある。この切符の発売は終了したが、今は鉄道の日の前後に利用出来る特別企画乗車券「秋の乗り放題パス」(7,850円)が発売されている。「鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ」は18きっぷが3回分となった感じだったが、「秋の乗り放題パス」は1枚で複数人が利用出来ず、また連続する3日間の利用と大きく異なっている。自動改札機が利用出来る。一人で3日間、列車で彷徨うにはいいので利用してみた。全国の旅客鉄道会社線全線(JR全線)の快速・普通列車の普通車自由席、BRT、及びJR西日本宮島フェリーの航路で利用出来る。今回は他社の管内までは出掛けない。
普通列車用 グリーン券 上野→高崎(800円)
快速・普通列車のグリーン車自由席に限り、グリーン券を別途購入すれば利用出来る。上野から結構な距離・時間を寛いで過ごした。神流川を渡り、埼玉県より群馬県に入る。終着の高崎に到着。用を足してから上越線に乗り換える。水上行の列車の座席は窓を背にしたベンチシート(ロングシート)となる。
利根川上流に沿って走る! (上牧-水上)
JR東日本 上越線 普通 733M列車 [211系A56編成] (水上)
これまで令和3年10月16日撮影
水上に来たのは平成30年3月に高崎支社の115系の乗り納めに来て以来だ。
㊨JR東日本 上越線 普通 731M列車 [115系] (水上)
平成30年3月11日撮影
水上で乗り換え
これより令和3年10月16日撮影
以前は水上で高崎支社の115系から新潟支社の115系に乗り換えていたが、今は115系の姿はない。高崎支社211系から新潟支社E129系へ。
JR東日本 上越線 普通 1739M列車 [E129系A19編成] (水上)
E129系の座席 これまで令和3年10月16日撮影
車内はベンチシートばかりではなく、クロスシート(ボックスシート)の席もある。車窓を楽しむのによい。水上を出ると、利根川沿いの渓谷を進む。雪の季節に通っても趣深い。トンネルの中にある湯檜曽に到着。次の土合も同じ新清水トンネル内。地下にある下り線プラットフォームから462段、連絡通路24段の階段を上って改札に至るという、日本一のモグラ駅である。プラットフォーム(海抜583m)と駅舎(海抜653.7m)との高低差は70.7mである。平成30年の高崎支社の115系乗り納めの時に、土合まで足を延ばして階段を上ったが、息も上がる。地上まで約8分掛かった。上り線プラットフォームは駅舎側の地上にある。地下のプラットフォームには乗車するのではなく、列車が来るのを見に来た人の姿も見られる。見学の方は車で土合までくるのだろう。土合を出発。土合以遠を利用するのは久しぶりである。新清水トンネル内で群馬県より新潟県に入る。このご時世で列車は窓は換気の為に少し開けてあるものだが、ここは長大トンネル走行時の騒音の為か、保温の為か、ひとつも窓は開けられていない。開ける気もしない。開けるにしても田舎の方に行くと野焼きの煙が車内に入ってきて難儀した事がある。
下り線プラットフォームから改札への階段 (土合)
平成30年3月11日撮影
車掌さんが検札に回ってきた。湯檜曽、土合、土樽と無人駅が続く。首都圏の駅で交通系ICカードで入場した乗客がいる。東京方面からのSuica首都圏エリアは、上越線は水上までである。水上から下り列車に乗る時点で紙の切符を買う必要があるが、うっかりエリア外までICカードで来てしまったケースかと思った。ところが何やら車内精算を拒んでいるようで、面倒な事になっている。検札は途中でおしまいになった。越後湯沢で数人組の乗客が近くのボックス席に座った。お酒を召し上がり、少々大きな声でお話をされている。うるさい訳ではなく、以前なら大して気に留める事でもないし、楽しい汽車旅の一コマである。また昨今の落ち着いた状況なら目くじらを立てる程でもなかろうと思うが、近くの一人の乗客が車掌に言いに行ったらしく、車掌がすぐに注意しに来た。その席は静かになった。気になるのも判らんでもないが、何とも息苦しいご時世である。車掌さんも色々あって大変だ。
六日町から飯山線十日町を経由し、信越本線犀潟に至るほくほく線が分岐。北陸新幹線金沢開業までは度々利用していたが、平成26年11月に特急〔はくたか〕で福井から越後湯沢まで利用してから乗っていない。小出で只見線が分岐。磐越西線会津若松より小出に至る路線だが、平成23年の豪雨災害により、現在も会津川口-只見間が不通となっている。長期間の不通で、廃止する区間もあるのではと思っていたが、何と全線復旧を目指すのだそう。運転再開したら是非乗りに来たい。会津若松でお弁当とお酒を買って、雪の中を全線乗り通したのを思い出す。飯山線の分岐する越後川口を過ぎ、車窓に信濃川を見る。へぎそばを食べた小千谷を過ぎる。小千谷から新潟方面へのSuica新潟エリアに入る。但し上越線での対応駅は小千谷と宮内のみ。近くのボックス席に数人の子供と大人一人が座る。鉄道について話している子供の声が聞こえるから、写真でも撮っているのかと思ったら、動画を撮影しながら話しているようだ。時代よのう。宮内に到着。信越本線柏崎・直江津方面は乗り換えだが、乗り放題の切符なので、終着の長岡で乗り換えようと思う。列車は信越本線に乗り入れ、長岡に到着した。用を足して信越本線直江津行に乗り換える。こちらも先程と同じE129系だが、クロスシートはすでに塞がっており、ベンチシートに腰掛ける。長岡を出て、再び宮内を通り、上越線が分かれるのを見る。信濃川を渡り、ウトウトするうちに柏崎に到着。下車する。
JR東日本 信越本線 普通 1340M列車 [E129系A9編成] (柏崎)
これより令和3年10月16日撮影
信越本線で柏崎に到着
柏崎で降りたのは越後線乗りつぶしの時以来。平成16年3月28日だったので、17年振り。越後線から信越本線に乗り換えただけで何もしていない。今日は柏崎に宿を取ってある。
高崎線 普通 1846E 上野(9:44)→高崎(11:41) サロE232-3003 グリーン料金800円
※上野-大宮間は東北本線。
上越線 普通 733M 高崎(12:02)→水上(13:07) クハ210-3056
上越線 普通 1739M 水上(13:40)→長岡(15:29) クモハE128-119
※宮内-長岡間は信越本線。
信越本線 普通 1340M 長岡(15:40)→柏崎(16:23) クモハE129-109
改札口
出札口(みどりの窓口)あり。NewDays(コンビニエンスストア)もあります。Suica新潟エリアで交通系ICカードが利用出来る。新潟県の信越本線のうち、宮内-新潟間は各駅で利用出来るが、直江津-宮内間では直江津、柏崎、宮内に限られる。
JR東日本 信越本線 柏崎駅 (新潟県柏崎市駅前)
駅頭の様子
ホテル・アルファ-ワン柏崎 (新潟県柏崎市駅前)
今日もアルファ-ワンに泊まる。
客室の様子
テレビをつけると…
見たい番組をやっていた。
但し、もう終わるところだった。地上波、衛星波のテレビだけでなく、いくつかのインターネットの動画サービスが見られる。普段見ている動画を大画面で楽しむ。新潟県でお酒の提供は何時までとかもう言わないと思うが、ぼちぼちホテル近くの飲食店に出掛ける。
お酒(330円)
問題なく提供された。ひやで一盞する。
これらは定食に含まれる。頼んだ定食はこちら。
刺身定食(1,320円)
鯛の他に三点盛られている。なお、鯛のお刺身は半身です。
これまで令和3年10月16日撮影
鯛の身は柔らかい。お酒をもう一本。一枚羽織るものを持ってこなかったので、ちょっと冷えてきた事もあり、今度は燗をつけて貰う。燗酒が旨い。今日は初めから燗酒にすればよかった。鯛は皮をめくるとお刺身が盛り付けられているのだが、皮自体は鱗があって食べる事を想定した調理ではないようだ。食べてしまったが。日本海側の街でお魚を食べたいと旅に出たのだが、目的は叶った。ごちそうさまでした。
ホテルに戻る。さて、タモさんの番組を見ようと開始を待っていたが、お酒のせいかウトウトして、ハッと目を覚ました時は半分以上終わっていた。日付の替わらぬうちに就寝する。時折、硝子窓に雨が打ち付ける音で目を覚ます。
客室からの眺め これより令和3年10月17日撮影
令和3年10月17日日曜日。柏崎のホテルで起床。まだ雨が降っている。
各地の天気は…
基隆はどんよりしている。まだ早朝だからか。
時刻は6時12分、いや午前7時12分だ。シャワーを浴び、サッパリして食堂へ。
和洋バイキング
料金は前売りで850円、当日は950円。のっぺという郷土料理もある。品数が多く、美味しくて食べ過ぎてしまう。レストラン内にはラジオが流れている。新潟第一放送だが、関東甲信越の交通情報を伝えている。新清水トンネルで分水嶺を越えて、はるばる日本海側の街まで来たのに、首都高速の交通情報を聞く事になるとは。
食後のコーヒー
コーヒー皿があると、食後のコーヒーもまた格別。ごちそうさまでした。
チェックアウト時に抽選会をして、飴ちゃんを貰ってホテルを出る。柏崎では駅と宿と飲食店だけで、他にはどこにも行かなかったけど、いつもの事なのでいいでしょう。
かきおくも はかなきいその もしほ草
見つつしのばむ 人もなき世に
貞心尼
宿を出たところに歌碑がある。貞心尼さんは存知なかったが、良寛さんのお弟子さんだそう。良寛さんもその名に聞き覚えがあるくらいだが。
歌集「もしほ草」の最後に貞心尼が此の歌集についての自分の思いを歌ったもので、此の歌集は極楽寺の和尚静誉上人に自分の今までのお世話になったお礼の心もこめて、かたみとしておくったものである。(説明板より)
食事処 おおはし (新潟県柏崎市駅前)
昨日夕食をとったお店。宿のすぐ近くである。
JR東日本 信越本線 柏崎駅 (新潟県柏崎市駅前)
駅もすぐ近く。雨も止み、傘がなくても何とかなった。
越後線のプラットフォームの列車 [E129系A16編成] (柏崎)
車止め
柏崎から新潟へは、信越本線と越後線のふたつの経路がある。信越本線が長岡経由で内陸を行くのに対し、越後線は出雲崎や寺泊を経由し、信越本線より海側を走るが、海が見える訳ではない。出雲崎、寺泊にしても海沿いの街まで駅から離れた位置にある。この辺りは訪れてみたいが、車の方がいいかな。
JR東日本 信越本線 普通 1328M列車 [E129系A1編成] (柏崎)
今日は新潟県より福島県へ行く予定。しかし日本海側に来て、まだ日本海を見ていない。このまま福島県に向かえば日本海を見る事はない。乗り放題の切符だし、信越本線を西に少し進んみる。これがなければホテルでもう一時間ゆっくり出来たが、悪天候でも久しぶりに車窓に日本海を見てみよう。後続の新潟発新井行の特急〔しらゆき2号〕を先に出発させ、長岡発直江津行の普通列車は柏崎を出発した。駅前にブルボンの本社ビルが見える。いつも美味しいお菓子をありがとう。コンビニエンスストアでコーヒーを買った時、ちょこっと甘い物が欲しい時にちょうどいい。さて次の鯨波を出ると、列車は海沿いの区間にさしかかった。
車窓には日本海 (青海川-鯨波)
海は荒海 向こうは佐渡よ♪
頭の中で中山さんの旋律で再生される。
青い海を背景に望みたかったが… (青海川)
海に近いこの駅に列車が停まり扉が開けられると、寄せては返す波の音が聞こえたのを思い出す。ワンマン運転のE129系の後ろの車両の扉は無人駅では開かず、今日は波の音を聞く事はなかった。天気が悪いので、開かなくてもいいが。隣の笠島では、港の防波堤を砕けた波が越えているのが見える。瀬戸内海側の人間からしたら、迫力ありすぎである。青い海が見たかったが、鉛色の日本海も眺めるだけならいい。船に乗っている時に荒れるのは閉口するが。
JR東日本 信越本線 普通 1328M列車 [E129系A1編成] (柿崎)
信越本線で柿崎に到着
車窓の日本海を堪能した。長岡方面へ折り返す列車の都合で柿崎で下車する。
信越本線 普通 1328M 柏崎(8:57)→柿崎(9:17) クモハE12-101
JR東日本 信越本線 柿崎駅 (新潟県上越市柿崎区柿崎)
新しい駅舎に見覚えはなかったが、柿崎駅には一度来た事があったのを思い出した。
中頸城郡柿崎町は上越市に合併していた!
当時は柿崎町。駅を出て、海を見ようと思ったが、道が分からず断念した記憶がある。柿崎で下車したのは、臨時快速〔マリンブルーくじらなみ〕の始発駅だったから。信越本線から上越線、高崎線と乗り換えなしで首都圏まで帰る事が出来た。急行形の165系で窓が開き、水上停車中に窓を開けて立ち売りさんからお弁当を買うお客さんを見た。日本海の海水浴場への輸送をする列車だったが、今は運転がない。水上駅の駅弁も今はない。列車の窓からではなく、駅で購入した事があるが、鳥めしのお弁当は美味しかった。
出札口
小さな駅だが、今も駅員さんがいて、何とみどりの窓口もある。ここから長岡経由で首都圏の駅まで切符を買うお客さんもいた。乗車券の宮内-長岡間の区間外乗車の説明をしているようだ。待合室で列車を待つ。北国らしく待合室は独立した部屋になっており、吹きっさらしではない。首都圏までのお客さんを含めて自分の他に4名が列車を待っていた。列車接近を知らせる自動放送があり、改札を通ってプラットフォームに向かう。
海は見えないが、荒海の波の音が聞こえる
高崎方(線路は繋がっていない)を望む
直江津以遠は第三セクターとなったが、長野方面そして日本海縦貫線は大阪方面へ通じる。大阪-青森間を特急〔白鳥〕、寝台特急〔日本海〕で通った線路だ。
JR東日本 信越本線 快速 3373M列車 [E129系A9編成] (柿崎)
信越本線快速で柿崎を出発
直江津発長岡行の快速列車。ベンチシートに腰掛ける。通路を挟んだ向こうの窓に荒れる日本海を見る。ブルボン本社を見て再び柏崎。車内は少し混雑してきた。越後線に115系の姿が見える。新潟にもまだ115系がいたのか。快速列車は速く、座席の事を言わなければ、特急のような快適さで長岡に到着した。長岡発新潟行の快速列車に乗り換える。この快速が115系だった。久しぶりに新潟の115系に乗る。座席の形が山陽本線のとは違う。セミクロスシートの車内だが、ボックス席通路側の進行方向と反対向きの席の腰を下ろす。車窓は存分に楽しめないが、座れるだけ良し。115系の走行音を堪能する。停車駅が少ないのがいい。上越新幹線の高架を列車が走るのが見える。長岡から乗客は多かったが快速だが、途中駅からも増えてくる。東三条で弥彦線が分岐。燕三条で上越新幹線、吉田で越後線と接続し、弥彦に至る。終着の新潟まで行かず、鉄道のまち、新津で下車する。
JR東日本 信越本線 快速 3481M列車 [115系N34編成] (新津)
信越本線快速で新津に到着
新津からは奥羽本線の秋田へ至る羽越本線。東北本線の郡山へ至る磐越西線が分岐している。これから磐越西線に乗り換え、福島県に向かう。 (つづく)
信越本線 快速 3373M 柿崎(9:38)→長岡(10:23) クモハE128-109
信越本線 快速 3481M 長岡(10:29)→新津(11:13) クハ115-1008