寝台特急〔はやぶさ〕 41列車 (門司)
下関から普通列車で関門隧道を抜け、九州・門司に到着すると、まだ寝台特急〔富士〕〔はやぶさ〕は停車中だった。急いで向かいのプラットフォームに移動する。すでに分割作業は終わっており、〔はやぶさ〕は熊本へと走っていった。
山陽本線 普通 5528M列車 と 寝台特急〔富士〕 1列車 (門司)
ゆっくりと〔富士〕に機関車をつなぐ作業を見ようと思っていると、こちらの線に列車が入線して来た。そして見事に被ってしまった。昨日は定時運転で被っていなかったようだが、今日は列車が遅れているので参考にはならない。
寝台特急〔富士〕 1列車 (門司)
何やら山に白いものが見えるが…
〔富士〕が大分へと走っていくのを見送る。下関では冷たい雨が降っていたが、門司から見る山には白いものが見える。雪が降っていたのだろうか。九州でも北部は日本海側・山陰の続きのような気候なのだろう。今朝の撮影はこれで終え、鹿児島本線下り普通列車鳥栖行に乗り、次の小倉で下車した。
鹿児島本線 普通 門司(10:12)→小倉(10:17) クモハ813-303
鹿児島本線 普通 153M列車 [813系車両] (小倉)
鹿児島本線 小倉駅 (北九州市小倉北区浅野)
これから福岡に行こうと思う。しかし下関から小倉までの乗車券しか買っていない。福岡県の二つの政令指定都市、福岡市と北九州市を結ぶ公共交通機関は鉄道だけではない。新幹線(JR西日本)、在来線(JR九州)の他に高速バス(西日本鉄道)という手段がある。元のそごうの前の停留所でバスを待っていると、長崎行というのもやって来る。高速道路網がよく整備されている。福岡天神バスセンター行の〔ひきの号〕がやって来た。天神へは他に〔なかたに号〕〔いとうづ号〕があり、それぞれ経路が異なり、経由地名がバスの名前になっている。〔ひきの号〕は引野口を経由する。
小倉駅前を出発すると、紫川より北九州都市高速4号線(元の北九州道路)に流入する。日本道路公団時代、都市高速となってからと、よく利用した路線だが、路線バスに乗って走るのは初めてだろう。アップダウンや曲線が多く、線形は悪いのだが、高いところを走っており、北九州市の街並みが見下ろせる。洞海湾を挟んで若松区も見える。こんなに眺めの良い路線だったのか。バスはゆっくりとした速度で走り、黒崎で流出して引野口に停車する。乗ってくる客も多い。立派な待合所も見える。再び黒崎から北九州都市高速4号線(元の北九州直方道路)に流入する。こちらは線形も良く、高速バスらしい速度で走る。降っていた雨は雪になっている。九州でこんな雪の中を行こうとは。八幡ICより九州道に入る。合併で聞き覚えのない市を経由して福岡ICに至る。福岡ICは知らぬ間に都市高速に直結している。
西日本鉄道 高速バス〔ひきの号〕 (九州自動車道福岡IC付近)
福岡都市高速4号線を西へ。福岡貨物ターミナル駅を見て、1号線を南へ。福岡市にはあまり土地勘が無いので、今一つどこを走っているか分からないまま、2号線の呉服町で流出し、一般道に下りる。中洲など聞き覚えのある停留所に止まり、客を降ろしてゆく。バスの無線が〔はかた号〕の到着を告げている。もうお昼だというのに。恐るべし、キングオブ深夜バス。〔ひきの号〕も負けずに、バスセンターに入っていく。定刻より遅れて到着した。
西日本鉄道 高速バス〔ひきの号〕 小倉駅前(10:30)→福岡天神バスセンター(11:56)
西日本鉄道 天神大牟田線 急行列車 [2000形] (西鉄福岡(天神))
福岡天神バスセンターと西鉄福岡(天神)駅は同じ建物にある。エスカレーターで移動し、西鉄電車のりばへ。久しぶりに太宰府に向かおうと思う。昼時なので何か食べたいが、改札内にはうどん屋も無い。列車に乗り込む。列車は快走、転換式クロスシートも快適で、すぐに西鉄二日市に着いてしまう。
西日本鉄道 天神大牟田線 急行 西鉄福岡(天神)(12:16)→西鉄二日市(12:32) 2021
西日本鉄道 太宰府線 普通列車 [6050形] (西鉄二日市)
太宰府行に乗り換える。こちらはロングシート。太宰府線は単線で、西鉄二日市を出発した列車は、途中の西鉄五条で交換して、太宰府に到着した。
西日本鉄道 太宰府線 普通 西鉄二日市(12:37)→太宰府(12:44) 6351
西日本鉄道 太宰府線 太宰府駅 (福岡県太宰府市宰府)
駅舎から出ると太宰府にも雪が降っていた。寒いので暖かいものが食べたい。駅前のお店で、ようやく昼食をとる。 (つづく)
親子丼うどんセット(850円) 萩野屋(福岡県太宰府市宰府)
いずれも平成21年2月17日撮影