旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

ぐるり切符の旅 八瀬・詩仙堂

2011-03-07 00:00:00 | 列車の旅

叡山電鉄 叡山本線 出町柳駅 (京都市左京区田中上柳町)

東福寺より六波羅門、南門を経て、駅に向かう。東福寺駅ではなく、鳥羽街道駅へ。京阪電車の自動改札をカープデザインICOCAで入場。関西で導入されているPiTaPaのエリアでもICOCAが利用出来る。出町柳行普通列車に乗車する。車内は混んでいたが、次の東福寺で乗客が入れ替わり、空いた席に腰掛ける。三条で特急の通過待ち。京阪特急は料金不要だが、座っているし、次の次が終点だし、わざわざ乗り換えない。程なく出町柳に到着する。

京阪電気鉄道 京阪本線・鴨東線 Q0902Z 普通 鳥羽街道(11:11)→出町柳(11:28) 2381


metro おけいはんから叡電に乗り換えsymbol6

地下にある京阪電車の出町柳駅より地上に出て、叡山電鉄(叡電)の出町柳駅へ。叡電には、もみじのトンネルというのがあって車窓はよさそうだが、鞍馬まで往復してくると、結構時間も掛かりそうだ。叡電1日乗車券えぇきっぷ(1,000円)というのが発売されており、魅力ではあったが、今日は鞍馬ではなく、八瀬まで行ってみる。叡電ではスルッとKANSAIは使えるのだが、IC乗車券は使えない。自動券売機で切符を買おうとすると、駅員が立って切符を売っていたので、硬券かと思い買ってみたが、自動券売機で発券されるのと同じものだった。その切符で自動改札から入場する。八瀬へ行く電車には空席があり座れたが、鞍馬行の電車は混んでいるようだ。


叡山電鉄 叡山本線 普通列車 [デオ730形車両] (出町柳)

1両編成の電車が京都の街を行く。嵐電もそうだけど味がありますね。

叡山電鉄 叡山本線 普通 出町柳(11:45)→八瀬比叡山口(11:59) 731


metro 八瀬比叡山口に到着symbol6


叡山電鉄 叡山本線 八瀬比叡山口駅 (京都市左京区八瀬野瀬町)

ここ八瀬からケーブル、ロープウェイ等を乗り継いで、比叡山を通って坂本へ抜けた事がある。今日は比叡山に登らないけど、ケーブルの駅まで散策してみた。


八瀬比叡山口駅付近の高野川①


八瀬比叡山口駅付近の高野川②


京福電気鉄道 鋼索線 ケーブル八瀬駅 (京都市左京区上高野東山)


駅前の紅葉


山を登る叡山ケーブル

八瀬より再び叡電に乗る。出町柳まで戻ってしまわず、一乗寺で下車する。ここは以前、金福寺を訪れた時に下車したと思う。駅より東へ曼殊院道を歩く。

叡山電鉄 叡山本線 普通 八瀬比叡山口(12:21)→一乗寺(12:28) 721


叡山電鉄 叡山本線 一乗寺駅 (京都市左京区一乗寺里ノ西町)


metro 叡電で一乗寺に到着symbol6


    さがり
一乗寺下り松 (京都市左京区一乗寺花ノ木町)

途中で白川通を渡る。全国都道府県対抗女子駅伝のコース(第5区・第6区)となっている。道は登り坂となり、一乗寺下り松というのが見えてきた。宮本武蔵の決闘之地だそうだが、武蔵は巌流島くらいしか知らない。そこから少し歩くと目的地の詩仙堂があった。あまり目立たず、通り過ぎるところだった。ちなみに岩国には詩仙堂というアパレルメーカーがある。


史跡 詩仙堂 (京都市左京区一乗寺門口町)

竹林の気持ちのよい参道を歩く。こちらの拝観料は500円。建物に入ると靴を脱いで、書院に上がる。観光客が大挙して他人の家に上がるようで面白い。庭園を望む至楽巣の畳の上には多くの人が座っている。自分も座ってお庭を眺めようか。しかしちょうど逆光で外を見るのも眩しい。隣は詩仙の間。三十六歌仙の肖像と詩が掲げられている。ここ詩仙の間が詩仙堂と呼ばれる所以である。その隣はお手洗い。ここも混みあっている。


逆光なので正面は撮れないcamera


それでは表へ出て、お庭を拝見しようrun


建物の上には嘯月楼

屋内からお庭を見るには眩しすぎる。今度は時間を選んで再訪したい。


僧都(添水、鹿おどし)

史跡詩仙堂は凹凸窠といい、徳川家家臣の石川丈山の山荘であった。現在は曹洞宗の丈山寺というお寺である。紅葉の境内を散策する人は多い。しかし東福寺ほどの人出ではなく、またほとんどが日本人のようである。ゆったりと紅葉を楽しむ。大きなお寺を訪れるのもよいが、規模の小さいところを訪れるのも味わい深い。欲を言えば、もう少し人が少なければいいが。 (つづく)






いずれも平成22年11月21日撮影

ぐるり切符の旅 彦根→東福寺

2011-03-01 12:00:00 | 列車の旅

無料朝食サービス Comfort SUNSHINE BREAKFAST

平成22年11月21日日曜日。彦根のホテルで目覚める。朝食は無料だそうだが、思ったより充実していた。サラダや温かい料理があるのがいい。美味しくいただいて、コーヒーは部屋に持ち帰り、出発までゆっくりと寛ぐ。


JR西日本 東海道本線 彦根駅/近江鉄道 本線 彦根駅 東出口
(滋賀県彦根市古沢町)

ホテルからは駅が望める。彦根駅は東海道本線のほか、近江鉄道の路線もあり、近江鉄道ミュージアムを併設しているようだ。駅だけではなく、よく見ると…


お城も見えます!

彦根城に行き、ひこにゃんを見てみたいけれど、今日は京都に紅葉を見に行くのである。ホテルをチェックアウトして駅に向かう。駅からホテルを見ると、区画整理したばかりの何もないところに建っているのが判る。


コンフォートホテル彦根 (滋賀県彦根市古沢町)

途中下車していた乗車券で彦根から旅を再開する。やってきた新快速は混んでいたが、空席を見つけて腰掛ける。車窓を見れば霧が出てきている。青空に紅葉は見られないかと思っていたが、大津を過ぎて新逢坂山トンネルを抜けると、全く霧は出ていない。琵琶湖があるから霧が出ていたのか知らないが、山一つで天気は一変した。滋賀県より京都府に入る。さて、乗車券の経路は東京から東海道本線を通り、山科から湖西線に入るようになっている。区間外となる京都で精算してもいいが、山科で降りて乗車券に途中下車印を貰っておく。

東海道本線 新快速 3217M 彦根(8:24)→山科(9:07) クハ222-2065


metro 山科で途中下車してから京都へsymbol6

東海道本線 普通 1817M 山科(9:11)→京都(9:17) クハ117-306

先の乗車券の旅は中断し、カープデザインICOCAを使い京都へ。烏丸口(中央口?)の地下のコインロッカーに行き、荷物を預けて身軽になる。小型(300円)にはまだ充分空きがあったが、早くもサイズの大きいロッカーには空きがなく、大きなスーツケースを持った人は難儀している。さて、今年も東福寺を訪れる。京都からは奈良線で一駅。列車は混んでいるように見えるが、ドア付近に人が固まっているので中の方には余裕がある。ドア付近の客をかき分けて乗り込む。京都を出発した列車は鴨川を渡り、東福寺に到着する。

奈良線 普通 1817M 京都(9:35)→東福寺(9:38) クハ103-167


同聚院付近 (京都市東山区本町15丁目)

大半の乗客が下車する。プラットフォームは人で溢れ、なかなか改札口にたどり着かない。もともと狭い構内を京阪電車と分離した事でより狭くなっており、人の流れがよくない。ようやく駅を出たところで本町通が狭く、こちらも流れがよくない。駅からの途中に臨時(?)売場があり、通天橋・普門院庭園拝観の切符(400円)を購入する。臥雲橋の手前に来ると、人が詰まってきた。


臥雲橋へ向かう!


臥雲橋からの眺め

ボトルネックになっている臥雲橋を渡ると、人は流れはスムースになった。月下門を入り、拝観の切符に木槌のようなもので東福寺のハンコをもらい、通天橋へ向かう。


いよいよ通天橋へ!


通天橋からの眺め

通天橋からは臥雲橋を眺めるのみだが、臥雲橋からは通天橋と方丈が眺められる。400円も要らない。だから混みあうのだろうか。通天橋も充分混んでいるけど。400円は通天橋の渡り賃だけではない。紅葉の境内を散策する。


開山堂(常楽庵)【重文】[文政6年(1823)再建]


境内の紅葉


洗玉澗に下りてみる

渓谷・洗玉澗の底へ下る道は狭く、人が多くてなかなか降り口にたどり着かない。警備の人はいるけど、ちょっと危ない気はする。ゆっくり散策するには、もっと早い時間に来た方が良さそう。中国人観光客も多い。通路のロープを越えて樹木の側で記念撮影する人もいる。さて、本堂に移動して仏様を拝もうとしたら、堂内を撮影している人が群がっている。こちらは日本人のようだが、人が合掌している横でパチパチ撮っているのはどうも気分がよろしくない。 (つづく)


臨済宗 大本山 東福寺 (京都市東山区本町15丁目)
いずれも平成22年11月21日撮影