白神浪漫(850円) 秋田駅・関根屋
車内販売から弁当とビールとお茶を買う。朝飯しっかりなので空腹ではない。五能線に入ってから食べようかと思うが、ビールがぬるくなるのが気がかりである。JR東日本秋田支社の方がアンケートのお願いにやって来た。ボールペンには「リゾートしらかみ乗車記念」の文字入りで、どうぞお持ち帰り下さいとの事。アンケートに答えてゆくが、列車の乗り心地なぞ、まだ奥羽本線を走っているうちでは評価できない。結局、アンケート用紙は奥羽本線を走っているうちに回収されてしまった。
まだ五能線には入らないが、正午をまわったので弁当を開ける。沿線の名物が詰めこまれている。旨そうだが空腹でないので、大した事もない。ビールもあまり美味しくない。弁当を食っているうちに東能代の到着する。いよいよ五能線に入る。停車時間は10分。隣の線に快速〔リゾートしらかみ2号〕が橅(ブナ)編成で入線してきた。乗客は寛いでいる。
12時14分東能代発。閉店した大型スーパーを左に見て、能代に到着する。ホームにはバスケットのゴールがある。東能代にもゴールがあったが、これは強豪の秋田県立能代工業高等学校バスケットボール部の活躍に関係するらしい。田臥勇太選手はこちらの卒業生である。
12時21分能代発。街を抜けると、ローカル線らしくなってきた。次の停車駅、あきた白神では観光駅長がお出迎え。列車は鄙びた海岸線に沿って走る。絶景ポイント(絶景かどうかは知らんが)では徐行運転をして日本海の眺めを楽しませる。列車は秋田県から青森県に入っていった。 (つづく)
五能線 岩館-大間越
五能線 岩館-大間越