ホテルの部屋からの眺め (福島県会津若松市白虎町)
平成18年2月19日日曜日。天気も良く、気持ちのよい朝である。夜はスキー場の灯りが見られたが、今朝も山が見える。さて、朝食である。夕食で選ばなかった方のレストランで朝食バイキングが供される。最上階であり、若松の夜景が眺められたであろうが、昨夜は夜景より生ビールを選んでしまった。店内は賑わっている。スキー客(スノボ客)も見られる。朝食券を店員に渡し、盆を持って皿に料理を取ってゆく。少量ずつ多品目を心掛けるが、いつも大量となる傾向がある。窓に面した席に陣取る。街の中心部がよく見える。鶴ヶ城も遠くに見える。自分の部屋からとは反対側の眺めである。こちらも山が見える。正に山に囲まれた土地である。牛乳から始まり、たらふく食べて、コーヒーで朝食を終えた。昼めしは要らないくらい食べたが、今日は腹が減らなくても、お昼を食べなくてはいけない。
食後はゆっくりとしたいが、チェックアウトしなければならない。それでも鞄に荷物を詰めて部屋を出たのは、午前10時が近かった。屋外はやはり寒い。手袋は欠かせない。駅まで来ると小さなバスが停車している。おそらく観光地を回るのだろう。駅舎を撮影して、そのバスに乗りこんだ。
磐越西線 会津若松駅 (福島県会津若松市駅前町)
(画像がなくて申し訳ないが)レトロ調ボンネットバスで、まちなか周遊バス「ハイカラさん」という。運転士は女性で実に丁寧な応対である。周遊バスなので鶴ヶ城到着が通常の路線バスより遅いそうだが、このまま乗っていく。料金は均一で200円。私に続いて上方言葉の年配の男性が乗ってくる。東山温泉までと告げると、運転士はやはり路線バスより遅い旨、説明する。旅行者だから構わないと、この人もバスに乗る。次々と旅行者が乗ってきて席は埋まり、立つ人もでて若松駅前を発車した。観光案内もしながらバスは走る。若松の街は太平洋戦争での戦災を受けなかったので、古い建物や街並がよく残っている。途中、野口英世博士(1876-1928)が火傷の手術を受けた病院の建物の前を通る。現在は會津壹番館という喫茶店と資料館となっている。そしてバスは鶴ヶ城北口に到着した。 (つづく)