犬吠埼 (千葉県銚子市犬吠埼)
犬吠駅より海へ向かう。海岸沿いへの階段を下りると、絶景が待っていた。台風第6号(マーゴン)の影響で波が高いものと思われる。
この灯台を目指します!
付近の海岸
よさそうな地層の海岸。白亜紀の地層だそう。
君ヶ浜を望む!
犬吠埼灯台 (千葉県銚子市犬吠埼)
北緯35度42分28秒、東経140度52分07秒に位置する。明治7年の完成、点灯。内部は見学できる。200円を支払い中へ。受付の女性は、誰か待っているのか、そわそわしている。
「犬吠埼燈臺」
白亜紀の地層の上に、白亜の灯台がそびえる!
うみまる 二等海上保安正
海保にもゆるキャラが。さて、灯台の螺旋階段を登ってゆく。階段は99段あり、九十九里浜にちなむとも。息があがる。99段を登り、更に狭い階段を何段か上って、表に出る。
灯台からの眺め!
天気晴朗ナレドモ波高シ
犬吠埼沖を航行する船舶!
古くから重要な航路なのだろう。犬吠埼灯台は、昭和20年8月10日に戦闘機に攻撃されており、殉職者が出ている。合掌。
灯台のレンズを見上げる!
犬吠埼灯台は第1等灯台。第1等レンズが使用され、その内径は1.8mあまり。光度は110万カンデラという。15秒ごとに1閃光する。
尻屋埼灯台の霧鐘
「我が国最初の霧信号として、英人スチブンソンの設計をもとに川口鋳造所で製作のうえ明治十年十一月二十日、尻屋埼灯台(青森県)に設置されました。」
霧信号は、霧鐘から霧笛へと変わる。
霧笛舎(霧信号所)
霧等で視界が悪い時、空気を圧縮して大きなサイレンの音を出し、灯台が近くにあることを船舶に知らせるための霧信号所。
この信号所は、平成20年3月31日に廃止!
「近年、船用レーダーやGPSの普及により、視界不良時においても容易に測位が可能となったことから、海上保安庁では全ての霧信号所を廃止することとしました。」との事。灯台を後にしようとすると、千葉ナンバーの先導で、外交官ナンバーの車両が入ってきた。どこかの国のお偉いさんが灯台見学に来られたらしい。受付の人もそわそわする訳である。灯台の前には飲食店や土産物屋が並ぶが、銚子土産はもう決めてあるので、犬吠駅へと急ぐ。途中、伊予の俳人、高浜虚子の句碑があった。
「犬吠の 今宵の朧 待つとせん」(虚子)
昭和14年4月、日本探勝会の吟行の時の句で、句碑は昭和27年7月の建立だそう。さて、駅に戻ってきた。銚子電気鉄道は鉄道会社ではあるが、食品を製造販売している。ぬれ煎餅が有名なのだが、これは以前にお土産で頂戴した事があり、また新松戸でも販売している店舗がある。それでは別のものをと、玄米あげもちを買ってゆく。
犬吠を出発
銚子電気鉄道 銚子電気鉄道線 普通 42列車 [2000形車両] (犬吠)
やって来たのは行きと同じ編成だった。京王帝都電鉄(現京王電鉄)→伊予鉄道→銚子電気鉄道と、西へ東へ渡り歩いており、伊予松山で乗った事があるかも知れない。帰りはボランティアのおばちゃんもおらず、静かな車内。開いた窓からは、涼しい風が入ってくる。畑の中、街の中を走り、列車は銚子に到着した。1番線には特急が到着していた。 (つづく)
銚子電気鉄道 銚子電気鉄道線 普通 42レ 犬吠(15:12)→銚子(115:28) 2001
特急〔しおさい7号〕 4007M列車 [255系車両] (銚子)
いずれも平成23年7月24日撮影