旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

特急〔かいじ〕

2022-11-29 08:00:00 | 鉄道

国道20号 甲州街道 新猿橋 (山梨県大月市猿橋町)

猿橋駅より国道20号を歩いて新猿橋までやって来た。歩道のない箇所もあり、それなりに交通量はあり大型車も多いので、歩くのは注意が必要。富士急バスの営業所があって路線バスが走っているので、時刻表を確認して利用するのもいいだろう。さて、旧甲州街道の猿橋と甲州街道の新猿橋を間違えたのではない。新猿橋より猿橋を見てみようと思う。





下流側の手前より、八ツ沢発電所施設第一号水路橋猿橋新猿橋(県道)。今撮影をしている国道の橋の名前が新猿橋だが、上流に架かる県道の橋も新猿橋というそう。


手前より、猿橋新猿橋(県道)


それでは猿橋へ…

猿橋駅を利用して猿橋へ来た人が他にいたか確認出来なかったが、車でやってくる観光客は多い。


久しぶりの猿橋へ

猿橋へ来るのは三度目と思うが、十年以上は来ていない。


甲斐の猿橋 (山梨県大月市猿橋町)



料金は無料。取りあえず渡ってみる。


猿橋より桂川を望む




手前より八ツ沢発電所施設第一号水路橋と赤いのが国道20号新猿橋


旧甲州街道江戸日本橋方を望む
 
橋を渡ったら住宅と中学校。アイスクリーム屋とかはない。下諏訪宿方へ橋を渡って戻る。猿橋には猿橋宿があった。





猿橋には橋脚が無く、両岸から差し出された桔木により支持された桔橋という構造。現在の橋は昭和59年に架け替えられた鉄骨造りで木板を貼り付けたものだが、嘉永4年(1851)の資料を基に忠実に復元しているそう。






紅葉も楽しむ


猿橋の上流側に架かる新猿橋(県道)から見てみよう














新猿橋(県道)より上流を望む






展望台からの眺め

展望台と言うから高い位置を想像していたが、猿橋より低い位置にある。狭い谷に架けられた猿橋を下側より望む。急な石段を谷底の方へ降りていくのだが、またこれを歩いて登るのかと思うとちょっとしんどい。








ここで桂川が急に狭くなっている

架橋するなら川幅の狭いところがいいか。しかし水面からの高さがあるのでこの橋になったそう。


展望台より戻ってきた


展望台まで降りずともこの辺りの眺めでいいかな…


それでは猿橋をあとにする

JR CYBER STATIONの紅葉情報をもとに猿橋に来たけど、情報通り紅葉は見頃だった。春は桜の散り始めとの情報を見て急いで京都に行き、散った桜を見る事になったが。




線路沿いの道

国道を歩いて駅に戻る。JAクレイン(農協)の看板が目に入る。旧都留郡(北都留郡・南都留郡)だから、都留→鶴→CRANE(クレイン)なのか。国道は相変わらず車が多いが、線路沿いの道に入ると車の往来からは解放され駅に着く事が出来た。


JR東日本 中央本線 猿橋駅《南口》 (山梨県大月市猿橋町殿上)

列車が到着して生徒さんが何人も降りてきた。乗る予定の列車まで少し時間があるので南口も見てみよう。北口は国道まで出ればコンビニエンスストアがあるが、南口には特に何も見当たらない。


住宅地へのエレベータ入口

猿橋駅の南の山の上が宅地分譲されており、高低差があるのでエレベータが設けられている。以前はモノレールが運行されていたそう。近くの四方津駅にも同様の施設があるそう。



駅に戻るとJR貨物EH200形牽引の上りの貨物列車が待避線に入ってきた。大月で途中下車している乗車券は仕舞ったまま、簡易改札機にSuicaをタッチして入場する。


JR東日本 特急〔あずさ22号〕 22M列車 [E353系] (猿橋)

特急が通過。



貨物列車はこの特急の通過待ちだったのか。


JR東日本 中央本線 普通 1459M列車 [211系N603編成] (猿橋)

下り列車が入ってきた。東京方面に向かわずに大月方面に戻る。列車も甲府から乗ってきた車両が高尾で折り返し戻ってきたものだ。同じ箱に乗る。




JR東日本 中央本線 普通 1459M列車 [211系N603編成] (大月)

終着の大月に到着。Suicaで出場する。

中央本線 普通 1459M 猿橋(12:50)→大月(12:53) クハ211-3 IC運賃147円


JR東日本 中央本線 大月駅 (山梨県大月市大月)

出札口で特急券を買い求める。南甲府からの乗車券を使わずにSuicaで大月-猿橋間を往復したのは、大月から特急に乗るため。途中下車していた乗車券の旅行を再開する。




JR東日本 特急〔かいじ24号〕 3124M列車 [E353系] (大月)

プラットフォームでは旅行者らしき若い西洋人男性が列車に乗る前に律儀にマスクをしている。お手数を掛けますな。 特別企画乗車券「ジャパン・レール・パス」利用者かと思ったが、出発後に車掌さんが英語で話していて違うようだ。会話は遠くて聞き取れなかったけど、車内補充券を発券する音が聞こえる。勝手が判らないのだろうが、駅で買うより少し高くついたな。


E353系普通車の様子


E353系普通車の座席


metro 特急〔かいじ〕で大月を出発symbol6


新桂川橋梁で桂川を渡る (鳥沢-猿橋)

現在の新桂川橋梁からは猿橋を望む事は出来ない。昭和43年に線路が付け替えられるまで、先程見た八ツ沢発電所施設第一号水路橋の下流に桂川橋梁があり、チラッと車窓に猿橋が見えたのだそう。


特急券 大月 ➡ 新宿(1,020円)

列車は大月を出ると八王子まで停まらない。山梨県より神奈川県を経て東京都へ。甲斐国より相模国を経て武蔵国へ入った。ちょっとだけ神奈川県に入るのが、東北本線で埼玉県より茨城県を経て栃木県に入るのを思わせる。


中央自動車道八王子JCT付近 (高尾-相模湖)

首都圏中央連絡自動車道(圏央道)と接続する。


国道20号甲州街道と交差

急に山から街に出てきた印象。八王子に到着。プラットフォームで待つ客が多くいるがこの列車ではない。高尾から東京へは快速列車が多数運転されている。


多摩川を渡る (立川-日野)

立川に到着。いつもなら立川と西国分寺で乗り換えて武蔵野線を利用するが、今日は新宿を経由する。山間を快走していた特急も平地に出るとゆるゆると走る。そして新宿に到着した。


JR東日本 特急〔かいじ24号〕 3124M列車 [E353系] (新宿)


metro 特急〔かいじ〕で新宿に到着symbol6

特急〔かいじ24号〕 3124M 大月(13:06)→新宿(14:04) モハE352-503 特急料金1,020円



昨日、バスタ新宿に来た時以来の新宿駅だが、それはさておき埼京線に乗り換える。新木場始発川越行快速列車は混雑していたので、当駅始発大宮行普通列車で座ってゆく。池袋で途中下車。

埼京線 普通 1437K 新宿(14:17)→池袋(14:25) クハE232-7013
※正式には山手線。


本日の昼ごはん♪

前回利用した中国食品スーパーのフードコートを利用する。麦酒はスーパーで調達。そうゆうものらしい。朝日啤酒…アサヒスーパードライ(237円)を買ってきた。料理の会計が独特で、注文時にICカードと金額を記したメモを渡され、スーパーの方の専用のレジで代金を支払い、チャージしてもらったICカードを注文した店に渡すというものだ。まあ一回やれば判る。


四川麻辣手工香肠(450円)

香肠…香腸は腸詰(ソーセージ)。辛いのか甘いのか聞かれたので甘いのにしたが、甘くはない。辛くしてないという事だろう。麦酒によく合い美味しい。


老四川坦坦面(700円)

面は麵。思いの外、量がたっぷり。よく混ぜて食べるよう言われる。


麵はこんな感じ♪ いずれも令和4年11月24日撮影

以前こちらで四川風冷麺(750円)を食べたが同じような味。あれの冷麺ではなく坦坦麺といった感じ。これも美味しい。香肠を辛くないので注文したからか、坦坦面も辛くなかったので加減してくれたのだろう。ごちそうさまでした。今回も四川のお店で注文したが、他の料理の店もあって興味ある料理がたくさんある。また来なければ。 (おわり)



友諠食府 (東京都豊島区西池袋)

山梨交通・身延線・中央本線

2022-11-26 20:00:00 | 鉄道

山梨交通 新宿~甲府線 YK1555便 (バスタ新宿)

令和4年11月23日水曜日。flag1 勤労感謝の日。山梨県に出掛けてきた。


バスタ新宿 (新宿高速バスターミナル)(東京都渋谷区千駄ヶ谷)



雨の新宿を出発。新宿と言いつつもバスターミナルは渋谷区にある。国道20号甲州街道が新宿区・渋谷区の区境で南側が渋谷区。新南口もそう。国道20号を西に進んでいたバスは初台より首都高速4号新宿線に流入。高井戸から先はは中央自動車道となる。小仏トンネルを抜けて東京都より神奈川県に入る。武蔵国より相模国へ。ダム湖の相模湖が見える。ウトウトしている間に神奈川県より山梨県に入った。相模国より甲斐国へ。国が変われば川の呼び名も変わり、相模川は桂川となる。またウトウトする間に大月を過ぎていた。笹子トンネルに入る。痛ましい事故があったのは上り線だが、事故後に上下線とも天井板が撤去され、それを吊り下げていた跡がトンネル上部に見て取れる。


笹子トンネルを抜ける (甲斐大和BS-勝沼IC)

天候は悪いが紅葉は鮮やかに見える。これで天気が良ければと思う。松本行のバスと比べて甲府行のバスは停留所が多い。乗車専用の中央道相模湖までの停留所と、乗車降車ともに扱う中央道上野原停留所では乗客の有無に関わらずバスは停車していたが、中央道相模湖停留所以降は降車専用となり運転士に降りる旨を知らせなければ通過となる。降車があったり通過したり。鉄道が甲府盆地の北側を走るのに対し、高速道路は南側を走る。鉄道駅から離れたこの辺りでは高速バスの停留所は便利なんだろうなと思う。バスは甲府南ICで流出する。料金所の手前に中央道甲府南の停留所があり、ここで降車する。


山梨交通 新宿~甲府線 YK1555便 (中央道甲府南BS)


bus 高速バスで中央道甲府南に到着symbol6

山梨交通 新宿~甲府線 YK1555便 新宿(14:05)→中央道甲府南(15:53) C811
ハイウェイバスドットコムでのクレジット決済時の運賃2,000円


中央道甲府南停留所 出口 (山梨県甲府市上曽根町)

今日は甲府駅まで行かない。中央道甲府南で降りたのは自分一人。目的地までは雨の中を歩くが思ったよりも距離がある。







道すがらお寺の紅葉を愛でる。甲府市と笛吹市との市境付近を歩く。平成の大合併で山梨県内の自治体の名前と地名がパッと一致しない。笛吹市は平成16年に東八代郡旧石和町・旧御坂町・旧一宮町・旧八代町・旧境川村・東山梨郡旧春日居町が合併して誕生。平成18年には東八代郡旧芦川村を編入している。鉄道駅や高速道路のICやPAに名前が残るところは判りやすい。もう目的地も近いがトイレも近くて大きな公園の駐車場のトイレを利用する。高速バス車内にもトイレはあるがSA·PAでの休憩時にすませるようにしている。新宿-甲府間では乗車時間が短いからか休憩はなかった。



近くに古墳があり、円墳や前方後円墳があるそう。見てみたいが天気が悪いので行かない。


HOTEL AZ 山梨甲府南IC店 (山梨県甲府市下曽根町)

インターでバスを降りたのはこちらのホテルの最寄りだったから。ホテルは国道358号沿いにある。


客室の様子

今日はホテルのウェブサイトから予約してある。1泊2食付きで5,910円。最近宿泊料金が以前と比べて高くなった施設が多く見られるが、こちらのホテルは「全国旅行支援」に参加せず、料金の変動もないのでありがたい。チェックインして客室へ。


二段ベッドになっている

無論下段を使う。ブルートレインのB寝台を思い出すが、当然列車より寝台は大きく寝心地はいい。


客室からの眺め


tv 熊本県出身の佐田の海関

テレビでお相撲を見る。地上波・衛星波が見られる。動画サイトは見られない。山梨県の地上波は、①総合②教育④山梨放送⑥テレビ山梨の4局なのだが、CATVなので③テレビ神奈川⑤テレビ朝日⑦テレビ東京⑧フジテレビジョン⑨東京メトロポリタンテレビジョンも受信出来る。まあお相撲が見られれば良い。


碧山に佐田の海は押し出しで佐田の海の勝ち


山梨県は暗くなってきたが、九州はまだ明るいのう
これまで令和4年11月23日撮影

十一月場所を開催中。九州出身力士も活躍する九州場所。お相撲は東京・両国の国技館以外では7年前に福岡国際センターで観戦した事がある。


福岡国際センター (福岡県福岡市博多区築港本町)
これより平成27年11月22日撮影

平成二十七年十一月場所千秋楽を観戦。




ご当所、福岡県築上郡築上町出身の松鳳山関


松鳳山関に安美錦関は素首落としで安美錦の勝ち
これまで平成27年11月22日撮影

九州・福岡で福岡県出身の松鳳山関を見てきた。そして今年の五月場所には国技館に出掛けてきた。


令和四年五月場所十三日目 東方十枚目土俵入 これより令和4年5月20日


松鳳山関








松鳳山関に大翔鵬関








叩き込みで大翔鵬の勝ち これまで令和4年5月20日

五月場所終了後、松鳳山関は引退。今年の九州場所の土俵にその姿はない。番付表では七月場所引退だが、最後の取組は五月場所千秋楽だった。この写真の二日後である。長い間おつかれさまでした。ありがとう。


麒麟麦酒 淡麗 ※宿泊料金に含まれます。 令和4年11月23日撮影

お相撲の放送が終わり、一階の夕食会場に向かう。飲み物が1本付いており氷結とか何種類の中から選べる。麦酒はなく発泡酒を選んだ。久しぶりに発泡酒を飲んだが、これは好みの問題だが金麦や本麒麟の方が飲みやすい気がする。


生姜焼き定食 ※宿泊料金に含まれます。令和4年11月23日撮影

夕食も何種類の中から選べる。鳥栖で食べたようなバイキングの方がいいけど、客室数も違い、各店舗で事情が異なるのだろう。


芋焼酎(ロック)(275円) 令和4年11月23日撮影

二杯目。麦を注文して芋が出てきたのはご愛敬。芋焼酎も美味しい。ごちそうさまでした。客室に戻る。お酒のせいもあり寝台でウトウトする。ハッと目覚めてテレビを見る。今日はサッカーをやっていて、日本対ドイツ戦で同点のゴールが入った直後だった。にわかの観戦だが凄いなと思う。しかしまたウトウトして気付くと日付は変わり試合は終了していて別番組となっている。結果を調べると何と2-1でドイツに勝利している。おめでとうございます。それにしても見逃してしまった事が悔やまれる。テレビと部屋の灯りを消して本式に就寝する。


客室からの眺め これより令和4年11月24日撮影



令和4年11月24日木曜日。甲府のホテルで起床する。いつも午前7時くらいまで寝ているのだが、昨夜の興奮も冷めやらぬ、いや昨夜のお酒が醒めて目覚めた。昨日が雨で今日は天気が良く、霧なのか靄なのか立つ様子が美しい。『枕草子』の「春はあけぼの」を思わせる。立冬を過ぎ、一昨日の22日が小雪だから季節は冬である。「冬はつとめて」だが、早朝がきれいなのだからいいか。


朝食バイキング

一階の朝食会場に向かう。朝ごはんはバイキングだった。宿泊者は無料朝食サービス。明太子があるのは嬉しい。美味しくいただく。最後は生卵と納豆で締める。


coffee 食後にコーヒーsymbol6

ごちそうさまでした。



快適なホテルをチェックアウトする。今から乗るバスの停留所はホテルのすぐ近くだが、運転本数が少ないので乗り遅れる訳にはいかない。10分前にはホテルを出る。




雪の積もった山々は南アルプスか

朝ごはんを食べながら窓外を見るのに、山に雲が懸かっているのか雪が積もっているのか判然としなかったが、雪山だった事が判る。「雪の降りたるは言ふべきにもあらず」。


行きたかった古墳群

宿をここに決めるまで存在も知らなかったが、今度はここ目的に来てみたいと思う。


山梨交通 75系統 (銚子塚古墳入口)

国際興業…山梨交通のバスがやって来た。車内には先客が一人。バス停で待っていた同宿だったらしき数人と乗車する。交通系ICカードが利用出来、Suicaを乗車口の読取機にタッチする。




笛吹川を渡る

車窓には南アルプスのほか、八ヶ岳も望める。周囲を山々に囲まれた盆地は桃源郷のように思える。真新しい自動車専用道路の入口があり、高架がここで途切れている。先週の土曜日、11月19日に開通したばかりの新山梨環状道路東部区間(西下条ランプ-落合西ランプ)。部分開通でこれより東は未開通だが、西は中部横断自動車道南アルプスICに至る。途中の沿線には中央新幹線(リニア新幹線)の山梨県駅が設置される。最終的には甲府都市圏をぐるりと取り囲む環状道路となる。バスは新道とは関係なく甲府市中心部を目指す。市街地の道路は狭くなってきた。このバスは甲府駅を経由するが、そこまで乗らない。住吉五丁目でSuicaを運転席側の読取機にタッチして降車する。

山梨交通 75系統 銚子塚古墳入口(9:32)→住吉五丁目(9:48) C702 運賃390円



バスが少し遅れていたので足早に歩く。バス通りを進み踏切を渡ると今度は線路沿いを歩く。駅が見えてきた。大体予定の時刻に到着。


JR東海 身延線 南甲府駅 (山梨県甲府市南口町)



堂々たる駅舎。昭和3年、富士身延鉄道の全通に合わせて建てられた。富士身延鉄道の本社が入っていたそう。開業時は甲府南口駅だったが、昭和13年に南甲府駅に改称。昭和16年に富士身延鉄道は国有化されて身延線となり、昭和62年に民営化されてJR東海の路線となっている。


駅頭の様子




出札口と改札口

出札口で乗車券を購入。窓口の閉鎖時間が細かく設定されているが、午前10時は窓口は開いていた。他の旅客鉄道会社になっていたら出札口は塞がれたのではと思う。自動改札や簡易改札機はなく、交通系ICカードは利用出来ない。身延線で利用出来るのはTOICAエリアの富士-西富士宮間のみ。


乗車券 南甲府➡新松戸(3,080円)

JR東海管内の身延線は東京近郊区間に含まれず、この乗車券で途中下車出来る。最短経路の武蔵野線経由ではなく、新宿経由で購入している。都内のある駅で途中下車する予定がある。


プラットフォームより駅舎を望む

跨線橋はなく、いわゆる構内踏切で駅舎よりプラットフォームへ渡る。階段の昇り降りがなくて良い。列車本数が多い駅では不向きだが。


JR東海 身延線 普通 3726G列車 [313系V14編成] (南甲府)

上り列車が入ってきた。東京方面に向かうがこの列車ではない。身延線は富士が起点で甲府が終点。甲府へ行くのは下り列車である。東海道線の支線なのだなと思う。武蔵野線もそうで鶴見が起点で西船橋が終点。東京行が下り列車。直通する京葉線に入ると東京行は上り列車に変わる。


富士発甲府行の普通列車がやって来た


JR東海 身延線 普通 3625G列車 [313系V11編成] (南甲府)


metro 身延線で南甲府を出発symbol6



南甲府を出て善光寺に停車。学生さんが多く下車する。さて甲斐の善光寺は武田信玄公が川中島の合戦の折、信濃の善光寺の焼失を恐れ、永禄元年(1558)に御本尊を移してきたことに始まる。御本尊は慶長3年(1598)に信濃にお帰りになっており、甲斐では新たに前立仏を御本尊に定められたそう。お寺のウェブサイトを見てそんな事を書いた後、録画したタモさんの番組を見たら御本尊について詳しく触れられているではないか。それはさておき甲斐の善光寺は当駅が最寄り駅。信濃の善光寺は長野電鉄長野線善光寺下駅が最寄り駅となる。列車は善光寺を出ると中央本線が近づき、身延線(単線)と中央本線(複線)の三線が並走する。


JR東海 身延線 金手駅 (山梨県甲府市城東)

三線並走区間にある金手駅。中央本線側にはプラットフォームも駅もない。金手は「かねんて」と読む。近くの道路を走った事があるが、街道がかねんて(曲尺手・クランク)となっていた。金手を出るとすぐに甲府に到着する。


JR東海 身延線 普通 3625G列車 [313系V11編成] (甲府)


metro 身延線で甲府に到着symbol6

身延線 普通 3625G 南甲府(10:15)→甲府(10:24) クモハ313-3011


東京方を望む(中央本線)・富士方を望む(身延線)


JR東日本 特急〔あずさ16号〕 16M列車 [E353系S115編成] (甲府)

松本発新宿行の特急〔あずさ〕が出て行った。


車止め

甲府でJR東海からJR東日本の列車に乗り換える。山梨県内のJR線は中央本線、小海線がJR東日本、身延線がJR東海の路線となっている。


JR東日本 中央本線 普通 538M列車 [211系N603編成] (甲府)

甲府始発高尾行普通列車に乗車。


211系車内の様子

座席はセミクロスシートだった。車内は空いておりボックスシート一区画を一人で使う。何とも落ち着く。身延線の313系もボックスシートに座ったけど、国鉄の車両の方が座り心地がいい。


metro 中央本線で甲府を出発symbol6


金手を通過…というか中央本線には駅は無い (酒折-甲府)


fuji 車窓には富士山(3,776m)の頭だけ…


今日は天気も良く紅葉が美しい (酒折)


甲府盆地より坂を登ってゆく (勝沼ぶどう郷-塩山)





新自治体名のおさらい。平成17年に東山梨郡旧勝沼町、旧大和村、旧塩山市が合併してできたのが甲州市。間違いそうなのが甲斐市で平成16年に中巨摩郡旧竜王町・旧敷島町・北巨摩郡旧双葉町が合併して発足。またすぐに忘れそうだ。列車は坂を登り詰め、甲斐大和を出ると新笹子トンネルで富士川水系から相模川水系に抜ける。


紅葉は甲府盆地側の方がきれいだった気がする… (笹子)

見頃は過ぎてしまったのか。光線の加減か。列車は大月に到着し下車する。


metro 中央本線で大月に到着symbol6

中央本線 普通 538M 甲府(10:15)→大月(11:22) クハ211-3

乗車券を自動改札に投入して途中下車する。前途無効で回収されることはない。さて大月で富士急行線に乗り換えるかと言えばさにあらず。引き続き中央本線を利用する。5分の停車時間の間にSuicaで入場して高尾行の列車に戻る。有効な乗車券があるのにSuicaを使う理由は後述する。


JR東日本 中央本線 普通 538M列車 [211系N603編成] (大月)


metro 中央本線で大月を出発symbol6


大月から一駅移動 (猿橋-大月)


metro 中央本線で猿橋に到着symbol6

中央本線 普通 538M 大月(11:27)→猿橋(11:30) クハ211-3 IC運賃147円


JR東日本 特急〔かいじ15号〕 3115M列車 [E353系] (猿橋)

特急が通過する。


改札口

簡易改札機にSuicaをタッチして出場する。出札口は塞がれていた。


JR東日本 中央本線 猿橋駅《北口》 (山梨県大月市猿橋町殿上)

初めて来た時には橋上駅ではなかった。今日は日本三奇橋の一つ、猿橋を訪れる。


駅頭の様子

時刻は見てないが富士急バスはあるしタクシーも待機している。しかし前来た時のように駅から橋まで歩いて行ってみる。 (つづく)


東舘 山田屋食堂

2022-11-20 20:00:00 | たべる

久慈川下流方を望む ※令和4年11月6日の旅行です




上流方を望む

矢祭山から一駅隣の東館駅まで歩く。




国道118号を行く

川に近い旧道ではなく距離の短い国道を歩く。歩道があるか心配だったが、橋梁や隧道には細いながらも歩道はある。他は路側帯を歩く事となるが、道路の端の方は雑草が生えているので車道寄りを歩かざるを得ない箇所もある。国道を走る車は割と速度が出ているようなので緊張する。


国道118号 矢祭トンネル

地図を見ると旧道は久慈川に沿って曲がっているが、トンネルは直線で短絡している。





矢祭山のあたりは山が川に迫り平地はほとんどなかったが、トンネルを抜けると景色は一変して開けた地形となる。


自転車道も整備されている



茨城県から福島県に抜けるのに好んで利用している国道118号だが、矢祭山を通る区間は車で走った事がない。矢祭橋で久慈川を渡る。橋を渡ると自転車道(兼歩道?)は無くなってしまう。川の左岸に自転車道が伸びているが、用があるのは国道沿いである。そのまま国道を行くが、こちらは路側帯がほとんどないので両方向から車が来たら逃げ場がない。道路端でやり過ごすしかないが、ここも雑草が生えており、衣服に種が多数付着する。


水郡線を渡る (矢祭山-東館) 水戸方を望む


安積永盛方を望む


国道349号との交差点が現れた


国道349号 水戸市方を望む

初めて車で茨城県から福島県に向かうのに水郡線に沿った国道118号を通るつもりでいたが、那珂湊でカーナビケーションの目的地を郡山にしたら、国道349号経由で案内された。常陸太田まで往復4車線のバイパス道路が続き、往復2車線となってからも走りやすい道で大変気にいった。その後も国道349号を使うので水戸市から矢祭町までの国道118号は通っていない。これ以北の国道118号は会津若松市に至るまで重複区間を含めて利用している。


国道349号水戸方と国道118号会津若松方が直進する構造だったのが改められている


矢祭町の市街地に入った

国道349号との交差点からは歩道がある。大きな小学校があり、町役場もこの市街地にある。駅の入口まで来た。駅名は東館という。列車に乗る前に駅前の飲食店でお昼ご飯にする。


日本酒(300円)

昼下がりのうどん屋で一盞。麦酒は大瓶らしく昼酒には量が多いので、他にお酒は何がと尋ねると日本酒があった。ひやで頼むと一升瓶からコップに注いでくれる。いいねぇ。近くのテーブルでは年配の男女のグループが美味しそうに麦酒を飲んでいる。会話からみちのくに来たなと思う。


かも肉うどん(800円)

料理が運ばれてきた。




麵はこんな感じ♪

今まで食べたうどんで一番武骨な感じ。すするのではなく、わしわし食べる感じ。伊勢のうどんとは対極な気がする。この麵がおつゆと合って旨い。



かも肉も美味しい。ごちそうさまでした。お勘定をする時に、他の客の料理が運ばれている。チャーシューメン?が実に旨そう。チャーハンを頼んでいる人もいたし、今度は中華も食べたい。


山田屋食堂 (福島県東白川郡矢祭町大字東舘字桃木町)

屋号で埼玉県の飲食店を思い出す。




駅にやって来た!

山田屋食堂さんは駅に近いので途中下車して利用したいところだが、如何せん水郡線の運転本数が少ない。車で国道118号を移動中に立ち寄るか。お酒は飲めないけど。


駅頭の様子


JR東日本 水郡線 東館駅 (福島県東白川郡矢祭町大字東舘字石田)


東舘驛

駅名は「東館駅」だが大字は「東舘」。駅舎の入口の扁額は「東舘驛」となっている。


出札口に改札口

無人駅かな。


待合室の様子


プラットフォーム側より駅舎を見る


安積永盛方を望む




水戸方を望む






JR東日本 水郡線 普通 8325D列車 [キハE130系] (東館)

下りの郡山行が入ってきた。安積永盛-郡山間は東北本線に乗り入れる。


JR東日本 水郡線 普通 8326D列車 [キハE130系] (東館)

上りの常陸大子行も入ってきた。当駅で交換する。整理券を取って上り列車に乗車する。


metro 水郡線で東館を出発symbol6






乗車券 東館 ➡ 下野宮(210円)

ワンマン運転と思ったが車掌が乗務している。「ときわ路パス」を見せて、入口駅となる下野宮までの切符を買う。


車内より紅葉を見る (矢祭山-東館)


久慈川を渡る(下野宮-矢祭山)

第8久慈川橋梁か。列車はどこかで県境を過ぎて福島県より茨城県、磐城国より常陸国に入る。今までで最短の東北訪問だった。


キハE130系の座席

ボックスシートは二人掛と一人掛があるが、二人掛けはE531系普通車のクロスシートさながらである。車内は空いており、ボックスシートの一区画を一人で使う。


JR東日本 水郡線 普通 8326D列車 [キハE130系] (常陸大子)


metro 常陸大子で乗り換えsymbol6


JR東日本 水郡線 普通 838D列車 [キハE130系] (常陸大子)

常陸大子行は遅れて到着したので、急いで水戸行に乗り換える。用を足したかったが時間がない。こちらの車内は混雑している。ボックス席の進行方向反対の通路側に腰掛ける。車内のお手洗いを利用する。最近の車両なので広くてきれいだ。


この辺りは紅葉には早いな (上小川-袋田)


JR東日本 水郡線 普通 838D列車 [キハE130系] (水戸)


metro 水郡線で水戸に到着symbol6 いずれも令和4年11月6日撮影

水郡線で東北の小さな旅から帰ってきた。(おわり)

水郡線 普通 8326D 東館(13:29)→常陸大子(13:47) キハE130-4
水郡線 普通 838D 常陸大子(13:53)→水戸(15:09) キハE130-1
◆東館-下野宮間の運賃210円
◆特別企画乗車券「ときわ路パス」2,180円 ※茨城県内で利用。


矢祭山

2022-11-19 20:00:00 | みる

JR東日本 常磐線 取手駅《西口》 出札口と改札口

令和4年11月6日日曜日。茨城県に出掛けてきた。千葉県では売っていない特別企画乗車券を茨城県に入って最初の駅、取手の出札口(みどりの窓口)で購入する。指定席券売機でも買える。


関東鉄道 常総線 取手駅 改札口と出札口

取手には関東鉄道常総線も乗り入れる。常総線は旧分国の陸国と下国とを結ぶ。常磐線は陸国と城国(江戸期以前の陸奥国の一部)とを結ぶだけではないな。日豊本線も向国、前国、後国だけでなく大隅国、薩摩国も通っている。


JR東日本 常磐線 取手駅《西口》/関東鉄道 常総線 取手駅 (茨城県取手市中央町)


駅頭は工事中





以前は東急ストアがあったが、西友になっている。




JR東日本 常磐線 普通 331M列車 [E531系] (取手)

特別企画乗車券で入場し、先ずは常磐線で水戸に向かう。


metro 常磐線で取手を出発symbol6


特別企画乗車券「ときわ路パス」(2,180円)

今回利用する特別企画乗車券「ときわ路パス」。茨城県内のJR東日本のほとんど全線が乗り降り自由(東北本線古河駅を除く)。私鉄では関東鉄道常総線・竜ヶ崎線全線、鹿島臨海鉄道大洗鹿島線全線、ひたちなか海浜鉄道湊線全線、真岡鐵道真岡線全線で利用出来る。真岡線は栃木県内の区間も含まれる。なお首都圏新都市鉄道常磐新線(つくばエクスプレス)は茨城県を通るが「ときわ路パス」では利用出来ない。「ときわ路パス」は通年発売ではないが、発売中なら利用したい。


普通列車用 グリーン券 取手 ➡ 水戸(800円)

常磐線の普通列車グリーン車。基本日中は水戸まで行かなくなったようだが、朝のうちは大丈夫。グリーン車でゆっくり寛ぎながら行こう。列車は小貝川を渡り、下総国より常陸国に入る。


天気は良好 (神立-高浜)

筑波山もよく見える。高浜では特急の通過待ち。


JR東日本 常磐線 普通 331M列車 [E531系] (水戸)


metro 常磐線で水戸に到着symbol6


JR東日本 水郡線 普通 329D列車 [キハE130系] (水戸)

水戸では常磐線から水郡線に乗り換える。水郡線は単線非電化。気動車(ディーゼルカー)が走る。4両編成で郡山行だが、うち2両は途中の常陸大子で切り離す。郡山行の車両に乗り込む。ボックス席の進行方向窓側は埋まっていたが、はす向かいの進行方向と逆向きの通路側に腰掛ける。出発前に下りの特急が到着し、乗り換え客で車内は混雑してきた。


metro 水郡線で水戸を出発symbol6

戸と山とを結ぶ水郡線。路線自体はは水戸-安積永盛間で、安積永盛-郡山間は東北本線に乗り入れる。上菅谷-常陸太田間の支線もある。無人駅が多いからだろうが、常陸大宮では降車客が精算窓口に列を作っている。精算所が当たり前にあった国鉄の頃を思わせる。


久慈川に架かる沈下橋が見える(中舟生-下小川)

久慈川沿いに出てからの車窓がいい。紅葉を期待してきたが、まだ早かったか。


この先、何度も久慈川を渡る (下小川-西金)

袋田に到着すると多くの客が降車した。駅前に路線バスが待っている。袋田の滝の最寄り駅である。以前、駅から歩いて滝を見に行ったが、ちょっと距離があった。袋田の次は常陸大子。暫くぶりに大きな街である。車両切り離しのため少々停車する。切り離される車両の乗客が郡山行の車両へ移動してきた。常陸大子の次は下野宮。ここまでが茨城県の駅で、「ときわ路パス」が使えるのもここまで。予め下野宮から乗り越す区間の乗車券は買ってある。下野宮で乗り降りした事はないのに切符を買うのは二度目。中小国も乗り降りした事がないのに、JR東日本のパスのエリア外となるJR北海道の乗車券も何度か買っている。


乗車券 下野宮 ➡ 矢祭山(190円)

JR東日本の指定席券売機は任意の区間の乗車券を買えるので便利だ。空港第2ビル駅で予め白市からの乗車券を買っておいて、成田-広島間の航空機に乗ったりした。下野宮を出て県境はどこだか判らなかったけど、茨城県より福島県、常陸国より磐城国に入り、矢祭山に到着した。


JR東日本 水郡線 普通 329D列車 [キハE130系] (矢祭山)


metro 水郡線で矢祭山に到着symbol6

常磐線 普通 331M 取手(7:42)→水戸(9:00) サロE531-23 グリーン料金800円
水郡線 普通 329D 水戸(9:23)→矢祭山(10:56) キハE130-7
◆下野宮-矢祭山の運賃190円
※取手-下野宮間は特別企画乗車券「ときわ路パス」を利用。

無人駅のはずだがプラットフォームには複数の駅員さんの姿が。水戸駅の出発案内に「団体」の文字を見掛けたので、その関係かなと思う。「ときわ路パス」を見せて、下野宮-矢祭山間の乗車券を渡して駅の外に出る。


JR東日本 水郡線 矢祭山駅 (福島県東白川郡矢祭町大字内川字矢祭)

福島県、そして東北地方最南端の駅である。白河の関も勿来の関も越えてないので、みちのくに来た気がしない。まだ茨城県にいる気がする。






駅前の国道118号

紅葉には早いかと思ったが、この辺りはいいのではないか。




矢祭神社 (福島県東白川郡矢祭町大字内川字矢祭)

天喜2年(1054)創建の矢祭神社。後で調べていたら奥州十二年戦争云々とあり、何の事かと思えば前九年の役のようだが、永承6年(1051)、凱旋途中の源義家がこの地の美しさを賞賛し、弓矢を祭った事から矢祭山と呼ばれるようになったとも。そんな事は知らずにお参りする。ここより矢祭山公園を散策する。






やはり早かったか…






水郡線第9久慈川橋梁を望む (矢祭山-東館)

この紅葉は素晴らしい。撮影の人がいるので列車が来るのか。


矢祭山駅構内を望む

矢祭山公園から駅の方へ戻り、踏切を渡って川の方へ行く。国道沿いに何箇所か駐車場があり、車で訪れる人が多い。川の方にも駐車場あり。






あゆのつり橋








列車がやって来た

駅員と言うか水戸支社の社員さんが横断幕をもって迎えていたので、これが団体列車なのでしょう。何か特別な車両が来るのかと思ったら、自分が乗ったのと同じキハE130系。






団体列車(回送列車?)が第9久慈川橋梁を行く








バンガロー


施設はあるけど人気(ひとけ)はなし…


実際に見るときれいなのだが、写真だと判らないな…


第9久慈川橋梁を潜る




いずれも令和4年11月6日撮影

矢祭山で帰りの列車を待ってもいいが相当時間があるので、隣の駅まで歩いて行く。 (つづく)

特急〔ちちぶ〕(ラビュー)

2022-11-16 23:59:00 | 鉄道

西武秩父駅の出札口と改札口

往路は普通列車で来たが、復路は特急列車で帰ろう。次の特急の出発時刻が迫っており、駅員さんが自動券売機でも特急券が買える旨を案内している。特急券はそれでいいけど、企画乗車券の有効区間外の乗車券も必要なので出札口で購入する。街を少し散策するので、もう1本後の特急にする。



踏切の近くで汽笛が聞こえる。蒸気機関車が牽引する列車が秩父本線御花畑駅に到着したのだ。






秩父鉄道 秩父本線 SL〔パレオエクスプレス〕 5001列車 [C58 363号機牽引](御花畑)




埼玉県民の日」のヘッドマーク


煙を残して列車は去って行った


埼玉県マスコット「コバトン」


番場通りの先には秩父神社

神社に行ってお参りしてこよう。


小池煙草店 (埼玉県秩父市番場町)

昭和初期の店舗兼住宅。国の登録有形文化財。


安田屋 (埼玉県秩父市番場町)

大正5年創業のお肉屋さん。建物は昭和5年頃の建築。こちらも国の登録有形文化財。








秩父神社 (埼玉県秩父市番場町)

創建は崇神天皇の御代と伝わるから遥かに古(いにしえ)である。






御本殿

御本殿ではは改修工事が行われている。晴れ着の子供さんを見て七五三の頃かと思う。以前、神社の側を通った事があるが、今回初めてお参りする。


菊の花の展示を見て…

ふと、建物の方を見て驚いた。


色鮮やかな彫刻が!



何も予備知識を持たずお参りに来たが、現在のご社殿は天正20年(1592)の徳川家康公の寄進による造営なのだそう。多くの彫刻で彩られている。


つなぎの龍

名工左甚五郎の施した彫刻と思われるそう。




お元気三猿



日光を見ずして結構と言ってもいいかな。





秩父宮勢津子妃殿下御手植えの銀杏。





彫刻もきれいだが、境内の紅葉も美しい。





実によかった。秩父神社をあとにする。




少林寺の参道の途中には秩父鉄道の踏切が…

社寺の参道に踏切のある風景は好きである。実際のところ不便はあるのだろうが。



踏切の先の大樹。雰囲気のある風景が多い。ここを石灰石を積んだ貨物列車が走ってゆく。


秩父鉄道 秩父本線 御花畑駅 (埼玉県秩父市東町)


これまで令和4年11月14日撮影

以前、この駅の出札口で切符を買うと硬券だった。


急行券(210円) 乗車券 御花畑→熊谷(880円)
令和元年12月15日撮影

秩父鉄道では今年、令和4年3月12日よりPASMOを導入。SuicaICOCAなどの交通系ICカードが利用出来る。PASMO導入を記念して急行料金を3月12日より当面の間、無料としている。




山神宮の大ケヤキ (埼玉県秩父市熊木町) これより令和4年11月14日撮影


武甲山を望む


秩父神社大祭御旅所 (埼玉県秩父市熊木町)


秩父市役所 (埼玉県秩父市熊木町)


西武鉄道 西武秩父線 西武秩父駅 (埼玉県秩父市野坂町)

西武秩父駅に戻ってきた。なお秩父駅は秩父本線の駅でこことは別にある。それでは入場する。




西武鉄道 特急〔ちちぶ28号〕 [001系ラビュー] (西武秩父)






ブルーリボン賞の受賞おめでとうございます

001系は日立製作所笠戸事業所(山口県下松市)で製作。


001系車内の様子


001系の座席


metro 特急ラピーューで西武秩父を出発symbol6


秩父本線と分かれる (横瀬-西武秩父)

池袋と西武秩父とを直通する列車は飯能でスイッチバックして進行方向を変えるが、西武秩父出発時には座席が進行方向とは反対の向きでセットされている。空いているので自分の席だけ向きを変えてもいいが、そのまま後ろ向きで乗ってゆく。


特急券・乗車券 特:西武秩父 ➡ 池袋 乗:所沢 ➡ 池袋(1,060円)

企画乗車券が所沢まで有効なので乗車券は所沢-池袋間、特急券は西武秩父-池袋間の切符を買ったが、区間の異なる2枚の切符が一葉で発券された。


客室の窓は大きいが、一面に小さな点が配されている…

写真は撮りづらい。


武甲山も見納めか


白いシートで覆われた車両が (芦ケ久保-横瀬)

横瀬に停車。出発すると隣接する車両基地に姿を隠された車両が停まっている。


最後尾の車両からの後面展望?の映像がモニターに流れる

進行方向が変わると前面展望となる。


正丸トンネル(信)で下り列車と交換する

トンネル内に信号場があったとは。ここを通るのは三度目だが今気付いた。吾野で西武秩父線より池袋線に入る。後ろ向きのまま飯能に到着。空いていた車内だが、飯能より乗客が増えてきた。乗務員が交代し、スイッチバックして出発。飯能から池袋までは座席の向きと進行方向が一致する。


先程走ってきた吾野・西武秩父方面の線路が分かれる (元加治-飯能)

飯能の次は入間市に停車。入間基地を見て次は所沢に到着する。所沢で降りる人が多いのは、埼玉県内乗り降り自由の企画乗車券の利用者か。自分もそうだが所沢から先は普通乗車券の利用となる。


新宿線本川越方面の線路が分かれる (秋津-所沢)

西武鉄道本社のある所沢を出発。もう池袋まで停車駅はない。地図を見ると都県境が複雑なのだが、一応埼玉県より東京都に入る。ともに武蔵国なので旧分国は変わらない。東京都最初の駅が秋津。武蔵野線新秋津駅との乗換駅だが、歩道もない狭い一般道を歩いての乗り換えとなる。雨が降っても屋根もない。西武線は秋津-所沢-西所沢-西武球場前を除いてあまり馴染みがないのでどこを走っているのかよく判らない。気付けは椎名町を通過。次は終点の池袋である。


山手線と立体交差する (池袋-椎名町)


西武鉄道 特急〔ちちぶ28号〕 [001系ラビュー] (池袋)

快適な特急ラビューで池袋に到着した。 (おわり)

特急〔ちちぶ28号〕 西武秩父(13:24)→池袋(14:43) 001-D3 特急料金710円
◆企画乗車券「埼玉県民の日 記念1日フリーきっぷ」480円
◆所沢-池袋間の運賃350円