
臺灣鐵路管理局 縱貫線 台北車站
台灣高速鐵路 台北站 (臺北市中正區北平西路)
2日ぶりに台北駅に戻ってきた。巨大な駅舎。こちらは民國78年(1989)からの使用で古くはない。縱貫線の地下化に伴い、現在の駅舎となっている。台湾到着初日に時刻表を入手できなかった台鐵本舗を再訪する。もう時刻表はあきらめたが、絵葉書を買っていこうと思う。地下街にある書店も訪れたが、思ったような意匠のものがない。台鐵本舗なら鉄道がらみのものは入手できる。絵葉書を購入したら、郵票(郵便切手)も買わねば。駅構内には台北火車站郵局(郵便局)もあるが、今日は星期六(土曜日)でお休みである。そういえば近くに大きな郵便局があるのを思い出した。

中華郵政 台北北門郵局 (台北市中正區忠孝西路)
昭和5年落成の台北郵便局。名前は台北北門郵局と変わったが、今も現役の郵便局である。一方日本では、昭和8年築の東京中央郵便局は解体されている。一部は残すらしいが。さて、台北北門郵局だが、建物内も中央郵便局といった趣である。窓口の列に並ぶ。土曜日の夕方とあって、会社関係の人だろうか大量に差し出している。順番が回ってきて、10元の郵票を6枚買う。台湾から日本への葉書の航空便の料金は10元なのだ。日本円にすると約28円と安い。列に並んでいるうちに営業時間が終了し、正面のシャッターは閉められたので、横の方に案内されて外に出る。

台北府城北門「承恩門」(台北市中正區)
北門郵局の前にあるのが、こちらの城門。清光緒10年(1884)落成の台北府城北門である。郵便局側は城内となるが、門の反対側(城外側)に回れば「承恩門」の扁額があるそうだ。しまった、よく見とけばよかった。



捷運で台北車站から民權西路へ。運賃は20元。到着すると月台には新しい階段・エスカレーターが出来ていた。まだ使用されていないが、エスカレーターは動いており、灯りも見える。今年開業予定の新路線、新莊線への連絡通路と思われる。
台北捷運 淡水線 台北車站(17:01)→民權西路(17:05) 1012
※ダイヤ不明のため、実際の時刻を記す。


禁止進入! (民權西路)

台北捷運 淡水線 民權西路站 (台北市中山區)
民國86年(1997)に開業した台北捷運淡水線。以前は臺鐵の淡水線があり、明治34年に開業した古い路線だが、民國77年(1988)に廃止して、捷運となって開業した。臺鐵時代は単線非電化だったが、現在の捷運では複線電化となっている。民權西路站は臺鐵時代には無い。

建設中の出入口!
新線の新莊線は民權西路の地下に建設中で、歩道には新しい出入口が設けられていた。こちらも入ることは出来ない。さて、歩いて台北の定宿へ向かう。新莊線が開業すれば、最寄駅は同線の駅となる。駅が近くて便利になるが、街歩きの楽しみが減ってしまう。

仁安醫院 (台北市大同區延平北路)
ホテル近くにある古い建物。昭和2年築の古い病院が保存されている。かなり凝った意匠である。定宿の東呉大飯店に到着し、チェックインを済ませて部屋に入る。

東呉大飯店 (台北市大同區延平北路)

標準單人房(定價3,000元→1,960元)
一昨日、昨日と泊まったホテルとは全く違う落ち着いた室内。調度品がよいのか、清潔感があるのか、とにかく落ち着く。もちろん料金も前日までのホテルより高い。インターネットで予約すると7折(3割引)となり、1,960元(約5,488円)である。日本と変わらない位の値段ではある。經濟單人房(定價2,800元)で予約したが、そのままの料金で標準單人房(定價3,000元)にしてくれたようだ。ありがたい。部屋の冷蔵庫から(黒松沙士はなかった)可口可樂を出して飲みながらテレビを見る。テレビは韓国メーカーのものに変わっていた。このホテルではNHKワールド プレミアムと、BS1、BS2が視聴可能。BSはスピルオーバーだろうけど。

BSニュースでは大変な事故を伝えていた!

アナログ放送!
アナログ放送終了後は、どうなるんだろう。

山本さんの気象情報を見て…
晩御飯を食べに出掛ける。簡単なものでもよかったが、折角円高なので、鼎泰豐で小籠包を食べよう。ホテルから民權西路の駅へ。先程は気付かなかったが、通りの反対側に新駅が見える。ここが開業すればホテルからかなり近い。

台北捷運 新莊線 大橋國小站 (台北市大同區)
なお、「大橋國小站」の駅名は「大橋頭站」に変更となった。立派な駅名のサインも出来ているのに、幻の駅名「大橋國小站」を見た事になる。ちなみに大橋國小は学校の名前。大橋頭は(台北)大橋のたもと。民權西路から2本の路線を乗り継いで忠孝敦化へ。運賃は25元。
台北捷運 淡水線 民權西路(19:54)→台北車站(19:58) 1040
台北捷運 板南線 台北車站(20:04)→忠孝敦化(20:11) 1104
※ダイヤ不明のため、実際の時刻を記す。




鼎泰豐 忠孝店 (台北市大安區忠孝東路)
有名店の鼎泰豐。本店は行った事はないけど、ここは一度来た事がある。少しだけ待って窓側の席に案内される。両隣のテーブルは日本人。日本人の客が多いのか、日本人でかためてみたのか。まあいいや。小籠包の他に台湾啤酒と蝦仁蛋炒飯(えびチャーハン)を注文する。小籠包は10個入っているのだが、店の人が半分にも出来ますという。じゃあ半分でと注文。啤酒はすぐ運ばれてくる。小菜のワゴンが回ってきたので、豆もやしと油揚げの一品をもらって一杯始める。



小籠包
いずれも民國99年(2010)7月31日撮影
お待ちかねの小籠包。やっぱり旨い。しかし半分の5個では少ない。どうして店の人は半分を勧めたのか。冷めてしまうから2回に分けて注文するようにという事かも知れないが。続いて蝦仁蛋炒飯の登場。写真を撮るのも忘れて食べる。結構な量である。小籠包10個で炒飯半分でいい。通常、炒飯は複数人で取り分けるのだと思う。さて、お勘定は小籠包(5個)、蝦仁蛋炒飯、小菜、台湾啤酒と服務費(10%)で517元(約1,448円)だった。旅行中で一番豪勢な食事となった。
台北捷運 板南線 忠孝敦化(20:58)→台北車站(21:04) 1158
台北捷運 淡水線 台北車站(21:08)→民權西路(21:12) 3329
※ダイヤ不明のため、実際の時刻を記す。
捷運でホテルに帰ると、買ってきた絵葉書を書き、もう寝る事にした。 (つづく)