旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

ぐるり切符の旅 新青森

2011-04-24 00:00:00 | 列車の旅

新幹線駅が見えてきた! (青森県青森市大字石江)

青森駅から新青森駅へ移動する。当然、鉄道で移動したいのだが、いかんせん奥羽本線の運転本数が少ないのでバスを利用する。青森駅の停留所で待つのだが、乗ろうと思うバスが来ない。市バスの案内所に確認に行くと、時刻表に月~金と書かれているのは運転日ではなく、運休日だったことが判明する。思っていたより18分遅い出発となる。青森駅前からは自分を含めて2人が乗車。途中の停留所から乗った客を合わせても5人である。地方のバスは厳しい。旧国道らしき道に入る。跨線橋を渡っていると、789系車両が津軽線を行くのが見える。八戸発函館行特別急行〔スーパー白鳥95号〕と思われる。石江という停留所で降りる。後乗り前降りで、乗車時に取った整理券で運賃表を確認、整理券と運賃を運賃箱に入れる方式。これが一般的だと思うが、前乗り後降り、運賃前払い式のバスもある。均一運賃なら良いが、予め降車する停留所を運転士に告げ、運賃を前払いする方式もあり、これは車窓を見ながら適当なところで降りたい時には困る。今回は乗車時に降車する停留所は確定していなかったから整理券式で良かった。停留所の先で新幹線の高架線が道を横切っている。

青森市営バス 青森駅前(9:52)→石江(10:09)


東北新幹線(未開業)東京方を望む!


それでは新幹線駅へ!


奥羽本線 新青森駅 南口 (青森県青森市大字石江字高間田)

駅前では駐車場等が整備中だが、入口が意外と小さい。南口は裏駅のようだ。


在来線改札口(整備中)


自動改札機(未稼働)

今でも在来線の奥羽本線の列車が発着しているが、切符売場も開いておらず、改札は無人で自動改札機は稼動していない。まだ駅としては無人駅という事か。


準備駅ってなんだべ?


東北新幹線(未開業) 新青森駅 (青森県青森市大字石江字高間田)

こちらが表口になるのだろう。ガラス越しにまだ営業していない飲食店等も見える。ちょうど試運転の列車(E2系車両)が入ってきた。駅前は広大であるが、今は駐車場くらいしかない。駅の中や外に工事関係者が多数みられるが、新幹線駅を見に来た人も平日にもかかわらず何人かいる。正式な見学の一団もいるようだが、そちらは新幹線プラットフォームも見られるのだろうか。


【デザインコンセプト】 縄文から未来へ
- ほっとして郷愁が感じられるあずましい北の駅 -
【デザインイメージ】 縄文と未来の融合

昭和57年6月23日に大宮-盛岡間で開業した東北新幹線。盛岡以北の延伸が進まぬ中、昭和61年11月1日、奥羽本線に新青森駅が開業。昭和62年4月1日に日本国有鉄道から東日本旅客鉄道になっても新幹線はやって来ない。月日は流れ、平成14年12月1日に盛岡-八戸間がようやく延伸開業。そして、平成22年12月4日に八戸-新青森間が延伸し、28年の歳月を経て東北新幹線は東京-新青森間の全線開業を迎える。


北海道新幹線(未開業)札幌方を望む! ※新函館-札幌間は未着工

新函館までは建設が進むが、札幌まで開業となるのはいつの日か。


案内図には東北本線の文字はなかった (´;ω;`)

新幹線開業後を想定した案内図だから当然なのだが、東北本線が青い森鉄道に変わっている事に寂しさを覚える。旗竿でないのが余計に寂しい。


こちらの入口から入ることは出来ず…


シートの貼られた階段を上り…


薄暗い通路を奥羽本線のりばへ…


奥羽本線時刻表

青森の隣駅でこの本数とは。さすがに新幹線開業後は増えるのでしょう。


新幹線乗り換え改札は見られず!

売店の手前を右に曲がったところにあるもよう。


奥羽本線プラットフォーム

新幹線を降りた旅客は、ここで弘前や函館方面の列車に乗換となる。切符も持たずにプラットフォームまで来たが、券売機は待合室の中に設置されている。この券売機では近距離の乗車券しか買えないので、最も安い140円区間の乗車券を買い、後で乗車変更をするとしよう。新幹線開業後の再訪を楽しみに新青森を後にする。 (つづく)


metro 新青森を出発symbol6


奥羽本線 普通 641M列車 [701系車両] (青森)
いずれも平成22年11月22日撮影

奥羽本線 普通 641M 新青森(10:45)→青森(10:51) クモハ701-4

ぐるり切符の旅 青森到着

2011-04-17 00:00:00 | 列車の旅

寝台特急〔日本海〕 4001列車 [EF81 106号機牽引] (秋田)

日付が変わって平成22年11月22日月曜日。列車は羽越本線を走っている。羽後本荘を出発したところで目覚める。車窓はまだ真っ暗だが、秋田で下車する客が身支度を整えている。自分の寝台の上段と向かいの下段の女性も秋田で降りる。他にもかなりの人数が降りるようだ。秋田までの利用者が多いのは、寝台特急〔日本海〕で日本海縦貫線を直行する方が、新幹線〔のぞみ〕〔こまち〕を東京経由で乗り継ぐより割安だからか。新幹線でも6時間以上座席に座っていなければならず、それなら12時間寝転がっている方が楽だからか。ともあれ結構な乗車率でめでたい。早暁の5時35分秋田着。東北新幹線と直通運転する新幹線〔こまち〕の姿も見える。


metro 秋田で5分間停車symbol6

少し停車時間があるので、プラットフォームに降りて缶コーヒーを買うついでに、機関車を見てくる。電源車も確認する。これで列車の頭から尻尾まで確認出来たので、先頭の青森方より記す。

平成22年11月21日(始発駅基準)
寝台特急〔日本海〕 列車番号4001

電気機関車 EF81 106号機
電源車 カニ24 25
12号車 A寝台(客車二段式) オロネ24 2
11号車 B寝台(客車二段式) オハネフ24 27 smoke
【10~7号車は連結せず】
6号車 B寝台(客車二段式) オハネ25 38
5号車 B寝台(客車二段式) オハネ25 32
4号車 B寝台(客車二段式) オハネフ24 8 smoke
3号車 B寝台(客車二段式) オハネ25 218
2号車 B寝台(客車二段式) オハネ25 215
1号車 B寝台(客車二段式) オハネフ24 10 smoke

寝台に戻り、暖かい缶コーヒーを開けていると、隣の線に停まっている奥羽本線上りの新庄行普通列車に大阪から乗っていた女性が乗り換えていた。寝台特急〔日本海〕は秋田より終点の青森まで奥羽本線を下る。秋田を出発しても暫く暗かったが、東能代を前に明るくなってきた。晩秋の秋田県の車窓を楽しむ。


紅葉は終わったか (白沢-陣場?)


fuji 岩木山(1,625m)が見える! (撫牛子-川部?)

青森県に入り、弘前に到着。高岡から乗ってきた向かいの上段の男性が下車する。車窓には岩木山。お岩木山といえば、帰ってこいよ♪松村和子(昭和55年)を思い出す。列車は津軽平野を後にして、青森を目指す。


新青森を通過!

津軽新城を通過すると、程なく新青森を通過する。慌ててカメラを構える。あまりに慌てていたので、梯子に脛をぶつけて痛い。そんな事とは関係なく、大阪から走り続けてきた列車は、本州の北の終着駅に敬意を払うかのように、ゆるゆると入線している。青森8時34分着。15時間弱の列車の旅が終わった。


寝台特急〔日本海〕 4001列車 [EF81 106号機牽引] (青森)


寝台特急〔日本海〕のヘッドマークとテールマーク!


metro 青森に到着symbol6


回送を待つ寝台特急〔日本海〕と青森ベイブリッジ (青森)


〔リゾートあすなろ〕 [HB-E300系車両] (青森)

構内にはダイヤ改正で登場する、ハイブリッド気動車のリゾート列車が停まっていた。


寝台特急〔日本海〕の特急券・B寝台券(9,450円)

改札で特急券・B寝台券に「乗車記念」の押印をしてもらい、これは記念に持ち帰る。東京都区内からの乗車券には途中下車印を押印してもらい、出場する。青森駅では、さすがに新幹線開業間近という雰囲気が伝わってくる。しかし、ここには新幹線は来ないし、東北本線の駅でさえなくなり、青森の表玄関の座を譲る事になるのだろう。


開業まであと12日!


東北本線 青森駅 (青森県青森市柳川)


Festival City アウガ (青森県青森市新町)

さて、新ターミナルとなる新青森駅に移動する前に朝ごはん。駅から程近いアウガという商業施設の地下が市場になっており、朝から営業している。何軒か食堂があり、しじみラーメンを食べる事にする。しじみは宍道湖のほど大きくないようだが、いいだしが出ていて旨かった。 (つづく)


十三湖しじみラーメン(830円)


めんショップ すゞき (青森県青森市新町)
いずれも平成22年11月22日撮影 ※切符の画像をのぞく

ぐるり切符の旅 日本海

2011-04-11 17:47:00 | 列車の旅

metro 次に大阪から乗車するのは…

混雑しているであろう新快速・快速を避け、京都始発の各駅停車で大阪に到着する。大阪駅は工事中。新しい連絡橋に上がってみる。南北の駅ビルの間に大屋根が設けられており、実に壮大な眺めである。今のところ連絡橋は乗り換え専用通路となっているので、プラットフォーム下の中央口からカープデザインICOCAで出場する。駅構内に水了軒の八角弁当を探すが、売店が見当たらない。神戸の淡路屋の弁当があったのでこれを購入。この記事を書くため、水了軒について調べていると、破産していた事が判明した。何たる事か。好きな弁当屋さんだったのに。しかし旅行中はそんな事は知る由もない。他の売店でお酒とお茶も買っておく。東京からの乗車券は山科で途中下車しているので、大阪-山科間の乗車券(820円)を購入して入場する。カープデザインICOCAで更に缶コーヒーを購入しておく。何しろこれから乗る列車には車内販売がない。




大阪と青森とを結ぶ寝台特急〔日本海〕

列車が入線したけれど、出発するまで時間があまりない。いつものように列車の頭から尻尾まで見る事が出来ない。確認は後にして、車内に乗り込む。

寝台特急〔日本海〕 4001 大阪(17:47)→青森(8:34) オハネ25-218


客車二段式B寝台[オハネ25-218]の車内


懐かしい紙コップ♪

寝台特急に乗るのは平成21年2月の寝台特急〔はやぶさ〕以来である。九州ブルトレは全廃されてしまったが、日本海縦貫線には青森行の寝台特急〔日本海〕の他、札幌行の寝台特急〔トワイライトエクスプレス〕が運転されている。今日の寝台特急〔日本海〕は上段までお客が入っている。客層は若い人が多いようだ。乗車率は良さそうだったので、発売日に進行方向向きの下段の切符を買っておいた。大阪を出発。つづいて新大阪に停車し、次は京都に停まる。京都から乗っても良かったが、せっかくなので始発から終着まで乗る。大阪から真上の上段に、京都から向かいの下段にそれぞれ女性が入った。別に鉄道好きではないようだ。


B寝台には枕、布団、シーツ、浴衣、衣紋掛、スリッパがある


浴衣の柄はJR

京都でオムライスを食べてから6時間。そろそろ弁当を開けよう。列車は金沢の手前を走っている。早く夕食を済ませても、青森に到着するまで何も買えなし、なかなかお腹も空かなかったので、この頃合となった。寝静まった車内でいただきます。


淡路屋 お弁当(1,050円)


ご飯とおかずの二段になっています!


お酒のあてにもええのぅ じゅるる♪

これ1種類しか残っていなかったので、選択の余地もなく買ったお弁当だが、なかなか美味しかった。容器も経木である。ビールは温くなるので、清酒を買っておいたのだが、お酒にぴったりである。金沢も過ぎ、ほろ酔いといったところで寝る事にする。ウトウトしてると高岡から向かいの上段に男性が乗ってきた。随分乗車率が良いが、別段廃止となる訳ではあるまい。寝台特急の需要があるという事か。再び眠りにつく。 (つづく)


metro 直江津でJR西日本管内からJR東日本管内となるsymbol6
いずれも平成22年11月21日撮影

ぐるり切符の旅 オムライス

2011-04-03 00:00:00 | 列車の旅

京阪電気鉄道 鴨東線 普通 Q1303A列車 [2600系車両](出町柳)

詩仙堂を後にして、一乗寺の駅に戻る。叡電と京阪電車との乗り継ぎ割引がある区間なので、券売機で連絡乗車券を購入して電車に乗る。一乗寺には改札はない。出町柳に到着。連絡乗車券は自動改札に投入すべきか悩んだが、改札氏に切符を見せたところ、そのまま出場となった。ところでこの時、叡電の構内は入場制限をしていた。鞍馬線で紅葉を見ようとする客が大勢来ているのだ。鞍馬線は途中からは単線であり、輸送力は大きくない。その混雑をよそに京阪電車乗り場に向かい、自動改札に連絡乗車券を投入して入場する。


京阪といえば成田山!

普通列車に乗車。車内には成田山のお札がある。京阪電気鉄道の勧進で、成田山新勝寺(千葉県成田市)より分霊し、昭和9年に成田山大阪別院明王院(大阪府寝屋川市)が創建された。そのご縁で各車両にはお札が掛けられている(鋼索線を除く)。出町柳から♪神宮丸太町へ。

叡山電鉄 叡山本線 普通 一乗寺(13:28)→出町柳(13:34) 711
京阪電気鉄道 鴨東線 普通 Q1303A 出町柳(13:46)→神宮丸太町(13:48) 2601


metro 京阪で神宮丸太町に到着symbol6

この駅はかつて丸太町という名称だったが、平成20年に神宮丸太町に改称された。同時に四条は祇園四条、五条は清水五条となった。京都市営地下鉄烏丸線にも、丸太町、四条、五条の駅があるので誤乗防止の意味合いもあるそう。五条だけに。神宮丸太町は平安神宮が程近い事から神宮がついた。その平安神宮の北側、丸太町通を東へ歩き、春に行った洋食屋さんを再訪。


軒丸瓦に平安神宮!

グリル小宝さんに到着。しかし店の前には長い列が。今日はここでオムライスと決めていたので、列の最後尾につく。行列を作るのは観光客ばかりかと思ったが、地元の人もいる。これは好感が持てる。暇つぶしに店の前の通りを渋滞気味に走る車のプレートを見ていたら、高速千円の影響か、遠来の車両が目に付く。関東は当たり前で、東北のナンバーも見られる。30分くらい待って、ようやく店内へ。ビールでのどを潤し、オムライスを待つ。


オムライス(900円)

こちらのオムライス、かなりのボリュームです。オムライスを注文する人は多いようです。


断面!じゅるる♪


参考までに、こちらがメニューfork


グリル小宝 (京都市左京区岡崎北御所町)

念願のオムライスを食べる事が出来た。他のメニューも試してみたいけど、なかなかいい値段。さて、京都駅へ戻るが、バスは混んでいるし(道路も車内も)、地下鉄を利用する。東西線東山から乗ったのは京阪京津線からの直通車両だった。この車両、大津市内では併用軌道を走る。路面から地下鉄まで、ちょっとサンフランシスコっぽい。烏丸御池で乗換える。烏丸線の車両、ドア付近にばかり人が固まっていて、乗るのに難儀した。奥の方には余裕があるのに。

京都市交通局 東西線 普通 東山(15:25)→烏丸御池(15:30) 京阪810
京都市交通局 烏丸線 普通 烏丸御池(15:36)→京都(15:41) 1120


東海道本線 京都駅 (京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町)

京都駅まで帰ってきた。コインロッカーから手荷物を取り出す。駅前にはおたべちゃんが。にっき抹茶詰め合わせ(525円)を自分用に購入し、京都を後にして大阪に向かった。 (つづく)


京都駅前でおたべちゃん発見!


京都タワー (京都市下京区烏丸七条下ル)
いずれも平成22年11月21日撮影

東海道本線 普通 199B 京都(16:16)→大阪(17:01) クモハ207-1010