
中央本線
高尾駅 (東京都八王子市高尾町)
平成23年11月25日金曜日。紅葉狩りに関西へ出掛けてきた。途中の紅葉も車窓から楽しもうと、中央本線経由である。夜勤明けに高尾へと向かう。西国分寺から乗った中央線の下り列車は混雑している。立川や八王子へ通う人も多いのだ。終着の高尾で途中下車。高尾で出場するのは何十年振りだろう。近年、高雄はよく利用している。風格のある高尾駅舎を撮影したいが、通勤・通学の人が多くて撮りづらい。高校生を撮ってしまうと、誤解が生じる恐れがある。駅前のコンビニエンスストアでサンドイッチと缶コーヒーを買ってきて、待合室で朝食を済ませる。
武蔵野線 普通 616E 武蔵浦和(7:03)→西国分寺(7:30) クハ204-8
中央本線 普通 647T 西国分寺(7:34)→高尾(8:00) モハE233-38

高尾を出発
高尾始発の小淵沢行普通列車に乗車する。都内にもまだ115系が走っていた。山に行く服装の客で一杯となり出発。中央本線は高尾からは突然鄙びた車窓となる。東京都から神奈川県へ。居眠りをしているうちに山梨県へと入り、大月に到着。山へ行くのか知らないが、そうゆう服装の客は富士急線へと乗り換えて、車内は静かになった。中央本線、中央自動車道、国道20号(甲州街道)が谷を走ってゆく。女性の車掌さんが車内検札を行う。笹子トンネルを抜け、甲府盆地や雪を戴いた山々が見えると、乗客からワッと声が上る。勝沼ぶどう郷付近の車窓は雄大でいい。塩山で特急を先行させ、甲府に到着した。乗客はだいぶ少なくなった。先月、おそばを食べに来た長坂を過ぎて、終着の小淵沢へ。
中央本線 普通 531M 高尾(8:46)→小淵沢(11:04) クハ115-1095

中央本線 普通 531M列車 [115系車両] (小淵沢)

中央本線 特急〔あずさ9号〕 59M列車 [E257系車両] (小淵沢)
普通列車の旅もいいのだが、都合によりここから特急を利用する。乗り換え時間が短いので、特急券は高尾で買ってある。ここではプラットフォームの売店でお弁当を購入する。先月訪れた時は天気が良くなかったが、今日は八ヶ岳もきれいに望める。

車窓には八ヶ岳! (小淵沢-信濃境)
列車は長野県に入る。特急という割には多くの駅に停車する。諏訪湖越しに富士山を眺め、岡谷に到着。列車は塩嶺トンネルを抜け、みどり湖経由で塩尻に向かう。
特急〔あずさ9号〕 59M 小淵沢(11:08)→塩尻(11:45) クハE257-111

自由席特急券 小淵沢→塩尻 (730円)
塩尻で乗り換え。隣の線には辰野行の普通列車が1両停まっている。

中央本線 普通 158M列車 [123系車両 クモハ123-1〔ミニエコー〕] (塩尻)
JR東日本管内より
JR東海管内へ
塩尻以西の中央本線は
JR東海の路線となっている。途中下車して、窓口で特急券、売店でビールとお茶を買ってくる。乗車券・特急券を見せて再入場。次の列車の乗り場を確認していると、女性の改札掛が「〔あずさ〕ですか?」と尋ねてくる。〔しなの〕に乗るのだが、乗車券の目的地は東京都区内となっているので仕方が無いか。というか、乗車券も特急券も、ちゃんと見てないだろっ。

中央本線 L特急〔(ワイドビュー)しなの10号〕 1010M列車 [383系] (塩尻)
窓側に座って車窓を堪能したかったが、自由席の窓側はきっちり埋まっている。お昼を食べるので座れればいいか。小淵沢で購入したお弁当を開く。「
元気甲斐」(1,300円)がお勧めという事だったが、とりもつ煮を食べてみたかったので、今日はこれにしてみた。
丸政 甲州とりもつべんとう (880円)

中はこんな感じ♪
かしわ飯の上に、とりもつ煮がごろごろと入っている。濃い目の味付けでビールが進む。結構なお昼となった。ところで〔しなの〕は特急らしく停車駅も少ない。そして振り子式で、結構な走りっぷりである。揺れでトイレ使用中に通路に放り出されそうになった程だ。席に戻るとビールも手伝ってか、居眠りしてしまう。車窓の紅葉を楽しむために中央本線経由としたはずなのに。岐阜県に入り、中津川に到着。

中津川に到着
L特急〔(ワイドビュー)しなの10号〕 1010M 塩尻(12:03)→中津川(13:06) クモハ383-17

自由席特急券 塩尻→中津川 (1,150円)

中央本線 快速 2726M列車 [313系車両] (中津川)
中津川で特急から快速に乗り換える。こちらは空いており、窓側の席で車窓を楽しむ。見える旧街道らしいのは中山道か。名古屋が近づいているのに、渓谷に沿った区間もあり、車窓は楽しい。愛知県に入る。乗客は増えてきた。このまま乗っていれば名古屋に着くが、一つ手前の金山で下車する。

金山に到着
中央本線 快速 2726M 中津川(13:13)→金山(14:23) クハ312-6

乗車券 武蔵浦和→東京都区内 (10,190円)
利用している乗車券は名古屋へは向かわずに、金山から東海道本線豊橋方面への経路となっている。金山で途中下車印を押してもらい、この切符は一旦しまいこむ。金山-名古屋間はIC乗車券「
ICOCA」を利用する。

名古屋でも
カープデザインICOCA

中央本線 普通 144M列車 [211系車両] (名古屋)

名古屋に到着
中央本線 普通 144M 金山(14:31)→名古屋(14:35) クハ210-5006
名古屋まで無事たどり着いたが、今日は大阪まで行く予定である。JR線ではなく、
近畿日本鉄道で大阪を目指す。
JR東海と近鉄の連絡改札口があるが、
JR東海はIC乗車券、近鉄は自動改札機の使えない切符を持っている。とりあえず
JR東海名古屋駅広小路口で出場する。階段を下りて近鉄名古屋駅へ。窓口で特急券を買う。乗車券は「近鉄週末フリーパス」(4,000円)というのを予め旅行会社で買ってある。この切符は利用開始日には発売せず、前日までに買っておく必要がある。地下改札口より、近鉄名古屋駅に入場。

近鉄電車に乗り換え

近鉄 特急 65列車 [
21000系車両〔アーバンライナー・プラス〕] (近鉄名古屋)
久しぶりの近鉄特急。平日は車内販売は無いような話だったので、アイスコーヒーを購入して乗車。地下駅の名古屋を出発してすぐに地上に出て、暫く関西本線と並走。木曽川を渡り、三重県に入る。長良川、揖斐川と続けて渡り、桑名を通過。大阪へは西に行かなければならないが、列車は伊勢湾沿いに南下する。伊勢中川の手前に名古屋線と大阪線との短絡線があり、名阪特急はここを経由する。大阪線に入り、列車は西へと向かう。車窓は鄙びてきた。長大な新青山トンネルを抜ける。ここもまだ三重県。旧分国でいうと、伊勢から伊賀に入った。18きっぷの利用で関西本線は比較的利用しているのだが、近鉄でこの区間を行くのはまだ4度目である。途中の駅名にも馴染みが無い。奈良県へと入ったようだ。桜井を通過。この辺は桜井線に乗っているので、多少は分かる。大和高田も和歌山線に乗っているので何とか。大阪府に入る。郊外の街の中を走り、(近鉄)奈良線も合流して、鶴橋に到着した。名古屋から鶴橋まで停車駅は無い。

鶴橋に到着
名古屋線・大阪線 特急 65レ 近鉄名古屋(15:00)→鶴橋(16:59) 21701
企画乗車券「近鉄週末フリーパス」 (4,000円)

特別急行券 近鉄名古屋→鶴橋 (1,850円)
近鉄から
JR西日本に乗り換え。名古屋と同様、連絡口は使わず、近鉄の西改札口で有人改札から出場する。特急券は無効印をもらって持ち帰る。近鉄の改札を出ると、すぐ側に
JR西日本の改札があり、
ICOCAで入場する。

大阪でも
カープデザインICOCA
JR西日本大阪環状線に乗り換え

大阪環状線 普通 1565列車 [103系車両] (大阪)
いずれも平成23年11月25日撮影(カープデザインICOCAの画像を除く)
大阪環状線 普通 1565レ 鶴橋(17:06)→大阪(17:22) クハ103-848
大阪では103系が現役。この色は武蔵野線を思い出す。宿へは天満で降りた方が近いが、大阪までやってきた。すぐにチェックインすればお相撲も見られたのだが、どうしても大阪駅まで来なければならない訳があった。 (つづく)