最上義光之像
令和6年8月8日木曜日。山形県山形市に来ている。
福島県郡山市のホテルを出発。郡山ICより東北自動車道に流入する。高速を使うのは少しでもホテルでゆっくりしたかったからである。福島JCTで東北道より東北中央自動車道に入る。すぐに福島JCT料金所がありETCブースを通りここまでの通行料金(軽自動車等ETC料金1,140円)を収受。東北中央道には東日本高速の管轄する有料区間と国土交通省の管轄する新直轄方式の無料区間とが混在する。暫く無料区間を走る。但し暫定2車線である。長大な栗子トンネル(8,972m)に入る。トンネル内で福島県より山形県、岩代国より羽前国に入る。明治以前は岩代国は陸奥国、羽前国は出羽国である。こんな長大な高速道路のトンネルが無料とは。東北地方最長の道路トンネルであり、無料の道路トンネルでは日本一長い。太平洋と日本海との分水嶺を越えて米沢盆地に降りてくる。天気はよく青空と周囲の山や田園の緑がいかにも夏らしい風景である。
米沢北ICで流出、国道121号を経て国道13号に入る。米沢北IC-東根IC間は有料となるからである。国道は流れが悪く高速を流出した事が少し悔やまれる。米沢市より東置賜郡高畠町を経て南陽市に入る。山口県に都濃郡南陽町があって市制施行する際に先に南陽市があったので新南陽市とした。新南陽市は平成の大合併で周南市となっている。南陽市に入り自動車専用道路の赤湯BPや南陽BPは流れがよい。盆地を抜けて坂を登ってゆくと大渋滞。これは片側交互通行によるものだった。以降は交通に支障はなく上山市を経て山形市に入る。バイパスが整備されており走りやすい。国道を離れて県道16号山形停車場線を山形駅へ。跨線橋で奥羽本線を渡り山形城に駐車する。料金はかからない。
史跡 山形城跡 二ノ丸東大手門 (山形県山形市霞城町)
二ノ丸東大手門より城外へ
列車の走る音が聞こえる。
JR東日本 仙山線 快速 3831M列車 [E721系] (山形-北山形)
※山形-羽前千歳間は奥羽本線。
仙台発山形行快速3831M列車(4両編成)がお濠端の奥羽本線を走る。
城外より二ノ丸東大手門を望む
奥羽本線青森方を望む
複線ではなく㊧狭軌(1067mm)と㊨標準軌(1435mm)の軌間の異なる単線並列となっている。狭軌の線路は仙山線・左沢線の直通列車が走る。標準軌の線路は山形新幹線や奥羽本線普通列車が走る。単線並列は仙山線の分岐する羽前千歳まで。
福島方を望む(㊧標準軌 ㊨狭軌)
単線並列は山形まで。奥羽本線は標準軌のみ、狭軌のみ、標準軌と狭軌の単線並列の区間に分かれ、福島-青森間を直通する列車は走れない。一部区間を標準軌に改軌した事で東北新幹線と直通運転する山形新幹線・秋田新幹線の列車が走る事が出来る。
お濠の水の色は…
まあ夏ですし。
せっかくなので他の列車が通るのを待つがなかなか来ない。炎天下で暑い。関東よりはましだが。
JR東日本 新幹線〔つばさ133号〕 133M列車 [E3系L64編成] (山形-北山形)
※東京-福島間は新幹線〔やまびこ133号〕133B列車に併結。
東京発新庄行山形新幹線〔つばさ133号〕133B列車(7両編成)がやって来た。奥羽本線では先月の大雨被害により不通区間があり、この日の列車は新庄まで行かず途中の大石田までの運転となる。8月10日に大石田-新庄間の運転は再開されている。
新幹線と案内されているが在来線である奥羽本線を走る特急でミニ新幹線である。高速バスが高速道路から一般道に降りても高速バスだろうから、便宜上新幹線と案内されるのはまあいいかな。
ノンアルコールビール(350円)
お城を後にしてお目当ての飲食店へ。とりめしのセットにしようと思っていたが、とりめしは終わったそう。ノンアルコールビールをセットする。
肉そば(冷)(800円)
冷たい肉そばです。
美味しそう…
お肉は鶏肉♪
コリッとした歯ごたえで旨い。
お蕎麦はこんな感じ♪
お蕎麦もおつゆも全部旨い。また山形県で美味しいものに出会ってしまった。冷たいのがこんなに美味しいなら暖かい肉そばも絶対美味しいはず。涼しくなったら暖かいのを食べに再訪しようか。
そば処 つる福 山形駅前店 (山形県山形市香澄町)
ごちそうさまでした。大阪の人と米国の人のされている動画でつる福さんの本店を紹介しているのを見て山形へやって来た。本店は木曜日が定休日なので山形駅前店を訪れた次第。駅前店のお昼の営業時間は午後2時半までで定休日は日曜日。訪れる方はお店のウェブサイトでご確認下さい。
旧吉池医院 (山形県山形市十日町)
暫し山形の街を散策。この建物は大正元年竣工。昨年閉院するまで現役の医院だったそう。
閉店した百貨店
道のどん突きには…
山形県の旧県庁舎が
山形市役所 (山形県山形市旅篭町)
これまで令和6年8月8日撮影
市役所はこの通りにある。県庁は昭和50年に街の中心から東に移転。一般有料道路から高速自動車国道の山形自動車道に編入された笹谷トンネルを通って山形市に入った際に現在の県庁をチラッと見た事がある。山形道山形蔵王ICに程近い。茨城県も本庁舎が街の郊外に移転して中心部に旧本庁舎が残されていたか。三の丸庁舎として現役だが。
茨城県庁 三の丸庁舎 (茨城県水戸市三の丸) 平成26年3月22日撮影
昭和5年竣工の茨城県旧本庁舎。
山形花笠まつり これより令和6年8月8日撮影
8月5日から7日まで開催。山形のホテルの宿泊料金が高めに感じたのはこれの影響か。仙台も七夕まつりの影響か高い気がした。結局、郡山に投宿した。
旧県庁を望む
それでは道路を渡って敷地の中へ。
山形県郷土館 文翔館 (山形県山形市旅篭町)
大正5年竣工の旧県庁舎。
渡り廊下で繋がる隣の赤レンガの建物は…
旧県会議事堂
山形縣 縣會議事堂
昭和5年竣工の旧県会議事堂。
国指定重要文化財「旧県庁舎および県会議事堂」が山形県郷土館 文翔館となっている。
時計塔
外観だけ見てゆくつもりだったが無料という事で中も見学してゆく。冷房も効いているし。
(つづく)