猛暑、豪雨の夏に耐え抜き、ようやくその夏が去ったかに見えたもつかの間、過去最大とも言われる台風21号が現れ、木々を倒し、建物を壊し、日本列島を水浸しにして去って行った。
その破壊力を象徴するような「水没した関西空港」の写真が報じられ、、「ああ~、これでトドメを刺されたのか…」と悲嘆にくれていると、その直後、なおダメを詰めるかのように北海道を震度6強の地震が襲った。震源地とされる安平町(あびら)は液状化して泥に埋まり、となりの厚真町(あつま)は数キロに及ぶ土砂崩れに見舞われた。
山が崩れたどころではなく、山脈全体が、大きな山塊が崩れ落ちたような写真がテレビ画面を流れるのを見て、地球は末期を迎えているのではないかと、背筋を冷たいものが走った。
書くこと自体が恐ろしい。報道写真をそのまま掲げ記録に残しておく。