「錦秋の阿蘇、久住を回り 臼杵に行ってふぐを食べよう」という生意気な旅から帰ってきました。生意気な計画は神の怒りにもふれ、快晴のもとで紅葉を楽しみ調子の乗っていると、突如として雨あられに襲われたり、また雪が舞い、霧氷まで見てきました。
初日の臼杵は好天に恵まれ、国宝深田の石仏を拝し、歴史と文化に富む臼杵の街を楽しく散策した。その夜は「臼杵のふぐ」に大満足したがそれは後述。
二日目の阿蘇、黒川温泉は雨にたたられた。時々覗く太陽の光で阿蘇の雄大さを垣間見たが不満がつのる。特に久住高原の露天風呂から阿蘇五岳を眺めるのはこの旅の目玉としていただけに残念。
三日目は、雪混じりの飯田高原で、標高1300mの牧ノ戸峠では霧氷を見て、この先どうなることかと思ったが、由布院に降りて昼食をとっていると、降りしきった雪は見事に上がり、好天の由布院町を散策することができた。
思えば、一年中の天候を三日で味わった旅であった。
深田石仏をつつむ紅葉
由布院「亀の井別荘」の紅葉
牧ノ戸峠の霧氷
阿蘇草千里で 三好達治の詩「大阿蘇」を朗読