大晦日を終えた。
2023年7月1日以降の半年は、失語症(言葉の消失)との闘い、つまりリハビリ(再生)を求め続けた半年であった。結果、一面では「再生への向上」に頑張ってきたが、半面では「やむなき限界」を残してきた。
無理をやるつもりはない。ありのままに……、すでに人生は短い。その瞬間といえども、「再生の喜び」に輝く時こそあれば、十分だ。
新しい年に、ありのままに、立ち向かいたい。(全て文章のまま)
失語症、主として「言葉の聞く力」の弱点を学んできたが、正直言って限界を受けてきた。簡単に「限界打破」を打ち破るわけにはいかない。それは長期的に取り組むしかない。
一方では、7月~8月、2か月の病院で、十分な食力が与えられ、かつ体育リハビリを受けて「十分な食欲」を受けた。美味しいものをたくさん頂いた。酒も美味しい。酒も一日一合で食欲がピッたりだ。
26日の納会では、豪華な「人形町今半弁当」に驚いた。新しい年でも、限界と食欲を調合し、頑張りたい。
豪華「今半」弁当
私は、多くの書き物を残してきた。少なくとも5冊の刊行物を出版し、17冊(17年物)のブログを書き続け、また海外旅行と各県旅行の膨大な旅行記を書いてきた。
中でも最大な難物は、『資本論』勉強会に関する教材やレジュメに携わった類いであった。諸勉強は、2015年以降数年間続けられ、中でも、友人ご支援を頂いた方々には、膨大かつ貴重な教材を与えていただいた。
そして、私の多くの記録は、7月1日をもって「消失」したのであった。「言葉の消失」こそ、取り戻すべきものだ。
先日、「資本論勉強会」の中心であった若者たち(いや、平均80歳の老人たちであったが)が、M.Sさん、M.Mさん、K.Yさん、M.Mさん、N.Kさんの5名の方々に集まってくれた。そして、若者の皆さんよ。願わくば、私の「言葉の消失」を取り戻してほしいものだ。
23日、例月の検診(久我山病院)。MRIでも特に問題なし。
25日、クリスマスも終わり、レッスン音楽室の飾りも消えゆく。
今日(26日)、関係会社の納会に参加する。
……さて、新しい年を、どう迎えるのか?
恒例の全国高校駅伝を見た(12月24日)。 女子の部を見たところ、お贔屓先の我が大分東明(ゼッケン43)が走っていた。 しかも、第一区の走者がトップで走りぬいたのであった。
格好よかった! 最後は二区にどんどん遅れ、最後はチーム17位、残念。
トップ一区でインタービュー!
午後の男子も、第一区でトップを走り頑張ったが、一区は8位…、これも後区に落ちて24位。 選手の層がないかも。
冬至…、12月22日だ。
88歳の冬至である。年が明けると、当然ながら89歳である。
一年4か月経過すると、卒寿…、90歳となる。想像と全くない。
暖かいお鍋であった。
暖かいお鍋を食べた後、ゆっくりとゆず湯に入った。そして…、「よし、冬至を越そう」と力を付けた。
食事を終えた後、三井倶楽部の保有してあるワインセラーを見せてもらった。 驚いたことには、実に本数12,000本が保管されていた。 その中には、貴重なものが含まれており、1本3000万円のロマネコンティ1937年ものがあった。
前回も豪華な建築物を見てきたが(6月12日ブログ)、三井家の資力を驚く。
1937年ものを示している
前回でも綱井三井倶楽部を訪問したが(6月12日投稿)、今回も大変においしかった。いずれもたっぷりと2時間をかけて、じっくり、美味しく、食べた。
5品のフランス料理を味わいながら、シャンパンを始め、白と赤ワインを組み合わせ、大満足であった。
メニューの順次通り、写真を掲げておく。
生ハムと季節の野菜サラダ アーモンドオイルドレッシング
白菜と麹のポタージュソープ
寒鰆のソテー 根菜添えソースバルサミコ
牛肉の赤ワイン煮と牛腿肉のステーキの盛り合わせ
デゼール ネージュ
私は、失語症にかなり病んできたが、リハビリにカバーされて立ち直ってきた。「言葉の消失」も、「文章の聞く力」という一端を失なってはいたが、「聞く力」も合格点(60点)を取ることが出来た。
苦しさもたくさんあったが、美しいものこそたくさんあった(視力は弱っているが)。わが生涯で学んできたことは、すべてイメージ、思い出、景色(含め旅)、動き(野球も大相撲も含め)などなどあって、いずれも美しかった。
(まずい文章、ゴメンナサイ)
8月の白雲
刈り上げた植木屋さん(11月)
何十年も久しぶりに訪ねた綱町三井倶楽部は、今年の6月中旬頃、多くの、濃く、豊かな緑に囲まれていた(6月12日のブログ投稿)。そして早くも12月も過ぎて、盛りに燃えた銀杏の美しい黄色が輝いていた。深緑と真黄が、迎賓館の白亜がマッチしていた。
日本庭園に目を転じると、森の木々もまだ紅色を保っていた。