旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

眞子さんの皇室離脱 に思う

2021-10-27 20:09:47 | 時局雑感

 

 秋篠宮家の長女眞子様が、皇室を離脱、庶民として小室圭さんと結婚して「眞子さん」となった。 多くのマスコミが、様々な憶測も交えて報道に明け暮れているが、私は、皇室という想像を絶するしがらみの中で、一人の女性が、決然として自らの愛に生きた事実だけを素晴らしく思う。
 皇室を離れる…、その玄関口の写真は多く報じられたが、私は、ご両親の爽やかさもさることながら、妹さんの衝動的ともいえるハグに心を動かされた。 彼女にもまた、いつの日か姉を追う気が溢れていたのではないか?

 私は民主主義を信奉するものとして、それを体現する国家体制は共和制国家と信じている。 その実現の日はまだ遠く、歴史的経緯もあって日本の天皇制はまだ何百年も続くかもしれないが、今日の“眞子さんの出来事”は、その“終わりの始まり”かもしれない。

 

                                       

 


楽しく、美味しかった“屋上バーベキュー”

2021-10-20 11:28:50 | 時局雑感

 

 
 

息子(次男)が、永福町に自宅を新築したことは既に触れた(9月25日付)。
 家を新築する時、人は様々な夢を抱くものだ。息子のその夢の一つに、「屋上を広く設け、バーベキューをやる」ことがあったようだ。それも、単に家族だけの焼肉パーティ的なものだけでなく、季節や招待客に応じた、おでんの会や芋煮会など多岐にわたっているようだ。
 早速そのバーベキューに呼ばれたので女房と娘と訪ねると、広い屋上には照明はもちろん水道も引かれて炊事場も設けられ、中央のテーブルは、コップ受けの着いた専用の椅子で囲まれ、頭上には直射日光を避けるテントまで張られている。調理器も電池式の専用機だ。取り囲む壁も、周囲から直接見えないように若干高く設(しつら)えられているから念が入っている。
 素材も、肉類はもちろん、豊富な山菜、魚介類の中で、生きのいいサンマが目を引いた.。不漁であった今年、あまりサンマを食べることもなかったので美味しかった。。
 いやあ~、楽しい午後のバーベキューでした。

  
    

 
 生きのいいサンマが、ひときわ目を引く
   
  「早く焼けないかなあ」茶碗片手に待ち構える遥人
   


岸田内閣では政治は変わらない … 国会代表質問を聞いて

2021-10-13 14:51:59 | 政治経済

 

 第100代内閣総理大臣に就任した岸田文雄氏は、その前哨戦である自民党総裁選を通じ、新しい政治の方向として、新自由主義からの脱却、格差の是正と分厚い中間層の形成、果ては金融税制のゆがみ是正にまで発言していた。私は、小泉・竹中路線により持ち込まれ安倍政権で総仕上げされた新自由主義こそ、現在の日本の貧困の根源でありその脱却をこそ求めていたこと、岸田氏が自民党の中では最もリベラルと思われてきた宏池会に属し、久しぶりに宏池会から首相が生まれたこと、などを背景に、不用意にもこの岸田氏の発言を喜びその実現に期待を寄せた。
 ところがそれは全くの幻だった。岸田氏は昨日からの代表質問に答える中で、新自由主義を是正するどころか、「アベノミクスこそ民主党政権の失政かから日本を救い、不況を克服した」、「この成長と分配の好循環こそ必要」とアベモミクスを持ち上げ、新自由市議からの脱却、格差是正、金融税制のゆがみ是正などの言葉はすべて消えた。
 その裏には、安倍、麻生などの強力な圧力があったのであろうし、また経済界、財界の力が働いたのであろう。
 一方、この政局の中で、安倍・菅政権の失政で下降を続けた内閣支持率は回復し、特に自民党の支持率が回復した。反面、野党の支持率は立憲民主党の5%台、共産党の3%前後と低迷を続けている。今月末行われる総選挙でも、日本が変わる兆しが示されることはないのであろうか?


動き始めたアフターコロナ … きっかけとなった真鍋氏ノーベル物理学賞

2021-10-07 11:03:12 | 時局雑感

 

 10月も一週間が過ぎた。世の中、だいぶ騒がしくなってきた。
 先ずコロナ感染者数の激減。想像以上の感染者数減少に、コロナ菌弱体化説まで出始めた。まあ、消え去ることもないのであろうが、先述もしたごとく今後も幾つかの波はあるであろうが、私はコロナは一段落したと思っている。早速4日には、K先輩と吉祥寺で一献傾け、「外で飲む歓び」を喜び合った。「嬉しいねえ」、「美味しいねえ」と何度も語るK氏の笑顔が輝いて見えた
 自民党総裁選挙で、予想通り岸田氏が勝ち、第100代首相に選出された。予想通り、というのは変わり映えしないということで、これまでの自民党政治に大きな変化なないということだ。国民はよく分かっていて、各社世論調査でも新内閣の支持率は40%台と高くない。新しい日本は遠い。
 明るいニュースでは、真鍋氏のノーベル物理学賞の受賞だ。氏は90歳と聞くが、CO2の増加が地球温暖化に与える影響を早くから指摘していたようで、まさに時宜を得た受賞だ。早くから、と言えば日本のノーベル賞受賞者の業績は、日本が高成長を続けた1960、70年代の業績によるもので、国力低下の著しい現状から、私は今後日本からの受賞はなくなるのではないかと危惧している。
 受賞者の言葉には毎度感動するが、真鍋氏は自己の研究を振り返って、「みんな合点してもなお考え続けた」と言ってるが、これまた常人のできることではない。私など、人並みに合点する能力にも乏しい。何はともあれ、コロナ禍からの脱出を目指す明るいニュースだ。


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