昨夜は「山びこの会」の暑気払いであった。何度も書くように、実に気持ちの良い人たちの集まりで心が和む。
銀行時代の想い出は、激しい高度成長時代であったせいか、ぎすぎすした人間関係も多く残るが、このような素晴らしい人たちもいたのだ。類は友を呼ぶ典型例かもしれない。
この会の性格は、物静かだが包容力のある会長さんの表情に集約されている と言えるだろう
会場となった信濃町の銀行会館は今月で閉鎖される。かつてはたくさんあった銀行のクラブも、東京地区ではここ一か所となり、ずいぶん通わせてもらったが、いよいよ閉鎖となると淋しい。フグ料理を安く食べさせてくれるクラブとしてみんなに愛された。(来月から麹町に移る)
その名残を惜しむように、近くの神宮球場で花火が上がった。その花火は誰かが打ったホームランを祝うものであったかもしれないが、私にはクラブの閉鎖を惜しむ夏の名残に見えた。