正月を迎える心は子供の時から変わらない。「あといくつ寝れば……」とまでは思わないが、年が代われば何か転機がおとずれるのではないかという期待感は、齢をとっても変わることはない。コロナは無理かもしれないが、悪いことなど新年と共に忘れようとするのも、人間の生き方の一つかもしれない。
そのお正月を迎えるには準備が必要だと昔から教えられた。いわゆる一年のすすを掃う大掃除から、身辺の整理をして、心を新たにして迎えよ、というわけだ。齢を取るにつれてそれらもだんだんと省略してきたが、今年もリビングのガラス拭きだけはやった。以前は1,2階全部屋をやっていたが、2,3年前からリビングだけにしぼり、今年はそれを28日と29日の2回に分けてやった。
あわせて玄関扉にお飾りを取り付け、玄関の絵を「もみじ」から「雪景色」に取り替えた。すると妻が、その前に、庭に咲くせんりょうををさしてくれたのはうれしかった。
そして今日は、最後のつとめ、各部屋のカレンダーを取り換えて自らお正月準備終了宣言!
なんとかこれで、お正月よ来ておくれ。