旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

新年を迎える準備

2021-12-31 14:43:10 | 時局雑感

 

 正月を迎える心は子供の時から変わらない。「あといくつ寝れば……」とまでは思わないが、年が代われば何か転機がおとずれるのではないかという期待感は、齢をとっても変わることはない。コロナは無理かもしれないが、悪いことなど新年と共に忘れようとするのも、人間の生き方の一つかもしれない。
 そのお正月を迎えるには準備が必要だと昔から教えられた。いわゆる一年のすすを掃う大掃除から、身辺の整理をして、心を新たにして迎えよ、というわけだ。齢を取るにつれてそれらもだんだんと省略してきたが、今年もリビングのガラス拭きだけはやった。以前は1,2階全部屋をやっていたが、2,3年前からリビングだけにしぼり、今年はそれを28日と29日の2回に分けてやった。
 あわせて玄関扉にお飾りを取り付け、玄関の絵を「もみじ」から「雪景色」に取り替えた。すると妻が、その前に、庭に咲くせんりょうををさしてくれたのはうれしかった。
 そして今日は、最後のつとめ、各部屋のカレンダーを取り換えて自らお正月準備終了宣言!
 なんとかこれで、お正月よ来ておくれ。

  

    


 


コロナの年末

2021-12-28 14:03:16 | 時局雑感

 

   新型コロナウィルス発生後まる2年が経過するが、次々と変異株が発生して、この年もコロナに暮れる。NHK調査によれば、12月27日現在で、世界の感染者数は2億8千万人、死者数は540万人となっている。世界70億の人口から見て、2年間で540万人の死者が多いのか少ないのかわからない。ひとたび世界大戦が起これば何千万人の死者を生む。人の殺し合いに比べればコロナの攻撃はまだかわいい。
 とはいえ、新たな変異株オミクロンで世界中大騒ぎの年の暮れだ。国別に見ると、次のようになるようだ。(単位:万人、四捨五入)

  国名    感染者数   死者数

 アメリカ   5228    82
 イギリス   1189    15
 フランス    891    12
 ドイツ     701    11
 イタリア    564    14
 日 本     173     2(1.8)

 こう見ると、アメリカやイギリスなど大国の数字が目を引く。アメリカは、82万人の死者を出して、平均寿命が79歳から77歳と2歳下がったというからこのコロナ災害は無視できないだろう。
 反面、日本の数字がけた違いに小さいことも目を引く。国の医療体制や病気に対応する国民性、また過去の医療蓄積を含む日本人の体質など、様々な要因によると言われている。じっくり学び直しておく内容があるのであろう。




     
 庭師が入り小さい庭もきれいになったが、可哀そうに丸坊主にされちゃった


クリスマスのお飾り

2021-12-18 15:31:30 | 時局雑感

 

 気が付くと、玄関周りや音楽室の各所に、クリスマスの飾り付けが施されていた。娘の営むピアノ教室に、毎日のように子供たちが通ってくる。その子供たちを迎える娘の配慮だ。
 娘は、音楽の知識やピアノのテクニックよりも、音楽を通じて子供の情操を深めたい、と常々言っている。そういえば、音楽室から漏れてくる音は、ピアノに音より、歓声に包まれたドタバタ音や高い笑い声が多い。
 正月のお飾り、雛祭りや端午の節句、クリスマスの夢の饗宴、など四季を彩る行事の変化は、子供たちの成長に欠くことのできないものであろう。
 今年最後のレッスンが終わると、子供たちにお菓子が渡される。その小さい菓子袋を手に子供たちは、「先生ありがとう。来年もよろしくおねがいしますす」と、きちんと頭を下げて帰路につく。
 次世代につなぐ教育に、手を抜いてはいけないのだ、とつくづく思う。

 
  ピアノの上
   
   窓辺のデスク
 壁掛け
  
   玄関のお飾り


広島の呉から牡蛎(カキ)が到着!

2021-12-11 15:03:53 | 時局雑感

 

 呉の下田さんから恒例の広島カキが届いた。早速、その匂いを嗅ぎつけてはせ参じた大澤恒夫さん(バスバリトン歌手)を加え食べた。
 殻付き焼きカキ、カキのソテー、カキフライ、と次々に並ぶ。大変なのは殻付きカキのフタをこじ開ける作業だ。これは力持ちの大澤さんの仕事。彼の、ステーキナイフの先端を折る大奮闘の結果、8個のカキがようやく開く。
 「乾杯! 来年もよろしく…」、
 美味い! 塩味、カボスの効いた濃厚な味が口中に広がる。
 酒は、秋田県にかほ市の『飛良泉』、5百数十年の歴史を誇る蔵の山廃純米酒は、昔からの日本酒の味をしっかり守り、広島の伝統料理とピッたり合った。

 下田さん、有難う。
 これで今年もカキを食べた。さて、あと何が残っているんだ?

     
   
   酒は秋田の『飛良泉』山廃純米

 
 大澤さんの奮闘をみんなで見守る



コロナに明け、コロナに暮れる

2021-12-05 15:29:15 | 時局雑感


 

 早くも12月に入った。今年も、コロナに明けコロナに暮れようとしている。
 デルタ株をようやく乗り越えたかに見えたが、新たなオミクロン株が登場、これまでに比べればはるかに容易であろうとは思われるが、未だ新たな戦いは続く。感染症との戦いは、ウィルスがたえず変異しながら攻撃してくるのに対し、ワクチンなどの助けも借りて抗体を形成し、やがて集団免疫を獲得して終わるのであろう。とすれば、来年一年ぐらいは、まだこの戦いは続くのであろう。
 もちろん、ワクチンが行きわたり治療薬もできれば、発症や重症化は格段に収まり、インフルエンザなど普通の風邪の一種のようになっていくのであろう。むしろ死者については、昨年はインフルエンザの死者がほぼゼロで、コロナの死者がそれを埋めた形になったが、今年もインフルエンザの流行がもし抑えられれば、コロナの死者が減って、むしろ減少するのではないかと期待している。「そうは甘くないぞ」とオミクロンが言うかもしれないが。
 いずれにせよ、十分な注意と必要な対処に努めながら、医学や人類の叡智も信じて、正常な生活を取り戻していく努力も必要であろう。来年はその転換点となる年であろう。


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