「旅のプラズマ」と題して14年間ブログを書き続けてきた。そして毎年、一年分のブログを「酒と旅と人」という表題で冊子に纏めてきた 今、昨年分(14年目)の編集をあらかた終えて読み返すと、その中身と表題とはかなり変わってきている。
ブログを始めた動機は、趣味としての日本酒の探求と、海外旅行を含めた旅の記録を発信しようとするものであった。しかしこの間、20年間続いた純米酒フェスティバルは一昨年をもって閉じられ、それに伴い純米酒普及推進委員会は解散した。海外旅行に至っては、2011年のオーストラリアを最後に10年間行っていない。今後行くことはないであろう。
酒の記事も旅の記事もめっきり減った。読み返すと、毎年同じ時期に同じことを書いている。新鮮味は何もなく、毎日あったことを記録する凡庸な日記のようなものだ。冊子の表題を「老いのたわごと」と変更することにした。遅きに失した感を免れないが…。