狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

教育基本法改正は軍国主義化への道?

2006-11-23 11:39:16 | 教科書

ある種の言葉を見ると脊髄反射的に幻覚に襲われる人々のことを書いたら思わぬ反響があった。

その病気を「国籍同一性障害」と名ずけたが、またぞろこの病気の患者が騒ぎ出した。

それは「教育基本法を改正すると軍国化する」と騒ぐ人たちだ。

「個人を尊重し人格の完成を目指すものから、国のために喜んで死ねる国民をつくるものに変えようとしている」

岡山県では県内の労働組合や民主、共産、社民各党など約20団体が18日、岡山市内中心部で改正反対を訴える集会やデモを行った。 

その集会で元社会党衆院議員の矢山有作氏が教育基本法改正についてべた言葉だ。(毎日新聞 11月18日)

「国のために喜んで死ねる国民をつくる」教育基本法改正案とは一体どのような血みどろの条文で溢れているのか。

実際の条文を読んでみよう。

(教育の目標)第二条 
五 伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと。

普通の人が読めば、ごく当たり前の事しか書かれていない。

自国の伝統と文化を尊重し愛する教育をすれば、自国を愛するようになるのは当然である。

それにこの条文を読んでも、「時の政治体制を愛せ」とは読めないし、まして「国のために喜んで死ねる国民をつくる」とはとても読めない。

だが、「国籍同一性障害」患者が読むと「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛する」と日本を愛する文言に触れた瞬間、特殊な症状が出てくる。

この病を患うと共通して、日本国家・日本人を自分たちの「敵」である」と思い込んでしまうので「国のために喜んで死ねる国民をつくる」と言った幻覚を覚えるようになる。

更に症状が悪化すると「軍歌の響き」が聞こえる幻聴、「きな臭いニオイがする」幻臭を感じるようになる。

他人が見ると明らかな病気だが、当人達にとっては日本が軍国主義化などの誹謗中傷を受ければ受けるほど「患者自身が感じるのは達成感・幸福感・高揚感だけ」というので完治は困難である。

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民主党の大恥さらし 多色を混ぜれば黒になる

2006-11-23 09:30:32 | 県知事選

去る月曜日の朝日放送「TVタックル」で政治評論家の屋山太郎氏が沖縄知事選で野党大連合の大敗について面白いことを言った。

「理念の全く違うものが幾ら共闘しても勝てるはずが無い」

「色んな色を混ぜたら黒にしかならない」

言い得て妙なる意見だ。

民主党はなりふりかまわず、共産党、社民党から一部保守も含めて自公以外の大野党連合を組んで負けたのだ。

小沢党首、色んな色を飲み込んで腹の中が真っ黒になってしまったのか、それともミソもクソも一緒くたに食らって自家中毒を起こしたのか、

だが流石に恥の上塗りはこの辺で避けたいと思ったのか、教育基本法の審議拒否で7日ぶりに国会審議に応じた。

民主党の恥さらし振りについては21日の読売・社説が「[審議復帰へ]「民主党も恥ずかしくなった?」と題して皮肉っている。

「「審議を尽くせ」と言いながら、審議を拒否する――。国会を空転させてばかりいたかつての社会党のような姿に、民主党もさすがに恥ずかしいと思ったのだろう。」

「小沢代表はかつて自著の「日本改造計画」で、「過半数が賛成している案を、少数のダダっ子がいて、その子をなだめるために、いいなりになってすべてを変えてしまう」のは「少数者の横暴」だと批判していた。

 小沢代表としても、まさに「少数のダダっ子」としか形容しようがない国会戦術を、いつまでも続けるのは難しかったということではないか。

 そもそも民主党は、教育基本法の改正に賛成の立場だ。現に独自の改正案を国会に提出している。それなのに、改正そのものに反対の共産、社民両党と一緒に審議拒否戦術をとってきた。」

まさに反対の立場の共産、社民両党と沖縄知事選で共闘したツケが国会審議にまで持ち込まれ結果だろう。

                  ◇

 

教育基本法改正案、参院で実質審議入り

 国会は22日、審議拒否を続けていた野党が衆参両院で審議に復帰し、7日ぶりに正常化した。

 参院教育基本法特別委員会(中曽根弘文委員長)では、安倍首相が出席して、教育基本法改正案の提案理由説明と総括質疑が行われ、実質審議入りした。

 首相は同法改正の必要性について、「現行の教育基本法の下で、学力水準は大幅に向上したが、同時に新たな問題も生じた。改正案には公共の精神や道徳心の重要性も書かれている。新しい理念の下で再スタートを切る必要がある」と強調した。学校現場における国旗掲揚や国歌斉唱については、「国際人を教育する意味で、自国の国旗国歌に対する態度について、学ぶ機会を提供する必要がある」と述べた。自民党の舛添要一氏の質問に答えた。

(2006年11月22日11時25分  読売新聞)

 

 

 

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