狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

真実の声は慶良間で息づいている 琉球新報の言論封殺

2007-07-09 18:10:01 | ★集団自決

沖縄の二紙は、己を過信した。

“民意”を自在に操れる王様だと。

そしてアンケートに始まる一連の政治運動により、県議会の「検定意見書撤回」の議決を成功させた。

調子に乗った勢いで、議員団・文教委の慶良間・現地聞き取り調査に同行し、これを報道する破目に陥った。

結局、これが墓穴を掘る結果となった。

墓穴というのは、現地で聞いた証言が県議会決議とは逆の結論に繋がる証言だったし、

同時に、いずれの証言も地元二紙にとっては「不都合な事実」だったからだ。

いくらマスコミが封殺を試みても、真実の声を消すことは出来ない。

真実の声は渡嘉敷、座間味両島で「サイレント・マイノリティ」ながら今でも静かに息づいている。

次回予告。

「【新聞が報じない現地調査の実態!】 県議団現地聞き取り調査の醜態」

                     ◆

 

以下は【再掲です】

琉球新報の言論封殺が続いて今日で21日目です。

琉球新報の夕刊で火曜から土曜にかけての長期連載特集、

上原正稔著「パンドラの箱を開ける時 沖縄戦の記録」が

掲載予定日の6月19日より

読者に何の断りも無く中止になりました。

上原さんは掲載前に知人に次のように言っていました。

≪19日付からは第2話「慶良間で何が起きたのか」が始まります。
集団自決」をテーマにしたもので、作者の上原正稔氏は圧力に屈することなく執筆する≫と。

同氏の話によると、

≪沖縄で現在展開されている運動に水をかけることになる内容になるためか≫

≪担当編集者の態度に変化があり、今回の事態に至ったらしい≫とも言っているそうです。

どんな大きな圧力が働いたのでしょうか。

琉球新報は読者に連載中止の理由を一言も言っておりません。

問い合わせても「調整中」の一言で済ましています。

読者は一方的に「知る権利」を奪われています。

沖縄では今メディアの意見と違う考えは封殺される異常な事態になっています。

これでは戦前の言論弾圧と変りません。

琉球新報が連載を再開するまでこの記事を掲載し続けます。

                              狼魔人

◆参考エントリー:

「パンドラの箱」  カギを握る上原正稔氏

沖縄のマスコミは大政翼賛会か

琉球新報によって削除された「沖縄戦記」

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次々出てくる証言者②  「集団自決」 証言で自爆

2007-07-09 06:03:17 | ★集団自決

ある主義・主張を否定するために提出される、反対の主義・主張。

これをアンチテーゼと言うならば、最近の「集団自決」に関する「軍命令は無かった」に対する地元マスコミのアンチテーゼはあまりにも理論が粗雑、且つ感情的、・・・というより反日イデオロギーそのもの。

逆に「軍命令は無かった」説が真実味を増してくるから皮肉なことだ。

わざわざ県議団とマスコミ関係者が、渡嘉敷島に現地調査をしておきながら、「不都合な真実」は一切封印して報じない。

その一方、「集団自決」とは関係ない証言者を、次々紙面に登場させ感情的証言で紙面を飾っている。

 

昨日の琉球新報の特集<史実封殺>③で新たな「証言者」になった玉寄哲永さん(73)は次の言葉で証言を始める。

「なぜ今頃そんなことを言うのか。うそも突き通すと本当になってしまう」。

記事は、「(松永さんの証言として)、一つの削除がさらなる削除につながり、真実がうそで塗りかためられることに危機感を募らせる」と大田記者の情緒的思い込みが続く。

この時点で既に「証言者」は教科書から削除されたのは「集団自決」そのものだとミスリードされているのが分る。

何故なら証言者は沖縄戦の体験者ではあっても、

渡嘉敷島、座間味島いづれの島の「集団自決」にも関係していないのだ。

玉寄さんの証言は続く。

母親が子供のために取っておいた最後のおじやを、軍刀を振り上げ要求した日本兵。

避難のため父親らが一晩かけて掘った穴を自分たちが使うから出て行けと言った日本兵。

「貴様らこれを使え」と手りゅう弾を手渡す日本兵。

十一歳当時のことだが、玉寄さんの目には今もはっきり焼きついている。>

同じ小さな島で起きた証言も語る人によって「事実」が異なる。

「なべ底のおじやを、軍刀で強奪する日本兵」は、当時の食料不足からいって、一歩譲って理解したとしても、

別の証言者が、その貴重な食料の「おむすびに毒を入れて泣く子に食わそうとする日本兵」との証言を信じるのは困難だ。(毒おむすび渡された 県議会議長、沖縄戦体験を語る

 

「貴様らこれを使え」と手りゅう弾を手渡す日本兵。

ここでも日本兵が民間人に手りゅう弾をいとも簡単に手渡す証言だが、実は係争中の「沖縄集団自決冤罪訴訟」の被告側が、

「軍命令があった」とする唯一の証拠が「手りゅう弾が民間人の手に渡った」という事実である。

証言者は当時16歳だった「語り部の元短大学長」がこれを主張している。

現代史の専門家の秦邦彦氏は「手りゅう弾説」を次のように一蹴している。

<(集団自決への日本軍の)「関与」とは一部で日本軍の手投げ弾が自決用に使われたのを指しているらしいが、兵器不足に悩み、兵士に竹槍まで持たせていた日本軍にとって、手投げ弾は貴重な攻撃用武器だった。現地召集の防衛隊員(軍人)に持たせていたものが家族の自決に流用されたのに、16歳だった語り部の元短大学長が「手投げ弾は自決命令を現実化したものだ」と語るのを、朝日が社説(6月23日付)で「悲惨な証言」と信じ込み、引用しているのはいかがなものか。 >

沖縄戦では全国から十数万の将兵が沖縄に集結した。

人間を全て善悪で区別するなら、その十数万人の日本兵が全て“善人”であったとは考え難い。

軍規を破って日本兵にあるまじき“悪事”を働いた不届きな日本兵がいたとしてもおかしくは無い。

ましてや圧倒的物量を誇る50数万の米軍に全島を取り囲まれある種パニック状態になった時期だ。

だが、連日の証言人が言うように全ての日本兵が極悪非道な“悪人”だったとも考え難い。

殆どの日本兵は故郷に家族を残して沖縄に着任してきた平凡な父であり、兄であったはずだ。

それが、何時の頃からか、マスコミのイデオロギー報道に毒されて、新聞に報道される日本兵は悪鬼のように扱われるような証言で埋められるようになった。

連日、新聞に登場する「証言者」は口を揃えて日本軍の“悪事”糾弾の証言をしている。

そこにはまるで絵に描いたような残虐非道な日本兵の姿が描かれている。

これら証言者たちに言わせれば沖縄守備隊(32軍)116,400人の兵士たちは犯罪者集団か鬼畜集団だったことになる。

「不都合な事実」を封殺して、いたずらに反日感情を煽る沖縄マスコミの目指すところは

結局「琉球独立」なのかそれともチベットやウイグルのように「中国の自治区」なのか。

特集「史実封殺③」は、

<慰霊の日には、平和の礎に「玉寄祐其」と刻まれた弟の名前をさすりながら教科書検定の撤回を誓った玉寄さん。

「事実がすり替えられればまた戦争の道を歩む」。

平和教育のためにも真実を守り抜く決意を示した。>

と自己陶酔しきった文で結んでいる。

その大きく書かれた見出しは

「洗脳教育の恐ろしさ二度と」

「洗脳教育の恐ろしさ」、これってひょっとして記者さんのこと?

 

>平和教育のためにも真実を守り抜く決意を示した。

平和教育?

沖縄では、こんな洗脳教育も行われていますよ、記者さん。↓

埼玉の中3生、修学旅行で「集団自決」地に 「平和」努力を決意 
 (琉球新報 7/5 16:05)