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狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

米兵蛮行の象徴 「ボンベの鐘」 

2007-07-25 09:31:30 | 未分類

沖縄の歴史を語るとき、必ず誇らしげに語られる「鐘」がある。

琉球王国時代、
琉球が世界に雄飛した象徴としての「万国津梁の鐘」、・・・その鐘に刻まれた文言は太田元沖縄県知事が会見するときの、背景の屏風に書かれていたので記憶にある人も多いだろう。
http://www.hot-okinawa.com/bankokunokane.html

「鐘」について北國新聞のコラム「時鐘」に次のような文言があった。

<日本の梵鐘(ぼんしょう)は外からつく。西洋はベル型で内側の「舌」で音を出す。高岡の銅器メーカーがスペインの世界遺産にある鐘を修復するという。北陸の技が欧州にまで鳴り響いた結果で、貴重な東西交流となろう >

<当欄「時鐘」の名は「時を告げる鐘」から来ている。かつて時計は見るものではなくて耳で聞くものだった。>

<時鐘は時計の代わりだけでなく、時代の相を写す鏡でもあった> 

<半鐘とは江戸時代、火の見櫓の上部などに取り付け、火災・洪水発生時などに鳴らし、地域の消防団を招集するとともに、近隣住民に危険を知らせた。> (北國新聞コラム「時鐘」 2007年7月21日 )

                      ◇

■米軍蛮行のシンボル「ボンベの鐘」■

<時鐘は時計の代わりだけでなく、時代の相を写す鏡でもあった

米軍占領下の沖縄の歴史を知る上でどうしても語らねばならぬ、もう一つの「鐘」がある

不発弾を利用した「ボンベの鐘」である。

形はボンベだが、実際は不発弾の爆薬を抜き取った「不発弾の鐘」と言ったほうが正確だろう。

 

 

←「ボンベの鐘」

 

「鬼畜米英」と信じ込んでいた米軍は“思ったより”親切だった。

年寄りの傷の手当てをしたり、赤ん坊にミルクを与えたり・・・。

だが米軍はヒューマニズムに溢れていたというのは神話に過ぎなかった。

米軍の沖縄占領から数年間の米軍の蛮行はマスコミには封印されたままである。

当時の沖縄住民は米兵の蛮行には目をつぶって耐える以外にはなかった。

現在70歳以上の女性なら、1945年の占領当時から数年間、各集落の入り口にぶら下っていた米兵監視用の「鐘」のことを覚えているはずである。

米兵の蛮行から身を護るために沖縄住民が考えただした「ボンベの鐘」のことを。

<この鐘は部隊に近いところの集落にかけられているものです。収容所のところです。これは夜な夜な集団で米軍の兵隊が集落内に襲ってくるときに、危険を知らしめる鐘だったんです。このボンベを打ち鳴らされる数は、あるいはそれ以上の数が女性たちに性的暴力を奪っていったという、一つのシンボルといいますか、今でもこれは砂辺地区に残っているボンベです。このことを島マスさんは女性は安心して当時は外出もできなかった。家の中にいても、いつ米兵が入ってくるか分からない。人々は自衛手段としてボンベの鐘を打ち鳴らしました。占領地の沖縄は無法地帯でした」という表現があります。>(沖縄県収用委員 第8回会審理記録」の一部抜粋)http://www.jca.apc.org/HHK/Kokaishinri/8th/Matayoshi8.html

 

沖縄には「物(ムヌ)食ィーシドゥ、我ガ御主(ウスー)」(物食わし得る者こそ、我が主人)という有名な人生観がある。

戦前から戦時中にかけて、食料不足に悩まされた沖縄住民は、占領軍が放出する豊富な食べ物に上記の人生観を再確認した。

「日本世」から「アメリカ世」を生き抜いた、明治12年(1879年)の「琉球処分」の年に生まれた93歳になる祖母に、どちらの時代がよかったかを聞いたところ、〈「日本世」は食べる物も着ける物もなかったが、いまはおいしい物が食べられるし、着ける物だってたくさんあるから「アメリカ世」の方がよかったと真剣に話した〉というエピソードを紹介していた。生活者のリアリズムからみれば「アメリカ世」とは、何よりも圧倒的な物量として体験されたということだろう。>(読売新聞「沖縄企画特集」よりhttp://www.yomiuri.co.jp/e-japan/okinawa/kikaku/022/28.htm

上記の「日本世」は戦前で、「アメリカ世」は戦後の占領時代のこと。

「米軍の蛮行」は封印したまま、占領軍は沖縄の永久占拠を企み、沖縄と日本の精神的分断を考えた。

そのために実施されたのが数々の宣撫工作である。http://www.qab.co.jp/01nw/07-05-11/index7.html

米軍政は五〇年、ペリー来航を記念した「琉米親善の日」を制定、五三年には「百年祭」が盛大に行われた。

琉米親善は占領下の沖縄で行われた殆どの行事に冠詞として付けられ、「琉米親善センター」「「琉米親善・高校バスケット大会」 「琉米親善野球大会」と宣撫工作の一役をかった。

(復帰前の沖縄タイムスの社説について)
<社説は「琉米親善」を祝い、戦前の悪い統治制度からの脱却という表現で日本の軍国時代を批判し、米軍の民主主義に基づく統治を評価する。その論調には解放感さえ漂う。>(沖縄タイムス社説)http://www.okinawatimes.co.jp/edi/20041020.html

 

米軍の沖縄住民に対する残虐行為を封印したままの「琉米親善」がくずれ出すのは、戦後10年も経った頃米兵による幼女殺人暴行事件「由美子ちゃん事件」以後である。

 【由美子ちゃん事件】 1955年9月3日石川市に住む永山由美子ちゃん(6歳)が米兵に暴行・殺害され、嘉手納海岸で死体となって発見された。米軍軍属の犯罪が大きく取り上げられた最初の事件であった。島ぐるみの土地闘争が高まっている時期に発生したこの事件に住民の怒りは頂点に達した。立法院でも「鬼畜にも劣る残虐な行為」と抗議決議をし、米軍は厳罰に処罰するとの声明を発表、沖縄での軍法会議では死刑判決がでたが、犯人は本国送還となりうやむやにされた。

「由美子ちゃん事件」以後、沖縄のマスコミは米兵の残虐行為を大々的に報じるようになった。

「由美子ちゃん事件」とその数年前から行われた米軍による「強制土地収用」により、

沖縄のマスコミは

<米軍はヒューマニズムに溢れている>、

<米軍は戦前の日本の軍国時代の悪い統治制度から沖縄を解放した>

<米軍の民主主義に基づく統治を評価する>

と言った親米論調は一気に反米へと路線変更していく。

皮肉なことにマスコミの卑屈な路線変更とは関係なく、一般の住民は敗戦直後から「米兵の蛮行」は身をもって知っており、

「ボンベの鐘」で自ら家族を護り続けていた。

写真の「ボンベの鐘」は北谷町砂辺に在るというが、沖縄戦の象徴として、

沖縄県平和祈念資料館の「残虐な日本兵の人形」の隣にでも、

「残虐非道な米兵のシンボル」として展示して欲しいものである。

◆沖縄県平和祈念資料館http://www.peace-museum.pref.okinawa.jp/

 

 

コメント

社保庁労組は「自爆テロ」  民主党は化け物の巣 【追記】

2007-07-25 05:59:51 | 県知事選

社保庁労組は「自爆テロ」 小池防衛相 (7月23日 21:40)

 小池百合子防衛相は23日、参院選応援で訪れた佐賀県唐津市での演説で、社会保険庁の労働組合について「年金の仕事をせず、支持する野党の選挙応援をしゃかりきにやってきた」と批判。「年金問題で混乱すればするほど、日本をガタガタにしようという彼らの目標に近づき、運動は成功を収めるという、まさに自爆テロという話になる」と述べた。

 さらに「親方日の丸に守られながら、日の丸が大嫌いな労働組合ときている。おかしな話だ」とも語った。

 社保庁と年金問題については、安倍晋三首相も遊説で「自爆テロによる改革妨害」などと批判している。

2007年07月23日21時49分

                    ◇

>「年金問題で混乱すればするほど、日本をガタガタにしようという彼らの目標に近づき、運動は成功を収めるという、まさに自爆テロという話になる」

 

年金問題は、自治労の「自爆テロ」!

そのココロは?

自浄能力を失って、自分ではどうしようも無くなった社会保険庁・自治労が、

「公務員としての身分保障」を条件に民主党にネタを売ったということでしょう。

それで民主党は自治労との約束を守るために、

「社保庁解体」に反対するわけだ。

道理で民主党には自治労議員がうようよいるわけだ。

下記のリストを見ると化け物屋敷だね。

                    ◇    

 

   [【時事とコピペ】民主党コピペ] より引用 

【コピペ】民主党の素晴らしい議員たち

民主党の素晴らしい議員たち(笑)

【自治労】
・高嶋良充  [参・比例(大阪出身)] 自治労本部書記長
・朝日俊弘  [参・比例(愛知出身)] 自治労本部中央執行委員、精神科医
・峰崎直樹  [参・北海道] 自治労北海道本部調査室長
・金田誠一  [衆・北海道8区] 自治労函館市職労組書記長
・齋藤勁    [参・比例(神奈川出身)] 自治労横浜中央執行委員 ※立候補予定
・あいはらくみこ  [参・比例(北海道出身)] 自治労中央執行委員(現職) ※立候補予定
・武内のりお  [参・高知第一総支部長] 自治労高知県本部執行委員

【日教組】
・ 横路孝弘 [衆・北海道1区]
・ 鉢呂吉雄 [衆・北海道4区]
・ 角田義一 [参・群馬] ★朝鮮総連系から献金→参院副議長辞任(今年で引退)
・ 辻泰弘   [参・兵庫] 連合経済産業局部長、連合会長秘書
・ 輿石東   [参・山梨] 山梨県教組委員長、山梨県教育研究所長、連合山梨議長
・ 佐藤泰介 [参・愛知] 愛知県教組委員長
・ 水岡俊一 [参・兵庫] 兵庫県教組書記次長、兵庫県教育研究所副所長
・ 神本美恵子 [参・比例(福岡出身)] 日教組教育文化局長、連合福岡女性委員長
・ 那谷屋正義 [参・比例(神奈川出身)] 日教組教育政策委員長(現職)

【元在日朝鮮人,民団】
・白眞勲 [参・比例(東京出身)] 朝鮮日報日本支社長、立正佼成会支援
・金政玉 [参・比例(山口出身)] 民団葛飾国際課長

【解放同盟】
・松本龍 [衆・福岡1区] 解放同盟副委員長(現職) ←★日本の国会議員で一番所得が高い
・松岡徹 [参・比例(大阪出身)] 解放同盟書記長(現職)

【パチンコ換金合法化】
・石井一 [衆・兵庫1区]

                     ◇

付記】 民主党の失言は?

自民党議員の相次ぐ「失言」にも呆れるが、繰り返しTVで放映される「顔のキズテープ」に日本は平和だな~と思うが、
マスコミの自民党タタキの本音を垣間見る。
 
その一方、民主党議員の「失言」が各メディアにほとんど取り上げられない。
 
 
東京都19区の衆議院議員末松義規氏のブログです。
訂正前のものはこちらです。
 
末松議員が被災地・新潟で募金活動を行った、のが簡単な内容です。
 
問題点は
 
1、被災地に行く自分たちを「水戸黄門」にたとえ、「珍道中」というお気楽なイメージのある言葉を使ったこと
 
2、募金活動による義援金を民間ボランティア団体(詳細不明)に渡す
 
3、善意の募金を金額で判断
 
4、地元ではなく被災地で募金活動を行う
…など。
 
バラエティ番組での平岡議員の失言も、各メディアは取り上げていなかった。

【追記】7月26日 6:10

自治労は年金文大をほったらかしても、「公務員の身分保障」をしてくれる民主党応援に必死なのでしょう。

 
広島県職員労組 勤務時間中に選挙活動

自治労傘下の広島県職員労働組合が、
参院選期間中の13日に組合員を対象に開いた「本部学習会」で、
自治労が支持する民主党の公認候補2人に投票するよう
呼びかけていたことが23日、関係者の証言と会合の録音テープで分かった。
しかも学習会は勤務時間内に開催されており、総務省公務員課は
「職務専念義務や政治的行為の制限を定めた地方公務員法に
抵触する恐れがある」としている。

 関係者によると、この学習会は人事院勧告、職場要求、政治闘争などをテーマに、
広島県東部にある県の施設で開かれ、70~80人が出席した。

 席上、県職員労組の役員が「参院選への取り組み」について語り、
「とにかく投票に行こう」と促した。
そのうえで現行の非拘束名簿式について「候補者の名前を書くことが
応援する候補を当選させる」と説明。
自治労の組織内候補(自治労中央執行委員)である民主党公認のA氏の実名を挙げ、
「こういう現場を知っている人間が国政の場に入ることは、
われわれにとって重要だ」
「Aさんの当選を願って頑張っていきたい」と訴えた。

 さらに「比例代表ではAさん、選挙区ではSさん。
この2人の名前を覚えてもらって選挙に向かっていただきたい」と呼びかけた。

 地方公務員法は、特定の政党や個人に投票するよう公務員が
勧誘することを禁じている。
                  ◇
 広島県職員労組の話 「組合全体として応援している候補はいるが、
組合員に対して誰に投票しろとは言わないはずだ。
投票呼びかけが事実かどうか確認しようがなく、コメントできない」

(産経新聞 7月24日8時0分)

                              

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