狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

参院選は「マスコミ対ネットの戦い」 アメリカ人学者たちの意見

2007-07-28 19:04:10 | 県知事選

連日の新聞・テレビの選挙報道を見る限り、今回の参院選は保革逆転で、安倍政権大敗北の印象を受ける。

だが、実際はどうなのかなのか。

結果は明日の夜には判明しているだろうが、当日記は別の視点から今回の選挙に興味を持つ。

従来の「マスコミ世論」と、「ネット世論」の乖離がどれだけあるのか。

マスコミのご託宣通りに野党が圧勝するのか。

それとも、・・・。

「マスコミVS安倍」と言う図式とは別の土俵で、

「マスコミVSネット」と言う図式の、報道の歴史に残る選挙になるのではないか。

で、日本に詳しいアメリカ人学者はこれをどう見ているのか。

産経新聞の古森記者のブログを以下に丸ごと引用します。

                    ◇

参議院選挙はアメリカ人学者たちの目にどう映るか

2007/07/26 13:39

参議院議員選挙戦もいよいよ大詰めです。
しかし今回の選挙キャンペーンでは争点は年金、そしてスキャンダル、その他の重要案件が驚くほど話題にならないのが特徴のようです。
メディアの責任も大きいでしょう。自民党自身、安倍晋三首相自身の姿勢のせいもあるでしょう。民主党など野党側が安倍内閣のミスばかりに焦点をしぼったせいもあるでしょう。国民の多くが年金制度への不安にまず動揺してしまったため、かもしれません。

いずれにしても結果として、この選挙戦では憲法改正、教育改革、公務員制度改革、そして中国北朝鮮への政策、日米同盟のあり方などなど、日本の国家としての進み方の根幹を左右し、日本の国民の生き方の基軸を動かす重要政策テーマは、ほとんど争点となっていません。
こういう状況を同盟国のアメリカの日本専門家たちはどうにみているのか。とくに若い世代の日本研究者の反応はどうか。
そうした点について産経新聞本紙に記事を書きました。
以下に紹介します。
みなさんがこの選挙戦の中味をどう思うか。
ぜひ知りたいところです。



産経新聞7月25日付朝刊1面

【2007参院選】何たる選挙戦(2)「醜聞・年金だけの争点は恥だ」 <WBR>

 「今回の参院選は、日本が今後国際的にどんな役割を果たすべきか、安倍晋三首相が示したビジョンへの賛否が問われるべきだと思っていたら、一連のスキャンダルと年金制度の管理ミスだけが争点のようになってしまった。これはシェーム(恥)だと思う」

 今の選挙のキャンペーンを「恥」という激しい言葉で評したのは、米国の若手日本研究学者マイケル・オースリン氏である。米国大手紙への7月上旬の寄稿だった。

 エール大学の准教授から首都の主要シンクタンクAEIの日本政治・外交専門の研究員となり、2週間前にワシントンに居を移したばかりの同氏は30代後半だが、日本側でおなじみの米国の日本専門家たちに比べれば、ずっと若い。とはいえ日本とのかかわりは大学卒業後すぐに日本政府の外国語指導助手招請の「JETプログラム」に参加して、兵庫県で2年を過ごし、数年後にはフルブライト留学で東京へ。そのまた後に神戸大学での研究と、長く、深い。

 そのオースリン氏をAEIに訪ね、改めて問うと、いかにもこの世代の日本研究者らしい知日度の高さと従来の枠からの脱却を思わせる解説がはね返ってきた。

 「宮崎県に住む日本人の妻の両親とよく話すので、年金問題の重要性もよくわかります。しかし、米国のスカートの背後から足を踏み出すという意味の『戦後レジーム(体制)からの脱却』を戦後生まれの若い安倍首相が唱えたいまの日本は、まさに歴史的な分岐点にあると思う。日米同盟をどうするか。中国の拡張にどう対応するか。憲法9条や防衛政策をどうするか。世界にどう貢献するか。今後の30年ほどの国の進路を決めるエキサイティングな時期でしょう。そんな時の国政選挙なのに醜聞と年金だけ、というのはあまりに残念という意味で『恥』と評したのです」

 ワシントンの戦略国際研究センター(CSIS)研究員でオースリン氏と同じ世代の日本の政治・安保の専門家ニック・セーチェーニ氏は「どの国の選挙でも主要な争点は国内問題になりがちですが」と前置きしながらも、「いまの日本は日米関係の在り方一つとっても、どんな政策が適切なのか、さらに国際的により大きな役割をどう果たすか、非常に重要な課題に直面しているのに、参院選では目先の問題にのみ込まれた観です」と、類似した失望をにじませた。

 ただし、今後誰が首相になっても、そうした対外的な重要課題からは逃れられないだろうという。

 米国のマスコミの参院選に対する関心もきわめて低い。大手紙誌で日本の今の選挙戦を詳しく報道や論評した記事はごく少数である。

 その理由について、日本の安保政策などを長年研究してきた60代のベテラン学者、国防大学国家安全保障研究所のジム・プリシュタップ上級研究員は「選挙戦が、米国側でも関心の深い日本の長期の外交戦略、つまり北朝鮮の核武装や中国の勢力拡大への対処法などを論じず、スキャンダルだけが大きく投射され、もっぱら安倍首相への信任投票となったからでしょう」とみる。

 プリシュタップ氏はそして、安倍首相自身も憲法や安保という論題を、公明党の反応などに懸念して正面から後退させた一方、民主党も党内の政策見解一致がないために、安保や外交を論じたくないのだろうという考察を述べた。

 この点、オースリン氏は次のように語る。

 「民主党も政権の獲得を真剣に考えるならば、世界における日本というビジョンを大きく描かねばならないが、代表の小沢一郎氏は『永遠の革命家』という感じです。いつも闘いを挑むけれども、自分自身がどんな政策を有しているのか、不明という意味です」

 一方、オースリン氏によれば、安倍氏は「より強い日本、より自信ある日本」を目標に、民主主義や市場経済を基盤とし、安保努力の増強や日米同盟の強化を目指すという点で、是非は別にしても、政策の方向は明確だという。

 そうした政策目標は、これまた是非は別にして、日本という国家の在り方、そして日本国民の生き方の根幹にかかわる選択であろう。

 だがその是非が少しも論じられない日本の参院選の現状を、オースリン氏は「恥」という言葉で率直に批判したのだった。(ワシントン 古森義久

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「沖子連、沖婦連、県老人クラブ」を巻き込んで「島ぐるみ」

2007-07-28 11:15:37 | ★集団自決

知事、県民大会に消極的 検定撤回要求

 仲井真弘多知事は27日午前の定例記者会見で、県内の5団体が教科書検定の撤回に向けた県民大会開催を求めている件について「今生きているわれわれが議論すべきテーマであるか考えたい」「(検定撤回という)テーマそのものが県民大会になじむかどうか、個人的に少し考えてみたい」などと述べ、消極的な考えを示した。

(7/27 16:01)全文 >>> 

教科書検定をめぐる県民大会について消極的な考えを示す仲井真知事=27日午前、県庁

                                     ◆

 

来月から全県下署名  「集団自決」検定

 「教科書検定意見撤回を求める」沖縄県民大会の第2回準備委員会(世話人・玉寄哲永県子ども会育成連絡協議会会長)が26日午後、那覇市大道の婦連会館で開かれ、検定意見撤回を求める署名活動を8月から1カ月間、県内41市町村で展開する方針を決めた。県市議会議長会、県町村議長会を通して、各市町村単位で署名を集約する計画だ。一方、県民大会は、9月9日に糸満市摩文仁の平和の礎前で開く方向で素案をまとめた
 準備委員会の小渡ハル子県婦人連合会会長らが、8月初旬に仲井真弘多知事に会い、県、県議会など行政6団体を主体に県民大会を開くよう要請する。大会日程などの素案は、参院選終了後に開かれる県議会の各派代表者会議で検討される。
 実行委には、沖子連、沖婦連、青春を語る会、県老人クラブ連合会などの代表者が参加。県民大会の開催に、社会教育団体など約20団体が賛同していることが報告され、今後経済団体にも呼び掛けていくことを確認した。メンバーからは「教科書は沖縄の子どもだけでなく全国で使うもの」として、全国の関心を広げる取り組みの重要性が指摘された。
 署名は、各市町村議会の意見書も添付し、「集団自決」検定意見の撤回を求める内容。各市町村、各議会の協力を得て、自治会など住民レベルでの署名展開を目指す。

(琉球新報 7/27 9:37)

                      ◇

実行委には、沖子連、沖婦連、青春を語る会、県老人クラブ連合会などの代表者が参加。県民大会の開催に、社会教育団体など約20団体が賛同していることが報告され

9月9日に開催予定の「県民大会」に女・子供・年寄りを巻き込むのがサヨク・マスコミの魂胆。

泣く子とナンとやらは、昔のことでサヨクは「泣き喚く女子供と年寄り」の威力を充分に承知している。

サヨク・マスコミは「県民大会」に県知事のお墨付きを得て、最後は係争中の裁判に圧力をかけるのが究極の目標のようだ。

産経新聞那覇支局長小山さんが自分のブログ今夜も、さ~ふ~ふ~で次のように解説をしている。

(県知事の記者会見で)

<記者からの質問のメーンは、
9月9日に開催予定の教科書検定に抗議する「県民大会」について。
「出席するのかどうか」と問われた知事は「考えさせてほしい」。
さらに「では、いつまでに結論を出すのか」「ほかに有効な抗議手段はあるのか」と質問は続きましたが、
知事は「県民大会としてなじむテーマなのか考えてみたい」と消極的な回答でした。

ちなみに、
なぜ準備実行委員会が9月9日という日付を選んだのか?
集団自決訴訟(大阪地裁)の出張法廷が、翌日の10日に那覇地裁で開催されるためと思われます。
被告側の証人として、金城重明沖縄キリスト教短大名誉教授が出る予定です。
この「ヤマ場」の前日にムードを盛り上げて、裁判官にアピールする目的でしょう。>

>集団自決訴訟(大阪地裁)の出張法廷が、翌日の10日に那覇地裁で開催されるためと思われます。

>この「ヤマ場」の前日にムードを盛り上げて、裁判官にアピールする目的でしょう。

うーん、なるほど、那覇で行われる出張法廷の前日に「県知事出席」の「県民大会」で裁判長に「島ぐるみ」というプレッシャーを与えるという企みだ。

まさかこれで裁判長が判断を狂わすとは思わないが・・・。

知事さん、踏みとどまってほしいね。

                    



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沖縄タイムスの捏造記事がJCJ賞だって

2007-07-28 06:22:48 | ★集団自決

本紙「集団自決」報道にJCJ賞

  日本ジャーナリスト会議(JCJ)は二十六日、優れたジャーナリズム活動に贈る今年の「JCJ大賞」に、熊本日日新聞「水俣病」取材班の長期連載企画と写真集「水俣病50年」を選んだ、と発表した。JCJ賞には沖縄タイムス「集団自決」問題取材班の長期企画「挑まれる沖縄戦/『集団自決』問題キャンペーン」などが選ばれた。JCJ特別賞は、ドキュメンタリー映画「ひめゆり」の柴田昌平監督と共同製作の財団法人沖縄県女師・一高女ひめゆり同窓会が選ばれた。

 JCJは沖縄タイムスの受賞理由として「沖縄戦での住民『集団自決』は『軍命によるものではなかった』とする策動に対し、取材班を組んで、反撃。策動派は『大江健三郎・岩波書店』を告訴し、文部科学省は教科書検定で介入している。長期キャンペーンは沖縄県の『島ぐるみ』の戦いをリードしている」としている。

 同キャンペーンを中心になって進めてきた謝花直美編集委員は「歴史歪曲を許さないという県民一人一人の声が、報道の原動力となった。これからも、粘り強い報道を続けていく」とコメントした。本紙は、二〇〇五年にも「戦後六十年キャンペーン」で、JCJ賞を受賞している。

 映画「ひめゆり」は、地獄を経験したひめゆり学徒の生存者たちの、語れない、語りたくない記憶を元NHKディレクターの監督が十三年かかって聞き出した証言の映像。JCJは「『集団自決』問題などで、歴史改ざんが行われようとしている現在、意義深い作品」としている。そのほかの受賞作は次の通り。(敬称略)

 【JCJ賞】共同通信社憲法取材班=著書「『改憲』の系譜/9条と日米同盟の現場」▽雨宮処凛=著書「生きさせろ!/難民化する若者たち」

 【黒田清JCJ新人賞】チョン・インキョン(鄭仁敬)=著書「コバウおじさんを知っていますか/新聞マンガにみる韓国現代史」

                       ◇ 

>JCJ賞には沖縄タイムス「集団自決」問題取材班の長期企画「挑まれる沖縄戦/『集団自決』問題キャンペーン」などが選ばれた。

エッ? これってギャグじゃないですよね。

連日、捏造記事を垂れ流し、小さな訂正記事で頬被りの沖縄タイムス。

その「集団自決」記事が「日本ジャーナリスト会議」の賞を受賞したというのだから、開いた口がふさがらない。

一瞬、捏造大賞かと思ったくらいだが、「日本ジャーナリスト会議」をググって見て謎が氷解した。

あの、VAWW-NETジャパンに賞を上げるくらいだからその賞の性質も自ずと分る。

同じアナのムジナ同士の傷の舐めあいと言うのが、次に挙げる同じJCJ賞のタイトルを見れば自ずとその賞の性格がわかる。

【JCJ賞】共同通信社憲法取材班=著書「『改憲』の系譜/9条と日米同盟の現場」▽雨宮処凛=著書「生きさせろ!/難民化する若者たち」

【黒田清JCJ新人賞】チョン・インキョン(鄭仁敬)=著書「コバウおじさんを知っていますか/新聞マンガにみる韓国現代史」

結局、沖縄タイムスの一連の「集団自決」報道は、

天皇に有罪判決を下した「女性国際戦犯法廷 」と同じく

いかがわしい企画の報道であることを、JCJ賞受賞が証明したことになる。

日本ジャーナリズム会議と言う尤もらしい名称だが、同組織がサヨク政治団体であることは同HPを見れば一目瞭然、その編集長の言葉を下記に引用する。

とにかく、沖縄タイムスさん、

JBJ賞、おめでとう!

日本ジャーナリスト会議がバウネットに特別賞を授与.
http://www5f.biglobe.ne.jp/~kokumin-shinbun/H14/1410/141009journalist.html 

 

◆【必見動画】「女性国際戦犯法廷」の代表者故松井やより 氏が「朝まで生テレビ」で日本軍の残虐性を散々コキ下ろしたあと、軍人であった父のことを問われ「父は清かった」と幼稚な弁解で出演者の失笑をかう貴重な動画。ハンストをするのに「隠れてハンスト」と言う珍語も爆笑もの。http://www.youtube.com/v/BNp2NY14Wko (間違っていたので差し替えました)

◆【動画・松井やよりのおまけ】
http://www.youtube.com/v/EOvB0PmbmzI 

 

 

日本ジャーナリスト会議公式ホームページ

編集長から
▼憲法九条についても、曖昧な改憲多数派を増やし、2項削除・戦力保持を「世論の大勢」にしようとしている。29日の参院選は九条の命運が懸かる。沈黙も棄権もなし。各党・候補者の九条論を吟味し大事な一票を行使しよう。
■安倍さん、あなたの眼識はどうなっているのですか。<靖国>派のお友達内閣─その致命傷が露呈したのです。任命責任は取ってくださいね。そして「消費税から逃げない」と言うなら、その発言責任も参院選前に、はっきり担ってください。あいまいなまま秋の税制国会での強行はゴメンです。 
 

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