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今朝(17日)の沖縄タイムスから、やっと座間味島の貯水池騒動の記事がきえた。
昨日の紙面では通常記事では消えていたが、挙げた拳を黙って下ろすのが悔しいのかコラム・大言壮語、じゃなく、大弦小弦でごまめのはぎしりをしていた。
沖縄タイムス 2009年03月16日 コラム
[大弦小弦]
差し迫った事態で小さなことには構ってはおれない、という意味の慣用句に「背に腹は代えられぬ」がある。仲村三雄座間味村長の立場がまさにそれに近いと思う▼渇水で座間味島は今も制限給水が続く。一方で観光客は増え、水需要は増す。ダム建設で対応したいが、厳しい財政事情がそれを許さない。首長の責務である住民生活安定のため、自衛隊に援助を求めることにした▼仲村村長が陸自に座間味島への貯水池造成依頼を決めた思いは想像に難くない。自衛隊法100条の1「土木工事等の受託」が根拠で「訓練の目的に適合する場合」が条件とされている▼工事をすぐに「宣撫工作だ」と、決めつけるつもりはないが、素朴な疑問として自衛隊の仕事って何なんだろうと考えてしまう。民生支援の名の下に活動範囲は広がるばかりだ▼水不足への対応はインフラ整備に属する。その対処は村だけでなく、国や県がしっかりと責任を持つべきなのは言うまでもない。今回、離島の渇水対策を怠ってきたつけが回ってきたとの見方もできる▼本紙の取材に仲村村長は「断水は自然災害と同じ。造成依頼は緊急避難的措置」と答えている。だったらなおさら国、県の出番だ。自衛隊もいろいろ詮索されるのは迷惑だろう。村長ばかりに苦しい選択を強いてはならないはずだ。(崎浜秀也)
◇
「島ちゃび」という沖縄方言がある。
離島であるため被る数々の不都合のことで、「離島苦」と説明される。
我が沖縄県は県そのものが島ちゃびであるが、県内でも本島に比べれば離島の島ちゃびは本島の人には想像を超えるだろう。 本島では聞かなくなった水不足も座間味島では年中行事で7年も続いているという。
沖縄タイムスは島ちゃびを無視して座間味島の貯水地工事に反対キャンペーンを張ったが、ライフラインに関わる工事だとして座間味村長が反対キャンペーンを無視する声明を出した。
15日の朝刊から反対の記事は消えた。
そしてそのまま沈黙するのが悔しいのか、沖縄タイムスはコラムでその憤懣を表した。
>工事をすぐに「宣撫工作だ」と、決めつけるつもりはないが、
何をおっしゃるウサギさん。
最初から決めつけていたのはどこの誰だ。
>素朴な疑問として自衛隊の仕事って何なんだろうと考えてしまう。
素朴な疑問も何もないだろう。
自衛隊の仕事は「人殺しだ!」と日頃叫んでいるのは何処の誰なのだ。
>村長ばかりに苦しい選択を強いてはならないはずだ。
タイムスの反対キャンペーンさえなければ村長も苦しまずに済んだ。
こんな簡単な事実ががわからないのか。
座間味島は以前から貯水池工事の他に、救急患者の搬送に自衛隊の支援を受けていた。
自衛隊とは蜜月な関係にあったのだ。
タイムスが報じないだけだ。
⇒自衛隊の救急患者搬送用ヘリコプターの訓練
<・・・一方、救急患者搬送に係るヘリポートの使用については、訓練も含めて一切の費用は発生しません。
ご承知のように、去る3月30日には、鹿児島県徳之島において、座間味村もお世話になっている陸上自衛隊第101飛行隊の不幸な事故が発生しました。このため、現在は航空自衛隊にも緊急患者搬送業務を行っていただいており、本年度は航空自衛隊の訓練も行われていることから、昨年度よりも訓練の回数が若干増えています。>
もう一つの集団自決の島・渡嘉敷島ではどうか。
これもタイムスが報じないだけで、台風や火災のときは自衛隊の支援を受けている。
⇒無人島で火災、キャンプ客7人避難/渡嘉敷村前島 2001年8月28日<島には水道施設などはなく器材も運び込めないことから、消火活動ができない状況。村では同6時20分ごろ、県に消火活動の要請を行い、その直後に県は航空自衛隊に同様の要請を行ったが、日没のためこの日の自衛隊の消火活動は見送られた。28日朝の状況を見て県が再要請するかどうか判断する。>
⇒いまだ陸の孤島"/台風被害の渡嘉敷村阿波連"2001年9月18日<・・・小嶺村長は「村民挙げて頑張っているが(復旧の)めどが立たずとても不安。子供たちの教育が一番の問題で、毎日の船での通学は精神的にも苦痛だ」と訴えた。
県によると悪天候などで海路も途絶えた場合は、村長の要請で自衛隊の緊急支援が可能という。損壊道路は今後調査報告を受け、国庫補助の対象となる災害復旧事業での対応が検討される。>
島ちゃびよりイデオロギーしか念頭にない「平和団体」は、自衛隊が支援するたび次のような抗議声明を出している。
住民の生活を踏みにじって何が「平和運動」だ。
「放っておいて欲しい」と言うのが座間味島の住民の声だと言うことが、今回の貯水池騒動でわかっただろう。
自衛隊ヘリで会議に参加した国家機関の長らに
抗議・要求する決議 (沖縄平和運動センター)
座間味島の民意を自分のイデオロギーに変えられなかった悔しさに歯ぎしりをするコラムの記者さんもつらいね。
そもそも集団自決が座間味島や渡嘉敷島のような離島で多く起きた理由こそ、究極の島ちゃびのせいだった。
袋のネズミで逃げ場がないという究極の島ちゃびだ。
証言者の話によると、島全体を無数の米艦隊に包囲され艦砲射撃を受けた住民は右往左往で逃げ場を求めた。
そしてパニックに陥った島のリーダーが判断を誤った。
彼らの先導で住民は集団自決に走った。
その際、隊長の命令の有無など彼らの念頭にはなかった。
危機に瀕した時のリーダーのとっさの判断がグループの運命を変える。
これは人間の集団でも野生動物の群でも同じこと。
沖縄本島では、軍と共に行動していた沖縄新報の高嶺朝光、豊平良顕、具志堅政冶、前田宗信、牧港篤三ら新聞記者集団は、激しい米軍の攻撃で首里の壕を脱出することになる。
その時、後の沖縄タイムスの社長になる高嶺朝光氏のリーダーとしてのとっさの判断が同行記者集団の命を救った。
『鉄の暴風の』の著者の一人の牧港篤三氏が、次のように話している。
「高嶺の判断の正しさはこの首里から逃げる時にも出た。撤退については軍と行動を共にすべきとの意見もあったが、『軍とは別行動が安全』という彼の意見でまとまった。私たちは逆方向に移動した。それで生き延びることができた。もし、軍と同じ方向に行っていたら、いまごろ生きていないかもしれない」(沖縄タイムス1998年3月24日)
沖縄タイムスが作り上げた「集団自決の神話」が次々と綻びを見せ始めた。
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