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沖縄タイムス 2009年03月14日 社会
活動の広がり 懸念 座間味・陸自貯水池造成/軍事機能あいまいに【社会】
国・県が離島支援を/安易な計画
座間味村が、「民生支援」として陸上自衛隊西部方面総監部(熊本県)に貯水池造成の依頼を計画している問題で13日、憲法学者や平和運動家らは自衛隊活動の広がりについて一様に懸念を示した。一方で渇水と財政難に悩む村の実態は深刻だ。識者らは「本来は離島支援でまず国や県が村に手を差し伸べるべきだ」と指摘する。
村は、近年続く渇水の背景に観光客の増加を挙げる。2001年8万人の観光客は翌02年9万人に。同年から毎年続く断水がそれを裏付ける。
だが観光は村にとって重要な産業。仲村三雄村長は「住民のためにも、ライフラインである水資源の確保は急務」と造成依頼に踏み切った事情を明かす。
一方で村内の観光業関係者は「離島の水不足は県が問題解決にあたってほしい」とし、自衛隊に依頼するという村の計画は「安易だ」と厳しい。「観光需要だけが水不足の原因ではない。本島では県企業局が水を供給するように、離島も同様の支援が必要」と語った。
沖縄平和運動センターの崎山嗣幸議長は「離島など、困っているところへの特別な支援は国や県の役割だ。自衛隊活動でも使われる税金を、なぜ離島の支援策に使わないのか」と憤る。村の窮状に耳を貸さない県の責任を問うた。
高作正博関西大学法学部教授(憲法学)は、本来、行政の責任で行う事業に自衛隊活動が入り込む弊害を指摘する。「豪雪地帯の雪下ろしなど自衛隊の任務が際限なく広がっている」
任務の広がりは、国家の軍事機能の線引きをあいまいにするという。「民生支援の動きは、海賊という犯罪事案の解消に国防を目的とする軍隊である自衛隊を派遣する、という現在のソマリアへの自衛隊派遣にもつながる」と指摘する。
◇
渇水・財政難も背景/県内 九州最少の9件/近年他県でも需要なく
自衛隊が国や自治体など外部の公共土木工事を受託するのは自衛隊法100条の1に基づく業務で、いわゆる民生協力の一環。隊員の土木技術の向上など訓練目的にかなうことが前提となる。
陸上自衛隊西部方面総監部によると、1952年度から2006年度までに九州・沖縄で実施した外部土木工事は計1162件。福岡県251件、熊本県183件、大分県176件と続き、沖縄県は1972年の施政権返還までは自衛隊が駐屯していなかったこともあり最少の9件だった。
ピークの60年度には九州で年間80件あったが、96年度からは毎年10件を割り込み、近年では需要はほとんどないという。工事の種類としては敷地造成や道路整備などが多い。
同総監部によると、工事受託には(1)国や自治体からの要請がある(2)民間の建設会社をはじめ地元の了解がある(3)本来の任務に支障にならない―などさまざまな条件がある。座間味村の貯水池造成についてはまだ正式な要請がなく、調整段階という。
自衛隊関係者の一人は「こちらから押し掛けてやるものではなく、あくまでも自治体からの要請を受けて検討する。反対運動などが懸念されるような状況では受けるのは難しい」と指摘。
◇
沖縄タイムスは14日の朝刊第一、第二社会面のトップを「座間味島・自衛隊の蜜月関係」潰しのため大見出しで飾った。
二日に渡って自衛隊の「民政支援」を潰しにかかったのにはわけがある。
>憲法学者や平和運動家らは自衛隊活動の広がりについて一様に懸念を示した
憲法学者や「識者」、平和活動家を総動員して急遽潰しにかかったが、
直近の理由は次の3月20日(金)に座間味島で行われる映画上映会にある。
この映画会で座間味島住民と日本軍の間に憎悪の念を増幅させる目論見は、自衛隊の民政支援工事でもろくも崩れてしまう。
以下は上映会の案内チラシ。
◇
沖縄戦を伝える1フィートフィルム上映会
座間味村民の皆さん!
1フィート運動の会は、これまで米国及び英国等から沖縄戦映像フィルムを取り寄せ、映画(ビデオ)を制作し沖縄戦の実相を伝えてきました。
昨年の12月8日に県内外のご支援の中、設立25周年を迎えました。
今、沖縄は教科書「検定」問題で揺れ動いて全県民の願いである沖縄戦の史実を正しく次代に継承していくために下記の日程で1フィート運動新作上映会を計画しております。 より多くの村民の皆様のご来場を呼びかけ致します。
記
日時 3月20日(金) pm6;00~9;00
会場 座間味離島振興総合センター1Fホール
入場 無料(カンパ歓迎!)
プログラム(変更あり)
1 前座 歌演奏 まよなかしんや
2 主催者挨拶 代表 福地曠昭
3 監督あいさつ 謝元慶福
4 上映
①沖縄戦の証言 (2005年作品・謝名元慶福脚本 35分)
②軍隊のいた島/慶良間の証言 (2009年作品・謝名元慶福 脚本・35分)
5 閉会あいさつ 副代表 石川文平
※上映感想会(地元の皆さんのお話を聞きます)を行います。
主催 沖縄戦記録フィルム運動の会
後援 座間味村、沖縄県教育委員会、沖教組、沖縄県高教組、
琉球新報、沖縄テレビ、沖縄タイムス、琉球放送、
琉球朝日放送、ラジオ沖縄、FM沖縄、沖縄ケーブルテレ ビネットワーク、週刊ほーむぷらざ、週刊レキオ、沖縄県老人クラブ連合会、沖子連、沖婦連、NHK沖縄放送
問会わせ TEL098-892-2277 FAX098-861-6466
◇
まよなかしんや氏や主催者代表の福地氏の名をみればこの企画の左翼的性格は自明。
後援者は全県のマスコミ各社を網羅しており、それだけで沖縄のマスコミの偏向ぶりが伺える。
日本軍に対する憎悪を煽り立てる目的の映画上映会を目前に控え、
住民と自衛隊が協力しあうことは左翼勢力にとってどうしても潰しておく案件。
だが、タイムスの反対キャンぺ-ンはヤクザの言いがかりのようなもの。
いや、そういうとヤクザ屋さんからクレームがつく。
「俺たちゃタイムスのようにイデオロギーで因縁はつけないョ!」と。
>工事受託には
>(1)国や自治体からの要請がある
>(2)民間の建設会社をはじめ地元の了解がある
>(3)本来の任務に支障にならない
自衛隊側からの工事強要ではなく、住民側からの要請なので 上記の(1)と(3)に問題はない。
残るは「民業を圧迫」の(2)の建設会社の了解だが、沖縄の公共工事は建設会社170社が談合により県に告発されている有様。
割高な工事を承知で、財政難を理由とする村の工事を頼めるはずは無い。
過去にも伊平屋島での道路整備や勝連町での道路拡張工事で自衛隊が活動しているが、そのときはタイムスは反対運動を起していない。
沖縄タイムスは場所が座間味島というだけで、
自分の歪んだイデオロギー貫徹の理由で座間味村の村政に介入してきたのだ。
水不足に悩む座間味にとって自衛隊の民政支援はありがたい話であり、
今回の沖縄タイムスの妨害運動は極めて迷惑な話である。
最高裁判決を前にして沖縄タイムスも「法廷外闘争」に必死の模様。 座間味島の次には渡嘉敷島でも「映画上映会」を目論んでいるようで同村にも後援者になるよう依頼があるらしい。
だが、主催団体の熱気の割りに住民は「冷ややか」な態度だと聞く。
例年3月28日は渡嘉敷島の戦没者慰霊祭が予定されているが、各マスコミ、特にNHKから問い合わせがあり、またぞろ偏向特集番組でも企画しているものと推測される。
「被告側」は「法廷外闘争」に必死の様相である。
今月後半は渡嘉敷島と座間味島から目が話せない。
自衛隊がアフリカまで海賊退治に行く時代に、沖縄では自衛隊が水不足対策の支援をするのに反対だという。
沖縄タイムスとは実に不思議な新聞だ!
ほっといて欲しいというのが座間味住民の声だろう。
沖縄戦「集団自決」の謎と真実
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