狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

中国が離島奪取作戦!尖閣が危ない!

2010-12-31 09:24:34 | 外交・安全保障

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 今年も沖縄の新聞を批判して一年を過ごしてきた。

特に今年は鳩山前首相から菅首相へと国防・安全保障音痴の政権リレーがあり、日米同盟が揺れに揺れて、普天間移設は、結局元の木阿弥の辺野古回帰のまま年を越すことになった。

沖縄2紙はここを先途とばかりに、自社論説はもとより、「識者」と称する左翼学者や御用ジャーナリストを総動員し、米軍基地や自衛隊こそが平和に対する脅威、というキャンペーンを張ってきた。

その勢いを駆って米軍基地を諸悪の根源と捉える伊波前宜野湾市長を県知事にするために、本土左翼を大挙導入し、沖縄を左翼の最後の楽園にしようともくろんだが、県民の良識により見事に粉砕されたことは周知のことである。

だが、沖縄紙は民意が変わった事実には敢えて目を閉ざし、県民にこれを報じることはしない。 そして最後の足掻きで、「反基地」は沖縄の民意であると主張し続けている。

今朝の沖縄タイムスに「2010年を問う~識者評論・5」と題する知念ウシ氏(むぬかちゃー)の論考が掲載されているが、その主張によれば『庶民が担った「反基地」』のタイトルでも自明の通り、「反基地」の民意は、オピニオンリーダーの扇動によるものではなく一般の生活者の沖縄人」だとのこと。 

その証左として知念氏は次のように述べている。

「(沖縄のー引用者注)人々は、新聞など、特に、読者の欄を熱心に読み、感じ考え、身近な人々と議論し、行動し、また新聞に投稿したりして、お互いに教育しあい、今の情況(反基地ー引用者注)を造ってきた。」

この知念ウシという「識者」は沖縄の新聞が、他紙に勝って言論封殺の体質があることを知った上でこんな寝言を言っているのだろうか。

ちなみに知念氏の肩書きの「むぬかちゃー」とは「物書き」から転じて「ライター」の沖縄語である。

そんなに沖縄語に拘るなら、文章自体も沖縄語で書けば良いのにと思うのだが、それはともかく、沖縄紙の言論封殺の手口はこうだ。

異論を唱えると没になるので、投稿を掲載してほしいがために、あえて自己主張をオブラートに包んで掲載を勝ち取った人を、筆者は何人も知っているし、新聞側は時々、アリバイのため異論を掲載し、後で複数の投稿者の反論で袋叩きする。 
これは沖縄の新聞の常套手段であり、この犠牲になった有名人には小林よしのり氏もいるくらいだ。

したがって新聞の論調に知念氏のような新聞御用達の「識者」が媚を売り、新聞や「識者」の論調に読者が媚びるという構図が沖縄の民意となっている。

 

その一方で沖縄の新聞や「識者」が、脅威どころか親しみさえ覚えるという中国の最近の動きはどうなっているのか。

尖閣沖衝突事件で、中国の尖閣諸島はもとより沖縄の領有さえ主張する中国の野望が判明したにも関わらず、沖縄では「反米軍基地」や「反自衛隊配備」で中国に利する言動は、沖縄論壇では主流を成している。

そして沖縄版言論封殺魔のこの方も⇒日・米・(韓)の統合軍事演習に反対する

その中国の工作員とも疑われる「識者」の論調に呼応するように、中国の最近の動きはきな臭い。

他国が実効支配している離島を上陸により奪取するするというのだ。

まさに尖閣諸島や先島諸島が対象ではないか。

既に米国は中国のの牽制のために太平洋に空母を3隻派遣を計画しているのだろうか。

しかもこれを発信したのが中国の広報紙として誉れの高い朝日新聞とあっては、火のないところのに煙なしのたとえ通りで、

中国の南シナ海、東シナ海へそして西太平洋への進出が日本にとって、

そして国境の県沖縄にとって、喫緊の重大問題である。

 

空・海から奇襲…中国軍が離島上陸計画 領土交渉に圧力

2010年12月30日3時1分
  
 【北京=峯村健司】中国軍が、東南アジア諸国連合(ASEAN)の国々と領有権をめぐって対立する南シナ海で、他国が実効支配する離島に上陸し、奪取する作戦計画を内部で立てていることがわかった。管轄する広州軍区関係者が明らかにした。現時点で実行に移す可能性は低いが、策定には、圧倒的な軍事力を誇示することで外交交渉を優位に運ぶ狙いがあるとみられる。

 作戦計画は空爆による防衛力の排除と最新鋭の大型揚陸艦を使った上陸が柱で、すでにこれに沿った大規模軍事演習を始めている。中国は南シナ海を「核心的利益」と位置づけて権益確保の動きを活発化しており、ASEAN諸国や米国が懸念を深めるのは必至だ。中国は沖縄県の尖閣諸島をめぐっても領有権を主張しており、尖閣問題での強硬姿勢につながる可能性もある。

 広州軍区関係者によると、この計画は昨年初めに策定された。それによると、空軍と海軍航空部隊が合同で相手国本国の軍港を奇襲し、港湾施設と艦隊を爆撃する。1時間以内に戦闘能力を奪い、中国海軍最大の水上艦艇でヘリコプターを最大4機搭載できる揚陸艦「崑崙山」(満載排水量1万8千トン)などを使って島への上陸を開始。同時に北海、東海両艦隊の主力部隊が米軍の空母艦隊が進入するのを阻止するという。

 中国軍は計画の策定後、南シナ海で大規模な演習を始めた。昨年5月、空軍と海軍航空部隊による爆撃訓練を実施。今年7月には、南海、東海、北海の3艦隊が合同演習をした。主力艦隊の半分が参加する過去最大規模で、最新の爆撃機や対艦ミサイルも参加。演習に参加した広州軍区関係者は「米軍の空母艦隊を撃破する能力があることを知らしめた」と話す。


さらに11月上旬には、中国大陸の南端の広東省湛江沖から海南島にかけて、約1800人の中国海軍陸戦部隊による実弾演習を実施した。他国が実効支配している南シナ海の島に上陸する、というシナリオを想定。「敵」が発する妨害電磁波やミサイルをかいくぐりながら、揚陸艦と最新鋭の水陸両用戦車を使った奇襲訓練をした。秘密主義の中国軍では異例にも、75カ国273人の駐在武官らに公開した。

 中国政府関係者によると、領有権を争う南シナ海のスプラトリー(南沙)とパラセル(西沙)両諸島のうち、中国が実効支配しているのは8島。ベトナムが28島、フィリピンが7島を支配するなど、中国が優勢とは言えない状況だ。この関係者は「いつでも島を奪還できる能力があることを各国に見せつけることで圧力をかけ、領有権交渉を有利に進める狙いがある」としている。

                                                     ☆

【読者の皆様へ】

今年も拙い当日記をご愛読下さいましてありがとうございます。

今年の反省点として、毎日更新を目差すあまりに更新に追われ、後半は読者の皆様のコメントにレスを返せなかったことをお詫びいたします。

ですが、コメントは何をさておいても読ませて頂いておりますので、懲りずにコメントをお願いいたします。

来年はできるだけ個別のレスで滞欧させていただきたいと思っております。

なおコメント欄は罵詈雑言や荒しと見られるもの以外は原則としてオープンであり、異論反論でも歓迎いたしております。

併せて、誤字・脱字・変換ミスや明らかな事実誤認のご指摘も宜しくお願いいたします。

来年も宜しくお願いいたします。

≪ブロガー殺すに刃物は要らぬ 10日もブログを読まなきゃよい≫ 狼魔人

 

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