狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

閣僚に人間性を疑われた菅首相!

2011-04-20 16:43:18 | 県知事選

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18日の参院予算委員会における、菅首相の答弁をテレビ中継で見た感想は、この人物の行動原理は国民の声に耳を傾けるのではなく、ただひたすら「保身のための自己弁解」の一言に尽きる。

筆者一人の感想かと思ったが、かの「みのもんたの朝ズバッ!」でも、みのと杉尾コメンテーターが次のようにあきれ返っていた。

TBS「朝ズバッ!」2011/4/19 12:09
初の震災集中審議―首相も野党もこんな議論で恥ずかしくないか

「辞めるべきだ」「責任を全うする」の繰り返し
「国民から一定の評価はいただいている」「初動が不十分という指摘は当たらない」
 
   津波に対する認識が甘かったことは認め陳謝したものの、菅首相は答弁でこのように強調。「リーダーシップがない。辞めるべきだ」と退陣を要求されても、「責任を全うする」と繰り返すだけ。復興へ向けて何をどう進めていくべきか、論議は深まらない。

   みの「どうだったですか、一連のやり取りを聞いて」

   コメンテーターの杉尾秀哉(TBS解説・専門記者室長)「うーん、もどかしいというか。菅首相の答弁もダラダラ要領得なかった。いま被災地で何が必要なのか、これから何をするのか、こういったことを議論してほしかったが、これまでどうだったという話ばかり」

            ☆

なにを、いまさらテレビワイドショーの意見を聞いてどうする、というむきもあると思うが、「たかがテレビされどテレビで」、テレビワイドショーの視聴者である奥様族は、選挙のだいひょうでんであり、みのや杉尾氏の解説に右へ倣いである。

テレビメディアが政権交代に大きな役割を果たしたことを考えれば、時折テレビワイドショーの意見にも耳を傾けねばならぬ。

菅首相は復興財源を口実に消費税値上げおおっぴらに口にし始めたが、与謝野増税大臣を一本釣りした自分の思惑を押し通すのが目的であり、増税のため経済が腰折れになるという国民の懸念等、菅首相にとって知ったことではない。

菅降ろしの包囲網は、民主党内の小沢グループが早くからのろしを上げているが、所詮は民主党内の政局がらみの派閥争いに過ぎないと傍観していた。

ところが、なんと今度は閣僚の中からも菅首相の自己保身に堪忍袋の緒が切れた「まともの人物」が出てきた。


財務副大臣、首相の人間性まで批判「人としてどうか、だ」 枝野氏は「財務相が対応
2011.4.20 11:49

民主党の桜井充・財務副大臣 
 民主党の桜井充財務副大臣は20日午前、自身が19日付で菅直人首相の退陣論を是認するメールマガジンを発行したことについて「(参院予算委員会で野党議員が)『このくらいはせめて認めたらどうですか』と問いかけた際に、全部突っぱねられたら、『辞めろ』といいたくなるのも当然だ。こういう(自己正当化に終始する)ことをやっていたら政権がもたなくなるんじゃないか、という意味合いで申し上げた」と説明した。国会内で記者団の質問に答えた。

 桜井氏は首相の政治姿勢に関し、「要するに人としてどうかだ」と人間性の問題を指摘。その上で、副大臣という政府の一員の立場で首相を批判したことついてと語った。ただ、「私は『辞めろ』とは一言も言っていない」とも付け加えた。

 一方、枝野幸男官房長官は20日午前の記者会見で、桜井氏のメルマガについて「拝見していない。直接の上司である野田佳彦財務相において、しっかりと調査して、しかるべき対応をしてもらえると思っている」と述べ、当面は野田氏に対応を委ねる考えを示した。

 

財務副大臣が首相批判 「首相交代論は当然」 2011.4.20 02:57
 民主党の桜井充財務副大臣は19日、自身のメールマガジンで、菅直人首相について「交代させろという声が出るのは当然だ」と批判した。内閣の一員が首相退陣論を是認した形で、菅内閣は政権末期の様相を呈している。

 桜井氏は、18日の参院予算委員会での脇雅史・自民党参院国対委員長の質問について「委員会の質問のお手本のような内容。民主党政権の問題がどこにあるか浮き彫りにしていた」と絶賛。その上で「組織とは、その組織の目的、携わる人の権限、指揮命令系統などが明確でなければ動かない。この基本的な動作ができていないことが、民主党政権の問題だ」と、政府の震災対応を暗に批判した。

 首相の国会答弁にも疑問を投げかけ「何か言われると、必ず自分の正当性を主張する。自分の非を認めると、責任論につながると思っているのかもしれないが、反発を招くだけ」と断じた。

 さらに、「この国難の時代に、今の姿勢を貫いていけば、大連立も与野党連携もできない。それだけでなく(民主)党内をまとめられない」と首相の資質にまで批判の矛先を向け、「首相を続けるのなら、もう少し歩み寄る姿勢を見せてほしい」と注文を付けた。

 19日には、民主党の衆院当選1回生からも政権批判の声が上がった。

 小沢一郎元代表に近い議員に加え、前原誠司前外相や野田佳彦財務相、樽床伸二元国対委員長の各グループに所属する議員計45人が「派閥」横断的な勉強会を結成。19日の初会合では、大震災や原発事故での政府対応について「各省庁の動きがバラバラな上、会議だけたくさんできている」「政府が対応できないなら1回生だけで議員立法を提出すべきだ」といった声があがった。

                 ☆

日経報道によると、枝野幸男官房長官は20日午前の記者会見で、桜井財務副大臣が自身のメールマガジンで菅直人首相を厳しく批判したことについて「野田財務大臣にしかるべき対応をしてもらう」と述べ、財務相に対処させる考えを示している。

桜井副大臣は菅首相の国会答弁に関して「何か言われると必ず自分の正当性を主張する。自分の非を認めると責任論につながると思っているのかもしれない」と指摘。そのうえで「交代させろという声が出るのは当然のことだ」と批判しているが、これは国民の声の代弁である。

18日にと国会答弁を見たら誰でも桜井氏と同じ意見を持つのは当然であり、自分の率直な意見を述べたら「しかるべき対応をする」というのは首切りということなのか。

だとしたら菅内閣は、国民の声を代弁する侍には詰め腹を切らせ、首相の保身に賛同するオベッカ閣僚のみで固めたクズ内閣であることを国民の前に自ら晒すことになる。

それにもうひとつ重要なことを桜井氏は述べている。

菅首相の人間性についても桜井氏が指摘する「人としてどうかだ」と言う発言だ。

桜井氏の更迭があれば、これが的を射ていることの証明ににもなる。 

桜井氏の次の発言は侍の発言である。

「内閣の一員は全部、(首相が)間違っていようが何しようが、『その通りですね』と言わなきゃいけないのか。私はそうだとは思わない」

もし菅首相が桜井副大臣を更迭するとしたら、そのときこそわずかに残っている国民の支持も全て消し飛んでしまう時であり、同時に菅首相も断頭台の露と消え去るときである。

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虚に吠えた犬の名簿、国際版「沖縄イニシアティブ方式」

2011-04-20 07:47:09 | ★改定版集団自決

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昨日、今日(20日)と連続で沖縄タイムスからメア発言に関連の記事が一切消えた。 

タイムスの沈黙にメア氏に対する怯えが垣間見れる。

あれほど激しく批判していたメア氏が3月14日、WSJのインタビューで反撃を開始して以来、タイムスは社説など自分の言葉で反論することは一度も無いまま沈黙してしまった。 一応「御用識者」の口を借りて反論らしきものはしてはいたが、それもわずか一日のみで線香花火のように消えてしまった。 琉球新報がかろうじて一回だけ社説で応戦したが、新報は一連のメア氏バッシングの最中、ご丁寧にも社説の他に編集局次長の普久原均氏の署名入りで「特別評論」と題する批判記事まで掲載していた。

 ⇒<特別評論>日米に差別の既視感 普久原均琉球新報編集局次長) - 琉球 ...

これほどまでに徹底してメア氏を叩きまくったため、体裁上一度ぐらいは社説を書かざるを得なかったのだろう。

これまでの経緯を見れば今回のメア氏の反撃が、火に油を注いだようになり、沖縄2紙の更なる大反撃かと思っていたのだが・・・。

2紙とも揃ってこの体たらくである。

メア氏の反撃に臆病風を吹かして、いつもの卑劣なダンマリ戦術を決め込むつもりなのだろう。

■メア氏バッシングは国際版・沖縄イニシアティブ方式

前のエントリーで、「メア氏の講義」が左翼学生達によって次々と悪意の伝言ゲームに乗って沖縄2紙の大バッシングにつながり、これに脊髄反応した県内外の識者と呼ばれる学者・文化人が集団リンチのような批判の大合唱をしたと述べた。

これは沖縄2紙が開発した「沖縄イニシアティブ方式」の国際版ということができる。  沖縄イニシアティブ方式とは、集団で論敵を袋たたきにする卑劣な手法で、集団リンチということもできる。

「沖縄イニシアティブ方式」についての関連エントリ:

鎮火に大童の沖縄タイムス

罠にかかった小林よしのり 護送船団方式の沖縄論壇



さて、前のエントリーで、メア発言に関し沖縄2紙の歪曲記事に脊髄反応しメアバッシングの大合唱をした「虚に吠える犬」、失礼、「御用識者」の名簿を作成すると予告したが、一瞥後に、後で読み返すつもりでスクラップしておいた「識者の評論」の類があまりにも多すぎたため、それと内容がいずれも陳腐で再読する意欲を失ったため、スクラップ記事を散逸してしまいリスト作りに往生した。

メア発言に関するエントリーの反響が思ったより大きいので読者の便宜のため「メア発言」のカテゴリーをしばらく増設しておく。

以前のメア氏に関するエントリーは除外しても、3月12日のメアバッシングの開始以来、わずかな期間で14件に及ぶ膨大なエントリーには我ながら驚く。

先日の同級生の恒例の飲み会で、メア発言が話題になった。 英語が得意と自認するN君、メア発言の原文とされる新聞掲載の英文の和文英訳の講釈を長々とまくし立てた。 酒席で英語の薀蓄を聞かされる友人たちは、とんだはた迷惑の様子だったが、ご本人はてんでお構いなしの長講釈。

当日記では沖縄2紙が掲載した「英文」に関して一度も論評しなかったのは、メア氏が全面否定している「英文」を逐一論評しても虚に吠えることになりかねなかったからである。

■虚に吠えた識者たちの恥ずかしい名簿

以下に。「虚に吠えた犬」ならぬ、「識者の先生方」の名前を記す。 いずれも「識者の評論」みたいな評論を沖縄2紙に寄稿されているが、漏れがあったらお詫びしたい。

仲地博沖縄大学副学長        沖縄タイムス  3月9日

佐藤学沖縄国際大学教授          〃      3月10日

新崎盛輝沖縄大学名誉教授     沖縄タイムス 3月15日

高里鈴代基地・軍隊を・・の会代表    〃     3月14日

佐藤優                      〃     3月16日

目取真俊                     〃    3月18日

内村千尋(瀬長亀次郎の娘)         〃    3月11日

宮里政玄琉球大学名誉教授         〃3月11日

稲嶺恵一前県知事               〃    3月21日

知念ウシ                     〃    3月21日

伊波洋一前宜野湾市長            〃    3月22日

新城郁夫琉球大学教授            〃    3月22日

輿石正                     〃      3月23日  24人

烏山淳                     〃      3月24日

新垣誠沖縄キリスト学院大学准教授 〃       3月30人

 

孫崎亨                    琉球新報 3月11日

稲嶺恵一前県知事               〃   3月11日

普久原均 琉球新報編集局次長   琉球新報 3月11日

柳沢協二                     〃   3月13日

ケント・カルダー                 〃   3月14日

ダグラス・ラミス                  〃  3月14日

新崎盛輝沖縄大学名誉教授        〃   3月15日

明田川融                    〃    3月16日

岡留安側                    〃    4月2日

比屋根照夫琉球大学名誉教授    琉球新報 4月17日

野中章弘                     〃   3月17日

西里喜行沖縄大学教授           〃    3月22日

 

ざっと数えただけでも約30人。 約2週間余の間に、よくもこれだけの数の人物が何の疑問も持たずに沖縄2紙の歪曲記事に扇動されメア氏批判の大合唱をしたものだと呆れる。 同時に「沖縄論壇の全体主義」を垣間見ることができ、一県人として恥ずかしく思う。

沖縄2紙が左翼識者の巣窟といわれるのもむべなるかなである。

虚に吠える犬は、皆一律に「ワン、ワーン」と同じ言葉?しか発しないが、新聞記事に反応した識者の先生方も一律に「差別だ」「侮蔑的言説だ」あるいは「植民地的蔑視の表れ」等々お馴染みの文言が散りばめられた同じ和音の大合唱で、各々の声が皆同じに聞こえるのは、指揮者(沖縄2紙)の日ごろの訓練の賜物と改めて恐れ入る次第である。

つづく


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