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八重山教科書問題に対する県の対応は、県八重山教育事務所の宮良氏による不当介入に始まり、狩俣県義務教育課長、大城県教育長と不当介入の度合いはエスカレーとし、ついに県教育行政のトップが乗り出してきた。
中野吉三郎県教育委員長の登場である。
これまで目立った発言のなかった中野県教育委員長のご尊顔を、この際QABテレビの動画で確認しておこう。
2011年11月16日 18時45分
【動画】OABテレビ
八重山教科書問題 県教育委員会が再協議求める
教育委員長が八重山地区の教育委員会へ事態解決を求めました。公民教科書の選定を巡る問題で、県教育委員会は16日の定例会で教育委員長が、3市町教育委員会に対して再協議の開催と同一の教科書を採択するよう求めました。
中野吉三郎教育委員長は「是非、3市町教育委員会がそれを子どもたちに示す良い機会でもあります。民主主義国家を教える機会でもありますので、ちゃんと協議をしてもらって一本に絞れるよう努力してもらいましょう」と話しました。
16日開かれた県教育委員会の定例会で、大城浩教育長が八重山教科書問題で10月19日文部科学省に提出した意見書の内容と10月31日の文科省との協議について説明。報告を受けて、県教委のメンバーからは、地区の住民が解決に向け動いているので期待しているといった意見や県教委の方針を一本化して力強く指導すべきだとの意見も相次ぎました。
そのなかで中野教育委員長は、3市町教育委員会に対して再協議の実施と同一の教科書採択を求める発言をしました。委員長は、これまで多くを発言しませんでしたがこの発言によって、解決に向けた道筋を求めたことになりました。
また、この問題をめぐり教育関係者や市民団体が竹富町への教科書無償配布などを求めて11月23日に県民集会を開きます。
会見で呼びかけ人の一人沖教組の山本委員長は「八重山の子どもたちや学校が蚊帳の外に置かれ政治的な思惑で進行したといっても過言ではないこのままでは学校教育への信頼が大きく揺らいでしまう」と危機感を募らせました。
集会では9月8日に八重山全教育委員で採択した東京書籍の決定を認めさせること戦争賛美・沖縄差別の育鵬社の教科書採択を許さないことそして、文科大臣の竹富町有償発言の撤回の3つを求めるとことにしています。
県民集会は11月23日かでな文化センターで開かれる予定で、主催者側は多くの県民の参加を呼び掛けています。
☆
教育委員長と教育長との関係は微妙ではある。
だが、一応教育委員長は教育長の上司になる。
ところが県教委の教育委員長は組合活動などで功なり名を遂げた元教員の名誉職といわれ、実質的活動は教育長ー課長のラインが行うと聞く。
中野教育長も元教員であり、おまけに今回の教科書騒動の震源地石垣市の出身であるから他人事ではないはずだ。
⇒県教育委員長・中野吉三郎君も共同正犯?
■教育委員会と裁判員制度の共通点
教育委員会制度は、戦前、国が教育に過剰に介入したという考えから、戦後アメリカから導入された制度であり、「レイマン・コントロール」(素人制度)を考え方の基本にしている。
裁判員制度が導入されたのも、検事、判事、弁護士等法律の専門家に任せるのではなく一般の素人の意見を尊重するという「レイマンコントロール」の理由からである。
教育委員会制度は教育の専門家ではなく一般教養と幅広い視野をもった素人こそが、教育についてよりよい決定をすることが出来るという理念に基づいている。 裁判員制度における素人の意見と同様に、教育現場を知らないことは、逆に従来の惰性に縛られない自由な発想ができる可能性があるからである。
ところが沖縄では「教員現場を知る専門家」という神話が教育行政でも罷り通っており、教育委員会も組合教員の成り上がりの場所となり、教育委員会自体が沖教組の巣窟となっている。 県教委が沖縄の教育をダメにした元凶「極悪複合体」の一角を占める所以である。
教育改革の信念に燃える玉津石垣市教育長が名誉職委員長の中野氏の寝言のお相手をするはずもなく、当然のごとく中野氏の指導?を拒否した。
それがこの記事。
■沖縄タイムス 11月17日
石垣、再協議を拒否
竹富は県方針受け入れ
【八重山】八重山地区の教科書問題で、県教委が16日、3市町教委に対してあらためて一本化に向けた再協議を促す方針を示したことを受け、竹富町の慶田盛安三教育長は県の指導に沿って対応したいとしたが、石垣市の玉津博克教育長は採択業務は終了しているとする見解を示した。
慶田盛教育長は「3教育長は互いに主張を譲らず、らちがあかないだろう。県の指導後、3教育委員長で話し合うよう促したい」とし、「再び3市町の全教育委員による協議に持っていければ、一番いいのではないか」と述べた。
玉津教育長は「採択業務は終わっている」として再協議しない方針。
与那国町の崎原用能教育長は、電話取材に応じていない。
☆
玉津教育長の「採択業務は終わっている」とい発言は正論だが、屁のツッパリにもならない寝言に一々発言を求める発狂新聞の電話取材を断る崎原教育長の対応は「お見事!」と拍手を送りたい。
どうせ言葉尻を捉えて歪曲記事をばら撒く、又吉嘉列記者の電話だろうが、「発狂新聞に相手する暇はない」というのが本音だろう。(笑)
中野教育長については八重山毎日の投稿者が玉津教育長に先輩である中野教育委員長に従えという意味の発言をしてネット上の笑いものになっていた。
⇒慇懃無礼な當山善堂君!
名誉職といわれるだけあって、中野氏の発言は問題発生以来3ヶ月も経過したこの時期の最高責任者の発言としては無責任である。
「ちゃんと協議をしてもらって一本に絞れるよう努力してもらいましょう」だって。(怒)
寝言は寝てから言って欲しい。
この発言は8月23日に八重山採択協議会が育鵬社版教科書を合法的に選定した後、竹富教育委が独断で東京書籍版を採択したとき発するべき言葉。
今頃こんな寝言を言われても屁のツッパリにもならない。
各委員の発言を紹介した記事を引用するが、中野教育委員長の寝言を「指導」と記している沖縄タイムスにも笑える。
八重山教科書:県教委、一本化向け指導
沖縄タイムス 2011年11月17日 09時31分
県教育委員会(中野吉三郎委員長)の定例会が16日県庁であり、八重山地区の教科書採択問題について、石垣市、竹富町、与那国町の各教育委員会に対し、一本化に向け再協議するよう指導・助言していくことを確認した。県教育庁義務教育課が週明けに3市町教委に対し文書を送付する。一本化できない場合に竹富町は有償とする文部科学省の見解を受けた後、方針をあらためて示すのは初めて。
中野委員長は「教科書採択が適正に行われるよう、まず3市町には協議をしてもらいたい。2社になった場合はそのときに考える。(文科省への報告期限まで)2週間しかないが、最大の努力をするべきだ」と、粘り強く再協議を求めた。
鎌田佐多子委員は「竹富町のみを答申通りに指導することはできない、という県の考え方が改めて明らかにされたのは前進」とする一方、安里政晃委員は「3カ月も経過しているのに解決の糸口が見えない。文科省の言う答申通りの指導などをして、収束を図るべきだ」とした。
安次嶺馨委員は教科書の無償化にふれ「採択の先にあるのは有償か、無償かの話だ。万が一、各市町に負担がかかるような場合になれば、県として傍観はできない。支援が必要となる」と話した。新垣和歌子委員は「しこりを残さないためにも再協議をしてほしい」と述べた。
委員会では、大城浩県教育長が文科省とのやりとりの経緯を報告。9月8日の全員協議の有効性や答申の捉え方、一本化の方策などについて「いずれも(国とは)平行線だったと思う」と述べた。
同地区の教科書一本化については「3市町が(9月8日の)全員協議の有効性も含め再協議し決定すべきだ」という県の姿勢に対し、文科省は今月末までに一本化できない場合、竹富町に有償購入を促す見解を示している。
「極悪共同体」の構成員である県教委にも安里政晃委員のように現実を見据えた委員がいるのは少しは救いだが、当日記は実務上の方便はともかく、文科省の「有償給付」には反対である。
ことここに至っては、玉津教育長の言う「採択業務は(8月一杯で)終わっている」を支持する。
したがって文科省は竹富町に、育鵬社版を採択するよう県教委を通じて強力に指導すべきである。
当然県教委はこれに従うべきであり、中野委員長は一刻も早く目を覚ますべきである。
★
【おまけ】
3教委に再協議働き掛け 八重山教科書問題で沖縄県
2011.11.16 18:23
(略) 文部科学省は一本化できない場合、竹富町には教科書の無償供与を行わない方針で、協議会の決定に沿って、今月末までに必要な教科書数の報告を要求している。会議では一部の委員が一本化は不可能と指摘し、竹富町が自費購入する場合には「県として傍観できない」として、予算支援を検討すべきだとの意見も出た。
竹富町は八重山採択協議会で合法的に選定した教科書が気に食わないという理由で拒否したのであり、ルール破りは竹富町である。
これに対し、自費給付を「県としては傍観できないから予算支援するとはとんでもない話だ。(怒)
金額の多少は問題ではない。
ルール破りをした者に対して県民の血税で支援するとは、この委員、一体何様だと思っているのだろう。
さすがは「極悪複合体」の根城である。
★
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ゆうちょ銀行以外の金融機関からの振込の場合
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【名 義】サンゼンカイ.
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