狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

続・懐かしき幻影 「大田さん 輝いていた沖縄の知事」

2006-11-22 10:50:37 | 未分類

突然だが次の三首の和歌を鑑賞して頂きたい。


◆ オキナワを敗北と思うなその理念水脈のごと深く地に沁む
    (三島市 浅野和子 近藤芳美選)

◆ 知事選の勝敗は言わじ沖縄に反基地と経済の択一はなく
    (酒田市 斎藤武蔵 近藤芳美選)

◆ 基地なき島は空理空論と貶められし敗れし知事の苦渋は島の苦
    (糸満市 玉城寛子 近藤芳美選)


沖縄県知事選で敗れた糸数候補の無念さに共鳴した歌かと思うでしょうが、実はそうではない。

8年前の知事選で敗れた大田候補に「ざんねん」の気持ちを沖縄タイムスに寄稿した筑紫哲也氏の落胆ぶりを前稿で紹介した。

懐かしき幻影 「大田さん 輝いていた沖縄の知事」

上記三首はその時の筑紫氏が悔しがったのと同じく、沖縄知事選での大田候補の敗北を悔やんだ当時の朝日新聞「朝日歌壇」に掲載された歌である。

「朝日花壇鑑賞会」とい言う人気ブログがあり「朝日歌壇や朝日川柳に巣食う、反日サヨクカルト教徒の作品を鑑賞するブログ」との説明がある。
http://blog.livedoor.jp/asapykadan/archives/50020954.html

同ブログによると今回の沖縄知事選については未だ投稿が無いようだ。

以下引用。

≪ 今日は沖縄の作者の歌はありませんでした。きっと何週間か後の歌壇では知事選ネタが出てくることと思います。楽しみに待っていましょう。
 8年前、現知事の稲嶺恵一氏が基地外サヨクの大田昌秀を破った際には以下のような歌が登場しました。

◆ オキナワを敗北と思うなその理念水脈のごと深く地に沁む
    (三島市 浅野和子 近藤芳美選)

 ※この歌には「経済が理念に勝ったとは思いたくありません」との付記がなされていました。サヨクは人民が飢えても理念の方が大事だと思っているのです。人民を餓死させても思想を掲げ続けていたどこかの国と通じるものがあるのがお分かりでしょう。

◆ 知事選の勝敗は言わじ沖縄に反基地と経済の択一はなく
    (酒田市 斎藤武蔵 近藤芳美選)

◆ 基地なき島は空理空論と貶められし敗れし知事の苦渋は島の苦
    (糸満市 玉城寛子 近藤芳美選)

 これらの歌では、多数の県民がなぜ大田でなく稲嶺を選んだかという疑問への答えも、自分たちの主張が少数派であるという視点も、完全にスルーされています。今回知事選における反日サヨクの論調と全く同じです。彼らの脳みそは8年前から何も進化していないのです。≫


 

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懐かしき幻影 「大田さん 輝いていた沖縄の知事」

2006-11-22 07:35:51 | 未分類

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【天声人語】2006年11月21日(火曜日)付 

 沖縄が日本の他の地域と最も異なるのは、米軍基地という「外国」を飛び抜けて多く抱えていることだ。その「外国」を通じて、世界の戦場とつながっている。独特の緊迫感が、沖縄にはある。

 沖縄県知事選で、自民と公明が擁立した仲井真弘多氏が、民主や共産、社民などが推した糸数慶子氏を破った。「経済の活性化」を優先して投票した人が、「米軍基地問題」を優先した人を大きく上回り、仲井真氏への追い風になったようだ。

 焦点の米軍普天間飛行場の移転問題で、仲井真氏は、名護市にV字形滑走路を造る政府案に「現行のままでは賛成できない」としつつ、県内移設は容認する構えを示した。この「賛成できない」というところに、経済面だけでなく、基地問題にも取り組む姿勢を感じ取ったり、そう期待したりした人もいたのだろう。

 糸数氏は「若い人に、基地の訴えが届きにくくなったのは事実」と述べた。基地問題をどう訴えるかを巡って、陣営内で論争が起きたという。世界の戦場とつながっているという緊迫感にも変化が生じているのだろうか。

 大田昌秀・前知事が1972年の本土復帰の数年前、雑誌「世界」に書いた。「海岸線一帯に累積している無数の死骸(しがい)を前にしてわたしが考えたことは、この惨状を正当化しうる名分は、何にもありえない、ありえようはずがないということであった」。45年、学業半ばで沖縄戦に動員された。

 実体験の戦場の記憶は薄れようもないが、若い層への継承はどうなのか。戦後61年の時の流れをも考えさせる結果となった。

                        ◇

朝日新聞は沖縄知事選の大敗がよっぽど悔しいのか、

祭りが終わって二日にもなると言うのに、昨日の天声人語で、革新の星であった元太田知事まで持ち出して沖縄知事選の敗北を悔しがっている。

それもそのはず今回の選挙で革新陣営は従来の「革新共闘」に加えて一部保守も加えた「野党共闘」(社民党県連、社大党、共産党県連、民社党県連、自由連合沖縄、政党そうぞう)で従来の革新共闘的な硬直性を避けて左右併せ呑む柔軟路線だった。 にもかかわらず大差の敗北だったのだ。

朝日が懐かしむ元太田知事は知事選不出馬で知事を辞めたのではなく、県民の選択で知事職を明け渡したことを忘れないで欲しい。

今回の知事選も、嘗ての社会党を髣髴させる思想硬直の「非武装、中立的平和原理主義者」に県民がノーと言ったに過ぎない。

朝日OBの筑紫哲也氏は沖縄が大好きで、沖縄訪問の折は愛弟子の沖縄タイムスの記者連に囲まれて只酒の連夜と聞く。

今回も取材と称して選挙応援に行ったようだが、さぞかし悔しかっただろう。

8年前の知事選「大田vs稲嶺」の時も沖縄に応援に行って、その敗戦の悔しさを沖縄タイムスに寄稿していた。

この筑紫哲也というお方、長年ジャーナリズム畑を歩んできたベテランのはずだが、沖縄の実態を完全に見誤っている。

沖縄を訪問する度に彼の名声に媚びて周辺に集まる人は彼が育てた沖縄メディア 、そして左傾学者や文化人達。

彼等と幾夜、泡盛を傾けながら議論を戦わしても一握りの左翼とのコップの中の議論にしか彼の耳には入らない。

大田さん/輝いていた沖縄の知事 」というタイトルにこの人のジャーナリストしての限界をみる。

最後にくどいようだが筑紫さん、天声人語さんにもう一言。

大田前知事は県民が選挙によって「ノー」と言う民意をを突きつけた人ですよ。

今度はどんな残念の弁を寄稿するやら。

                       ◇

沖縄タイムス <1998年11月22日> 朝刊 1版 総合1面(日曜日) 
 
[筑紫哲也の多事争論かわら版]/大田さん/輝いていた沖縄の知事


 「残念だ」「がっかりした」。

 沖縄県知事選挙の取材から戻ってきた私は、未だにこの二種の感想にしか出会っていない。


 選挙結果と引き較べると、どうやら大田昌秀氏は、当の沖縄より本土の方が人気があったのではないか、と思えるほどである。


 普段は沖縄のことにそう関心を持っているとは思えなかった人たちの口から、そういう感想を聞かされると、なぜなのだろうと考えてしまう。


 そういう人たちをふくめて、全国的知名度のある唯一の沖縄の人が、安室奈美恵さんを除けば、大田さんだったということが、まずある。沖縄から本土に向かって何事かを問いかけ続けた「発信体」であり、「象徴」でもあった。


 "大田人気"の第二の理由は、その発信のなかみである。そこには、中央政府への「抵抗」、異議申し立ての要素が多分にふくまれていた。


 週末は東京以外の全国各地に身を置くことを習慣にしてきた私は、地方保守政界にすら根強い大田人気、と言うより期待があることを発見して驚いたことがある。箸の上げ下ろしまで指図しかねない中央集権、権力の一極集中にうんざりしてきた人たちは、米軍基地をいわば"人質"にして中央政府に抵抗を示す大田さんがどこまでやれるかを、半ばわがことのように注視していたのである。


 人気の第三の理由は、大田さんがこの国の諸々の指導者のなかで珍しく、理想、理念、原則を語り、それに従おうとした人物だったことだと思う。時あたかも、中央ではそれらを全て欠いた権力争い、離合集散が続いたから、この対照は一層鮮やかであり、「いっそ大田さんを首相にしたら」という巷の声ともなった。


 この夏、私がかかわっている郷里の市民大学は、二日間にわたる特別講座を催した。参加者も全国各地から集まったが、講師も中坊公平、菅直人の各氏をはじめ、多彩な顔ぶれで、大田知事にも加わっていただいた。「これからの日本をどうする」という大テーマに、沖縄は外せないと思ったからである。


 「大田さんの輝きの前に、わが県の知事は色あせて見えた」と地元参加者が感想を語った。「わが県の知事」は、実績も個性もあり、他県とは群を抜いた存在だと私は思ってきたのに、である。


 結果的には、第二、第三の理由は選挙戦で大田さんの足を引っぱることになった。そして、沖縄は有能な「スポークスマン」を失うことになった。沖縄だけでなく、この国のありようを問い、考えさせてくれた大田さんに「ありがとうございました。そしてご苦労さまでした」と申し上げたい。


 「残念」「がっかり」の感想のなかには、自分たちが自分たちの場でなすべき努力を棚上げして、他者にそれを期待する、例によっての身勝手がふくまれている。が、現実として、そういう人たちの沖縄への関心は当面は潮が退くように遠くなるだろう。「中央とのパイプ」の代償に、そういうこともあることを覚悟して、稲嶺さんにはがんばっていただきたい。

                        ◇

>どうやら大田昌秀氏は、当の沖縄より本土の方が人気があったのではないか、と思えるほどである。

その通り!

沖縄県民の総意は太田氏に「ノー」を突きつけたことをお忘れなく。

本土で人気があるというのは沖縄マスコミを通じて本土の人々が抱いている太田氏へのイメージは、県民の総意とはかけ離れた幻影であることに今頃お気づきですか、筑紫さん。

【おまけ】 

産経氏抄 平成18(2006)年11月21日[火]


 日本各地に、その土地ならではの季節を映し出すことばがある。信州大学名誉教授の宮坂静生さんは、それを「地貌(ちぼう)季語」と名付け、小紙大阪版夕刊に連載中のエッセーで紹介してきた。このほど本になった『語りかける季語 ゆるやかな日本』(岩波書店)のページをめくっていると、こんな句に再会した。

 ▼小夏日(こなつび)の潮吹き上ぐる一枚岩(本部弘子) 沖縄在住の作者が、珊瑚(さんご)礁の海岸風景を詠んだものだ。陰暦の10月、現在では11月に春を思わせる暖かい日があると、本土では小春日和という。これに対して、沖縄では「小夏日和」と呼ぶそうだ。立冬前後、日中には30度まで上がることもあるというのだから。

 ▼あらためて、日本列島の自然の多彩なありように思いを致した。地域によって、人々が政治に求めるものもさまざまだ。在日米軍基地の4分の3が集中している沖縄の県知事選では、当然のことながら基地問題が大きな争点となってきた。

 ▼とすれば、一貫して「反基地」を訴える野党統一候補の糸数慶子氏(59)の戦術は間違っていないはずだった。ところが日曜の夜、花束を抱えていたのは、自民、公明両党が推す仲井真弘多(なかいま・ひろかず)氏(67)の方だった。

 ▼経済振興を前面に打ち出し、全国一高い完全失業率という、この県特有の問題にしぼったのは仲井真氏も同じ。選挙の「女神」と呼ばれた二女の知里さん(24)の奮闘も目立った。何より、北朝鮮の核の脅威が現実となるなか、「反日米安保、反自衛隊」のスローガンが色あせたことが、大きな要因になったのではないか。

 ▼日本の安全保障という観点に立てば、本土も沖縄もない。来夏の参院選をにらんでの野党共闘だろうが、民主党は「地貌」の変化を見誤ったというしかない。


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「従軍慰安婦」を食い物にした福島瑞穂

2006-11-21 18:34:47 | 従軍慰安婦

「女性のためのアジア平和国民基金」とその名を聞いただけで、ある種の予断を持ってしまいそうな団体が来春解散すると言う。

この募金団体は、民主主義国でありながら社会党党首を首相にいただくと言う奇妙な政権の村山内閣が国民に残した恥ずべきツケの象徴である。

だが結局は「マドンナブーム」を煽って、社会党を調子づかしたメディアのツケ、そしてその煽動にまんまと乗ってしまった日本国民のツケでもある。

よく調査もしないまま発表してしまった「村山談話」や「河野談話」。

「従軍慰安婦」に関して、もし政府の関与があれば負わねばならぬ「政府保証」。

だがその後の調査により国の関与があった例は皆無であった。

しかし、政府は公式に談話で謝ってしまっている。

「女性のためのアジア平和国民基金」とは、

その「政府謝罪」と「政府補償」との整合性の狭間を埋めるため、
12年前の平成7年に当時の村山首相の肝いりで設立されたのが
この鵺(ぬえ)のような団体の実態である。

で、その心は、・・・「政府が関与していない案件へ国家補償は出来ない」

そう、日本は法治国家だった。

「民間が関与した案件は民間が補償すべき」、・・・なるほど民間の売春業者が関わった案件は民間の寄付を持って補償すべき。 やはり日本は法治国家で民事不介入?

民間の寄付で補償することには村山さんも言い出しっ屁で自業自得とは言え苦労したようだ。

ポケットマネーを15万円を最初の基金に寄付したと言う。

12年間で10億円の寄付金を目論んだようだが実際はその半分しか集まらなかった。

「村山談話」の張本人村山元首相をトップの看板に掲げ、

朝日新聞の社員、社民党、反日日本人、左翼団体、人権団体、在日団体等の支援団体で応援しても募金が目標の半分しか集まらなかった理由は何だったのだろう。

「従軍慰安婦」のインチキ性を一番承知していたのは、実はこれら支援団体だったので、集まらなくて当然だった。

それでもこれをネタに売名行為を企てる人権派弁護士等が暗躍し、韓国・北朝鮮を中心に元慰安婦を名乗る老女達を募集し、次々と日本政府を相手に提訴させた。(★インドネシアで反日利権に火をつけた男http://www.youtube.com/watch?v=lDrIW9DloR0

ところがこれら日本軍に強制連行されたとする元慰安婦たちの証言で信憑性のあるものは皆無だった。

「慰安婦」裁判一覧
 http://www.zephyr.dti.ne.jp/~kj8899/isaiban_ichiran.html

強制連行とよばれるものの実態は、朝鮮半島で食い詰めた人々が高給にだまされて日本の炭鉱や軍需工場に出稼ぎに行き、ひどい条件で労働させられたが、

業者の監視が厳しくて逃げられなかったという「タコ部屋」の話にすぎなかった。

慰安婦も、売春でもうけようとする民間の業者が、貧しい農村の女性をだまして戦地に連れて行った戦地売春婦であり、「従軍慰安婦」という言葉も当時は使われなかった。

これは気の毒な話で同情には値しても「国家補償」の対象ではない。

当時日本の女子学生が行っていた「女子挺身隊」の勤労奉仕は国の強制であり日本国民なら誰もこれを拒むことは出来なかった。。

この女子学生の勤労奉仕を強制売春させられたと虚言する元慰安婦もいた。

これらの裁判で一番得をしたのは「基金」から補助金を受け取った元慰安婦たちだが、これらの騒動を煽動した人権派弁護士達である。

後に社民党から出馬して参議院議員になった福島瑞穂弁護士は証言者を連れてくるところから話の中身までお膳立てした。

メディは彼女の売名を後押しして彼女は社民党の党首になった。

当時の福島瑞穂弁護士にとって「従軍慰安婦に日本軍の強制連行」あったかどうかは問題ではなく、センセーショナルに元売春婦に提訴させることだけが重要であり目的そのものだった。

「証言するだけで補償金がもらえる。段取りは全て日本側の専門弁護士と支援団体がで行う」

このような甘言による証言者集めが行われ、多くの元慰安婦たちが人権派弁護士達に踊らされた。

女性ためアジア平和国民基金ホームページ http://www.awf.or.jp/

この怪しげな団体が元慰安婦を支援することを名目にした、たんなる反日組織ではないか、とする見方が一般的である。

さらにこれが反日役人の天下りに先と成り果てているときくと何をかいわんやだ。

来春と言わず、早々に解体されることを望む。

                         ◇

 ◆「元慰安婦」への募金、目標額に届かず アジア女性基金 

 「アジア女性基金国際シンポジウムFINAL」が19日、都内で開かれ、平成7年に村山政権下で発足、「元慰安婦」への募金を行い来春解散する「女性のためのアジア平和国民基金」の活動を総括した。基金の理事長、村山富市元首相は「基金と政府の呼びかけに国民が応え、真剣な気持ちで寄付していただいた」と意義を強調したが、当初の目標額に届かず、民間募金を償い金として渡す手法に元慰安婦らが反発するケースも目立った。
 当初の目標額は10億円で、村山氏が15万円を拠出するなど政府は宣伝に努めたものの、最終的に集まったのは約5億6500万円。フィリピン、韓国、台湾などの計285人に償い金が渡された。日本政府に謝罪と国家賠償を求め受け取りを拒否するケースも多く、平成14年には韓国や日本のNGO(非政府組織)が、基金事業の停止を求め抗議声明を出した。
 基金は、昨年1月に元慰安婦への拠出が完了し、来年3月にインドネシアの高齢者支援施設資金援助における「償い事業」が終了するのを機に、解散を決定した。(iza 産経 11月20日)


 

 

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民意とは新聞社の意見なり

2006-11-20 13:59:31 | 未分類

民主主義といういささか厄介な手続きをベターな政治手段と信じるなら、選挙で下した選挙民の判断は民意と捉えるべきだろう。

選挙直後の新聞論説は、民意を尊重した意見を述べるのが常道だ。

だが、沖縄地元紙は支援する候補者が大敗したのがよっぽど腹に据えかねたのか民意に疑問を投げかける。

≪仲井真氏は「条件次第で基地容認」を訴えてきたが、基地についてはむしろ「新基地は造らせない」という糸数氏の主張が一定の支持を集めたのは確かで、仲井真氏の基地政策がそのまま容認されたと見てはなるまい。≫(沖縄タイムス)

なるほど、有権者には投票と言う唯一の手段で民意を表したはずなのに、自らが民意だと驕るメディアにとっては糸数氏の主張が民意なのか。

更には十年前の「市民投票」や「県民投票」を自在に操って民意を作り上げる。

≪一九九七年十二月の海上ヘリ基地建設の是非を問う市民投票で、名護市民の52・8%が反対の意思を示した。

九六年の県民投票でも89・09%が「米軍基地の整理・縮小」などに賛成したことを考えれば、・・・★へ続く≫

うーん、この文章の結語に糸数氏の主張をくっ付けてタイムスの民意とする仕掛け?  一寸やりすぎだよ。

≪・・・★「普天間」移設は県外か国外にというのが県民総意であり、これが原点だということを忘れてはなるまい。≫ 

お見事! 決まったネ。 

県民総意と来たか。

沖縄タイムスの荒れように比べて琉球新報は意外と冷静だが、タイトルはやはり民意?

題して「新知事に仲井真氏・民意踏まえ難題に道筋を」

                        ◇

◆沖縄タイムス 社説(2006年11月20日朝刊)

[仲井真氏当選]

経済活性化に具体策を

雇用問題への活路は

 新人同士で争われた県知事選挙は、仲井真弘多氏(自民、公明推薦)が前参院議員・糸数慶子氏(社民、社大、共産、民主、自由連合、国民新党、新党日本推薦、そうぞう支持)、屋良朝助氏(諸派)を破り初当選した。

 今選挙は前回分裂した野党が統一し、与野党がっぷり四つの選挙戦を展開した。だが、先行する仲井真氏に対し、激しく追いかけたものの糸数氏は立候補表明の遅れを挽回できなかった。

 県民は向こう四年間の県政を副知事も経験した仲井真氏に託した。

 仲井真氏は経済振興を最重要課題に掲げ、「国内外から企業を誘致し雇用促進を図る」「中小企業を大事にし、経済活性化を図る」と訴え続けた。

 県経済は、好調な観光と個人消費の改善などで明るい兆しが見えている。

 しかし、失業率は7・8%で全国の約二倍もある。談合問題で厳しい環境にある土木・建設業界の状況を考えれば、産業構造の改善を含む抜本的対策が求められているのは間違いない。

 有権者が仲井真氏を選んだのは、経済問題を最優先させ振興策をきちんと打ち出すことを求めたといえよう。

 「経済、産業の自立なくして沖縄の自立はない」というのは、敗れた糸数氏にも共通した考えである。公約に盛り込んだ経済振興策をどう具体化していくか。そのロードマップ(行程表)をどう構築するのか。

 求められているのは公約の実現可能性であり、具体的な青写真だということを認識すべきだろう。

 多くの自治体は、国と地方の税財政を見直す三位一体改革、地方交付税と補助金削減で財政が疲弊している。

 自治体の中心地である商店街の多くはシャッターが下りたままで、地域経済の閉塞感は一層募っている。

 仲井真氏に支持が集まったのは、この問題に解決策を見いだすのではないかという期待感といっていい。

 とはいえ、高い失業率がそう簡単に改善されるとは思えない。

 であれば「入域客一千万人」の観光を軸にした経済政策をどう明確に打ち出していくか。製造業の活性化策もしっかりと連動させることが新知事の役目となろう。

「県内移設」にどう対応

 もう一つの争点、米軍基地について仲井真氏は「普天間飛行場の移設は地元住民の声をよく聞いて、早い時期に解決を図りたい」と述べている。

 基地問題が不退転の課題であるのは論をまたない。が、事前調査では関心度が「経済の活性化」52%に対し、「基地問題」は26%だった。

 有権者の中に、県民意思を無視しても、政府は「普天間」代替施設を強権的に建設するという諦めにも似た受け止め方があったのかもしれない。

 嘉手納基地以南の施設返還も代替施設の進捗次第、北部振興策もリンク―という日米両政府の狡猾さに地域が取り込まれたと言うこともできよう。

 仲井真氏は「条件次第で基地容認」を訴えてきたが、基地についてはむしろ「新基地は造らせない」という糸数氏の主張が一定の支持を集めたのは確かで、仲井真氏の基地政策がそのまま容認されたと見てはなるまい。

 同時にこれからの基地問題への対応について、有権者一人一人が大きな責任を持つべき時期にきていることを肝に銘ずる必要があろう。

県民総意の再認識必要

 仲井真氏は普天間飛行場のキャンプ・シュワブ沿岸部移設について「V字形滑走路案に反対」し、稲嶺恵一知事が提示した暫定ヘリポート案を支持している。その後は「地元の声を聞きながら解決を図る」と述べたが、「地元の声」とは一体何なのか。

 一九九七年十二月の海上ヘリ基地建設の是非を問う市民投票で、名護市民の52・8%が反対の意思を示した。

 九六年の県民投票でも89・09%が「米軍基地の整理・縮小」などに賛成したことを考えれば、「普天間」移設は県外か国外にというのが県民総意であり、これが原点だということを忘れてはなるまい。

 「基地の受け入れか振興策断念か」という二者択一をちらつかせる政府に不信感を抱く県民は多い。仲井真氏は県民の負託を背に日米両政府に言うべきことは言い、課題が山積する「沖縄丸」の舵を取ってもらいたい。

 


◆琉球新報 社説 

新知事に仲井真氏・民意踏まえ難題に道筋を

 沖縄の本土復帰後、第6代となる県知事は仲井真弘多氏に決まった。前県商工会議所連合会会長で県経済界のエースとされた仲井真氏は、今知事選で自民、公明両党の推薦を受け、34万7000票余を獲得。前参院議員で野党8党が推薦・支持した糸数慶子氏、会社代表で琉球独立党の屋良朝助氏の2人を破った。
 県民は、向こう4年間の県政のかじ取りを引き続き与党の経済界出身者に託すことになった。新たな米軍基地建設反対を前面に出して政府と真っ向から対立するよりも、政府との「太いパイプ」を活用して自立経済の確立を目指す柔軟路線を選択した形だ。

◆柔軟路線を選択◆
 沖縄は復帰後も、日米安全保障体制の下で東アジアなどをにらむ軍事拠点とされ、過重な基地負担を強いられてきた。広大で精強な部隊が駐留する軍事基地の重圧は県民生活の向上を阻み、いびつな地域空間や都市空間を形成し、思うように自立経済を構築できない状況を余儀なくされている。
 仲井真氏には、日米政府に県民が翻弄(ほんろう)され続ける構図に終止符を打ってもらいたい。外交・防衛は政府の専権事項だといっても、県民の頭越しに姑息(こそく)な沖縄対策を画策すれば反発を強め、解決が遅れるだけである。それは普天間飛行場の移設問題を見ても明らかであろう。
 政府との太いパイプは、県民の意思を十分に伝え、難題の解決につながる抜本策を引き出す形で生かすべきだ。パイプの使い方を誤れば、脅しともとれる基地と振興策のリンク論を再浮上させることになる。パイプの流れは、やがて政府からの“一方通行”になり、ごり押しが強まってくる可能性も否定できない。
 今回の知事選は、米軍再編や安倍首相の政権運営にも影響するとして全国的な注目を浴びた。選挙結果を受け、政府内に安堵(あんど)の声が広がったことからもうかがえる。だが政府が、選挙結果を「米軍再編へのゴーサイン」と受け止めたとしたら、県民の真意を見誤ることになる。
 県民が選択した柔軟路線はあくまで政府との対話促進を強く望んだものであり、振興策と引き換えに基地の重圧を我慢してもよい―ということではないはずだ。県民の声に耳を傾ける努力を、政府は怠ってはならない。
 仲井真氏は通産官僚時代、発足した革新系の大田県政に請われて副知事に就任し、政府折衝などに当たった経緯がある。退任後は県内大手企業副社長に転出してトップに上り詰め、経済団体代表などの要職を務めた実力者だ。
 この間の行政手腕、経営手腕を政治家としてどう生かし、開花させるか注視したい。

◆主体性の発揮を◆
 知事選で仲井真氏は、沖縄を発展させるには「自ら考え実行し、責任を負うという強固な気概が不可欠」と訴えた。具体的にはすべての産業を支援し、十分な雇用の場を確保して「経済力」を確立することや、医療や福祉をより充実させ、困っている人や子ども、高齢者が安心して暮らせる「安心・安全力」を高めることなどを挙げている。
 産業振興への思い入れは人一倍だし、医療・福祉面も「健康福祉立県」を掲げるなど意欲的だ。失業率を全国並みに下げることや、長寿世界一の復活など公約実現を期待したい。
 普天間移設問題では「あらゆる方法を検討」「V字形案のままでは賛成できない」と柔軟な対応をにじませているが、「頭越しに日米が協議し合意したことは納得できず、政府に抗議し適切な対応を求める」「県外移設がベスト」とも言っている。
 普天間飛行場の「国外移転」を訴えた糸数氏が30万票を集めたことも軽視できまい。
 ただ、政府はしたたかだ。仲井真氏当選を受け、米軍再編に関係する自治体に交付金を拡充する米軍再編推進法案を来年の通常国会に提出する方針だが、県からの移設同意取り付けが難航した場合、移設予定海域を埋め立てる際に必要な公有水面の使用権限を知事から国に移す特別措置法の提出という強攻策に出る可能性もある。
 県が主体性を失わず、基地問題や経済振興などの難題解決に敢然と取り組めば道は開けよう。仲井真カラーを出しながら、新時代を切り開く気概で県政の難題に立ち向かってほしい。リーダーシップが一段と求められている。

(11/20 9:47)

 

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仲井真新知事に望む 全国紙・社説が浮き彫りにする県民の声

2006-11-20 10:32:11 | 未分類

沖縄県知事選に仲井真弘多氏が当選した。

おめでとうございます!

沖縄県民の良識がまだ失われていなかったと言うことだろう。

当初、危機感があった。 

テレビに映る仲井真候補の歳より老けたジジむさい見てくれに対して、

一方の糸数候補はバッチリ厚化粧と真っ赤なスーツで決めた見てくれは歳より若々しく見えた。

沖縄戦の悲惨さを伝える「平和バスガイド」で培った流暢なカツゼツで追い上げを図った。 

地元紙には「平和の顔 糸数さん」VS「財界の顔 仲井真さん」とネガティブキャンペーンに近い紹介のされ方もした。

だが結局、県民の良識がこれを上回った。

知事選についての以下でエントリーした。

沖縄知事選 - 「平和の顔 VS 財界の顔」

沖縄知事選  テレビ映りが決め手?

平和か戦争か これが知事選の争点?

沖縄知事選 マネーや景品が乱れ飛ぶ?

 

今朝の全国紙は、読売、朝日、日経、産経が社説で、
毎日が今日の話題で「沖縄知事選」を取り上げた。

[沖縄県知事選]「普天間飛行場移設へ前進を図れ」( 読売 )

「1998年の県知事選で初当選した稲嶺恵一氏も当初は現実的な対応を期待されていた。だが、普天間飛行場の名護市辺野古沖への移転計画に、「軍民共用」「15年の使用期限」の条件をつけ、移転推進の大きな障害となった。  結果的には、普天間飛行場の移設は実現せず、在日米軍基地の75%が集中しているという沖縄の“過重負担”も改善できなかった」

  沖縄知事選 県民の苦渋がにじみ出た (朝日)

「今期限りで引退する稲嶺恵一知事は、県内移設を認める一方で、「15年の使用期限」や「軍民共用」の条件をつけた。結果的には、稲嶺知事は自らの条件にしばられ、普天間を動かせなかった。  仲井真氏には、そうした足かせはない。辺野古崎への移設は稲嶺知事よりもはるかに推進しやすい立場にある。 」

 ◆【主張】沖縄・与党勝利 現実的対応を期待したい (産経)

「住宅地の真っただ中にあり危険なため、普天間飛行場は10年前、日米政府間で名護市の辺野古沖移設が決まった。だが、現知事の稲嶺恵一氏は8年前、米軍の基地使用を15年に限る-などを公約にして当選、結局、辺野古沖移設を頓挫させてしまった」

沖縄新知事は米軍再編の解決策探れ(11/20) (日経)

「仲井真選対の本部長を務めた稲嶺恵一知事の2期8年間で、普天間基地の移設問題が動かなかった一因としては、知事が98年の選挙戦で公約した代替施設の軍民共用化や、基地の使用期限を15年に区切ったことなどが挙げられる。」

折角普天間基地移設の合意がなされていたのに、稲嶺現知事が実現不可能な要求を突きつけたのが結果的に普天間基地移転を頓挫させた。

この点に関しては四紙と意見が一致している。

と言うより、朝日も産経も意見が一致したと言ったほうが分かりやすいだろう。

仲井真氏は「地元や県民の意向を踏まえ、なるべく早く解決する」「県内移設もあり得る」と述べ、沿岸案の修正や新たな条件を巡って政府や名護市と協議する姿勢を打ち出していた。

一方糸数氏は「県内には新基地建設を認めない」と県外や海外移設を主張していた。

県民は実現可能の現実路線を求めて仲井真氏を選んだ。

仲井真新知事に県民が望むことは、

実現不可能な要求をするだけでは、結果的に県民の願いが頓挫する(普天間基地移設)と言うことを前政権から学んで欲しいということだろう。

 ●沖縄知事選確定得票数

当347,303仲井真弘多=無新<1>[自][公]

 309,985糸数 慶子=無新[民][共][社][国][日]  

 6,220屋良 朝助=諸新  (毎日新聞 2006年11月19日 22時47分 (最終更新時間 11月20日 1時02分)

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“心臓発作"レストランの挑戦

2006-11-19 13:27:07 | 県知事選

お調子者のハンバーガショップ経営者が、「死に至るハンバーガーはいかが?」と米の“心臓発作"レストランに新メニュー を追加した。

そして、ここまでで終わればよいのに、「車椅子付きの看護婦サービス」ありと宣伝したので問題が複雑になった。

米アリゾナ州保健局がこの「ハートアタック(心臓発作)・グリル」の「看護婦サービス」にクレームつけたのだ。

当州の法律によると、免許持たざるものが看護婦の名称を使用するとべからず、云々。

勿論件の「ハート・アタック・グリル」に正式の看護婦がいるわけない。

そこでこの「ハート・アタック・グリル」が大人しく「看護婦」の文字をパンフレットその他から削除すればよかったのだが・・・。

この「ハート・アタック・グリル」ここで引っ込むような「柔なハート」は持っていなかった。

アリゾナ州法務局の勧告文書をインターネットに全文掲載して逆宣伝に使った。
http://www.heartattackgrill.com/AZStateBoardOfNursing_1.pdf

しかも、これは脅迫文書だとして。

更にインターネットのカタログに制服を着た女性のお色気いっぱいの写真を羅列して、

「この女性達が本物のに見えますか?」と来た。

次をクリックして見て欲しい。http://www.heartattackgrill.com/not_real_nurses.htm

アリゾナ法務局が出したいかにもお役所タイプの勧告文が右側に晒されている。 さらにクリックすると手紙が拡大され「法務担当」と名乗る男のサインまで鮮明に見える。

下の方に居並ぶ制服のお色気美女達(看護婦も含む)、これが本物に見えますか?

さらに「我がショップのお客様は本物を見間違うほど愚かではありません」と州当局に対して、完全に戦闘モード。

さて、この熱き戦い。

勝つのはどっちだ。

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沖縄知事選挙で罰ゲームを食らう

2006-11-19 11:55:33 | 未分類

今日は知事選挙。

消去法で仲井真に投票。

空も晴れ渡っているので、投票したついでに

ふと思い立って北に向かってドライブを試みた。

浦添から国道58号を北上し、嘉手納を過ぎて比謝を超えてあたりで、

新しい道を見つけて右折した。

嘉手納球場を右に、嘉手納スポーツセンターを左に見て進むと「道の駅かでな」に着いた。

道の駅といえば専ら名護市手前の許田の道の駅しか知らなかったが、

こんなところにも道の駅があったのか。

未知の駅が。

自動販売機の列を横目でにらんで、ヘルシージュースを捜し求めた。

あった!

ゴーヤー生ジュース300円、

シークヮーサー生ジュース250円の張り紙。

高い方がよりヘルシーだろう。

迷わずゴーヤージュースを注文した。

何の疑いも持たずグッと飲み込んだ。

うっ! まずい!

何だこりゃー。  

バツゲームじゃないんだぞ。

100%無添加のゴーヤーをミキサーにかけ水で薄めただけの純天然モノ。

たいていのモノは我慢するが、このジュース、

苦いだけでなく青臭い。

おまけにゴーヤーの磨れ残りが口の中でザラザラして、

とても飲めたシロモノではない。

製作者のオネーさんに

「蜂蜜でも入れ忘れたのではないの」

と聞いて見たら、清ました顔で

「何も混ぜません」。

それでもしつこく

「苦すぎて飲めないよ」

と反撃しても、更に清まし顔で

「ゴーヤーですから苦いです」

うーん、なるほど張り紙には

「ゴーヤー生ジュース」

とは書いてあっても、

「美味しい」

とは一言も書いては無かった。

ここで引き下がるのもしゃくだから

「とにかく苦くて、青臭くて飲めないんだけど」

とすがりついてみたら、・・・・

オネーさん

「シークワーサージュースと混ぜてあげてもいいですヨ」

ときた。

渡りに船とシークワーサーミックスをお願いしたら。

むむ!、苦味に青臭さに

今度は強烈な渋みと酸味が加わった味!

何だー! これ! 

罰ゲームの四重奏かよ。


もうこれ以上このオネーさんに関わらないでおこうと、

その場を脱出にかかったが、

隣のハンバーガー屋から旨そうなニオイ。

又しても手書きの張り紙。

「復帰前から地元の人に愛され続けている名物・BLT?サンド490円」

これにつられて注文してしまった。

それにしてもこの道の駅の従業員は皆愛想が悪い。

ジュースのオネーさんも、バーガー屋のオネーチャンにも未だ「ありがとう」は一度も言われていない。

ボランティアかよ!

と言いかけるのぐっとこらえる。

「美味しければいいかっ」、

と持ち帰りにして貰った。

そして、先ほど食べ終わったところ。

どこが名物かよー! 

ただのサンドイッチじゃないか。

食パン二枚にベーコン、レタス、チーズに

ドレッシングで490円という値段が相場かどうかは知らん。

だが、名物と言うネーミングにしては、

・・・高い!

嘉手納道の駅さん。 

これじゃ競争にまけるよ。

折角有効に過ごそうと思ったのに散々な日曜日の午前中だった。

 

【追記】

後でわかったことだが、こんなに愛想がなく不味い食い物屋でも、「道の駅かでな」が成り立つ理由は、その四階建ての建物の展望台にあるという。

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プレスリーのハートブレイク・ホテル 心臓発作レストラン

2006-11-19 07:30:10 | 県知事選

1956年,エルヴィス・プレスリーは「ハートブレイク・ホテル」で大ブレイクし一躍時代の寵児になった。

「ハートブレイク・ホテル」では心臓をブレイクすることも無かったが、その後の自堕落な生活がたたって、ドラッグやドーナッツの食いすぎで心臓を悪化させ早死にしたのは惜しまれる。

ドーナッツの食いすぎが心臓によくないのはプレスリーの例でも分かるが、その名もズバリの「ハートアタック・グリル」というバーガーショップの心筋梗塞を招くバーガーには驚いた。


因みに「heartbreak」を新グローバル英和辞典でも検索すると 「悲嘆, 悲痛, 断腸の思い 」と言った意味があるが、[ heart attack] はそのものズバリ「心臓発作[麻痺(まひ)]」とある。

 ・ 心臓麻痺で死ぬ
die of a heart attack]

 ・ 心臓発作を起こす
have a heart attack

プレスリーのハートブレイクホテルhttp://www.genkipolitan.com/elvis/best02/best02_39.html

                        ◇

 

「死に至るハンバーガーはいかが?」=米の“心臓発作"レストランに新メニュー
  
【ワシントン17日】米アリゾナ州にあるレストラン「ハートアタック(心臓発作)・グリル」がこのほど、メニューに4段重ねのハンバーガーを付け加えた。このレストラン、客を「やっつけてしまう」のが目的とかで、ご丁寧に、“看護婦"付きの車椅子まで用意されている。
 4段重ねバーガーは「バイパス・バーガー」と呼ばれ、肉が4枚とチーズ、タマネギ、トマト、べーコンなどが入っており、総カロリーは人が1日に必要とするカロリーの3倍以上の8000カロリー。それはちょっと御免こうむるという客には、3段、2段のバイパス・バーガーも用意されている。いや、それでも満腹にならないという客は、さらにポテトチップなどを追加することもできるという。
 10カ月前にこの店をオープンしたジョン・バッソさんは「もちろん健康には良くないが、冗談さ」と語っている。
 また、最良の客には特別優遇措置として、店から客の車まで、看護婦の衣装を着たウエートレスが車椅子に乗せて連れて行ってくれるサービスも用意されている。このサービスには、州から客が本当の看護師と間違える可能性があるとのクレームがつき、バッソさんは店のウェブサイトで、当店の従業員はプロの看護師ではありませんとのメッセージを流した。
 バッソさんの夢は、パリに店を開くことだという。
(時事通信) - 11月18日13時8分更新
 
HEART ATTACK GRILL

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被災地にゴミを送る不逞の輩

2006-11-18 15:03:09 | 県知事選

地震や風水害等がある度に災害地に全国から救援物資が送られる様子がテレビ等で報道される。

義捐金は全国の善意がお金と言う一つの形に変わってしまうが、救援物資は送る人々の善意が各々の送付物資に写し出され報道等を見ても心温まるものを感じる。

まだ日本も捨てたモンじゃないと一人感慨にふけったりした。

阪神・神戸大震災の時の石原軍団による炊き出しは今でも記憶に新しい。

先日、3600万円相当の自作の絵画をゴミと間違えられて捨てられてしまった画伯の話を書いた。

絵は捨てるもの、見るものではない?

ところが、ゴミ処理にことかいて被害地に救援物資としてゴミを送りつける人がいると言う。

まさか災害直後の「無料ゆうパック」制度をいいことに有料廃棄ゴミを送りつけたとは思いたくは無い、・・・が、もし有料ゴミを被災地に送りつける輩がいるとしたら日本もお終いだ。

 

被災地には全国から善意の義捐金、救援物資、ボランティアが集まる一方、窃盗、詐欺等の卑劣な犯罪者も集まると言う。(http://www.e-net.city.nagaoka.niigata.jp/data2/bouhan.html)

卑劣な犯罪のことを「火事場泥棒のようだ」と例えるが、これでは「被災地ドロボー」とも言うべき新語が生まれる。

日本も未だ捨てたモンじゃない、なんて感慨にふけっている場合ではない。

                         ◇

 中にはゴミも…長岡市が「支援物資お断り」 新地域防災計画に明記、新潟県中越地震で
 
  新潟県長岡市は17日、災害直後は原則として一般救援物資を受け入れないことを決め、新しい地域防災計画に明記した。新潟県中越地震の際、全国から寄せられた一般救援物資の処理に苦慮したことから、自治体や企業、団体の物資だけに絞ることにした。
 中越地震後約3週間で長岡市に届いた救援物資は10トントラック445台分、4万6488件に達した。応援協定に基づく自治体や企業などの約2000件を除き、ほとんどは送料無料の「ゆうパック」で送られてきた一般救援物資だった。
 ところが、一般救援物資は中身が分からず、仕分けに職員、ボランティアの負担が大きく、善意が逆に大きな重荷になった。「ごみとしか思えないものもあった」という状態で、倉庫の賃貸料もかさんだ。
 異例の善意拒否はこの苦い経験からで、この日開かれた防災会議で、災害直後は無料配達地域の指定を受けないことも含め、新しい防災計画に明記することにした。住民の意見を聞き、県と調整して年内に計画を正式決定する。(産経新聞 11月18日)

 

 

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エリザベス・テーラー主演「ラプソディー」を鑑賞

2006-11-18 08:21:21 | 音楽

 一時期クラシック・音楽を主題にした映画が流行ったことがある。

古くは「オーケストラの少女」やヴァイオリンの巨匠ハイフェッツが本人役で出演する「彼等に音楽を」、そしてディズニー映画で「ファンタジア」。

「彼等に音楽を」http://www.youtube.com/watch?v=S3HnjQQR40I&mode=related&search=

1939年製作。貧乏な少年がヴァイオリンが好きで、これも貧乏な父と娘が経営する音楽学校に通う事になる。

 音楽学校の経営を立て直すべく娘の恋人の新聞記者の青年とともに音楽会開催を企画する。主人公の少年はふとしたことで大ヴァイオリにストハイフェッツ(本人が演じている)と知り合い自分達の音楽会出演を頼む。
 
超売れっ子の有名ヴァイオリスト・ハイフェッツが出演できるはずも無くていよく断られる。
ハイフェッツのヴァイオリン盗難事件に主人公の少年が巻き込まれたりする挿話があって、既に音楽会が始まった学校のホールに駆けつけると、・・・・廊下に溢れた父兄に混じってホールから流れる妙なるヴァイオリンの音を聴くと、・・・・・・。
 
とても学生の演奏とは思えない神業のような樂の響き。
 
メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲ホ短調 第三楽章 最後まで全曲演奏します。
 
画面はパトカーに先導されて、タクシーで主人公達が会場に駆けつけるところから。

なお主人公の一人の新聞記者役の俳優は見覚えがあると思っていたら、最後のクレジットで見るとジョエル・マックリーと言って少年時代のB級西部劇の主人公をやっていた俳優。
ゲイリークーパーやジョンウエインがA級西部劇のヒーローなら、ランドドルフ・スコットやジョエル・マックリーはB級映画で子ども達にとっては同じくヒーローだった。

だが少なくともレーガン大統領よりは格上の西部劇スターだった。

                       ◇

 

録画したビデオで古い映画を見た。

1954年製作のエリザベステーラー主演の音楽映画「ラプソディー」。

この映画を見るのはこれで3度目。

始めて見たのは時を遡ること半世紀、クラシック音楽に興味を持ち始めた中学生の頃,国際大通りから入った通りにあった「グランド・オリオン」という映画館で見た。

音楽好きの知人の勧めで見たのだが、ストーリーは二の次だった。

当時音楽と言えばラジオか公民館等で行われていた「レコードコンサート」でしか聴く機会の無い13歳の少年にとって、この映画は、クラシック音楽を目で見て同時に耳で聴く生演奏会のような映画だった。

芳紀まさに22歳の美女エリザベステーラーを中心に展開する美男美女のラブストーリーには正直言ってあまり関心が無かった。

当時のアメリカの美人女優ではエリザベス・テーラーよりはむしろヴィヴィアン・リーやオードリー・ヘプバーンの方が美人だと思っていたせいかも知れない。

 

二度目に見たのは十数年前、NHKのBSで放映されたとき録画したビデオでストーリー部分は早送りして音楽演奏のシーンだけを見た。

それまでにも日本映画「ここあり 」でヴァイオリニストやピアニストの演技ぶりを見ていた。

俳優が演ずるので仕方が無いとは言え、岸恵子ふんするピアニストや岡田英二扮するヴァイオリニストが劇中で演奏する時はカメラアングルによる演奏の誤魔化しがやたら目に付いた。

例えばピアノを弾くシーンでは後姿が多く、顔が映るときは演奏する手はカメラから外す。 後は上半身だけで手は映さない顔の表情だけの演技。

岡田英二のコンサートマスターはもっとひどかった。

右手のボウイングのギコチナサは勿論、左手首の硬さもとてもヴァイオリニストの演奏には見えなかった。

要すれば、一流ヴァイオリニストの妙なる楽の音を演奏する演奏者が画面ではゴチゴチに固まった初心者の姿といった具合。

この違和感が折角の岸恵子、岡田英二の美名美女の熱演を白けさしていた。


話が脱線したが「ラプソディー」二回目の鑑賞では音楽映画と銘打っていただけあって、劇中の演奏場面でもハリウッド映画の実力を感じずにはおれなかった。

エリザベス・テイラーふんするルイズの恋人の音楽学生の恋人ポールを演じたヴィットリオ・ガスマンのヴァイオリニスト振りは見事の一言に尽きた。

楽器の構え方に弓の持ち方、それに左手のビブラートもサマになっており、とても音楽の素人が演じているとは思えない演技であった。

ルイーズに横恋慕するピアノの学生ジェームスを演じたジョン・エリクスンのピアニスト振りも見事であった。

岸恵子や岡田英二の迷演奏とは比べ物ではなかった。

それもそのはずこの映画の音楽映画としての力の入れようは大変なもので、陰の演奏者に当時51歳で、既に20世紀を代表する大ピアニストの名声を得ていたクラウディオ・アラウと18歳の新進気鋭の天才ヴァイオリニスト・マイケル・レビンを配したことでその力の入れようが分かる。

◆陰のピアニスト:クラウディオ・アラウ

◆陰のヴァイオリニスト:マイケル・レービン

更にスタッフ・クレジットを見ると「ヴァイオリン・スーパーバイザー」と「ピアノ・スーパーバイザー」という専門のスタッフを配して劇中の演奏振りをより本物に見えるように訓練したことが伺えた。

このように折角の若き日のエリザベス・テーラー主演のラブ・ロマンス映画も、二度ともストーリー無視の映画鑑賞としては邪道ともいえる見方をしていたのだ。

ところが三度目の正直で、先日見た時は音楽映画としては勿論、ラブ・ストーリーとしてもよく出来た映画であることに半世紀の時を越えて新鮮な驚きを感じた。(続く)

 

 

 


 

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四都物語 大阪市、奈良市、京都市 そして神戸

2006-11-17 13:37:35 | 県知事選

ん? 今度は神戸だって?

関西の都市の闇物語。 

大阪市、奈良市に京都市。

そして神戸。

どうやら、キーワードは環境局にあるようだ。

明日はどっちの環境局だ!

奈良市病欠職員逮捕! 日本の闇にメスを

                       ◇

◆神戸市職員が5年間で720日病欠 飲食店で働く (神戸 06/11/16)

http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/0000168534.shtml

 神戸市環境局の男性職員(42)が、病気欠勤を繰り返しながら、夜間は
親族が経営する飲食店で働いていたことが十五日、分かった。二〇〇一年度
以降の五年間で病気欠勤は計七百二十日。

 同市は「療養に専念すべきなのに不適切。申し訳ない」と謝罪した。公務
員の兼業禁止を定めた地方公務員法に触れる可能性があり、処分を検討する
とともに、長期病欠中の職員の実態把握を強化する。

 この職員は環境局北事業所に勤務。同市によると、今年四月から十月まで
の出勤日数はわずか三日。六年前に妻が同市中央区で開業したお好み焼き店
を切り盛りし、最近は夕方から午前零時ごろまで働いていたという。

 職員は以前から緊張やストレスから便意を催す「過敏性大腸炎」などを理
由に病気欠勤を繰り返していた。

 病欠は〇一年度の計七十六日から年々増加、〇四年度は計二百四日、〇五
年度は計二百十一日などと五年間で計七百二十日に上る。同市の規定では年
間九十日までの病欠は有給だが、それ以降は無給となる。

 今年五月、この職員がお好み焼き店で働いているとのうわさが立ち、上司
が問いただしたが職員は否定。再び十一月に外部から通報があり、「約六年
前から店を手伝っていた」と認めた。今月一日から病気休職に切り替えてい
るという。

 長期休暇をめぐっては、奈良市職員が病気休暇中に市役所で親族経営の建
設会社の営業活動をしていた問題が発覚。神戸市はチェック体制の甘さを認
めた上で、「定期的に上司が面接し、診断書を書いた医師に病状も確認して
いる。奈良市とは違う」としている。

 環境局ではこの職員を含め計七人が、過去五年間で計四百五十日以上病気
欠勤している。
今後、長期病欠者には面接回数を増やして生活実態を確認す
る。

 

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日本は全体主義に向かっているのか? 不治の病

2006-11-17 08:27:10 | 県知事選
PJオピニオン

日本は全体主義に向かっているのか?
【PJニュース 11月05日】- ここ数年、日本が右傾化し全体主義に向かっているかのような批判が目に付くようになってきた。たしかに20世紀後半に自民党の政調会長が「核議論」発言などすれば、間違いなく頸が飛んでいた居た筈で、これらの批判もあながち間違ってはいない。

 しかしこのような左翼的意見以外は受け入れない状況の方が、よっぽど全体主義的だったのではないでしょうか?大手マスコミの意見に合わないものは徹底的に排除されていた。事実上の言論弾圧状態であったと今にして思う。

 考えてみて欲しい、今は「議論の必要性」を述べただけで、核保有や核開発への賛否すら表明していない状況である。この時点で批判の槍玉に上るのはおかしいのではないか。むしろ核保有をした場合のメリット、デメリット、そして核を保有しない場合のメリット、デメリットについて研究し、その成果を国民に公開したほうが建設的なのではないでしょうか。

 国家として犯罪活動を行う隣国が核実験を行ったのです。このような状況で国防について様々な意見が出るのは当然です。それを「軍国主義化」とかありもしない方向に飛躍させ、まるで明日にでも戦争を仕掛けるかのような「恐怖心」を利用した宣伝に転化するのは問題であろう。【了】

                 ◇


ネットの急速な普及によって、大手メディアが従来のように独善的意見を何の反省も無く撒き散らしていっていた時代は終わりを告げた。

ネットジャーナリズムも無視できない時代になったのだ。

一方、従来の硬直した考えから脱皮できない思考停止のメディアや政治家もたくさんいる。

この人達は大声で「○○ハンタイ!」と声高に叫ぶことは有っても何故か議論は避けたがる。

もはや「不治の病」に侵されているとしか言わざるを得ない。

「ぼやきくっくり」さんのコメントの中からこの「不治の病」に対する診断病名を見つけました。

以下転載。

                 ◇



≪こんなの見つけました。

病名 【国籍同一性障害】( こくせきどういつせいしょうがい )


患者自身が日本人であるにも関わらず、自分があたかも中国人・朝鮮人であるかのような錯覚に陥る一種の精神病

何故か 中国・朝鮮が素晴らしい国・国民であるかのような幻想・シンパシーを抱く
「他国民」である日本・日本人が悪辣で卑怯・無知蒙昧な存在だと思い込むようになる

 病状が進むと、自分たちの属する日本国家・国民を根拠無く貶め、批判し、あげつらうことで
自分自身がまるで 正義の味方であり、人権感覚に溢れる国際派であり
弱者の擁護者であり、不正の告発者であり、先進的な改革者であるかのように思い込むようになり
それにより 精神的な満足感を得る、といった相当に重篤な症状が発現する

 自分の考えが唯一絶対だと確信しているので、絶対に妥協しない
あらゆる機会を捕らえて相手方を非難・誣告する

日本国家・日本人を自分たちの「敵」であると定義しているので、どんなに不当・理不尽な
言いがかりが日本に及んでも、患者自身が感じるのは達成感・幸福感・高揚感だけである

 外国メディアの論調が日本批判だった場合、彼らと「一体になれた」ような錯覚に陥り、幸福感は頂点に達する
実際には、自分たち自身が その批判されている「日本人」そのものなのだが

 どんな内容であれ、日本・日本人が攻撃を受ければ受けるほど、ますます自分の正しさ・正当性を確信する
 自分たちが国際社会で支持を受けていると思い込んでいるので、いつも「日本は国際社会・アジア諸国から孤立している」
などと主張し、従って日本は自分たちの言うことを聞くべきだ、と結論付ける

なお、患者の主張する「国際社会・アジア諸国」とは ほとんどの場合、「中国・韓国・北朝鮮」の
3カ国だけであり、これらの国がしばしば世界全体から孤立し、嫌われていることには気付かないのが通常である
 彼らの日本への攻撃は、そのほとんどが 愛する中国・韓国・北朝鮮自身への攻撃にもなっており、自爆が多い
最近では、病状への世間の理解も進み、当然の如く賛同者が減ったため、患者の生活権が脅かされている

 治療法はあるにはあるが、自覚症状がほとんど現れないため、手遅れになるケースが大半である
ぱんめ | 2006/08/20 12:16 PM ≫

【追記】11月18日13:21

数々の臨床例によりこの患者は、ある特殊なものに脊髄反射して幻覚症状に陥ることがわかっている

症例としては日の丸、君が代に反応して「軍靴の音」が聞こえたりする幻聴、「きな臭い臭い」を覚える幻臭、「いつか来た道」が見える幻視などがある

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「ヘビ」を武器にして抵抗

2006-11-16 12:40:36 | 県知事選

人間切羽詰まると何でも武器にしてしまうものらしい。

以前にもボールペンや赤ん坊を武器にしたり、汚物を武器にするとんでもない強盗もいた。(汚物強盗逃亡す 「クサイ奴を追え!」)

今度は飲酒運転を警察にとがめられた男、とっさに道端にいたヘビを武器にして、それを警官に突きつけて逃亡を図ったと言う。

とっさにヘビを武器にしたこの男にもあきれるが、偶然その場に武器、・・・じゃない、ヘビが落ちているその町にももっとビックリだ。

                         ◇

飲酒運転見付かり、「ヘビ」持ち出して抵抗 豪州
2006.11.15
Web posted at:  19:06  JST
- CNN/REUTERS

シドニー――オーストラリアの北部特別地域の警察は15日までに、アルコール検査のため停車を命じられた男が警官を生きた「ヘビ」で脅かして逃走を図り、逮捕された、と述べた。ロイター通信が報じた。

大きさや毒ヘビなのかは不明。

調べによると、警官がダーウィン市郊外で夜に蛇行(だこう)運転している車両を発見し、アルコール摂取量の検査を実施。許容範囲以上のレベルを記録したのを知った男が突じょ、路上を走り、生きたヘビを持ち出してきたという。

ヘビはたまたま、道路にいたらしい。

男は、ヘビの頭を警官の方へ向け、威嚇。その後、ヘビをつかんだまま荒れ地へ逃げだそうとして逮捕されていた。

 

 

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沖縄知事選 マネーや景品が乱れ飛ぶ?

2006-11-16 12:18:37 | 未分類

選挙がらみでマネーや景品が乱れ飛ぶ、と聞くと

すわっ! 選挙違反だ!

警察の出動かと思ったら、沖縄の知事選では警察も見て見ぬ振り。

沖縄県選管は「今どき珍しい行動力だと思う」といいながら支持していると言う。

沖縄では警察も選管も丸ごと買収されてしまったのか。

ことの真相は次のFujiSankei Businessの記事で。

                      ◇

選挙に行って景品ゲット 沖縄の企業など投票率アップ作戦
FujiSankei Business i. 2006/11/16   
 
  選挙の投票に行けば、抽選で電子マネー1万円分や食事券をプレゼント-。19日投開票の沖縄県知事選で、低迷する投票率アップを目指し、若者らが地元企業とタイアップして、“景品を動機付けにした”投票率アップ作戦を展開している。

 選挙は国民の権利であり、そこでの投票は「清き1票」であるはず。活動の是非をめぐって国と県の選管では見解が分かれている。

 活動しているのは、学生や地元企業の若手社員らで構成する「沖縄県明るい選挙推進青年会VOTE」。有権者が抽選の参加資格を得るには、まず、VOTEブログや携帯電話のモバイルサイトから登録が必要。投票が行われる19日には、県選管の協力を得て各投票所に置かれている「QRコード」を携帯電話で読み取る。すると、抽選に参加できるという仕組みだ。

 景品には、電子マネー「Edy(エディ)」1万円を5人分、県内飲食店のディナーやランチ招待券など100人分、2万円相当のアクセサリーなどが用意された。事前登録がなくても、当日投票所のQRコードを読み取って携帯電話から申し込めば、沖縄の約200店舗で使える飲食店割引クーポンなどがもらえる仕組みも用意された。

 VOTEでは今年7月から企業に協賛を募り、Edyを運営するビットワレット(東京都品川区)やモバイル事業のサイバード(東京都港区)の協力と、地元の飲食店やホテル、インターネット広告会社、食品製造会社など10社の協賛を取り付けた。いずれも、PR効果などよりも、投票率をアップさせるという趣旨に賛同しての協賛のようだ。

 VOTEの宮里大八会長(32)は、「携帯電話や電子マネーといったアイテムを使いこなしている世代が興味を持つことを思いついた」という。

 前代未聞の取り組みに、周囲の反応は複雑。沖縄県選管は「法に触れる行為なら論外だが、特定の候補者への投票を促す行為ではないので問題はない。今どき珍しい行動力だと思う」と支持。QRコードの貼付などでも協力した。

 しかし、総務省選挙部管理課は「県選管の領域」としながらも、物品で投票権行使を促す行為は「公正・公平の観点からは、大手を振っていいとはいいがたい」と渋い反応。

 沖縄県の前回県知事選(02年)の投票率は57・22%と過去最低。さて、今回は…。 

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ゼロ・トレランス方式の是非を問う-1

2006-11-16 09:05:34 | 教科書

縄 文 通 信   11月臨時号-2                                    
         縄文暦12006年11月15日   

       <11月 縄文通信 臨時号-2> 

     ゼロ・トレランス方式の是非を問う-1

                      中村 忠之

 ここ最近急に、「いじめ」のよる少年・少女の自殺が多発し
てテレビ画面に出ない日がないくらい「いじめ」のよる少年・
少女の自殺が多発している。

 ここでいつも奇異に感じるのは、いつも相談を受けながら軽
く見過ごしてしまう学校と、一切加害者の側に触れない報道の
あり方の異常さである。教育関連のコメンテーターによる話も、
かくも無力だとしたら、聞いていてむなしくなってしまう。

 はっきり言えば、教育・子供に人権を持ち出してはまず解決
しないことと知るべきで、非行・不良行為には厳罰を持って対
処する姿勢がなければ、「百年河清を待つ」に等しいと知るべ
きである。

 ところが安倍総理が「教育再生」という姿勢を見せながら、
なぜか、の「ゼロ・トレランス方式」の話がどこからも上がっ
てこないのはなぜなのか。安倍さんも蛮勇をふるって、内外に
巣くう「抵抗勢力」を排除して、勇断を持って「ゼロ・トレラ
ンス方式」の検討を進めて貰いたいのは、筆者だけだろうか?

  ゼロ・トレランス方式とは~

  ゼロ・トレランス方式とは1990年代にアメリカで始まっ
た教育方針の一つで、「zero」と「tolerance(寛容)」の文
字の通り、生徒の自主性に任せる放任主義ではなく、細部まで
罰則を定めて、それに違反した生徒には厳密に処分を行うとい
う方式で、日本語では「不寛容方式」「毅然とした対応方式」
などと意訳されている。

 ウイキペディアによると、「アメリカでは1970年代から学
級崩壊が深刻化し、学校構内での銃の持込みや発砲事件、薬物
汚染、飲酒、暴力、いじめ、性行為、学力低下や教師への反抗
などの諸問題を生じた。その建て直しのための生徒指導上の様
々な施策が行われてきたが、その中で最も実効の上がった方法
がゼロ・トレランス方式だった」とある。

 その他ネット上で調べると、

 「細部にわたり罰則を定め、違反した場合は速やかに例外な
く厳密に罰を与えることで生徒自身の持つ責任を自覚させ、改
善が見られない場合はオルタナティブ・スクール(問題児を集
める教育施設)への転校や退学処分を科し善良な生徒の教育環
境を保護。また「駄目なものは駄目」と教えることで、規則そ
のものや教師に対し尊敬の念を持たせ、ひいては国家や伝統に
対する敬意や勧善懲悪の教えを学ばせた。

1980年代以降に共和党、民主党の区別無く歴代大統領が標語
として打ち出し、1990年台に本格的に導入が始まる。1994年
にアメリカ連邦議会が各州に同方式の法案化を義務付け1997年
にビル・クリントンが全米に導入を呼びかけ一気に広まった。

この方式でアメリカの学校教育は劇的な改善を見せた」という。
ゼロ・トレランス方式教育の第一人者、加藤一八氏によると、
まず「教育とはなんぞや?」からスタートする必要性を強調し
ている。古今東西・古今不易の教育の定義として、「教育とは
道徳的品性の陶冶」であり、教育の3作用として

1. 管理  こうしなさい こうしてはいけない
2. 教授  よく教え込む
3. 訓練  繰り返し反復練習させる

というものであった。ところが戦後アメリカより、子供中心の
教育論として、ジョン・デューイ(1859~1952)の「進歩的
教育」、すなわち「子供の本性を自由に発展させること」が日
本に輸入され、戦前の教育を封建的遺物として排除することで、
以降文部(科学)省の金科玉条の教育理念として定着して今日
に至っている。

 こうした「進歩的教育」が、本場のアメリカでも見直されて
いるというのに、日本においては依然として幅をきかせており、
そうした理念に基づいた「ゆとり教育」が破綻した後も、根本
的な理念を捨てきれずにいるところに、日本での「教育改革」
の根の深さがある。

 1975年頃より、オールドファンには懐かしい映画、「暴力教
室」とか「理由なき反抗」などに見られる、「暴力・いじめ・不
登校・麻薬・妊娠・学力低下」という学校崩壊・教育崩壊状態を
「反面教師」として、「古き良きアメリカに戻ろう」という動き
の一環として考えられたのが、「ゼロ・トレランス方式教育」で
ある。それらの運動は、まず父母による草の根運動からスタート
し、レーガン・ブッシュ(父)・クリントン・ブッシュという歴
代アメリカ大統領主導による教育改革と引き継がれていった。

 日本において、安倍総理の意気込みは買うとして、日本文科省
の官僚の「意識改革」を引き出すことが出来るのか、そのために
いかなる手段を講じるのか、腹をかけて取り組まねば、まずこの
「ゼロ・トレランス方式を日本に持ち込み、定着させることはま
ず不可能だと知るべきである。そのためにはまず父母たちを味方
に付けることが重要だが、その方策はあるのか、この当たり、ま
さに鼎の軽重が問われる処である。

以下、(一部重複するが)加藤一八氏の論説を要約してみよう。
   ゼロ・トレランス方式教育の実際

1. 「寛容なさ」の指導
A. 自由(フリーダム)とは、「ある制限」.の中の選択である
B. 自由と民主主義を守る 規則の重視、合理的な細かい規則を作
り、信賞必罰とする。

C. ゼロ・トレランスの考え方として◎学校の安全を図る  教師
への反抗・暴力・麻薬などは、退学含めて早期に強制的に行う 
 大多数の善良な生徒を守る  ◎自らの行動に責任を持つ

D. 施行方法 段階的 累積的規律指導
1.小さな違反から直ちに軽い刑罰を与えることで、重大な犯罪に
  進まないようにする。
2.罰の段階 (小・中・高ほぼ共通)
イ.注意 父母召還   ロ.ディテンション(学校居残り・土曜
  出校)
ハ.停学かオルタナティブ・スクール送り  二.退学・放校

  E. オルタナティブ・スクール
 非行・暴力・「教師への暴言・反抗・麻薬・妊娠・子持ち生徒・
不登校などの生徒を矯正指導する学校生徒が反省し、立ち直れば元
の学校に帰す。
 全米各地区の教育委員会内に、正規の学校の他にくまなく設置さ
 れている。

F. アメリカの学校の現状
 生徒は明るく、自由でのびのびとした雰囲気、遅刻はない。老化・
教室はきれいで、教師への暴言・反抗はない。授業中は静かである。
高校では学校安全係が構内を巡視、警察官も常駐させているところ
が多い。

以上の例から加藤氏は、
1. 日本教育の失敗は、過去アメリカで失敗した教育理念の後追い
を続け、アメリカが、教育を立て直した後も、依然として現実に目
を覆ったままでいること。
2.日本教師に欠けている、教育的情熱を高める目的と自由がない。
3.文部官僚による誤った教育行政、つまらない規制と統制が多い。
4. 日教組などの教条主義による規制(管理教育反対の旗印の下に、
 知育・徳育に強い反対姿勢をとり続けてきた。むしろ労働組内と
 しての「教師の勤務環境」の改善、安全性の確保にシフトすべき
 である。
5. 誤った儒教主義(一種の教条主義)によって、教師の自主的な指
 導実践力が弱められている。(生徒の自主性を尊重するなど、美しい
 教育観におぼれて、合理的積極的な指導力に欠けた教師を増やしてき
 た)
6. 教師へのインセンティブがない。(優秀な教師がいくら実績・教
 育効果を上げても、その報酬は全くない。教師は、正しい教育指導
 理念を持っている)という自覚を持ち、「悪いには」悪徳非行生徒
 の方である」という自信を持つこと。)

と問題点を指摘する。 果たして日本においてゼロ・トレランス方式教
育制提示され、採用される事が出来るのか。頑強な抵抗勢力に打ち勝つ
方法はあるのか。

そこには綿密な計画と揺るぎなき意志、確固たる信念がなければならな
いのだが・・・。  (以下次号につづく)
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