ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

ハケンの崩壊

2009-02-21 19:37:15 | 時事(国内)
不況で派遣労働者の解雇や契約打ち切りが問題となる中、
派遣労働者の供給元である派遣会社も苦境に立たされている
そうだ。景気の良い時には「日本の雇用を守っている」と
自負してきた立場は一転し、「すでに、ハケンの時代は終わった」
とも言われる。

人の数には限度があるのに、派遣会社があまりにも乱立し過ぎた
せいもあるのだろう。その上に不況である。今後は手数料という名の、
ぼったくりで食べている製造派遣会社は淘汰されるに違いない。
残るのは通訳や専門技術が行える派遣会社が残るのみだろう。

そして、派遣の時代は終わったというより、単純労働でも食べて
いける時代は、ひとまず終わったという事のような気がしている。
単純労働者のライバルは海外の低賃金労働者である。不景気になると、
企業は、国内の生産拠点を統廃合して、ますます海外へ生産拠点を
移すものである。

どんな職種であれ、器用な日本人は、非常に精度の高い労働の
資質を持っているのに残念なことである。

日本特有の終身雇用制度が崩壊してからというもの、日本人は働き方の
基準を見失ってしまったのかもしれない。
賛否両論、様々な意見があったが、今となっては保守的な日本には、
案外、最良の制度だったような気もしている。




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