ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

壮大な夢

2009-08-22 18:25:30 | 時事(海外)
世の中には実に様々な人がいるものである。職業ひとつとっても、
これまで考えられないような仕事を自ら作りだし、それを職業と
してしまう人もいる。

旅にはまっていた20代の頃、残金尽きて日本に帰る飛行機に
乗り込む瞬間が憂鬱で仕方がなかった。飛行機が成田に着くと、
自宅に着くまでの間に、とにかく、出来るだけ早く旅の資金を
作り、再び出国するまでの「最短、旅資金調達計画」を頭の中
で必死に練っていたものである。早い時には日本に着いた翌日
には、なじみのマネキン会社に電話して、その翌々日には仕事
をしていたこともある。

そんな時に、良く真面目に考えていたのが、このまま旅を続け
ながら収入を得て、暮らしていくことはできないだろうかと、
いうことである。定住しなくても世界の何処にいても、自分の
銀行口座にお金が振り込まれ、日本に帰ることなく旅を続けら
れる方法である。当然、年金受給者の年齢ではない。家賃収入
などあるわけもないし、作家になり印税生活など望むべくもない。
つまり、そんな方法などあり得なかったのである。

しかし、そんなふうに私が20代の頃に思っていたことを、そのまま
実現可能?にしてしまった方がいたのである。

名前はMASAKIさんという27歳の男性である。アメリカに長期
滞在していたらしく、MASAKIという名前でビジネスしている
ところは何となく怪しいが、正式に米国でワールドワイド・ハン
タースという名前のバイヤー会社を立ち上げているようである。

彼自身の肩書きには、世界放浪バイヤー兼社長兼バックパッカー
とある。他にも、一応バイヤー、オークション.ビデオ撮影.カメラ
マン.モデル.商品プロモーター.作家.イベント企画などとあるのだが、
ノリピーの旦那同様、全て自称だと思われるところも、益々怪しさを
漂わせている。しかし、彼が今現在やっていることは、世界中を旅し
ながら商品を買い付け、ネットで販売するという、肩書きほど大した
ことではないと思われる。

しかし、それでも彼の夢は壮大である。今後、世界200カ国規模の
買い付けのビジネスプランを固め法人化し黒字にする、また、30代の
時点で世界中に「ENJOY WORLD」を理念として世界各地に
世界中の人々と楽しいことを共有できる宿.カフェ.クラブ.バー等の
施設を国に合わせて作っていくなど、このまま200ヶ国を目指し、
世界を回り続けながらあらゆる形で仕事をして生活していくと語っている。

物凄く抽象的で、今後の見通しがちと心配ではあるが、それでも
行動に移していること自体、尊敬に値するものがある。

20代は少々無謀でも、勘違いしていても良いのである。思い描いた
ことを行動に移せれば、まずは良いのだ。

彼にはぜひ、成功に向かってがんばっていただきたいと思う。

そして、こういうチャレンジ精神は、いつまでも持っていたいと
思ったこの頃である。

旅が仕事という、そんな彼に興味のある人は、どうぞ…。
http://www.worldwidehunters.biz/


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