ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

科学する?

2009-09-07 16:39:36 | 時事(国内)
先の選挙で小選挙区、比例代表で、民主党よりも多い337人という
候補者を立てながら見事「議席ゼロ」となったのが、あの幸福
実現党である。

しかし、幸福の科学の公称信者数は1100万人もいるのである。
最もこれは故人なども含めた累計とのことだが、しかし得票結果は、
小選挙区で合計107万票だったというのである。また、比例代表では
およそ46万票しか獲得していないそうである。

まさに、政教一致政党でありながら、信者の投票行動は「政教分離」
だったのである。

普通に考えれば、これほど熱烈な信者を擁する宗教団体において、
信者の1割すら幸福実現党に投票しないなどということが本当に
ありえるのだろうか、不思議でならない。

やはり公称信者数を多く見積もり過ぎなのかもしれない…。

それにしても…である。

これには、かの大川氏もさぞご立腹であろう。今回の反省を踏まえて、
今後、更なる思想の締め付けと、お布施の高額化が想定される。


そして、驚くのはこの団体が今度の選挙に費やした選挙費用だ。

その額、なんと総額50億円とも言われている。
ちょっと怖いくらいの数字である。

そういえば、あのオーム真理教も平成2年に同じように総選挙に出馬
したが結局一人も当選者を出すことはなかった。そしてその挙句、
求心力が一気に低下し、麻原は信者の統率と自分のカリスマを保つため、
松本サリン事件、地下鉄サリン事件の暴挙につながっていったのは
記憶に新しいところである。

まさか、幸福の科学がこの二の舞をするはずはないだろうが、
それだけに50億も使ってもびくともしないことのほうが逆に
考えさせられるものである。

「生き馬の目を盗む」といわれる商社出身の大川氏のことである。
ちゃんと50億使っても、全国辻裏うらまで「幸福実現党」
「幸福の科学」の名を浸透せられたのだから、元は取ったのかも
しれない。

それにしてもげに恐ろしいのはこの集団の集金力である。
それほど、宗教法人というのは甘い汁が吸えるのか?にある。

民主党には、宗教法人に対する税制の見直しもぜひやっていただきたい
ものである。


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