ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

あぶく銭

2009-09-09 16:20:08 | つぶやき
手続きを忘れていたりして、先月末にやっといただいた
我が家の定額給付金。あぶく銭はあぶくのように使うのが
一番だろうということで、結婚記念日を兼ねて奥さんと食事
に行くことに…。

場所は名古屋市内のセレブな方々が住む住宅街にある、小さな
フレンチレストランだ。47歳のご主人と31歳の奥様2人で営む
こじんまりとした家庭的なお店である。

夜7時に予約を入れていたのだが、平日ということもあり結局、
お客さんは最後まで私達2人だけであった。
それ故に、ほんとうに丁寧に料理の説明をしていただき、色々
と世話を焼いていただいた。

料理のことなどさっぱり理解不能だが、非常にありがたい
ことである。

しかし、この日は運悪く朝からお腹を壊していた。出来るだけ
消化の良いものをと心がけていたのだが、ついうっかり食べて
しまったチキンラーメンとの相性が抜群に悪かったらしく、食事
が始まり一品食べ終わるごとにトイレへ駆け込むという、最悪の
事態となった。

しかも、お客が私達2人だけということもあり、食事中にわざわざ
シェフが出てきて、料理の説明をバカ丁寧にそれも最大限長めに
してくれるのである。その間にも、お腹は完全にトイレモードに
入っている。また席の真上にある、エアコンの風がさらに腹痛を
加速させた。

「ちょっと、すみません…」

シェフが料理の説明中にも関わらず、聞き役を妻に任せ、
我慢の限界に達した為、トイレへ駆け込んだ。

完全に変な客になっている。

「いかがですか?」と聞かれるたびに、「いや、ほんとに
おいしいですよ!」と答えているにも関わらず、すぐにトイレに
駆け込むのである。

こうなると、せっかくのフルコースも拷問に近い食事と化す
のであった。

ほとんど聞いてなかった料理の説明だが、このお店は特に食材に
こだわり、調味料もほとんど使わないで料理をするらしかった。
ご主人も奥様も常に控えめで、とても好感が持てたが、なにせ体調
不良で食事も堪能できず、お2人に大変申し訳なく思っている。

まあ、ご馳走を食べる時は、せめて体調を整えることを肝に
銘じねばと思った次第である。

こうして、私の定額給付金はすぐにトイレへと消えていったのであった。





















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